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「まっすぐな男」とは?
2010年1月12日から3月16日まで放送されていたドラマ「まっすぐな男」。
このドラマは、「大丈夫、俺がなんとかするから。」 というキャッチコピーで佐藤隆太主演で放送されていました。
佐藤隆太演じる主人公はとてもまっすぐな性格。
そんな彼が小悪魔なヒロインと出会ったことがきっかけで人生の転機を迎えるというヒューマンコメディとなっています。
彼の人生の転機を迎えることになったヒロインには深田恭子が出演しています。
“2010年の幕開け。今、人々が新しい時代のドラマに求めているものは、
信じられる確かなものを持ち合わせた『まっすぐな男』。
今、日本で一番“まっすぐ”で“熱い”俳優・佐藤隆太が、
等身大の主人公=『まっすぐな男』を演じます。
脚本を手掛けるのは、『白い春』『結婚できない男』の尾崎将也。
佐藤隆太×尾崎将也のコラボレーションで生まれるのは、予測不能なストーリー展開。
「切ない涙」「あたたかい笑い」「人生を変える恋愛」「まさかの三角関係」を軸に物語が進行するヒューマンコメディーで、ついには、「命に向き合う人生の決断」が主人公に迫られます。
一方、傍若無人で自分勝手にもかかわらず、ついつい引き込まれてしまう小悪魔的なヒロインを演じるのは深田恭子。
2010年は、「まっすぐ系男子」の時代到来!!
そんな『まっすぐな男』の存在が、番組を見た人にとって人生を見つめ直すきっかけになれば……。
今、一番見たくなる『まっすぐな男』の誕生にご期待ください。
どしゃぶりの雨の中、空き地に佇む男の姿があった。男は中堅建設会社「フロンティア建設」に勤める松嶋健一郎(佐藤隆太)。ここには最近までアパートが建っていたが、健一郎の会社が手がける再開発のために取り壊されていた。アパートの住人だったおばあちゃんに、宛先不明になってしまう手紙を「責任を持って届ける」と約束した健一郎は、ひとり郵便配達員を待っていたのだった。
ある夜、健一郎は同僚の熊沢志郎(田中圭)と取引先のパーティー会場へ向かう。熊沢はパーティーの後に控えた町田佳乃(貫地谷しほり)との飲み会が気になってソワソワと落ち着かない。佳乃に思いを寄せる熊沢は、彼女の友だちである健一郎に飲み会のセッティングと恋のアシストを頼んでいたのだ。
ところが、パーティー会場では健一郎が落とした招待状を拾った女が勝手に代理を名乗り、パーティーに潜り込んでいた。健一郎は、旺盛な食欲で会場の料理にパクついていたその女・栗田鳴海(深田恭子)を捕まえて問い詰めるが、鳴海は悪びれる様子もない。やがて、腹が痛いと苦しみ出した鳴海を慌てて病院に担ぎ込むも、結果はただの食べ過ぎ。所持金が300円しかなく診察代が払えないと言う鳴海に、健一郎は「反省して真面目に生きろ」と5000円を渡して立ち去った。
翌日、鳴海が健一郎を訪ねて会社にやって来た。招待状の宛名から居所を突き止めたらしい。あ然とする健一郎に、鳴海はあと5000円貸して欲しいと言い出す。「金を貸す義理などない」と断る健一郎だが、「義理はなくても人情はあるでしょ?」と妙な理屈を並べる鳴海のペースに乗せられ、つい5000円を渡してしまうはめに。そればかりか、仕事を紹介する約束までさせられてしまう。
同じ頃、佳乃に会っていた熊沢は、佳乃が健一郎に恋心を抱いているのを察して複雑な心境に。鳴海に振り回される健一郎に「他の女にかまってていいのか?」と詰め寄るが、当の健一郎は佳乃の気持ちにまったく気づいておらず、熊沢をヤキモキさせる。
後日、健一郎は仕事を頼んだインテリアデザイナー・山口達彦(津田寛治)のアシスタントに欠員があると聞いて鳴海を紹介。鳴海に不安を覚えつつも、山口に鳴海を預ける。だがまもなく、健一郎をがく然とさせる知らせが飛び込んできた。鳴海が山口から金を盗もうとし、警察に突き出されたというのだ!
鳴海(深田恭子)の潔白を証明しようと有名なインテリアデザイナーにたてついたせいで、開発営業部から現場の仕事に飛ばされた健一郎(佐藤隆太)。そんな折、健一郎の携帯に鳴海から着信があり、切羽詰まった様子で助けを求めてきた。熊沢(田中圭)は相手にするなと言うが、健一郎は「助けを求めている人間を放っとくなんてできない!」と飛び出していく。
慌てて駆け付けた健一郎だったが、鳴海の用件とは台所に出てきたゴキブリをなんとかしてくれということだった。迷惑顔の健一郎は「もう二度と電話しないでくれ」と憤然とアパートを出る。
翌日、健一郎は開発営業部の部長・山崎芳樹(宇梶剛士)からある仕事を任せたいと告げられる。それは、アパート建設計画に反対する周辺住民を説得する“説明係”。住民が浴びせる罵声にひたすら耐える辛い仕事だが、やり遂げれば開発営業部に戻れるよう上層部に話をつけたという。山崎が与えてくれたチャンスに健一郎は「ぜひやらせてください」と意気込む。
同じ頃、鳴海のもとには見るからに怪しげな男・国枝(波岡一喜)が現れていた。ギョッとした様子で逃げ出す鳴海を捕まえた国枝は「俺と一緒になれ。一生俺に尽くして償いをしろ」と迫る。
その国枝がフロンティア建設に現れ、健一郎を出せと暴れる騒ぎが起こる。
騒ぎの元凶は鳴海だった。刑務所から出てきたばかりの国枝は鳴海の元彼。逮捕されたのは鳴海のせいだから責任を取れと復縁を迫るが、鳴海にその気はない。そこで健一郎のことを、鳴海の新しい男だと思い込んで会社に乗り込んだらしい。しかも鳴海は、国枝の逮捕に健一郎も関わっているとウソをついたという。鳴海のせいで身に覚えのない恨みを買うはめになった健一郎はうろたえるが、当の鳴海は「怒ると何するかわかんないやつだから気をつけてね」と平然と言ってのけ、悪びれる様子もない。
その頃、とある金物店で、怒りに満ちた表情でナイフを買う国枝の姿があった。一方、自分を狙う国枝の影におびえる健一郎。そして数日後、健一郎の家の玄関でチャイムが鳴る…。
健一郎(佐藤隆太)が鳴海(深田恭子)に持ちかけた話とは、近々落成するビルの広告にモデルとして出て欲しいという依頼だった。この日、ビルのオーナー・高石(きたろう)と会った健一郎は、広告モデルを探していると相談を受け、飲み屋でたまたま一緒になった女性がイメージにピッタリだと写真を見せられたのだが、そこに写っていたのはなんと鳴海。健一郎が動揺を見せたことから知り合いだとバレてしまい、鳴海を説得するはめになってしまったのだ。
モデルをやって欲しいと頭を下げる健一郎をもてあそぶように「ゆっくり考えてみる」と返事を引き延ばす鳴海。まもなく、高石から電話が入り、鳴海の説得に成功すれば次のビル建設も健一郎の会社に任せたいと言ってきた。これが実現すれば、30億円規模のプロジェクトとなる大仕事。山崎(宇梶剛士)からぜひ成功させるようにと発破をかけられ、「30億の仕事があの女の気まぐれにかかってるなんて悪夢」と健一郎は憂うつになる。
その夜、健一郎はさっそく鳴海の気まぐれに振り回されることに。鳴海から突然連絡があり、中華料理をおごれと要求してきたのだ。その日は佳乃(貫地谷しほり)が勤める雑貨店「アーニャ」のパーティーに顔を出す約束をしていた健一郎だが、一大プロジェクトを左右する鳴海の頼みを断るわけにもいかない。
パーティー出席を渋々断念し、鳴海を中華料理店に招待した健一郎。ゆきえ(佐々木希)を連れて店に現れた鳴海は、大いに飲み食いした挙げ句、「偉そうにしているわりに自分が見えてない」などと健一郎に言いたい放題。こみ上げる怒りを抑えながら鳴海の暴言に付き合った健一郎は、ようやくモデルになることを承諾させ、日曜日に予定されている広告の撮影に必ず参加するよう約束を取り付ける。
同じ頃、アーニャのパーティーに出席していた熊沢(田中圭)は、健一郎が来ないと知った佳乃の寂しげな様子を見て複雑な心境に。翌日、会社で健一郎を捕まえ、佳乃が好きなのは健一郎だと告げるが、当の本人は「まさかそんな」とうろたえるばかり。業を煮やした熊沢は、日曜に行われる鳴海の撮影の仕事は自分が代わってやると言い、健一郎には佳乃とデートするよう強引に約束させる。
そして日曜日。佳乃と2人きりで出かけた健一郎だが、撮影のことが気になってデートに集中できない。そんな折、熊沢から入った知らせは、鳴海が撮影を前に逃亡し、姿を消してしまったというものだった…。
熊沢(田中圭)がデートを仕組んで以来、健一郎(佐藤隆太)と佳乃(貫地谷しほり)は2人でランチを楽しむまでに接近。だが互いにまだぎこちなく、甘いムードとはほど遠い。熊沢は健一郎の煮え切らない態度にやきもき。加えて、鳴海(深田恭子)が広告モデルを引き受けたことを恩に着せ、また健一郎をトラブルに巻き込むのではないかと心配でならない。
その鳴海が些細なことでゆきえ(佐々木希)とケンカをし、アパートを追い出されてしまった。鳴海は健一郎を居酒屋に呼び出し、家に泊めて欲しいと言い出す。健一郎は断わるが、鳴海は泊まると言い張って一歩も引かない。たまたま店に現れた佳乃が、自分の家に泊めてもいいと申し出た。
鳴海と佳乃を送りだした直後、ゆきえから健一郎に連絡が入る。鳴海がほんの数日と言いながら結局は半年もアパートに居座っていたこと、騒動ばかり起こされて迷惑を被ったことを訴え、佳乃が心配だと言う。とんでもないトラブルの種を佳乃に押しつけてしまったと、健一郎は不安に駆られる。
一方、佳乃のマンションに転がり込んだ鳴海は、初日から悠然と朝寝坊。そんな中、佳乃は鳴海の腕に無数に残る傷跡に気づく。
その夜、健一郎が佳乃が勤める雑貨店「アーニャ」に佳乃を訪ねてきた。鳴海に迷惑をかけられていないかと案じる健一郎に「心配いらないよ」と告げる佳乃。健一郎は、しっかり者の佳乃なら鳴海にいい影響を与えられると言い、「友だちになってやってくれ」と頭を下げる。
ところがその夜、帰宅した佳乃は部屋の惨状を見て仰天。台所では鳴海が料理に失敗した鍋が黒焦げに。そのうえ、鳴海が拾ってきた猫を断りもなく住まわせていたのだ。あ然とする佳乃の追及を遮るように、鳴海は「泊めてくれたお礼に」と健一郎との恋の進展に協力したいと申し出る。小悪魔的な笑みを浮かべ勝手に盛り上がる鳴海とは対照的に、佳乃の心境は複雑で…。
佳乃(貫地谷しほり)の思いを受け入れた健一郎(佐藤隆太)はやっと佳乃との恋を意識し始め、2人はいいムードに。一方、ゆきえ(佐々木希)のアパートに戻った鳴海(深田恭子)は暇を持て余し、典夫(渡部篤郎)にアルバイトを世話して欲しいと持ちかける。「楽でギャラのいいバイト。多少ヤバめでもいいから」と言う鳴海に、典夫はある仕事を紹介する。
同じ頃、フロンティア建設では2年前に頓挫していた駅前地区の再開発プロジェクトが再び始動。立ち退き問題がなかなか解決しなかった「吉田ビル」の売却がようやく決まり、再開発にゴーサインが出たのだ。山崎(宇梶剛士)の指示で新たな建設計画を練り直す健一郎。その矢先、空き家になっているはずの吉田ビルに人がいるとの連絡が入る。
ビルに向かった健一郎は、人の気配がする部屋をのぞいて仰天。そこにいたのはなんと鳴海だった! どうやら鳴海は誰かに金で頼まれ、ビルに住み着いている様子。健一郎は「居座られちゃ困る。出て行ってくれ」と頼むが、鳴海は「お金もらうまで出て行くつもりないから」と聞く耳を持たない。
これを知った山崎は、手荒な手段を使ってでも鳴海を追い出すと息巻く。「俺がなんとかします」と押しとどめた健一郎は、自分が鳴海を説得し、3日以内に出て行かせると約束。典夫に鳴海を説得してもらおうと頼みに出かけるが、そもそもこのアルバイトを紹介したのが典夫だと聞かされる。吉田ビルのオーナーが失踪して7年経ち、オーナーの死亡が認められたことから、兄弟による相続争いが勃発。それぞれがビルの利権を主張し、互いを妨害しているらしい。
一方、ビルから出て行くこともできず、退屈で仕方ない鳴海。1人きりで不安な夜を過ごしていると、誰もいないはずのビルに怪しい人影が…。翌日、健一郎に不穏な知らせが入る。ビル付近の住人から、女の悲鳴と男の怒鳴り声が聞こえたとの通報が警察にあったというのだ。健一郎が慌てて駆けつけると、ビルの中から女の叫び声が…!
なかなか体調が回復しない鳴海(深田恭子)は自分の妊娠を疑い、検査薬で調べるが結果は陰性。もし妊娠していたら誰の子なのかとゆきえ(佐々木希)に聞かれるが、返事をはぐらかす。
その頃、フロンティア建設では、健一郎(佐藤隆太)らが進めていたプロジェクトが突然中止に。業界4位の大手・グローバル中央建設に仕事を横取りされたのだ。悔しがる健一郎だが、大企業に対抗する術もない。
そんな折、再起して新しい事務所を開いた吉田(岡本信人)が、グローバル中央建設に移る気はないかと健一郎に引き抜きの話を持ちかける。吉田が人事部長・成田(小須田康人)と懇意で、いい人材を紹介してくれと頼まれているらしい。大手への移籍はキャリアアップのチャンスだが、健一郎は会社を裏切ることはできないとキッパリ断わる。
さらに吉田は、自分の事務所に“命の恩人”だとして鳴海を雇いたいという。鳴海は地味な事務職は嫌だと渋っていたが、ゆきえに初めてドラマの仕事が決まったことでさすがに焦り始め、やっと就職する気に。吉田の連絡先を聞こうと健一郎に電話をすると、折しもそれは佳乃(貫地谷しほり)が健一郎の家に遊びに来ていたときだった。健一郎はとっさに席を外し、仕事の電話だとごまかす。
そんなとき、思い詰めた様子の珠美(三浦理恵子)が家を訪ねてきた。珠美は、最近こそこそ隠れて電話をするようになった山崎(宇梶剛士)が浮気をしているのではないかと疑っていた。健一郎は自分の嘘がうしろめたくなり、電話の相手は鳴海だったと佳乃に打ち明ける。
翌日、初出勤した鳴海は、吉田とグローバル中央建設の人事部長・成田の会話を聞き、健一郎に引き抜きの話があることを知る。
一方、プロジェクト中止で仕事が暇になった健一郎は、建設現場で頻発している金属盗難事件の対策をすることに。「開発営業部がそんな仕事をしているのか」と他部署の社員からは同情の視線が…。
その夜、佳乃と会う約束をしていた健一郎だが、吉田が会いたがっていると鳴海から連絡を受け、待ち合わせのホテルへ。ところが、待っていたのは成田。鳴海が2人を引き合わせようと嘘をついたのだ。引き抜きの話は断ったはずと突っぱねる健一郎だが、「大きな仕事がしたいんでしょ?うちに来ればすぐにでもできますよ」となおも誘う成田の言葉に心は揺れて…。
妊娠のことを、もう一度調べた方がいいとゆきえ(佐々木希)から忠告された鳴海(深田恭子)は病院へ。人間ドックのため、たまたま院内にいた健一郎(佐藤隆太)に出くわし、体の具合でも悪いのかと聞かれるが、しどろもどろ。結局、診察も受けないまま逃げ帰ってしまう。
様子のおかしい鳴海を案じる健一郎だが、これ以上、鳴海にかかわって佳乃(貫地谷しほり)に心配をかけるわけにもいかない。そこで熊沢(田中圭)に「お前があいつを病院に連れて行ってやってくれ」と世話を頼む。鳴海が苦手な熊沢は「なんで俺なんだよ」と気が進まないが、健一郎と佳乃のためならと、これを引き受ける。
数日後、渋々ながらも鳴海に会った熊沢は「お前、病気なんだろ」と体調のことを聞こうとするが軽くいなされ、佳乃に寄せる思いを抑えて健一郎との恋を応援する態度をからかわれて怒り心頭。そんなとき、突然目の前で鳴海が倒れ、意識を失ってしまった。
鳴海を病院に担ぎ込んだ熊沢は、健一郎に連絡。ちょうど佳乃とデートに出かけるところだったが「こっちは俺が見ておくから来なくていい」と熊沢に釘を刺される。鳴海のことを心配しつつも出かけようとする健一郎。そんな健一郎の葛藤を察した佳乃は「ケンちゃんらしくない。困っている人、ほっとくなんて」と言い、一緒に病院へ行こうと促す。
鳴海の病室に駆けつけた健一郎は、医者から検査の結果を聞かされて仰天。なんと鳴海は妊娠3カ月だった。そこに健一郎から知らせを受けた典夫(渡部篤郎)が現れるが、自分が父親かもしれないと鳴海に指摘され、動揺して病室から逃げ出してしまう。
ところがまもなく、思わぬ事実が発覚。お腹の子の父親かもしれない男がもう1人いると鳴海が言い出したのだ。しかも鳴海はその男の連絡先さえ知らず、どこにいるかわからないという。呆れる健一郎らを「プライベートな問題なんだから関係ないでしょ」と病室から追い出す鳴海。だが、駆けつけたゆきえには「1人で生んで育てるなんて無理かな」と不安でいっぱいの胸の内を漏らす。
一方、後ろ髪を引かれながら病院を出た健一郎は「困ってる人間をほっとくなんてできない」と思い直して鳴海のもとへ戻り、もう1人の男を自分が探し出すと宣言。「そいつが父親だって認めて面倒見てくれるかもしれない。そしたら安心して子ども生めるだろ」と意気込む健一郎に鳴海は戸惑うが…。
片岡(金子昇)のもとから鳴海(深田恭子)を連れ出した健一郎(佐藤隆太)は「父親になるなら、お前と子どもを愛している男じゃなきゃダメだ!」と息巻くが、鳴海は勝手なことをするなと憤慨。「俺がなんとかする」となおも世話を焼こうとする健一郎に「好きでもないくせに構わないでよ!」と言い放って去って行く。
翌日、鳴海の父親問題が解決したから祝杯をあげようと誘ってくる熊沢(田中圭)を遮り、「今夜、はっきりさせる」と告げる健一郎。一方、佳乃(貫地谷しほり)は鳴海を呼び出し、今度こそ健一郎を自分のもとに返してくれるようくぎを刺すが、資産家と結婚することになったはずの鳴海がなぜか出産費用に困っているらしい様子を見て不審を抱く。そのとき健一郎から電話が入り、「話したいことがある」と言われ、不安に襲われる。
その夜、佳乃と会った健一郎は、悪い予感を打ち消すかのようにしゃべり続ける佳乃を制し、「俺、鳴海が好きだ」と打ち明ける。佳乃はいつも自分の味方になって励ましてくれたが、真逆な性格の鳴海とはケンカばかり。だが、厳しい鳴海の言葉に今の自分はこれでいいのかと考えさせられるうち、気がつけば鳴海に惹かれていたというのだ。
鳴海を助けてやりたいという健一郎の告白にショックを受け、涙をこぼす佳乃。そんな2人を熊沢が見つけ、事情を知って激怒。「お前、佳乃ちゃんを幸せにするって言ったろ!」と健一郎に殴りかかる。深夜、帰宅した健一郎は「自分が一番人を傷つけてる」と美奈(宇野実彩子)に苦しい胸の内を漏らす。
明くる朝、突然アパートを訪ねて来た健一郎に「ゆうべ、佳乃に謝った」と告げられた鳴海はすべてを察して佳乃が勤める「アーニャ」へ。謝ろうとする鳴海に対し、平静を装おうと強がる佳乃は「うまくいくのかな。あなたとケンちゃん、違いすぎるよ」と告げる。
その日、昼休みに鳴海を呼び出した健一郎は、「海に行きたい」という鳴海のわがままを聞き入れ、まだ肌寒い海岸へ。「俺は、お前が好きだ!」と思いを伝え、「俺がお前の子どもの父親になるからな」と宣言する。照れ隠しのように駆け出す健一郎に思わず苦笑する鳴海。だが、ふと頭をよぎった「あなたとケンちゃん、違いすぎる」という佳乃の言葉に笑みが消え…。
姿を消した鳴海(深田恭子)を探す健一郎(佐藤隆太)。連日、繁華街を巡って鳴海の現れそうな場所を当たるが、行方は一向につかめない。それでも諦めずに探し続ける健一郎に典夫(渡部篤郎)は「見つけたとして、あいつの心を救ってやれるのか? 自信がないならやめとけ」と忠告する。
そんな折、健一郎の母・真砂美(原日出子)が東京の病院に検査入院することに。地元に良い縁談があると見合いの話を持ちかける真砂美に健一郎は「好きな女がいる」と告げ、彼女を紹介したいと切り出す。「失踪中の人をどうやって紹介するの?」と心配する妹の美奈(宇野実彩子)に「必ず見つける」と言い切り、決意を新たにする健一郎。
一方、佳乃(貫地谷しほり)は珠美(三浦理恵子)と買い物に出かけ、街でティッシュ配りをする鳴海を偶然見かける。まもなく、熊沢(田中圭)らの話から健一郎が鳴海を探しているのを知り、悩んだ末、健一郎に知らせる。
翌日、佳乃から聞いた情報をたどり、鳴海を探す健一郎。そしてようやく、ある居酒屋にたどり着く。そこで健一郎が目にしたのは、これまでとは別人のように、真剣に仕事に取り組む鳴海の姿だった。「もう逃げるなよ。お前を幸せにする。」と告げる健一郎に思わず涙ぐむ鳴海。
さっそく健一郎は、鳴海を母親の真砂美に会わせようと病院に連れていく。鳴海は、「子どものこと、何て言うの?」と戸惑いを見せて…。
鳴海(深田恭子)が病院に担ぎ込まれたとの知らせを受け、プレゼンの直前に会場を飛び出した健一郎(佐藤隆太)。幸い鳴海は大事には至らなかったが、会社に50億円もの利益をもたらすプレゼンを放り出してしまったことの責任は重大だ。
責めを負う覚悟で会社に戻った健一郎に、山崎(宇梶剛士)らはプレゼンが成功したことを告げる。熊沢(田中圭)が健一郎の代わりにプレゼンターを務め、次の最終プレゼンに進む2社に残ったのだ。競合する相手はグローバル中央建設。健一郎は絶対に勝ってみせると意気込む。
数日後、無事退院して社宅に帰った鳴海は、珠美(三浦理恵子)の誘いで社宅の主婦仲間のお茶会に顔を出す。健一郎や生まれてくる子どものため、気に入られようと奮闘する鳴海だが、話が噛み合わず空回り。主婦たちに嫌われてしまったのではないかと落ち込む
一方、最終プレゼンの準備を進めていた健一郎は、社長の岡田(石坂浩二)が今回のプレゼンに勝つため、有力者の元議員にわいろを渡すことを検討していると知る。汚いやり方に納得できない健一郎は社長室に押しかけて抗議するが、岡田は決断を下すのは社長の自分だと一蹴する。
翌日、健一郎らを呼び出した岡田は、予定通りわいろを渡すことに決めたと発表。1億円もの大金を元議員に運ぶ役に健一郎を指名する。抵抗する健一郎だが、前回のプレゼンで会社に迷惑をかけた失敗をこの仕事で取り戻せと山崎に告げられ、思い悩む。
その夜、佳乃(貫地谷しほり)と会った熊沢は、自分の信念を貫こうと社長にまで直談判する健一郎には勝てないと漏らす。そんな熊沢を佳乃は、健一郎と張り合う必要はないとやさしく励ます。
同じ頃、鳴海が再び体調を崩し、病院に運ばれた。お茶会の失敗を取り戻すため、主婦仲間に配ろうと慣れないクッキー作りに奮闘して無理がたたったらしい。鳴海の健気な思いを知った健一郎は、家族を守るためには不本意な仕事も引き受けるべきなのかと典夫(渡部篤郎)に相談。典夫は、鳴海が好きになったのは健一郎のまっすぐな姿勢だと言い、信念を曲げて仕事を受けるつもりなら鳴海には話さないで欲しいと告げる。複雑な気持ちで病室の鳴海を見舞った健一郎は、何かを振り切るようにこみ上げる涙をぬぐう。
そしてとうとう、元議員に金を渡す約束の日がやってきた。健一郎は意を決した様子で社長室に向かい…。
松嶋 健一郎 – 佐藤隆太
熊沢 志郎 – 田中圭
日下 英樹 – 遠藤雄弥
桑田 佐智子 – さくら
山崎 芳樹 – 宇梶剛士
栗田 鳴海 – 深田恭子
萱島 ゆきえ – 佐々木希
町田 佳乃 – 貫地谷しほり
森岡 久美 – 滝沢沙織
松嶋 美奈 – 宇野実彩子
山崎 珠美 – 三浦理恵子
矢部 典夫 – 渡部篤郎
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感想
とっても可愛いけれどいい加減でお金が男にもだらしがないヒロインに主人公は放っておけずに面倒を見てしまう。
そんな姿を見ながら自分ももし相手が深田恭子だったら面倒を見てしまうのかな?なんて考えながら見ていた。
この二人の展開がとても面白くていいドラマだった。
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