人間失格/無料動画配信やレンタル・見逃しをフル視聴する方法・感想まとめ

蜷川実花監督が小栗旬とのタッグを組んだ「人間失格　太宰治と3人の女たち」
今世まで語り継がれる大ベストセラー作家・太宰治の誕生の裏側にあった禁断の愛のヤバすぎる実話とは――。
宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみら豪華キャスト陣にも注目です！

あの有名な太宰治の「人間失格」を元にした映画作品であるということで、見る前からかなり期待していました。実際に見てみると、主役の小栗旬だけではなく数多くの豪華ベテラン女優・俳優陣が勢揃いしていて驚きました。役者たちの演技力には余裕があって誰もが演じていて自然に見えたためか、見始めてすぐにストーリーに入り込むことができました。また蜷川実花監督はここまで太宰治の作ったストーリーに演出を合わせられるのかと感心しました。「エロ」の要素を取り入れるのも絶妙に上手くて、彼女が作り上げた独特の世界観にハマりきってしまいました。太宰治は作品のためにこのような生き方を選んだのかどうなのかは謎なままではありますが、このように自分の欲求を満たして生き続けていったのにも関わらずこれほど彼の作品が評価され続けているということは、彼の創り上げる小説は本当にかけがえのない素晴らしいものなのだなと思わされました。キャストだけではなく、映像、脚本、音響など全てにおいて良かったです。邦画の中でもかなりクオリティーの高い成功作なのではないかと思うくらい大満足できたので、また小説と照らし合わせながらじっくりと見返したいなと思います。

以前から太宰治に興味がありながらも、まだ彼のことをよく知らなかったので、この作品で太宰治という人物が、どのような人物で人生を送っていたのかを知ることができましたし、彼の人生を美しく演出されているところが、とても良かったです。また、太宰治はモテる方なので太宰治の役を小栗旬さんが演じられているところも、ハマり役だなと感じました。そして、3人の女たちを演じる女優陣も美貌と実力を兼ね備えている方々なので、体当たりの演技は、美しくもあり、かっこよかったです。また、個人的には、沢尻さんが演じる健気な静子が可愛いらしくて好きでしたし、太宰の正妻である美智子の女性としての凛々しさや美しくしさに、とても魅了されました。そして、この作品には藤原竜也さんや千葉雄大さんも出演されていたので、彼らが登場した際も嬉しい気持ちでいっぱいになり、本当に豪華なキャストの方々が出演されているなと実感しました。太宰の生きた人生は、成功の裏で彼なりに苦しみもがき、才能はあるけれど人間らしくて、そこに彼が亡くなった今も愛され続けている作品や彼自身の魅力があるのではないのかと思わされ、本当に魅力的な人物だったんだなと思っています。

本作品の見どころはなんといっても小栗旬の色気あふれる太宰治像である。「君は、僕が好きだよ」そう女性に臆面もなく言ってのける姿には、感嘆しきりである。実物の太宰も、写真を見ると女性ウケしそうな美男子に思うが、小栗の太宰は実物を越えた”モテ男”として躍動している。本作は、文豪・太宰治の実際の恋愛が元になっているが、鬼才である監督・蜷川実花の手腕により、よりドラマチックに、より鮮やかに脚色されており、観客は飽きることなく太宰の愛と欲望の世界に耽溺することが出来る。それでいて、太宰の作風のように、どこか”滑稽”な雰囲気が残っているのはさすがとしか言いようがない。また、主演の小栗だけでなく、助演の成田凌が、この上なく素晴らしい演技を披露している。彼は、出版社に勤めており、太宰の担当編集という役どころ。序盤こそ太宰との対比で、常識的な人物として登場するが、次第に太宰から感染したように愛と狂気に溺れていく様は必見である。多くの人物が、常軌を逸した愛に取りつかれている本作。ところどころに”十字架”のモチーフが登場するが、それは登場人物たちの背負う愛欲や、運命の重さを示しているのだろうか。まるで太宰治の文学作品の様に、人生の重さと滑稽な軽さが同居している秀作である。

太宰治の人間失格を一読した人間なら感じる違和感は否めない作品にはなっています。主人公の悲哀よりも盛りのついた男よりへの表現を重視する事で良い意味で大衆向け作品に仕上がっていると思います。実際、想像しているよりも面白かった。中盤から段々と盛り上がっていく、特に高良健吾演じる三島由紀夫と対峙するシーンが胸にぐっとくるものが有ります。映像としてはとにかく色彩が綺麗、監督の強みを徹底的に生かした色彩美、鮮やかかつ華やかな色彩で、その映像美に魅了された。キャスティングも驚く程豪華で、キャラにあっている。正妻、静子、富栄共に艶やかで妖美な雰囲気が見事に色彩にマッチしていたし、一人一人青、桃色、赤と色づけているこの計らいが粋に感じた。小栗旬の美貌のせいか、所構わない態度が妙に魅力的で笑ってしまう、才気と色気を持て余した酒浸りのタラシ。宮沢りえの旦那を支える古風な妻や沢尻エリカの図太い愛人は綺麗ではまり役だと感じた。二階堂ふみは脱ぎのシーンが多い、その点においてはファンは必見かもしれません。ストーリー自体名作の再現映画なので違和感はありつつも十分面白いが、それ以上に好きなキャストが居るなら必見。もっと好きになれると思うから。

太宰治の本を読んだことはなかったのですが、今回はキャスト陣が本当に豪華だった為映画を観に行きました。この映画での太宰治は、破天荒で個性的、我が道を貫くため、周りの作家達から妬まれているが、実力は素晴らしくベストセラーを連発して大スターです。妻や子供にも恵まれて一見何不自由ない生活をしています。そんな中、作家志望の女や、未亡人の女と知り合い、激しく愛を求め合うのです。本妻（宮沢りえ）は、本当に素晴らしい方で、そんな夫の行いを知りながら、気付かぬふりをし、時に優しく、時に厳しく太宰を守っていくのです。それなのに他の女との不倫を繰り返す太宰は本当にクズです。いくら才能があったからといって、その才能を消さぬように苦悩が絶えないからといって、まじでありえない！！クズ男！！・・・けれど、キャスト陣の魅せる表情、声が美しくて、儚くて、太宰への怒りも消えて世界に引き込まれてしまいます。小栗さんがハマり役で、スクリーンから色気がダダ漏れでした。さすがです・・・。また、蜷川監督の作り出す映像もまた圧巻で、そのシーンも美しく、色合いに深い意味を見出します。ラストシーンでは2人の人間が亡くなるのですが、それが間違いとも、正しいとも言えず、不思議な気持ちにさせられました。

「人間失格　太宰治と3人の女たち」を観て、「全身全霊で役を全うする人気俳優の方々」と「相手によって違う良さを見せる太宰」が特に魅力的だと思いました。
まず、全身全霊で役を全うする人気俳優の方々についてです。この映画では、現代にも受け継がれる数々の名作を残した作家・太宰治の様子が描かれます。物語の登場人物たちを演じるのは、小栗旬さんや宮沢りえさん、二階堂ふみさんといった方々です。日本を代表する人気俳優の方々が、官能的な場面も多い中で、体当たりで演じている役柄と一体になったようなリアルさで演じていくところに引き込まれるようにして観ていました。
次に、相手によって違う良さを見せる太宰についてです。太宰は、作家として若くして活躍し、結婚して妻である美知子と生活しながらも、作家を志す静子や年上の女性・富栄にも恋をしてしまいます。太宰は、美知子と一緒にいる時は夫として優しく穏やかな姿を見せたり、年下の静子といる時は大人の男性としてしっかりとした余裕のある姿を見せたりと、一緒にいる相手によって別人のような姿を見せて恋を進展させていきます。相手に応じて次々と新たな表情を見せていく太宰に、ほれぼれしながら観ていました。

『人間失格　太宰治と3人の女たち』はU-NEXTで配信中です！
初めて登録する方は、31日間無料！
無料期間のみ楽しみたい方は、31日間以内に解約してもらうだけでOKです！
ぜひ無料期間を利用して視聴しちゃいましょう！！