エイプリルフールズ/見逃し動画配信を無料でフル視聴する方法【映画】

リーガルハイを手掛けた脚本家古沢良太さんと石川淳一監督作品。
これだけでも十分期待値が高まるのですが、オリジナル作品なのでどうなるかわからないというワクワク感がたまらなかったです。
タイトル通り「嘘」がテーマの作品でしたが、大勢の人物の物語がそれぞれ絡まってとても面白かったです。
あれだけ沢山の人が出ているのに、どの人物の背景もしっかりと描かれていて最後まで次の展開はどうなるのか、またこの人物はどうなるの？
そんな風に飽きさせる事が無い話し作りが流石だなと感じました。
どの「嘘」も面白いのですが、特にロイヤル夫婦の「嘘」と友達の「嘘」が考えさせられました。
ロイヤル夫婦の話の持って行き方はギリギリあるかな、ないかな？というそのラインがとても絶妙でした。
そして友達の話は「ああ、あるかも」と思わせる展開とオチの画面が綺麗だったことが印象的です。
イタリアンレストランでの「嘘」については画面が一番派手で、会話のテンポもぽんぽんと良かったです。
会話の絶妙さ、コメディなのに感動してしまう。
そして、いくつもの「嘘」の中に、きっと自分が気に入る「嘘」があると思います。
「嘘」がテーマなのに、観終わった後にほっこりとする作品です。

出演者が非常に豪華で、まずこれだけでも観る価値があります。ショートストーリーがいくつも絡んでいて、一体どうなるのかなという感じがドキドキ感や笑いをもたらしてくれます。人間は誰でも小さな嘘をついてしまう場合があると思いますが、それが心温まるエピソードに繋がっていくところが嬉しくなりました。何か行動をするときに相手にいい印象を与えたいと思う事は普通で、そこから傷つけないようにするために嘘をつき続けるのはありえる事だと思います。しかしこの映画の良いところは、出演者がみんな最終的にハッピーな感じに終われたことだと思います。少し贅沢をさせてあげるために嘘をついている夫婦がいるのですが、これなんかは誰も傷つけていないのですから心がほっこりします。嘘は自分が置かれた環境で頑張ろうとしたがどうしても上手くいかなくて、嘘をついた方が楽といいう場合があります。医者のふりをしている、わたるに訪れる危機とチャンスはものすごく見どころだと思います。バラバラに進行していくそれぞれのストーリーは、ドキドキしたり笑えたりできて飽きさせません。しかも最終的にそのストーリーが人間味に溢れていて、気分良く終われるところが素晴らしいなと思いました。

嘘をテーマにした作品であり、嘘をつくことで自分の弱さを隠している姿や弱さの裏に隠れた真実が明らかになっていく展開に心震える作品でした。様々な場所でそれぞれの役柄がついた嘘によって大ごとになっていく展開に面白みを感じ、嘘をついた結果訪れる愛情の深さに感動を覚えます。一番印象的だったのが老夫婦の嘘でした。余命幾ばくの妻のために高貴な夫婦になりきってデートをエスコートする夫ですが、周りがその嘘に騙されて緊張している姿に面白さを感じます。その楽しいデートの結末は妻の病気が治ったと嘘をついていた夫の姿と夫の嘘を知りながら騙されていると嘘をついている妻という姿でした。お互いを思い合う嘘の形に胸が痛みますが、愛情を深さを知る二人の姿に涙が溢れました。他にも妊娠している女性が産気づいた際に、医者や助産師など周りにいた人物が嘘をつき始め、嘘と知りながら嘘が自信となって出産という奇跡に立ち会える姿に心が震えました。エイプリルフールという嘘をついていいとされる特別な日だからこそ見られた奇跡の数々に心震えた作品でした。嘘によって自信が進むべき道を見つける結末に胸が熱くなり、何が起こるか分からない展開に最後まで目が離せない作品でした。

とにかく面白い、というのが率直な感想です。戸田恵梨香、松坂桃李、菜々緒、窪田正孝、小池栄子、ユースケ・サンタマリアなど数多くの豪華俳優陣が揃っていて、終始画面が眩しかったです。映画の中では多くの人の人間模様が非常に分かりやすく描かれていて、見始めるとすぐにストーリーに引き込まれていきました。常に次の展開が想像できないので、作品として素晴らしいなと感じました。映画全体で戸田恵梨香の芋けんぴを食べるシーンが特に印象的で、少し怪奇な彼女の演技力にもとても圧倒させられました。そして見ていて芋けんぴが非常に食べたくなってしまいました。映画を見終わるとエイプリルフールになったら自分も常識のある範囲内ではありますが、人を騙しまくりたい、ととても思いました。エイプリルフール当日が来るのが楽しみで仕方がありません。この映画はキャスト・ストーリー・音楽・舞台など全てにおいてクオリティが非常に高く、個人的にかなりお気に入りの作品なので、これからも何度も見返して楽しんでいきたいです。そしてまだ見たことがないという人は、老若男女問わず必ず一度は見てほしいです。見ると誰もがハマること間違いなしなオススメ作品です。

ドタバタコメディで何度も見れるような面白さがある映画です。群集劇で場面や演出がコロコロ変わり、ストーリーもテンポが良いため、どなたでも見やすい内容だと感じました。俳優陣もとても豪華で、松坂桃李、戸田恵梨香、浜辺美波、ユースケ・サンタマリアなど、実力のある俳優さんばかりです。コメディサスペンスの要素ありで目が離せない内容になっています。
コンフィデンスマンJPの脚本家である古沢良太さんの脚本だそうで、なるほど！と納得するストーリー。
いくつかの物語が構成されていて、それぞれ嘘が散りばめられています。その嘘を中心に話が進んでいきますが、｢嘘｣とは誰かを傷つけるだけのものではなく、時には人を幸せにしたり、嘘から始まる物語もあるのだと思わされました。
そして見ているこちらもうそでしょ？！となる展開であったり、実際に騙されたー！と衝撃が走り、それもまたこの映画の楽しさでした。
同じ映画の中でいくつかの物語がそれぞれ良い味を出していて、話の展開も違うため、最後まで飽きずに観ることができます。1人で観ても楽しめるので家でなにか映画を観たいと思ったらこの映画はオススメ。もちろん家族や恋人と観ても、色んな感想があって楽しめる映画です。

噓ばっかり言う男で、しかもセックスが好きでたまらないという男、何処にでもいそうな雰囲気ですが、それを松坂桃李が演ずることが、一番のショックでした。セックス依存症というのは、アルコール中毒のように、しないと体がむずむずしてくる病気です。それをあの松坂がエロテックに振舞うと、逆に不思議な存在感がありました。天才外科医という触れ込みですが、本当は医者ではないというのも、詐欺っぽくて、松坂にとっては新しい演技の分野が開けたようです。戸田恵梨香と一回こっきりのセックスをしますが、タイトルにあるように、エイプリルフールということで、松坂はスルーして逃げます。菜々緒も悪女っぽいキャビンアテンダント役で、観ていてぞくぞくしました。戸田恵梨香は戸田恵梨香で、対人恐怖症の清掃員で、そして松坂の子供をお腹に宿しているので、一気に半狂乱になるのは目に見えた設定です。お腹の子を松坂の子だと言っても、エイプリルフールにかこつけて責任を取ろうとしない松坂。いずれにしても、それ以外の話もたくさん織り込まれていますが、全て真っ赤な嘘ばっかりで、最後まで笑い続けられる面白い映画でした。結局、桃李と戸田はハッピーエンドになりますが、めちゃくちゃな嘘の上に、きれいな花が咲くような映画でした。