あの子が生まれる/公式見逃し動画配信を無料で全話フル視聴する方法【ドラマ】

2015年冬のある夜、菜央(森田望智)が勤務する新生病院に、身元不明の臨月間近の妊婦(小倉優香)が救急搬送される。その妊婦には自殺未遂の形跡があったことで、病院内に不穏な空気が流れる。一命を取り留めた妊婦だったが、院長(羽場裕一)の一人娘で看護師長の美恵(芦名星)は、彼女に拒否反応を示すようになる。

約20年前、現院長の潤一郎(羽場裕一)は、謎の妊婦(小倉優香)の母・芙美子(泉はる)と愛人関係であった。当時、芙美子は潤一郎に認知を求めたが、初代院長の一人娘で麻酔科医・和代(山下容莉枝)の婿養子であった潤一郎はそれに応じず、のらりくらりと関係を続けていた。そんな中、芙美子が突然姿をくらましてしまう。

英子(小倉優香)は一向に心を閉ざしたままで、病室には不穏な空気が漂っていた。献身的に接する菜央(森田望智)に対し、その忌まわしい雰囲気から美恵(芦名星)はますます憎悪を増していく。美恵は、いつしか自分の夫で、産婦人科医の秀明(市川九團次)が英子と何かしらの関係があるのではないかと疑い始める。

美恵(芦名星)は子宮に先天的な病気があり、子どもができにくい体であった。そんな苦悩を抱え、不妊治療でつらい思いをしている美恵にとって、亡くなった母親の和代(山下容莉枝)だけが心のよりどころだった。そんなある日、美恵は父親の潤一郎(羽場裕一)と夫の秀明(市川九團次)から思いがけない提案を受ける。

出産間近だった英子(小倉優香)のおなかの中の胎児が、突然亡くなる。ショックを隠せない英子に対し、天罰が下ったとののしる美恵(芦名星)。英子の身を案じる菜央(森田望智)は、早くおなかの赤ちゃんを生んでお別れをするように促す。希望を失った英子は菜央に「私を忘れないで」と告げ、その場に倒れる。

あれから5年の月日がたち、菜央(森田望智)と勇馬(松本大志)は結婚。菜央のおなかには新しい命が宿り、ささやかながらも幸せな新婚生活を送っていた。しかし、菜央はいつしか悪夢にうなされるようになり、胎児の発育が思わしくないことから心身共に疲弊していく。そこで、勇馬は原因を究明するために動き出す。

菜央(森田望智)が心身共に衰弱し、悪夢の原因を究明するため勇馬(松本大志)は、当時の病院関係者以外にも聞き込みを行う。そんな中、当時看護部長をしていた佐和子(おぞねせいこ)から、新生病院に関する重要な証言を聞きだす。さらに、亡くなった英子(小倉優香)の葬儀時の写真が見つかる。

勇馬(松本大志)は新生病院の産婦人科医だった秀明(市川九團次)から英子(小倉優香)の秘密を聞きだす。その後、勇馬は菜央(森田望智)の悪夢は英子が原因である事にたどりつく。英子は幼少期に和代(山下容莉枝)から新生病院の旧病棟で軟禁生活を強いられており、英子と美恵(芦名星)は母親違いの姉妹だと判明する。

菜央(森田望智)は悪夢が日を追うごとに激しくなり、心身共に限界を迎えていた。それを何とかしようと勇馬(松本大志)は、懸命に英子の呪いについて調べ続ける。勇馬は現在は廃墟と化している新生病院の中に何か秘密があると考え、深夜に新生病院へと向かう。だが、その頃目を覚ました菜央は突然破水してしまう。

危険な状態の菜央(森田望智)の前に現れたのは、かつての新生病院の先輩ナースで、菜央が慕っていた佐和子(おぞねせいこ)だった。現在、菜央が通院している産婦人科で助産師として働いていたのだった。一方、勇馬(松本大志)は、英子(小倉優香)の呪いの秘密を探すため、閉院した新生病院の中を探索する。