プライド【ドラマ】公式見逃し動画配信を無料で全話フル視聴する方法!木村拓哉×竹内結子

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こちらでは、木村拓哉さん主演ドラマ「プライド」の動画配信を1話から最終話まで無料で視聴する方法やあらすじ・キャスト・感想をまとめています。

ドラマ「プライド」は、2004年1月12日より毎週月曜日21時からフジテレビ系列で放送されていました。
主演は、木村拓哉さん、ヒロインに竹内結子さんが出演。
アイスホッケーに燃える主人公・ハルとOL・アキの恋愛模様に加え、仲間との熱い友情を描くスポ根ラブストーリー!

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「プライド」あらすじ

 

 

とあるアイスリンク会場のロッカールームにテレビ局クルーの取材が入っている。インタビューをされているのは、実業団アイスホッケーチーム『ブルースコーピオンズ』のキャプテン、里中ハル(木村拓哉)。チームメイトの堀田大和(坂口憲二)と島村真琴(佐藤隆太)は、その様子を気にするが試合前のハルはナーバス。マネージャー、園田冴子(滝沢沙織)の忠告を無視して、リンクへと出て行く。途中、交際中の相手と携帯電話で話している同じくチームメイトの池上友則(市川染五郎)を促したハルは、メンバー全員と合流して気合を入れ、会場へ飛び出していく。リンク会場はハルの登場で、早くも大歓声に包まれていた。そんな客席に、3人のOLが現れる。村瀬亜樹(竹内結子)、相澤百合(中越典子)、石川知佳(MEGUMI)だった。

 試合後『ブルースコーピオンズ』のメンバーはバー『フェイスオフ』で祝勝会。ハルは腕相撲で対戦する大和の勝敗を友則と賭けていた。と、そこに女が現れる。どうやら友則が、またふった相手らしい。女にグラスの酒をかけられた友則は、ハルはどうしてこういう目に遭わないのかと尋ねた。するとハルは、付き合う女にはあらかじめゲームだから真剣にならないようにと断っていると答える。友則や会話に加わった大和、真琴は信じられない。ならばと、友則はハルの言葉の真偽を賭けることに。

 店の奥には亜樹、百合、知佳がいた。恋愛に奥手…と、いうか2年も連絡がつかない彼を待ち続ける亜樹は、百合と知佳に新しい恋をした方がいいとアイスホッケーの試合に呼ばれていたのだ。それでも、気乗りしない亜樹だったが…。

 友則は賭けの対象として亜樹たち3人に目をつけた。大和は、自分たちのチームの本社OLだから辞めた方が良いと言い出す。しかし、友則は知佳に狙いを定め、ハルには百合を落とさせようとふると、大和が大反対。ハルは、大和が百合を気にかけていることを察して誘うようにけしかける。友則と大和が3人のOLたちをナンパしに行くと、ハルは2人の対象外だった亜樹の観察を始める。

 亜樹は、店の外に出て帰ろうとする。と、突然、店の扉が開いてハルが転げだしてきた。続いて出てきた男たちと試合のことで激しく口論するハル。止めに入った友則は、男たちを店内に連れ帰り、ハルを残した。負傷している様子のハルを心配して亜樹が近づく。すると、ハルは亜樹の携帯電話のメールアドレスを聞いてくる。これが、ハルの作戦。

 翌日、ハルはある病院の病室を訪ねていた。ベッドの患者、安西健吾(時任三郎)と妻の容子(石田ゆり子)が迎える。健吾は、ハルが憧れたアイスマン。怪我をしてホッケーを断念。ハルたちのコーチになってから酒を飲みすぎて身体を壊していた。アイスマンでいるうちは本気で女に惚れてはいけないと、ハルを諭したのも健吾。怪我をして再起不能となった健吾は、家族に大きな負い目を感じていたのだ。ハルは、病院の玄関まで送ってきた容子に見舞金を渡して去っていく。

 一方、亜樹は昼休みに百合、知佳と喫茶店で昨日の報告。知佳は、友則とホテルまでいったので結婚するかもと上機嫌で報告する。が、百合は軽く扱われているだけど釘を刺す。案の定、友則から知佳への音信はない。百合は、進展はないが大和が外車に乗っていたことに御満悦。さらに百合は亜樹がハルからデートの誘いのメールを受けたことを知って、勝手にOKの返信をしてしまう。この時も、亜樹にその気はなかった。

 ハルたちもロッカールームで、亜樹たちへのそれぞれの手ごたえを話していた。ハルは亜樹に彼がいると感じている。そこに、冴子が見知らぬ男を伴って現れた。冴子は、男を新コーチの兵頭雄一郎(佐藤浩市)と紹介する。兵頭は早速、新しい練習メニューを配ろうとするのだが、ハルは認めないと言い出す。健吾が作ったメニューで今まで通りに練習すると断言するハルと兵頭は激突。ハルは大和の制止をふりきって姿を消してしまう。

 その日の夕方、ハルは約束の時間に現れ、亜樹を自分の車にピックアップ。メールアドレスを教えたことに深い意味はないと言う亜樹をさえぎり、ハルは恋人がいても自分を好きになると自信ありげな様子で、デートに出かけ…。

 

 

実業団アイスホッケーチーム『ブルースコーピオンズ』のキャプテン、里中ハル(木村拓哉)は村瀬亜樹(竹内結子)と恋人の“契約”を交わした。その“契約”は、自分の恋愛をゲームだと言うハルが、2年前に海外に行った亜樹の彼氏が帰って来るまでの約束。その間、決して本気の恋愛関係にはしないとのハルに亜樹も同意した。しかし、亜樹は“契約”をした自分の気持ちへの若干の後ろめたさと、ハルの行動に戸惑う。

 その日も、亜樹は相澤百合(中越典子)、石川知佳(MEGUMI)と『ブルーススコーピオンズ』の試合観戦に足を運ぶ。亜樹の心臓は、怪我人も出てしまうアイスホッケーの激しいぶつかり合いに早まる。そんな試合中も、ハルは観客席の亜樹を意識して余裕でスティックをさばくのだ。さらに、試合後はバー『フェイスオフ』でハルが中心になって、馬鹿騒ぎの祝勝会。思わず信じられないともらす亜樹だが、堀田大和(坂口憲二)や池上友則(市川染五郎)、島村真琴(佐藤隆太)らハルのチームメイトは“いつものこと”と全く動じていない。その時、店の一隅でインタビューを受けていたハルが、恋人の存在を聞かれて亜樹のもとへ。マネージャーの園田冴子(滝沢沙織)の制止を振り切ったハルは、カメラに向かって亜樹を自分の“ママ”だと紹介。ハル流のジョークのようだが…。

 祝勝会の後、大和は「今夜キメろ」と友則に促され、車のキーを借りて百合を送ることに。酒を飲んでの運転を心配する百合に、大和は自分とハルは試合中には飲まないと告げる。感心する百合は、まだ大和が金持ちだと思っていた。しかも、女性を大切に扱ってくれそうな大和にゾッコンの様子。大和は、百合の誤解を解きたかったが失敗してしまう。

 一方、ハルは亜樹をアパートまで送ってきた。インタビューの件はともかく、亜樹はハルとの“契約”を後悔している。それでも“契約”続行を軽口で迫るハルに、亜樹は自分を大事にした方が良いと言う。亜樹は、身を削るような試合の激しさに驚いていた。するとハルは、争いごとを嫌う亜樹に“古きよき時代の女”は、それでいいと告げ、これからも目を離さずに自分を見て欲しいと続けた。辟易する亜樹に、ハルはプレゼントを渡す。それは、試合で欠けた奥歯。自分のプライド、魂がこもっていると言い残し、ハルは亜樹と別れた。亜樹には、ハルの真意が分からない。

 翌日、ハルは安西容子(石田ゆり子)の家に行く。と、そこには兵頭雄一郎(佐藤浩市)がいた。健吾(時任三郎)の焼香に来ただけだと言う兵頭だが、ハルは不快感を隠せない。兵頭が帰ると、ハルは容子から彼が来た事情は聞くが、あまり納得できない様子。すると容子は、亡き夫・健吾への想いをハルに話し始める。

 その頃、亜樹は自宅近くの定食屋で大和と出くわしていた。大和もこの近くに住んでいると言う。ハルのことなら何でも知っていると言う大和に、亜樹はまず自分のことを話した。そして、亜樹は大和からハルの生い立ちを聞くことになる。なぜかハルが自分には心を開くと言う大和。すると亜樹は、大和が“古き良き時代の男”だからだと…。

 練習試合の後、動きの弱点を指摘する兵頭にハルは突っかかる。自分は健吾の教えに従うだけと頑なハルは、容子に近づくなとまで兵頭に言い放ってロッカールームを出て行ってしまう。その夜、ハルはビデオを借りて亜樹のアパートへ。亜樹が大和から聞いた過去の話を切り出すと、ハルは…。

 

 

『ブルースコーピオンズ』のロッカールームでは、里中ハル(木村拓哉)たち選手を前に、兵頭雄一郎(佐藤浩市)がチームのウィークポイントを指摘。そして、チームの活性化のために新たな選手を補強するために、必要ないと判断された選手に退部を要求する。兵頭の言葉を受けて、マネージャーの園田冴子(滝沢沙織)が退部勧告として数名の選手の名前を読み上げた。その中には、島村真琴(佐藤隆太)も含まれている。堀田大和(坂口憲二)や、池上友則(市川染五郎)はチームのムードメーカーでもあり、将来もある真琴を辞めさせるのはどうかと反対。しかし、ハルは兵頭の人事に同意した。選手たちはハルの真意を推し量るが、どうやら本気の様子。その頃、村瀬亜樹(竹内結子)は、相澤百合(中越典子)、石川知佳(MEGUMI)にハルとの“恋愛契約”について話していた。ハルが恋愛をゲームと割り切っていると言う亜樹に、百合は心が冷たい人間かもしれないと分析。

 その夜、ハルは大和のアパートにいた。大和はロッカールームでの出来事を心配している。しかし、ハルは大和と百合の関係へと話をそらす。大和は、百合からの連絡に答えていないらしい。金持ちを装ってしまった自分への罪悪感と、実際にデート代も心もとないのだ。ハルは、真実を話せばいいとけしかけるが大和は自信なさげ。ハルが、その臆病さを責める。すると、大和もゲームの恋愛しか出来ないとハルに言い返した。それでも、百合へのアプローチを渋る大和を、ハルが部屋の外へと連れ出した。ちょうどその時、大和と並びの部屋に女性が帰ってくる。なんと、その女性は亜樹で…。

 ハルと亜樹、大和はバー『フェイスオフ』へ。大和は、真実を知られてしまった亜樹にも責められる。一方で、亜樹は大和の気持ちも分かると言う。好きだから、つい嘘を言ってしまう…。亜樹は、そんな気持ちを持っている大和を信用して、百合を任せたいと語る。そこに、友則と知佳がやってきた。このカップルは、うまくいっているらしい。友則は真琴も伴っている。彼ら以外の選手たちも、ハルを取り囲んだ。友則たちは、口々に真琴を辞めさせないようにとハルに迫る。しかし、ハルは冷徹に真琴を突き放し、チームを辞めろと言う。真琴がチームに残りたいと懇願し始めると、ハルは不意に殴りかかった。真琴の弱腰を責める言葉を吐きながら殴り続けるハルを選手たちは慌てて制止する。選手たちの不満げな視線を一身に受け、店を出て行くハルを亜樹が追いかけた。

 車の中で亜樹に事情を話したハルはレストランへ。キャプテンとして真琴を守るべきと主張する亜樹をハルは否定する。亜樹は、百合の言葉を思い出す。それでも、優しい人間だと思ったと告げる亜樹に、ハルは“優しさ”とは何かと反論。さらに、自分は冷たい人間だと認めるハルだが…。

 その翌朝、兵頭は安西容子(石田ゆり子)と会っていた。容子は、ハルが自分たちを養うと言ったこと、自分たちにずっと一人でいて欲しいと話す。すると、兵頭も容子には一人でいて欲しいとハルの言葉に賛意を表した。その頃、亜樹はコインランドリーで大和と話をしていた。大和は、昨日ハルを追いかけた亜樹に礼を言う。そして、高校時代にハルに降りかかった問題を話し出して…。

 

 

『ブルースコーピオンズ』のトレーニングルームでは、里中ハル(木村拓哉)のドキュメンタリービデオが流されている。先日、ハルを取材したテレビ局が放映前にビデオを送ってきたのだ。止めさせようとするハルを堀田大和(坂口憲二)や池上友則(市川染五郎)が抑えてビデオを楽しむ。一方、同じビデオを村瀬亜樹(竹内結子)も相澤百合(中越典子)と石川知佳(MEGUMI)に見せられていた。自分も映ってしまっていることに、亜樹は大慌て。

 ビデオ鑑賞を終えてジムを出たハルたちの前に、数人の女性が近づいてきた。と、その中の1人がハルを“里中”と確認するといきなり殴りつける。ハルたちは事情を聞くため、女性たちとバー『フェイスオフ』へ。どうやら、女性たちの友人、平田真理子(水川あさみ)が妊娠したらしい。そこに、亜樹たちもやって来る。真理子は、合コンで知り合って関係したと女性たちは言うのだが、ハルは身に覚えが無い。最初は、ハルを疑う亜樹だがどうも様子がおかしくなる。女たちは、ハルのフルネームを“里中冬樹”と呼ぶ。そこに、当の真理子がやって来た。すると、なぜか友則が落ち着きをなくした。真理子と問題を起こしたのは、友則だった。亜樹を送るハルは、彼女の微妙な変化にかすかな戸惑いを感じていた。2人の恋愛は“ゲーム”。しかし、その距離は少しずつ近づこうと…。

 次の日、練習後のハルに友則が願い事をしている。昨日の真理子に、会いに行くのに付き合ってもらおうと言うのだ。金を渡して事なきを得ようとする友則に大和が噛み付く。それでもハルは、友則に付き合うことに…。2人が訪ねたのは、とあるクラブ。友則によると、真理子の仲間もいるらしい。その頃、大和は亜樹とアパートの前で出会う。大和は、友則の車は借りたくないとレンタカーを手配していた。亜樹に、さきほどの友則の話をしていると、何と本人がやって来た。百合に嘘がばれてもいいと言う大和を制して、友則は自分の車を貸す。一方、ハルは安西容子(石田ゆり子)と会っていた。容子親子の経済面を支えると言うハル。すると容子は、兵頭雄一郎(佐藤浩市)に仕事を世話してもらったので大丈夫だと断る。そこに、兵頭がやって来た。ハルは…。

 百合とデートする大和は、ついに本当の自分を語りだす。金持ちではなく、車も借り物であると。百合は、そんなことは関係なく大和を好きになったと言うのだが…。ハルは、亜樹のアパートへ。亜樹は、ハルが引退後、友則の会社へ再就職しようと考えていることに怒っていた。そう大和から聞いたのだったが、ハルはその話があり得ないことだと話し出す。

 ハルが『フェイスオフ』へと行くと、島村真琴(佐藤隆太)が友則の様子を心配している。真琴は、真理子の仲間たちに痛めつけられてしまったのだ。自分は手を出していないが、チームに迷惑がかかると退部を口にする友則。するとハルは、傷ついた友則を担いで店を出て行こうとする

もう一度、話し合いに行くというハル。亜樹は、2人に付き合うことに…。

 

 

里中ハル(木村拓哉)、堀田大和(坂口憲二)、池上友則(市川染五郎)、島村真琴(佐藤隆太)は、村瀬亜樹(竹内結子)のアパートで鍋パーティーをすることになった。企画したのは、相澤百合(中越典子)と石川知佳(MEGUMI)。何の進展もないハルと亜樹の仲を取り持とうというわけだ。また、百合は料理の腕を大和に見せようと気合い十分、女3人で材料の買出し中。その頃、ハルたちはチームのバスで移動していた。いつもの道が工事中のため、バスが別の道へ入ると大和の様子がおかしくなる。震えだす大和を心配するハル…。

 夕方、亜樹の部屋で鍋パーティーが始まった。百合は、自信満々に料理を勧めるのだが、味はイマイチ。大和が不機嫌になった百合をかばうと、ハルたちも気を使う。百合と大和、友則と知佳は良い雰囲気に、ハルも亜樹と…と、その時、真琴が部屋に飾ってある写真に気づいた。写真には、亜樹と彼氏が写っている。するとハルは、全て承知で亜樹と“恋愛契約”をしていると、みんなに話す。だが、百合は納得できない。亜樹の気持ちが心配なのだ。亜樹が、ハルを責めだすと大和が強い口調でさえぎった。みんなが帰ると、ハルと亜樹は2人きりに。亜樹は、大和の様子がおかしかったことをハルに訊ねる。すると、ハルは大和が移動中に苦い思い出のある道を通ってしまったと話す。

 『ブルースコーピオンズ』の試合が始まる。スタンドからは、大和に汚い野次が浴びせられる。野次の主は、毎試合現れる中年男、江川健(風間杜夫)。友則や真琴は腹を立てるが、ハルと大和はなぜか素知らぬ顔。大和に集中する野次に、真琴は「恨みでもあるのか?」と疑問を持つ。

 ハルは、安西容子(石田ゆり子)と会う。ハルは、兵頭雄一郎(佐藤浩市)と容子の過去の関係を聞く。すると、容子は自分と兵頭、亡夫との過去を話した。

 一方、亜樹は大和の部屋に怒鳴り込んでいた。大和が百合に別れ話を持ちかけたのだ。大和は、本当の自分は女性と付き合ってはいけないと亜樹に打ち明ける。理由を聞きたいと食い下がる亜樹に、大和は信じられないようなことを突きつけた。

 亜樹は、大和の話の真実をハルから知らされる。それは、大和がアイスホッケーを始めた悲しい事情だった。

 

 

里中ハル(木村拓哉)が出演した番組が放送された。村瀬亜樹(竹内結子)もハルに引っ張られて映ってしまったため、相澤百合(中越典子)や石川知佳(MEGUMI)にからかわれてしまう。知佳はハルの格好よさを改めて認める。百合は、ハル本人も番組出演を嫌がってはいないだろうと話すと亜樹が否定した。亜樹は、ハルが嫌々番組出演を承諾したと言うのだが…。

 『ブルースコーピオンズ』に対する世間の目は変化していた。なんとチャンピオンチーム『グリーンモンスターズ』の選手が『ブルースコーピオンズ』の試合を偵察に来ていたのだ。そんな試合前、堀田大和(坂口憲二)や池上友則(市川染五郎)たちメンバーとロッカールームにいたハルは園田冴子(滝沢沙織)に呼び出された。チームの事務所にハルの母親と名乗る女性から電話が入ったらしい。

 試合後、ハルは亜樹と『フェイスオフ』へ。大和や百合たちいつものメンバーの他に、珍客が来ている。『グリーンモンスター』の選手たちだ。中でも、ハルと同じセンターの山本玲志(山下徹大)は不遜な態度で接してくる。友則によると、玲志は『グリーンモンスター』オーナーの息子でもあるらしい。“金持ち”と聞いて、百合は少し興味を持つ。『ブルースコーピオンズ』の選手や試合、ファンまでも愚弄する玲志。大和たちは反論するのだが、ハルは黙っている。すると玲志が、あるゲームを持ちかけた。手の中に隠したコインを左右どちらにあるかを当てる単純なもの。島村真琴(佐藤隆太)がコインを隠して出題すると、玲志は何回も見事に当ててしまう。ゲームに飽きた玲志は試合を見に来た理由を話す。兵頭雄一郎(佐藤浩市)をスカウトに来たと…。

 店を出ると、亜樹は玲志の態度の悪さをハルに持ちかける。しかし、ハルは…。店でも玲志に反論しようとしなかったハルは、試合前の電話に思いをめぐらせていたのだ。電話の主は、確かにハルの母親だった。ハルは、母親と明日会うことになったと亜樹に告げる。母親と何を話せば良いのか分からないと言うハルは、亜樹に一緒に来て欲しいと頼む。さらに、2人きりになったら母親に酷いことをしてしまいそうだとハルが不安を口にすると、しばらくためらった亜樹は同行を約束する。

 翌日、兵頭は安西容子(石田ゆり子)と会っていた。容子に就職祝いの品を渡した兵頭は、自分とハルの仲を取り持とうとしてくれたお礼の意味もあると加える。兵頭は、ハルが過去の自分が容子に対して何を思ったかを聞いてきたと伝える。そして、兵頭は今現在の容子への自分の思いを語る。その頃、ハルは亜樹とともに母、千恵子(松坂慶子)と会っていた。

 里中母子と別れた亜樹は、大和にハルの様子を話す。大和は、自分を捨てて蒸発した千恵子にハルがとげとげしい態度で接しなかったかと心配するが、亜樹の答えは違っていた。亜樹は、ハルが千恵子にまるで恋人のように接するのを見てショックを受けたと大和に話す。まるで乳離れしていない子供のようだと表現する亜樹に、大和はうなずく。大和は、ハルが幼い時、千恵子に甘えられなかった分を取り戻そうとしているのだろうと言う。そして、凍り付いてしまった心を溶かしたいのだと…。

 亜樹は、千恵子の『ブルースコーピオンズ』の氷上トレーニング観戦に同行する。千恵子が例のテレビ番組を見てハルに会いに来たと聞いて、亜樹は納得する。ハルはこのために出演したのだと。それでも千恵子と会ったことで、あんなに嬉しそうなハルの顔を始めて見たと亜樹が話す。すると、千恵子はハルに会いにきた別の目的を口にする。

 

 

里中ハル(木村拓哉)と村瀬亜樹(竹内結子)の関係は、親密さを深めつつあった。

 そんな時、亜樹は相澤百合(中越典子)、石川知佳(MEGUMI)とデパートへ買い物に出かける。3人の目的は、ある人へのプレゼントを買うこと。しかし、百合と知佳はウェディングコーナーに釘付け。試着してインスタント写真を撮ってもらえるというサービスに、亜樹も少しそそられる。結局、3人ともに写真を撮影してもらい、百合が受け取ってくると人に押されて倒れてしまった。百合が持っていたインスタント写真を拾い上げたのは『グリーンモンスターズ』の山本玲志(山下徹大)で…。

 『フェイスオフ』では、誕生会が開かれる。ハルのために催されたサプライズパーティーだ。亜樹たちの買い物は、ハルへのプレゼント。堀田大和(坂口憲二)や池上友則(市川染五郎)、島村真琴(佐藤隆太)らも集まり、次々とハルにプレゼントを渡す。そこに遅れて百合がやって来た。と、彼女に続いて玲志まで…。しかし、百合はハルへのプレゼントを忘れてしまったと言う。ハルは気にしなくて良いと言うのだが、大和は百合をみんなの輪から連れ出した。大和は、プレゼントのことではなく玲志を連れて来たことを責める。すると百合は、玲志は自分を助けてくれただけなのになぜ怒るのかと反論。2人は口論になってしまい、百合は送って欲しいと玲志の車に乗ってしまう。

 その後、酔いつぶれた大和をハルと亜樹がアパートまで送ってきた。亜樹は、大和の面倒は自分が診ると、ハルをパーティー会場に戻す。ようやく自分を取り戻した大和は、自己嫌悪。そんな大和を亜樹が慰める。すると、まだ酔いが醒め切らない大和は、亜樹とハルの関係を改めて祝福しだした。さらに、大和は亜樹に彼氏がいることを心配していたと言う。亜樹が、その事ならもういいと部屋を出ようとする。その時、大和は亜樹が待っていた彼氏が日本に帰って来るらしい…と、もらしてしまった。

 兵頭雄一郎(佐藤浩市)は、安西容子(石田ゆり子)と墓参り。そこで、兵頭は日本に帰ってきた理由を話し出す。海外で、ハルのビデオを見た兵頭は、その姿にある可能性を見出したと言う。自分が見られなかったものが、ハルには見えるかもしれない。もし、ハルに見ることが出来るなら、どんなものなのかを知りたいと容子に告げる。

 兵頭と別れた容子は、ハルと話す。夫や兵頭のハルに賭ける思いに嫉妬してしまうともらす容子に、ハルは異を唱える。ハルが恋愛で悩んでいると感じた容子。するとハルは、関係がうまくいっていると不安な気持ちになると告白。そんなハルに、容子は深く考えすぎないようにとアドバイスした。

 その頃、昼休みの亜樹は料理本に見入っていた。知佳が、そんな姿をうらやましがっていると、亜樹に電話が入る。電話に出た亜樹の動きが止まる。相手は、亜樹が待ち続けた男、夏川啓介(谷原章介)だった。

 

 

里中ハル(木村拓哉)が、村瀬亜樹(竹内結子)へのプレゼントに選んだのは、自分の部屋のスペアキー。しかし、亜樹は待ち続けた恋人、夏川啓介(谷原章介)と橋の上で再会。プレゼントを渡しに来たハルの目の前で、亜樹は夏川の元へと歩いていってしまう。ゲームで始めたハルと亜樹の恋愛に結末が訪れようとしていた。

 堀田大和(坂口憲二)は、相澤百合(中越典子)と安いうどん屋で食事。安上がりの店での食事を嫌がる百合に、大和が聞きたいのはハルと亜樹の関係だ。百合は直接本人に聞いたわけではないが、亜樹の態度からハルとは終わったのではないかと言う。納得できない大和のもとに、島村真琴(佐藤隆太)から電話が入る。『フェイスオフ』への集合の連絡だった。

 『フェイスオフ』には、石川知佳(MEGUMI)に連れられて亜樹も来ていた。亜樹が店内に入ると、池上友則(市川染五郎)が呼び寄せる。この日のパーティーは、ハルが友則と亜樹との恋愛を賭けた賭けに負けたことを発表するものだった。パーティーの後、いつものように亜樹を送るハルは、陽気に振舞うことで大和と百合、友則と知佳が会いづらくなるのを避けたかったと告げる。しかし、自分と亜樹は今までのようにはいかないと続ける。そんなハルに謝る亜樹。さらに、ハルは強がりを言って亜樹と別れた。一方、大和に送られた百合は、車のダッシュボードに友則の名前を見つけてしまい…。

 ハルは、安西容子(石田ゆり子)にふられたことを報告。容子は、亜樹が夏川と再会した時に、ハルもいたことを心配する。夏川が、亜樹とハルの関係に疑問を抱くのではないかと言うのだ。ハルは、夏川に嘘をつけば良いと言うのだが、容子の心配は亜樹にあった。恋人に嘘をつき続けなくてはならなくなる亜樹のことに…。

 亜樹は、大和とコインランドリーにいた。ハルがショックを受けたと言う大和に、亜樹は自分もショックだったと答える。なぜ、あの時、ハルではなく夏川の胸に飛び込んでしまったのか? その理由が自分でも分からないと亜樹。しかし、夏川を選んだことには後悔はないと言う。亜樹と大和がアパートに戻ってくると、百合がいた。亜樹と大和は、同じアパートに住んでいるわけではないと取り繕うとするのだが、百合は嘘に気づいていた。

 大和は百合を自分の部屋に入れる。百合は嘘をついて自分と付き合っていたと大和を責める。百合の誤解から、こうなってしまったのだが正直に謝る大和は真実を話す。だが、百合の怒りはおさまらず、二度と会わないと出て行ってしまった。

 ハルのマンションに、大和と友則、真琴が集まって飲み会。今度は、大和の失恋パーティーだ。真琴が買い物へ、大和が酔いつぶれると友則はハルに話しかける。友則は、なぜ亜樹を引きとめようとしなかったのかとハルを諭す。どんなことをしてでも…プライドを捨ててでも引き止めた方が良かったのではないかと言う。ハルは否定するのだが…。

 兵頭雄一郎(佐藤浩市)は、山本玲志(山下徹大)と会っていた。兵頭は『ブルースコーピオンズ』の選手、試合データを玲志に渡す。兵頭は、自分のチームが一度完璧に負かされた方が良いと考えていた。玲志と入れ替わりに容子が来る。兵頭は“氷の女神”をハルに見せるためには、覚醒させる必要があると容子に告げる。

 玲志は大和を呼び出した。百合とデートをしたと大和に伝える玲志。大和は、百合を大事にして欲しいと言うのだが、玲志にとってはあくまで遊び。その玲志を追いかけていった大和は…。

 

 

里中ハル(木村拓哉)は、兵頭雄一郎(佐藤浩市)、池上友則(市川染五郎)、島村真琴(佐藤隆太)らと堀田大和(坂口憲二)が運び込まれた病院へ。チームを代表して担当医の話を聞いたハルと兵頭は、大和の怪我がアイスホッケーの選手生命も脅かしかねないものだと知る。選手として復帰できないかもしれない…。手術後の病室で眠る大和に、ハルはどんな言葉をかければ良いのか分からなかった。

 大和のアパートに入院に必要なものを取りに行ったハルは、村瀬亜樹(竹内結子)と会った。石川知佳(MEGUMI)から大和の怪我を知らされた亜樹は、相澤百合(中越典子)と見舞いに行くと言う。そんな亜樹に、ハルは夏川啓介(谷原章介)が訪ねてきたことを打ち明ける。そしてハルは、自分と亜樹の関係を認めてしまったことを謝った。だが、亜樹はハルのことより、どうして夏川が直接自分に聞かなかったのかと疑問を持つ。

 大和の病室には、ハルたちが集まっていた。友則と真琴、園田冴子(滝沢沙織)は先日の『グリーンモンスター』戦の話を大和にしている。と、ハルは大和の母親を迎えに行って欲しいと友則たちを病室から出した。2人きりになると、大和はハルがホッケーを始めたきっかけを尋ねる。ハルはその理由を話し、日本ではマイナーなスポーツで自分たちは名もなき選手だが、いつかは報われると話す。すると、大和は自分も名もなき戦士だが、途中で消えてしまうと…。大和はアイスマンとして復帰出来ないことに気づいていた。そして、大和はハルに謝罪する。もう、ハルの背中に檄を飛ばすことが出来ないと言うのだ。ジョークで切り返そうとするハルだが、さすがに言葉に詰まってしまう。大和を1人にしようと病室を出たハルは、見舞いに来た亜樹と知佳に会う。2人は百合も誘ったのだが、次の恋を探したいと断られていた。

 大和を欠こうとしている『ブルースコーピオンズ』では、真琴がキーパー練習をしたいとハルに申し出た。真琴は必死なのだが、ハルは今ひとつ気合が入らず、リンクを後にする。ハルがシャワーを浴びてロッカールームに戻ると友則がいた。友則は、こんな時だからこそキャプテンのハルにしっかりして欲しいと頼む。すると、ハルは自分にとって大事な人間が次々と離れていく淋しさを口にする。友則は、氷の女神に嫉妬されているのでは? と、明るく切り返し、ハルも友則の友情に励まされるのだった。

 その頃、大和の病室を見舞った亜樹は安西容子(石田ゆり子)と会う。亜樹を見た容子は、ハルの交際相手と気づく。場所を喫茶店に移すと、容子は亜樹と一度会ってみたかったと言い出す。容子は、ゲームで始めたハルと亜樹の恋が真剣になってしまったことに気づいていた。容子との会話で、亜樹はハルとの出来事を夏川に許してもらうつもりはないと言う。それなのに、夏川のもとに戻った理由を亜樹は容子に打ち明ける。

 亜樹のアパートに夏川が来ていた。指輪を用意して結婚を促す夏川に、亜樹は自分にはその資格がないと告げる。すると、夏川はハルが来た時のことを話し始めた。夏川はハルが言ったことは嘘で、しつこくされているのなら警察に訴えても良いと言う。亜樹が否定すると、夏川は突然怒りを爆発させてしまう。

 翌日、ハルが定食屋にいると亜樹が来た。体調不良で仕事を休んだと言う亜樹は、なぜか帽子を目深にかぶっている。ハルがいたずらで帽子を取ると、亜樹の顔には…。

 

 

里中ハル(木村拓哉)は、村瀬亜樹(竹内結子)を思うあまり、夏川啓介(谷原章介)に暴行を加え、警察の留置所に入れられてしまった。事件が公になれば、ハルの選手生命はなくなる。接見に来た兵頭雄一郎(佐藤浩市)からは突き放された言葉を言われてしまい、激しく落ち込むハル。亜樹だけは、そんなハルを思って涙を流すのだが…。

 いったい自分のプライドは…。翌日、接見に現れた安西容子(石田ゆり子)に、ハルは現在の気持ちを語る。自分自身を信じられなくなってしまったと。そんなハルに、容子は一通の手紙を渡す。リハビリして最終戦に復帰すると言い出した堀田大和(坂口憲二)からのものだった。大和は、高校時代の出来事を手紙に綴る。退部になってしまった時、安西健吾(時任三郎)と出会ったのは果たして偶然だったのか? と。それが運命だと書く大和は、強い気持ちさえあれば自分にもハルにもきっとチャンスはあると投げかける。

 留置所に戻って手紙を読んだハルは、同じ部屋に入った加賀美浩(新井浩文)があきれるほどのトレーニングを開始した。その頃『ブルースコーピオンズ』のロッカールームでは池上友則(市川染五郎)が選手たちに気合を入れていた。最終戦まで残り3戦。ハルと大和がいなくても負けるわけにはいかないと。2人が帰って来るまで、何が何でも勝ち続けると頼もしく語る友則に、島村真琴(佐藤隆太)たち選手が同調する。

 亜樹は、仕事中に兵頭から呼び出された。ハルの件を切り出した兵頭は、亜樹から夏川に告訴取り下げを頼んでもらいたいと言う。園田冴子(滝沢沙織)が、会社の人間として理解して欲しいと口を出すと、兵頭が制して亜樹に深々と頭をたれた。兵頭は、ハルの選手生命を終わらせたくないと必死に懇願する。すると亜樹は、兵頭に頼まれなくてもそうするつもりだったと話しだす。夏川に頼むタイミングを計っていたと。亜樹が帰ると、兵頭は早速、弁護士に電話をかけようとする。メモを取るためのペンを冴子に要求する兵頭。

 留置所では、浩が体を心配するほどハルがトレーニングを続けていた。何かに夢中になって、誰かに止められたことがあるのか? と、浩に問うハル。自分自身に嘘ばかりつく生活にイラつくのではないかとまで言われて、浩が声を荒げると…。ハルは動きをピタリと止めて浩を凝視した。その様相に、浩はそれ以上突っかかれなくなってしまう。

 亜樹は、夏川と会った。亜樹は、ハルの告訴取り下げを願う。しかし、夏川は頭から否定する。亜樹は誠心誠意、夏川に頼む。ハルからアイスホッケーを奪えない。恋愛感情ではなく、それだけだと…。自分をもう一度だけ信じて欲しいと亜樹は微笑む。

 気迫に圧された浩は、すっかりハルを兄貴扱い。浩は、自分の彼女が妊娠したことまでハルに相談していた。そんな浩に、彼女が望むなら産ませてやれと告げるハル。子供にとって父親より大事な存在となる母親が産みたいと言うのなら…と。一方、大和もリハビリに励んでいる。傍らには、相澤百合(中越典子)。病室に戻ってくると、亜樹が見舞いに来た。百合は、よりを戻したわけではないと亜樹、そして大和にも念を押す。反対に、百合がハルを心配すると、もう大丈夫だと亜樹。その頃、兵頭は容子にハルを迎えに行って欲しいと頼んでいた。告訴が取り下げられることになったのだ。亜樹に頼んだことが功を奏したと言う兵頭に、容子は疑問を持つ。もしかしたら、そのことで亜樹が不利益になるのではないかと言うのだ。しかし、兵頭は意に介さない。そんな兵頭に、容子は釘をさす。ハルが揺れてしまったのも、助けたのも亜樹だと。その亜樹を馬鹿にはさせないと…。

 容子に連れ出されたハルは大和と会い、その足でスコーピオンズの試合を見に行く。大和は、どうして復帰しないのかとハルに問う。チームに私事で迷惑をかけた禊ぎが終わっていないとハル。そこに山本玲志(山下徹大)が現れた。玲志のスコーピオンズを馬鹿にする挑戦を粉砕すると言うハル。

 その日の試合はスコーピオンズが勝利を収めた。兵頭に礼を告げに行ったハルは、新たなステップに挑戦したいと話す。すると兵頭は、条件として『グリーンモンスター』に勝つことを挙げる。その後、ハルは『フェイスオフ』へ。勝利の喜びとハル復帰に沸く選手たち。そんな選手たちに、禊ぎをしたいと言い出すハル。その頃、石川知佳(MEGUMI)と退社した亜樹は容子に呼び止められていた。夕食を共にする3人。容子は、告訴取り下げの件で気にかけていたことを亜樹に聞く。夏川に告訴取り下げを納得させるために、亜樹はある事を条件にしたのでは? と。容子の心配は当たっていた…。

 

 

里中ハル(木村拓哉)は、自分から誰も愛そうとしないのはずるいと村瀬亜樹(竹内結子)に言われてしまう。その後、安西容子(石田ゆり子)からは亜樹が夏川啓介(谷原章介)との結婚を条件にハルへの訴えを取り下げさせたことを知らされる。ハルは、その可能性も考えてはいたが、だからと言って強引に奪おうとしても亜樹はついて来ないと言う。容子の「古き良き時代の女だから?」との問いかけにうなずくハル。すると、容子はハルが亜樹をそういう女にしてしまったと言うのだ。

 亜樹は、堀田大和(坂口憲二)と会っていた。夏川と結婚すると言い張る亜樹に、大和はハルのカナダ行きの話を伝える。亜樹にふられたから、海外に行くのでは? と、疑う大和に亜樹は、これでせいせいすると答えるのだが…。

 池上友則(市川染五郎)と石川知佳(MEGUMI)は夏川と話していた。2人は、ハルと亜樹の関係が崩れてしまったことを心配していたのだ。友則は、なぜ亜樹を長い期間放っておけたのか? と、夏川に疑問を投げかける。よっぽどの自信があるか、亜樹をたいして思っていなかったかのどちらかだと思うと友則。しかし、帰国してみると亜樹は夏川とは正反対の仕事や生活をするハルと交際していた。ハルの出現によって、亜樹への執着心が生まれたのではないかと言うのだ。そうして結婚しても、ハルと亜樹の過去を夏川は忘れることは出来ないと続ける友則。疑いを持ち続けての結婚はナンセンスと言う友則は、亜樹をハルに譲って欲しいと夏川に頼む。

 『フェイスオフ』には、ハルと兵頭雄一郎(佐藤浩市)がいた。チームに辞表を出した兵頭に、ハルは園田冴子(滝沢沙織)から聞いたと目の具合を尋ねる。目が悪くなっていることを認める兵頭は、視力を失っても生きていけると強がる。すると、ハルはその時には容子が兵頭の側にいた方が良いのではないか? と問いかける。鼻で笑う兵頭に、ハルは自分の未来を見ているようで淋しくなると言う。

 ついにリーグ優勝をかけた『ブルースコーピオンズ』対『グリーンモンスターズ』最終戦の日が来た。ロッカールームでは、ハルが来期に自分がいなくなっても大和が復帰し、友則がいて兵頭もコーチを続けるのでチームは安泰と選手を鼓舞。兵頭の辞表提出を否定してしまう。そしてハルは、今日の作戦を選手たちに伝える。1点取られてからが勝負だと…。モンスターズの固い守りは自分が砕くので信じて欲しいとハル。すると、兵頭も負けて得られるものはないと思えと、選手たちの背中を押す。一丸となったスコーピオンズの選手がリンクに向かい、試合が始まった。しかし、早速、モンスターズのセンター、山本玲志(山下徹大)のショットが決まりスコーピオンズは劣勢に。と、兵頭は選手交代を命じる。リンクに入るよう指示された選手名を聞き、驚愕する選手たち。

 その頃、亜樹は、客席で声援を送る相澤百合(中越典子)、知佳とは別行動をとっていた。夏川とドレスショップに赴いてウェディングドレスを選んでいた。幸せそうに振舞う亜樹に夏川は…。

「プライド」キャスト

里中 ハル:木村拓哉

村瀬 亜樹:竹内結子

堀田 大和:坂口憲二

池上 友則:市川染五郎

島村 真琴:佐藤隆太

園田 冴子:滝沢沙織

安西 健吾:時任三郎

安西 容子:石田ゆり子

兵頭 雄一郎:佐藤浩市

相澤 百合:中越典子

石川 知佳:MEGUMI

夏川 啓介:谷原章介

山本 玲志:山下徹大

みんなの感想

このドラマは、企画大多亮さんと脚本野島伸司さんというトレンディドラマの大御所2人がタッグを組み、そこに主演木村拓哉さん、ヒロイン役に竹内結子さんという豪華キャストで作られたラブストーリーで、月9の王道をいった作品です。木村拓哉さん演じる実業団のアイスホッケー選手里中ハルが、男のプライドをかけて、アイスホッケーに全力で打ち込み、愛する彼女も全力で守る姿が描かれており、とても熱量を感じるドラマでした。特にアイスホッケーのシーンでは、華麗にリンクを滑る木村拓哉さんがやはり流石としか言いようがないくらいカッコ良かったですし、試合のシーンはとても迫力が伝わってくる映像で、見ている方も力が入ってしまうほどでした。なんでも器用にこなし、その道のプロと思わせてしまう身体の動きは尊敬します。ドラマはヒロイン亜樹の恋人がアメリカから帰国してから急展開していき、ストーリーにメリハリがあったのも良かったと思います。やはりラブストーリーには障害がないと見てる方も面白くないですし。ヒロインを演じた竹内結子さんはとにかく綺麗で、男であれば誰もが全力で守ってあげようと思えるような美しさでした。結末は書けませんが、月9の王道をいく最高のドラマです。

今でもかっこいいけれど、人気絶頂のかっこいいキムタクがアイスホッケー選手のハルを演じ、同じく人気で数々のヒロインを演じる竹内結子が、亜樹を演じた最高の名作!当時もすごくはまって何度も見ましたが、今見ても2人が作り出すドキドキやキュンキュンがすごくよく、臭いキザなセリフもたくさんあるけど決して古臭く感じず、本当にいいドラマ。氷上の格闘技であるアイスホッケーのシーン、仲間のシーン、クイーンの歌がいいんです。キムタクや仲間たちの闘志、目、すごい迫力でめちゃくちゃかっこいいです。そして熱くなる青春ドラマでありながら、恋愛の部分がかなり胸をギュッとさせてくる。目眩がしそうなくらい、このドラマに魅せられます。恋愛をゲームと考える男と古き良き時代のOL。ハルは子供っぽさがあり安心感とは正反対で、一緒にいるとすごくドキドキさせられる人。亜紀は母性があってハルを包み込む女性。キムタクと竹内結子がその2人を見事に演じていて、すごく入り込めます。キムタクなのかハルなのか分からなくなるくらいキムタクはハルそのものだし、同じく亜樹も竹内結子そのものと思うほど。さらに2人の心と関係性が徐々に変わっていくストーリーの中には、胸に沁みる名言の数々が散りばめられていて、感化されたことでしょう。忘れられない作品です。

ドラマ『プライド』は、2004年1月クールに放送された、フジテレビの月9ドラマで、脚本は、ヒットメーカー・野島伸司です。この頃の月9はとても勢いがありますね。
キャストには、木村拓哉、竹内結子、坂口憲二、市川染五郎、佐藤浩市と、当時最も旬だった俳優が勢ぞろいしていて、超豪華です。実は竹内結子は代打ヒロインだったそうですが、このドラマで大人気になりました。それも納得の愛らしさですね。木村拓哉のイケメンさ、坂口憲二の男臭さ、市川染五郎の美しさ、佐藤浩市からダダ洩れるフェロモン。そして、ただただ、竹内結子がかわいいです。誰もかれもが素敵で、画面を見ているだけでも幸せになりますよ。竹内結子の訃報を聞き、改めてドラマを観ましたが、最高です。
内容はもちろん「これぞ月9!」というドラマチックぶり。きっとこのドラマを観た人は、みんな、こんな青春を送りたい、送りたかった、と思ってしまうことでしょう。アイスホッケーを題材に、友情と恋愛が輝きます。キャッチーなセリフも満載です。これでもかというほど不幸が襲ってきますが、そんな中で育まれる、ハルとアキの関係に、キュンキュンさせられます。最終話のラストは、絶対に見逃してはいけません。大号泣です。

アイスホッケー界では有名な選手である里中ハル(木村拓哉)を主人公として、「Love&Fight」をテーマに恋愛やスポーツを描いている。ヒロイン役には、竹内結子(村瀬亜樹役)がキャスティングされ、過去や現在の経験から、恋愛対して臆病で不器用な二人は、つかず離れずの距離を保ちながら、ちょっと大人でもあり、時には子供のように素直な気持ちを恥ずかしさ故に隠してしまうようなじれったい所や、すごく考えさせられるセリフも多くあり、恋愛の深さや、人と人の向き合い方の違いや価値観の違いを見せつけられるシーンもあり、好きなだけじゃ上手くいかないところが人間味のある姿を映し出しています。恋愛だけではなく、アイスホッケーを通して、スポーツの在り方や、仲間とのぶつかり合いから生まれる、男の固い絆で結ばれた友情が熱く熱く描かれているので、部活に勤しんでいた辛くもあり楽しくもあった青春時代を思い出し、やっぱり、スポーツは、人を強くするし、成長させてくれる、かけがえのないものを手に入れることができる素晴らしいものだと改めて感じ、自分にとっても必要不可欠な時間であったんだなと自分の過去についても振り返るきっかけになり、いい時間を過ごさせてもらいました。

最初、このドラマを見る前はさすがにアイスホッケーの選手役は無茶じゃない?と思っていたのですが、いざドラマが始まるとそんな思いは杞憂に終わりました。試合中はスピード感もあり、最初木村さんの役は嫌味で好きになれませんでしたが、徐々にそのそっけないけれどカッコいい所に夢中になってしまいました。痛そうな場面もありましたがクイーンの曲がぴったりはまっていて、曲が流れるたびにテンションが上がっていました。アイスホッケーはマイナースポーツのイメージがありましたが、このドラマで興味を持った人が増えたのも納得です。竹内結子さんが演じた亜樹もとても可愛くて良かったです。最初プライドのかたまりのような人間だったハルが亜樹と接するうちに、どんどん丸くなっていくのは見ていてほっこりしました。ラストは、これぞTHEドラマっていう感じでした。ハルの為に自分を犠牲にする亜樹にハラハラしたり、亜樹の元彼の性格が悪くてイライラしたり、でもラスト必ずハッピーエンドでスッキリしました。他にも坂口憲二さんや、佐藤浩市さん、時任三郎さんなど色んな年代のイケメンが多くて見ていて癒されました。恋愛ドラマですが、スポーツドラマもしっかり描かれていてとても面白いドラマでした。

このドラマは実業団アイスホッケー部ブルースコーピオンズに所属する里中ハル(木村拓哉)と村瀬亜樹(竹内結子)の恋愛ドラマで、オープニングにQUEENの「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」が使われたことも話題になりました。この曲を聴いただけで結末は予想できます。
亜樹には夏川という彼氏がいるし、ハルは誰のことも真剣に愛そうとせず恋愛をゲームだととらえています。「ハル(春)と亜樹(秋)は繋がっていない」と言いながら2人は仮の付き合いを始めます。
ハルの台詞はいちいちくさいのですが、キムタクだからカッコよくて「メイビー?」とよく真似していました。
亜樹は純粋で本当に可愛い!
本当は惹かれ合ってるということはドラマを見ている私達はとっくにわかっていながら、2人の恋愛をハラハラしながら見守っているというドラマです。
亜樹がハルの頑なな心をとかしていくところが何とも言えない見どころです。
最終回もステキです。
こうだったらいいなという憧れがいっぱい詰まった恋愛ドラマで、亜樹を応援したくなるのは竹内結子さんが亜樹のハマリ役だったからです。
全体としてはアイスホッケー部のスポーツドラマですが、人を愛し愛されることからとんでもない力が湧くことを見る人に訴えかけてきます。
頭を空っぽにして素直に人を愛そうと思えるドラマです。

 

まとめ

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