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「家庭教師のトラコ」とは?
2022年7月20日より放送中のドラマ「家庭教師のトラコ」。
このドラマでは橋本愛が主演を務めています。
「家庭教師」ということで受験ドラマのような気がしますが、これは受験のための家庭教師ではなく、年齢や着替えている問題もそれぞれ違う3人の母親と3人の子供を作るという個別指導式のホームドラマとなっています。
生活レベルも全く違う3人に共通するのは、
『自分の子供を志望校に合格させたい!』
という切実な願い。
いっぽう3人の子供たちも、
親には言えない「深刻な問題」を
抱えていました。
トラコは子供に尋ねます。
“それであなたは、何が知りたいの?”
子供たちはすがるような眼差しで答えます。
どうして勉強をしなければならないの?
夢をもってはいけないの?
イジメはなくならないの?
“それでは、授業を始めましょう”
トラコは、決して説教もしないし、
難しいことも言いません。
ただ、世の中にある現実を子供たちに見せるだけ。
子供たちは、いつの間にか
「正しいお金の使い方」を知ることになります。
そして、ほんの少しだけ
自分の進む道がわかってくるのです。
はじめはトラコに対して疑心暗鬼だった親たちも、
少しずつ成長していく子供たちを前に、
自分たちの人生に自信を持ち始め、
新しい家族のあり方を模索するようになるのです。
トラコは、「家庭の教師」だったのです。
けれど・・・彼女はなぜそんなに
「お金」にこだわるのでしょうか?
そして、トラコの本当の“目的”とは・・・
新聞記者の中村真希(美村里江)は、一人娘・知恵(加藤柚凪)の将来を案じ、なんとかして有名私立小学校に合格させようと躍起。おもちゃメーカーに勤める夫・朔太郎(細田善彦)の非協力的な態度にイライラが募るばかり。そんな真希の元に1通のメールが届く――『どんな志望校も合格率100%!しかも授業料はそちらが決める!』。
メールの主は、伝説の家庭教師・根津寅子(橋本愛)。高卒でコスプレが趣味で不愛想…保護者とのやり取りは東大出身の秘書・福田福多(中村蒼)にすべて任せきり。しかし、どんな生徒も必ず第1志望に合格させる。そんなトラコの授業を受けるためには3つの条件があった。『教育方針には口を出さない』『授業中は部屋を覗かない』『授業の日はお宅に泊めていただきます』。一体何者…!? いぶかしがりながらも契約を結ぶ真希。同じ頃、息子を東大に合格させたい上から目線の上原里美(鈴木保奈美)、中学受験を控えた息子を女手一つで育てる定食屋の店主・下山智代(板谷由夏)も、トラコと契約していたのだった――。
迎えた授業初日、トラコはメリーポピンズのような姿で真希の家にやってくる。真希から授業料1万円を受け取り、知恵と2人きりになったトラコは、「あなたは何を知りたいの?」と知恵に尋ねる。「なんで、知恵はお受験しなきゃいけないの?」と答える知恵に対し、トラコは「知恵ちゃんにとって幸せとは何かを考えてみましょう。この1万円を使って――」と知恵に授業料の1万円札を渡してしまう。2人が何をしているのか、気になる真希に知恵は「口出しはしない!」とトラコの真似ではぐらかす。その夜、中村家に泊まったトラコは、真希に対して食費の無駄を厳しく指摘する。
一方、里美の家にやってきたトラコは、打って変わって妖しい美人教師の姿。さらに智代の家には
熱血教師の姿で現れる。そして日曜日になると、たまった洗濯物を持って福多のマンションに転がり込み、たらふくご飯を食べて、また次の家庭に向かうのだった…。
再び中村家にやってきたトラコ。知恵が考えた1万円の使い道は、おもちゃを好きなだけ買うことだった。しかし、そのせいで真希にひどく怒られてしまった知恵は、「今度は両親を喜ばせたいから、もう1回、1万円くれる?」とトラコにお願いする。そんな知恵を、トラコはまさかの課外授業に連れ回して――
謎の家庭教師・トラコが、年齢も、抱えている問題も違う3人の母親とその子どもに教える、勉強より大切なこと。それは、人生を変える「正しいお金の使い方」――。トラコはなぜお金に執着するのか?真の目的は?家庭の教師、トラコの授業がついに幕を開ける――!!
トラコ(橋本愛)は、智代(板谷由夏)の営む定食屋『万福亭』のレジから息子・高志(阿久津慶人)が5千円札を抜き出すところを目撃。しかし智代に告げ口することなく、高志と2人になると、「君は何が知りたいのかな?」と問いかける。「何で言わなかったの?」と質問する高志に、「5千円を何に使うか知らないから、まだ」と答えるトラコ。実は高志はいじめっ子たちからカツアゲされていることを知ったトラコは、「一緒に行ってやる」と、高志を連れて課外授業へ出掛けることに。
その頃、息子がいじめらていることなどみじんも知らない智代は、元夫・満男(丸山智己)から「私立に合格しなかったら高志の親権は渡してもらう」と念を押されていた。
高志を連れていじめっ子たちの前に現れたトラコ。説教するかと思えば、ただカツアゲした金を何に使うのか尋ねる。その使い道がスマホゲームの課金だと分かると、「ダメだ、こいつらに金を渡しちゃ」と高志に告げ、さっさと一人で先に帰ってしまう。結局いじめっ子たちに5千円を渡してしまう高志。店に戻ると、健気に働く智代の姿を見て複雑な思いに…。そんな高志にトラコは宿題を出す。「あの5千円は、本当はどう使われれば良かったのか考えてみようか」。
一方、中村家では、トラコが来るなり知恵(加藤柚凪)が飛んできて、「早くお勉強しよう」と大張り切り。それを見た母の真希(美村里江)は娘の成長に満足そう。さらに上原家にやってきたトラコは、言い訳ばかりして勉強しない守(細田佳央太)に「本当は何かやりたいことがあったりして?」と迫ったり、母・里美(鈴木保奈美)に夫の銀行から10億円融資してくれと頼んだり、不可解な行動をとる。
そんな2人の子供とは違って貧乏な定食屋の息子である高志をなぜ教える気になったのか?と尋ねる福多(中村蒼)に、トラコは「あそこの角煮定食がうまいからさ」と答えるのだった。
再び高志の家にやってきたトラコ。カツアゲされた5千円は何に使えばよかったのか?高志の出したいくつかの答えに、「全然面白くない」とダメ出しばかり。そんなトラコに嫌気が差した高志は、「もう家庭教師なんかいらない」とトラコをクビにしてしまう。さらに智代にまでイラ立ちをぶつけ、店のことを悪く言ってしまい…。「そんなに母さんのことがいやなら、父さんの所に行けば?」――智代に言われるがまま、高志は家を出て行ってしまう――。
トラコ(橋本愛)は、守(細田佳央太)が一人でお笑いライブをしているところを目撃する。「お笑い芸人になりたいなら、ママにそう言えば?」と背中を押すが、「反対するに決まってる」と守にはその気がない。
そんなことはつゆ知らず息子の東大合格を願う母・里美(鈴木保奈美)は、守の成績が上がらないのは授業料が足りないからだと思い込み、今までの倍の金額となる20万円をトラコに支払う。守は「そんだけあったら、ここの授業料払えるのに…」と、お笑い養成所の入学金がちょうど20万円であることをトラコに明かす。
その夜、上原家で夕食をごちそうになるトラコ。みんなの前で打ち明けるよう守に合図するが、優秀な経歴を持つ父・利明(矢島健一)たちを前にすると守はますます言えなくなり…。そんな守に、トラコは「既成事実をつくっちゃうしかないか」と、お笑い養成所に入ってしまうことを勧める。里美から受け取った授業料20万円を「先行投資」と言って守に渡すトラコは、「じゃあ、頑張ってね」と去っていき——— 。
福多のマンション。いつものようにトラコに手料理を振る舞う福多(中村蒼)は、「そう言えば、昔おまえ、大きくなったら何になりたいかって聞かれて、とんでもない答え言ってたな」と、施設にいた頃を思い出す。トラコは「何だっけ?」と知らん顔。そんな昔の話をしながら、福多は、大人になってトラコと再会した時のことやトラコの本当の目的に思いを馳せる。
翌週、願書と20万円を握りしめてお笑い養成所を訪れる守だったが、里美に黙って入学することに怖気づく。そんな守の前に派手な芸人風のコスプレで現れるトラコ。「やっぱりママに正直に言うしかないんじゃない?なんだかんだ言って家族の理解が必要なんだから」と諭すと、守はようやく決心がつく。
その夜、守はお笑い芸人になりたい思いを真剣に伝えるが、里美は頑として認めず、「そんな甘いもんじゃない。すぐ逃げ出すに決まってる」とキッパリ。里美がそう言い切るのには理由があって——— 。
口論の末、「絶対ビッグになってみせる!」と里美を突き飛ばして家を出ていく守…。本当は、子どもの頃からずっと、世界中で一番笑わせたいのはママなのに……。どうしたらいいか分からず悩む守に、トラコは、里美を納得させるための20万を使った“ある作戦”を提案する——— 。
トラコ(橋本愛)は、新聞社に勤める真希(美村里江)がリストラの危機に直面していることを知る。会社の方針に従わない真希にメール室へ異動の辞令が出たのだ。「いい加減、大人になれ」という上司に、真希は「子どもに説明できないことはできません」とたんかを切って自ら会社を辞めてしまう。
真希が会社を辞めたことを見抜いたトラコは、中村家の生活費を心配する。真希が仕事を失うと、家のローンや、知恵(加藤柚凪)が私立に合格した際の学費も重くのしかかってくる…。トラコは「ご主人に相談なさったらどうですか?」と助言するが、真希は「そんな必要ないです」と聞く耳を持たない。
その夜、トラコが同席する食卓で、真希は朔太郎(細田善彦)から、義母が振り込め詐欺に引っ掛かり、月末に必要な100万円をだまし取られたと聞かされる。「助けてやってくれないか」という朔太郎の頼みを、真希は「お義母さん、ちょっとのんき過ぎない?あたしなら絶対ひっかからない」と突っぱねる。実は前にも詐欺商法に引っ掛かった義母を助けたことがあるのだ。「先生、あたし、冷たいと思います?」という真希から今週の授業料1万円を受け取ったトラコは——— 「じゃあ質問です。1万円拾うのと1万円あげるのと、どっちが幸せだと思いますか?」——— 。
上原家では、トラコの質問に、守(細田佳央太)が「俺なら1万円あげる」と答える。そんな守の成績が近頃グングン上がっていることに喜ぶ里美(鈴木保奈美)は、拾うでもあげるでもなく「もらっとくわ」とお門違いな答えを言って…。一方、万福亭では、智代(板谷由夏)の答えに、トラコは「ある意味正解」と感心する。
そんな中、次の就職先がなかなか決まらない真希は次第に不安を募らせる。食費を切り詰め、電気代を節約しようとする中、母への援助をお願いしてくる朔太郎に対して「無理に決まってるでしょ!」と思わず声を荒らげてしまう。すると知恵が「バアバに自分のお小遣いをあげる」と言い出して、真希はやりきれなくなり…。
翌日、真希はためらいがちにハローワークを訪れる…と、窓口に、相談員と話をするトラコの姿が。真希にできそうな仕事がないか調査していたトラコは、「人助けや社会貢献にもなり、能力によってはかなりの高収入が見込まれる」と、ある仕事を紹介するのだが——— 。
トラコ(橋本愛)は、智代(板谷由夏)が胃ガンにかかっていることを知っても冷静だ。手術が1週間後に控えた智代に、「高志にはもう伝えたんですか?」と聞くトラコ。智代は「伝えなきゃね」と言いつつ、生き生きと勉強に励む高志(阿久津慶人)を見るとどうしても打ち明けられず、「高志には病気のこと黙っててもらえますか?」とトラコにお願いする。そんな智代の微妙な変化に気付いた高志から「先生、何か知らない?」と聞かれたトラコは、いずれ分かるから焦らず待つようにと答えるのだった。
その夜、智代は珍しく弱気になる。貯金がほとんどなく保険にも加入していない…今死んだら高志にいくら残せるか…絶望的になる智代の前で、トラコは高志が大学を卒業するまでに必要な金額…つまり智代が安心して死ぬのに必要な額…4630万という数字をはじき出すと、智代に告げる。「一緒に考えましょう。4630万円手に入れる方法」——— 。
中村家では、フリーで活動することを決めた真希(美村里江)が吹っ切れたように張り切る一方で、知恵(加藤柚凪)に元気がない。最近読んだ絵本に影響され、いつかママも死んでしまうのでは…と不安なのだ。そんな知恵を前向きな言葉で諭すトラコは、「先生のママとパパはお元気ですか?」と質問され、自分の父親は死に、母のことは「わからない」と言う。
上原家では、守(細田佳央太)の成績がさらに上がって里美(鈴木保奈美)がご機嫌だ。お礼に何かプレゼントしたいと言われたトラコは、「ママと養子縁組していただくってのは?」と答えて里美をうろたえさせ…。
そんなトラコの行動がどんどん過激になっていくことを心配する福多は、自分の里親に会ってほしいと頼むが、トラコは「無理」と言って取り合わない。何やら昔の出来事が引っ掛かっているようで…。
結局、智代が用意できそうな金額は、父が残した店の火災保険4000万円を除けば187万円しかなかった。トラコは「こうなったら…別れたご主人に相談するしかないですね」と提案。智代は元夫満男(丸山智己)の元を訪れるが、事情を聞くなり智代の死を前提に話を進める満男に腹を立て、「4630万、もう用意してあるから大丈夫」と強がりを言って帰ってきてしまう。すると、高志が「父さんから聞いた」と、智代のガンを知ってしまっていて——— 。
「先生、どうしよう」と不安に駆られる高志に、トラコは、今後どうすべきか3つの選択肢を用意する——— 。
トラコ(橋本愛)と里美(鈴木保奈美)は、高級店でバッグをひったくろうとした男の子を児童養護施設に送り届ける。施設長の話では、男の子は頭が良く面倒見のいい子だという。「何であんなことしたのかしら?」と首を傾げる里美に、トラコは「この施設を救いたかったのかも」と話し始め、施設は長年抱えた負債が膨らんで閉鎖寸前の状態だと教える。助けるには3000万円必要だと知った里美は夫に相談してみるという。
上原家では、利明(矢島健一)の新頭取就任が決まってお祝いムードだ。副頭取に初めて女性を起用したことで利明に対する世間の評価もうなぎ上りだという。利明が就任パーティーを開くことを告げると、椿(長見玲亜)は3000万円のストラディバリウスをお披露目したいと言い、憲一(塩顕治)も3000万円で手に入れたお気に入りの絵画を会場に飾りたいと言う。さらに利明は1本300万円のロマネコンティを10本ふるまうつもりだ。上機嫌の利明に、里美は「児童養護施設を助けてあげてほしい」とお願いする。トラコから「イメージアップになる」とあおられた利明は「融資部に検討させる」と約束するのだった。
そんな中、守(細田佳央太)が上原家を出てアパートを借りると言い出し、里美は「この家で暮らせるのがどんなに幸せか分かってない」と反対する。さらに、「ご主人、本当に融資してくれるでしょうか?」と怪しむトラコに、里美は「主人は愛情深い人なんです」と言い張り…。トラコは「じゃあ、賭けませんか?人は愛で動くのか、お金で動くのか」——— 。
中村家では、「大きくなったらパパと結婚したい」という知恵(加藤柚凪)に、トラコは真希(美村里江)と朔太郎(細田善彦)の痴話げんかを見せ、「パパと結婚すると苦労するかも」と教える。一方、万福亭では、高志(阿久津慶人)が「医者になる」と宣言。トラコは、学費を稼ぐために角煮定食を値上げしたらどうかと智代(板谷由夏)に提案する。
翌週、里美は利明から融資を断られてしまう。どうしたら施設を救えるのか…悩む里美に、トラコは椿のストラディバリウスを指して…「これと偽物をすり替えて、売ったお金で施設を救うんです」——— 。
根津寅子 – 橋本愛
福田福多 – 中村蒼
中村真希 – 美村里江
中村知恵 – 加藤柚凪
中村朔太郎 – 細田善彦
下山智代 – 板谷由夏
下山高志 – 阿久津慶人
下山満男 – 丸山智己
下山潤子 – 柳谷ユカ
上原里美 – 鈴木保奈美
上原守 – 細田佳央太
上原利明 – 矢島健一
上原憲一 – 塩顕治
上原椿 – 長見玲亜
家政婦 – 永井延枝
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※本ページは2022年10月時点の情報になります。
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感想
最近は本やインターネットなど様々なところでお金の使い方についてわかりやすく取り上げられているけれど、このドラマではリアルな切り口から身近に考えられたストーリー性になっているのですごく為になるなぁと感じる。
お金の話題はなんとなくタブーな気がしていて、人の年収を聞いたりお金について学ぶ機会というものは少ない。
そんな風潮が少なからずある中で、この作品のようにお金について堂々と話しているドラマがすごく新鮮に感じる。
まとめ
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