ブラックリベンジ(ドラマ)公式見逃し動画配信や再放送を無料で1話~全話フル視聴する方法【木村多江主演】

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「ブラックリベンジ」とは?

2017年10月5日から12月8日まで放送されていたドラマ「ブラックリベンジ」。
このドラマは元週刊文春記者のジャーナリストの中村龍太郎が監修を担当しました。
物語は政治家だった夫を亡くした週刊誌の契約ライター女性が、夫を死に追いやった人物にスキャンダルで復讐するという物語になっています。
このドラマでは木村多江が主演を務めました。

『スキャンダルによって最愛の家族を失った女。彼女はスキャンダルによってリベンジすることを誓った…。』
週刊誌『週刊星流』の新人女性ライター・今宮沙織(木村多江)。ライターになる前は議員である夫の圭吾と暮らしており、お腹には赤ちゃんも授かっていた。
しかし5年前、週刊星流により夫のスキャンダルが報じられ、圭吾は自ら命を断ってしまう。ショックを受けた沙織はストレスにより赤ちゃんを流産。その後も夫の死から立ち直れず喪失した毎日を送っていた…。
5年後、地方の療養施設で暮らしていた沙織に差出人不明の荷物が届く。中にあったUSBにはある動画が。これには圭吾が死ぬ直前の言葉が残されており、全てのスキャンダルは何者かに仕組まれたもの、そしてスキャンダルに関わった3人の名が語られていた。
『目には目を!スキャンダルにはスキャンダルを!!』
今宮沙織
夫と子供の復讐を果たすため、沙織は素性を隠して週刊星流に新人ライターとして潜り込み、リベンジの機を静かに狙っていた…。

5年前、今宮沙織(木村多江)が愛する夫、寺田圭吾(高橋光臣)と過ごしたかけがえのない日々は、一瞬の内に音を立てて崩れ落ちた。将来有望な政治家だった圭吾は「週刊星流」に裏金スキャンダルと愛人スキャンダルをスクープされ、それを苦に自殺。さらに沙織はそのショックで生まれてくる新しい命も失ってしまう。
しかし5年後、沙織はその記事がねつ造であったことを圭吾の遺言動画で知ることになる。「私は絶対に許さない。あなたが受けた屈辱を、私が味わった苦しみを、彷徨い歩いた地獄を。同じ絶望を与え、地獄の底に叩き落す」沙織はスキャンダルをねつ造した塚本修二郎(神尾佑)、愛原サユミ(芹那)、南條夕子(横山めぐみ)を社会から葬るために復讐を誓う。
 「週刊星流」の編集部では、編集長の福島勲(佐藤二朗)、デスクの天満龍二(平山浩行)、記者の芦原咲良(岡野真也)たちが盛り上がっていた。スクープを連発する「週刊星流」は売り上げが伸び、先週号は50万部を突破したのだ。そこに契約ライターの沙織が新たな芸能スクープを持って現れる。福島がすごいスクープを次々に持ってくる事に驚いていると、沙織はもう1つ大きなネタがある事を報告。それは、もうすぐ大臣になると噂の協民党、塚本議員に愛人がいるというスキャンダル情報だった。福島は沙織が塚本に密着する事を許可。天満は勉強のため、芦原をアシスタントとして沙織につける事に。
 沙織と芦原は塚本の後援会のパーティーが催されたホテル前で張り込みをする。塚本と妻の渚(高橋かおり)は支援者たちの見送りをしていた。沙織は支援者の1人であるドレス姿の女性を見つけると、「あの女、24時間尾行して」と芦原に命じる。
夕方、沙織はバーの開店準備をする圭吾の秘書だった高槻裕也(堀井新太)に会いに行く。高槻は新たなスクープネタが入った茶封筒を取り出して沙織に差し出す。「あなたのネタのおかげで星流に溶け込めた。感謝している」「ネタはいくらでも用意します」沙織は「また連絡する」と言って去っていく。
 翌朝、芦原は尾行していた女性の事を沙織に報告する。女性は銀座にある高級クラブの№1ホステスの彩香(白羽ゆり)と判明。沙織は彩香が塚本のプロ愛人だという情報を掴んでいた。相手に一切の迷惑が掛からないように痕跡を全く残さないプロ愛人。それでも沙織は彩香に自分が愛人だと独占告白させようと考えていた。沙織は塚本を24時間尾行するように芦原に命じる。夕方、沙織は圭吾の墓参りに行き、妹の石山綾子(中村映里子)とその息子の悠斗とばったり会う。この日は圭吾の命日だった。5年間、田舎の療養施設で静養していた沙織。綾子は戻ってきた沙織が「週刊星流」で働き始めた事を心配する。
 沙織は塚本の動きを芦原に訊ねる。芦原は塚本と彩香が接触する事はなかったが、一応写真を撮ってきたと伝える。編集部員たちは使える写真がないと呆れるが、沙織は「ありがとう、助かった」と写真から新たな情報を掴んでいた。後日、沙織と芦原はアポを取り、開店前に彩香から塚本の後援会のメンバーとして話を聞く。沙織は塚本に愛人がいた事を彩香に教え、塚本とサングラスをしたきれいな女性が並んでいる写真を見せる。その愛人は六本木のクラブで働く雪乃という女性だった。
 沙織は塚本が雪乃に結婚を申し込んだ事を彩香に教える。「冗談でしょう?先生には奥さんとお子さんがいらっしゃるんですよ?」と信じようとしない彩香に決定的な証拠として婚姻届けのコピーを見せる沙織。婚姻届けの夫になる人の欄には塚本の名前と住所が記載されていた。だが、雪乃の目当てはあくまでも塚本のお金。雪乃が結婚を断ると、塚本は雪乃にしつこく付きまとうようになり、嫌気が差した雪乃は不倫の事実を公表し、愛人関係に終止符を打とうと決めたという。 プロ愛人の彩香は沙織の揺さぶりにも動揺せず、後援会のメンバーという立場を崩さない。この後、沙織は写真と婚姻届けが入った封筒をテーブルに置いたまま去っていく。彩香が封筒の中身を確認すると、そこには雪乃のインタビュースケジュールと撮影場所の地図も入っていた。帰り道、芦原が別にも愛人がいた事に驚いていると、沙織は向こうから連絡があった事を教える。沙織は芦原と別れ、クリニックで糸賀朱里(鈴木砂羽)のカウンセリングを受ける。「私は正しいことをしているんでしょうか?自分では心の奥から湧き上がってくる衝動を止めることが…」「その衝動に従いなさい。あなたがやろうとしていることは間違っていないから」沙織は朱里の言葉に安心しきった表情を浮かべる。
 インタビュー当日、沙織と芦原が待つレストランに帽子にサングラス、マスクをした雪乃がやってくる。早速、沙織がインタビューを開始すると、そこに彩香が現れる。「あなた、先生の愛人なんですって?」「・・・」「何とか言いなさいよ!あんた何者なの!?一体どういうつもり!?」興奮した彩香は雪乃の腕を力強く掴む。彩香は間に入ろうとする沙織を払い除け、「この女が言っている事は全部ウソよ」と続ける。「この写真だって合成じゃない!先生はこんな軽率な行動を取る人じゃない!」「あたなに何がわかるの?」ついに雪乃が沈黙を破って反撃を開始する。雪乃と彩香は激しく罵り合って修羅場になるが・・・。果たして、塚本を地獄の底に叩き落そうとしている沙織が2人を引き合わせた思惑とは・・・。

5年前、将来有望な政治家だった寺田圭吾(高橋光臣)は「週刊星流」にスキャンダル記事を掲載され、それを苦に自殺。妻の今宮沙織(木村多江)は最愛の人、生まれてくる新しい命を奪われてしまう。しかし、実は圭吾のスキャンダルはねつ造だったことを知ってしまった沙織は、「週刊星流」契約ライターになり、スキャンダルをねつ造した塚本修二郎(神尾佑)、愛原サユミ(芹那)、南條夕子(横山めぐみ)への復讐を誓う。
 結婚式を10日後に控えた人気絶頂の女優、愛原サユミ。結婚相手の有島純(永岡佑)は年商1500億円を誇るIT企業のイケメン社長だった。沙織は5年前に「週刊星流」に掲載された圭吾と女性Aの不倫ベッド写真を見る。目に線が入っているが、女性Aの正体はサユミだった。「週刊星流」編集部もサユミの結婚の話題で盛り上がっていた。沙織は「彼女は大きな秘密を隠しています」とサユミを追っている事を編集長の福島勲(佐藤二朗)に報告。下手を打ったら裁判沙汰の可能性もあるが、福島は沙織がサユミに密着する事を許可する。
 沙織はサユミのインスタグラム、ツイッターの写真を全てチェックしてと記者の芦原咲良(岡野真也)に指示を出す。この後、沙織は福島とエレベーターで2人きりに。この時、福島はサユミと気付いてる人は誰もいないが、5年前にサユミが「週刊星流」に掲載された事を沙織に教える。編集部ではデスクの天満龍二(平山浩行)が圭吾の不倫ベッド写真のバックナンバーを読んでいた。天満は沙織が塚本、サユミを続けて狙った事に疑惑の念を抱く。  高槻裕也(堀井新太)はサユミの元交際相手10人のリストを沙織に手渡す。世間的には清純派女優で通っているが、裏では俳優、モデルらと派手な恋愛を繰り返してきたサユミ。驚く事にサユミは元カレ全員を結婚式に呼んでいた。これだけ遊んでいてもサユミは週刊誌にスクープされた事が一度もなく、高槻はマネージャーの足立奈津(小野ゆり子)が裏で手を回していると睨む。デビュー当時から担当マネージャーの奈津はサユミの幼馴染み。サユミがここまで売れたのは奈津の力が大きかった。
 夜、サユミは南條から結婚を祝福される。サユミは「私が売れたのはママの会社のCMに出てからだもん」と南條に感謝。サユミは塚本の記事を見たかを南條に訊ねる。サユミは塚本が自分たちの事を喋らないかと不安になるが、南條は「手を組んだのはあの時だけ・・・。今更何言われたとしても時効よ」と開き直る。沙織は帰宅して圭吾が自殺直前に撮影した映像を再生。圭吾は「俺は何もやってない。愛原サユミ・・・。俺はあんな女は知らない。睡眠薬で眠らされて、その隙に撮られたんだ」と身の潔白を主張していた。
 沙織は取材を拒否した奈津に直撃取材を敢行し、サユミの結婚特集を組むのにどうしても奈津のコメントが必要だと直談判する。沙織は公園のステージの写真を取り出すと、奈津は「どこにも話した事ないのに・・・」と手に取る。それは23年前、サユミと奈津が幼稚園の頃に毎日踊っていたステージだった。中学卒業までアイドル目指して一緒のダンススクールに通っていた奈津とサユミ。才能がないと途中で諦めた奈津はサユミに夢を託し、自分はマネージャーになって支える道を選んだのだ。
 芦原はサユミのSNSの写真をフォルダに分類し、写真の詳細を沙織に報告する。沙織は全てのフォルダをメモリーカードにコピーした後、何の説明もせずに元カレ10人のリストを芦原に渡し、動画でサユミへのお祝いコメントをもらってきてと頼む。
高槻はバーにやってきた有島に新しいビジネスの話を持ち掛ける。有島はいろいろ面倒臭い世界だと尻込みするが、高槻は先方と話をつけてあると説得を試みる。沙織はサユミの写真フォルダを開き、名前や顔写真から奈津や友人たちのSNSを次々と特定。沙織は全員のフォロー欄に鍵のかかった同じアカウントが存在する事に気付いてニヤリと笑う。
 サユミは所属事務所を移籍する事を発表し、「週刊星流」編集部でもその話題が上がる。サユミが移籍するのは大手事務所。今回の移籍には結構な金が動いたという噂だった。天満は沙織が追っていたサユミの秘密は今回の移籍だと考える。だが、沙織は「彼女の闇はこんなものではありません」ともっと大きなスキャンダルがある事を匂わせて微笑む。
 報道陣が集まるサユミの前事務所。奈津は相談もせずに移籍を決めたサユミに怒りを露にする。「いちいち怒鳴らないでよ。お金で話はついたって言ってたし。もう奈津は私で十分稼いだでしょ!?」「何なのその言い方!?私たちずっと一緒に」「旦那が大手の方がいいって言うんだからしょうがないじゃん!その方が私も儲かるし!」2人は激しく言い争う。サユミは言いたい事を言うと去っていく。 夕方、沙織は公園のステージ前にいる奈津に会いに行く。ちゃんと話し合えばサユミを説得できると信じる奈津だったが、沙織は「彼女が考え直す事はありません」と大手事務所との契約書のコピーを見せる。そして、沙織はサユミが奈津の事をただの引き立て役としか思っていない事を教える。サユミは奈津と一緒にいて、ずっと優越感に浸っていたのだ。それはSNSの写真からも明らかだった。奈津や一般の友達の一緒に撮影した写真に込められたサユミの裏メッセージは「地味な友達とも分け隔てなく仲良くしてる私。庶民的で素敵でしょ?」だが、本心は「ブスは美人の引き立て役」なのだ。
奈津はサユミに利用され、見下されてきた事に気付き、「このまま失うくらいなら・・・。私の手で殺してしまいたい」と本音を吐露する。沙織はサユミを骨の髄まで炎上させるため、奈津を連れてサユミと有島の結婚式会場にやってくる・・・。

将来有望な政治家だった寺田圭吾(高橋光臣)は「週刊星流」にスキャンダル記事をスクープされ、それを苦に自殺。妻の今宮沙織(木村多江)は最愛の人、そして生まれてくるはずだった新しい命を奪われる。5年後、そのスキャンダルがねつ造された事を知った沙織は「週刊星流」の契約ライターになり、スキャンダルをねつ造した塚本修二郎(神尾佑)、愛原サユミ(芹那)、南條夕子(横山めぐみ)への復讐を誓う。そして、沙織は塚本、サユミのスキャンダルを暴き、2人を社会から葬り去り、地獄の底に叩き落す。
便利屋の城田純一(DAIGO)は「週刊星流」デスクの天満龍二(平山浩行)から沙織の事を探れと依頼され、沙織の自宅に侵入する。天満は圭吾をハメた塚本、サユミのスキャンダルを暴いた沙織の狙いを知りたがっていた。城田は壁に貼られた圭吾の記事や妊婦の沙織と圭吾の写真、塚本たちの写真を見て、沙織が何をしようとしているか察する。
 最後の1人、南條夕子に復讐するために動き出した沙織。高槻裕也(堀井新太)は南條が自宅とは別にマンションを借りている事を沙織に教える。ネット通販会社の女社長、南條は美魔女セレブとして世間に知られているが、怪しい噂も絶えなかった。父親の南條常康は圭吾との不正な金銭のやりとりにより、社長職を辞任し、その後任として娘の南條が社長に就任。南條は社長の座につくため、スキャンダルをねつ造して実の父親を告発したのだ。沙織は南條に密着したバラエティー番組、南條の会社のカタログ、どちらにも川崎隼也(大和孔太)が使われている事に気付き、「調べてほしい事がある」と高槻に頼む。
 天満は沙織の調査状況を城田に確認する。城田は隠し撮りした沙織の写真を見せ、「特に何も進んでないッス」とウソの報告をする。天満はサユミの結婚式場から出てくる沙織と高槻の写真に目を留め、高槻について訊ねる。城田は高槻が有名な投資家で、暇つぶしにバーテンもやっている事を教える。天満は引き続き、沙織の調査を城田に任せる。
「週刊星流」編集部に集まる編集部員たち。スクープを連発する沙織は編集長の福島勲(佐藤二朗)から一目置かれ、自由に取材できる権限を与えられていた。沙織は南條の写真を芦原(岡野真也)に渡し、「彼女のマンションに出入りする人間を全員撮ってきて」と指示を出す。沙織が編集部を出た後、天満は沙織に頼まれた内容を芦原に確認。南條の密着と聞いた天満は言葉を失う。この後、天満は沙織を編集部に入れた理由を福島に訊ねる。福島は沙織がスクープ写真3ネタを持って「契約ライターとして雇ってくれ」と売り込みに来た事を教える。天満は「もしかしたら彼女、星流に何か良くない事をもたらすかもしれませんよ」と忠告するが、福島は「そんな事ないだろ~。考え過ぎじゃないか~?」と気にも留めない。
 城田は「寺田圭吾さんの事でお話があるんですけど・・・」と歩いていた沙織に声をかけ、雑居ビルの屋上に連れて行く。城田は沙織の部屋の壁に貼られた雑誌の切り抜きや記事を収めた写真を見せ、「お前が復讐している事をバラされたくなかったら1000万円用意しろ。1週間後の夜9時にここで受け取る」と恐喝して去っていく。
沙織はクリニックを訪れ、恐喝された事を糸賀朱里(鈴木砂羽)に打ち明ける。朱里は怒りに震える沙織の頭を撫でながら「大丈夫。あなたの事は私が守ってあげるから」とやさしく声をかける。「南條を私の手で必ず地獄に叩き落す」朱里に諭された沙織の瞳には再び狂気が宿っていた。高槻はそんな2人の会話を盗聴。高槻は沙織の鞄に盗聴器を仕掛けていたのだ。その時、バーに天満が現れる。高槻は閉店を理由に入店を断ろうとするが天満だと気付いて入店させる。天満は高槻に探りを入れ、高槻が沙織の協力者だと確信する。
 3日後、芦原は南條のマンションに出入りした人間の写真を沙織に見せる。沙織が隼也の写真を凝視すると、芦原は隼也が3日連続でマンションに現れた事を沙織に報告。隼也はあまり売れていない俳優兼モデルだった。沙織は隼也が南條に密着したバラエティー番組、南條の会社のカタログに起用されていた男性と同一人物だと気付く。
石山綾子(中村映里子)は復讐を続ける姉の沙織の事を心配し、朱里のクリニックに相談に行く。朱里は心配しなくて大丈夫と綾子を諭し、「あの事は言えたの?」と訊ねる。綾子は目をそらし、朱里はまだ言えてないと察する。「私、怖いんです。もしあの話をしたら、次は私が・・・」「復讐されるかもしれない?不安に思う気持ちもわかる。でも、あなたたちは血を分けた姉妹なんだから・・・。きっと大丈夫よ」朱里はうつむく綾子をじっと見つめる。
 高槻は天満がバーに来て、あなたの事を探っていたと沙織に教える。5年前に圭吾の記事を書いたのは天満だった。沙織は天満が正体に気付く前に全てを終わらせると覚悟を決める。この後、高槻は調べてほしいと頼まれていた南條と隼也の接点を沙織に報告。隼也は南條の系列会社のCM3本に端役として出演し、雑誌のモデルの仕事も増えているという。沙織は南條が芸能の仕事をエサに隼也を食い物にしていると確信する。翌日、沙織は雑誌の撮影を終えた隼也に直撃して説得を試みる。沙織は隼也に南條との関係を独占告白させようと考えていた・・・。南條を地獄の底に叩き落し、復讐を完遂させるために・・・。

将来有望な政治家だった寺田圭吾(高橋光臣)は「週刊星流」にスキャンダル記事をスクープされ、それを苦に自殺。妻の今宮沙織(木村多江)は最愛の人、そして生まれてくるはずだった新しい命を奪われる。5年後、そのスキャンダルがねつ造された事を知った沙織は「週刊星流」の契約ライターになり、スキャンダルをねつ造した塚本修二郎(神尾佑)、愛原サユミ(芹那)、南條夕子(横山めぐみ)への復讐を誓う。そして、沙織は塚本、サユミのスキャンダルを暴き、2人を社会から葬り去り、地獄の底に叩き落す。
沙織はネット通販会社の女社長、南條が芸能の仕事をエサにモデルの川崎隼也(大和孔太)を食い物にしている事実を突き止める。沙織は南條との関係を独占告白させるために隼也を説得。隼也は協力を約束し、証拠写真の撮影を沙織に頼む。だが、これは隼也の罠だった。沙織が隼也の部屋に入ると、逆に隼也に写真を撮られる。隼也は南條を裏切るつもりはなく、不法侵入した「週刊星流」の記者として、写真を他誌に売ると沙織を脅す。沙織は「南條は私が必ず地獄へ叩き落す。そして、お前も必ず炎上させる」と怒りを露にする。
 隼也は沙織の不法侵入の瞬間を撮影した事を南條に報告して写真を見せる。だが、写真は真っ黒で、沙織のスカーフしか写っていなかった。隼也を警戒し、光を跳ね返すナノクリスタルを散りばめたスカーフを巻いていた沙織。これを身に着けていれば写真を撮られてもフラッシュがレンズに反射して何も映らないのだ。高槻裕也(堀井新太)は沙織から話を聞き、狙いがバレた以上、復讐は諦めた方が良いと助言する。沙織を心配する高槻だったが、沙織は「ここで終わりにするつもりはない。後は私1人でやる」と言って去っていく。
 沙織は「週刊星流」編集部で芦原咲良(岡野真也)が撮影した南條のマンションに出入りした人間の写真を改めて確認。沙織は隼也が「俺たちが夕子さんを裏切る訳ないだろ」と言っていた事を思い出し、芦原に頼み事をする。デスクの天満龍二(平山浩行)はそんな沙織たちの会話に聞き耳を立てる。南條は秘書の柏原弘樹(菅原卓磨)と運営する美少年愛人倶楽部「ラヴパラディーゾ」について話していた。柏原は倶楽部の存在を「週刊星流」にバレる事を恐れ、一度運営を止めて様子を見る事を勧める。だが、南條は「お金や権力だけでは満足できない女たちが男を求めて私の元に集まってくる。その様を見るのが快感なの。星流に嗅ぎつけられた程度で、私の楽園は揺るがない」と継続の意思が固かった。
 沙織の前に便利屋の城田純一(DAIGO)が現れる。城田は「もし逃げたら、1000万円は石山綾子から徴収する」と脅し、妹の綾子(中村映里子)とその息子の悠斗に会った事を伝える。城田は沙織が逃げた場合、悠斗を誘拐して綾子を脅そうと企んでいた。
高槻は糸賀朱里(鈴木砂羽)のクリニックを訪れ、「あなたが沙織さんに行っている行為はカウンセリングなんかじゃない。マインドコントロールだ」と言い放つ。高槻は沙織の復讐心を助長しているのは朱里と考えていた。朱里は「彼女の復讐に手を貸しているのは寺田圭吾への罪滅ぼしのつもり?あなたも秘密を隠して今宮沙織と接している」と言い返し、言い当てられた高槻は動揺する。朱里は高槻が沙織に特別な感情を抱いている事も見抜いていた。復讐を止めさせたい高槻だったが、朱里は「無理よ。もう一度生きようと思った理由が復讐なんだから」と話し、「ねぇ、あなたに頼みがあるんだけど・・・」と微笑む。
 南條は隼也に連絡し、今夜、新規の指名が入っている事を伝える。その客は南條が昔からお世話になっている人だった。隼也は同じ倶楽部に在籍する幸成、雅紀、透とカフェにいた。隼也たちは客の女性をババア呼ばわりし、悪口を言って盛り上がる。芦原は少し離れたテーブルから、その様子をスマホで撮影していた。夜、隼也はマンションの部屋にやってきた客を迎え入れる。その客は朱里だった。朱里は鞄にポケットWi-Fiを忍ばせていた。
芦原はカフェで撮影した隼也たちの動画を沙織に見せ、「間違いありません。南條はネットでイケメンをマダムに紹介しています」と報告。だが、記事にするにはサイトの存在と南條が運営している証拠が必要だった。帰宅後、沙織は芦原と連絡を取り合う。沙織から指示され、南條の愛人倶楽部のホームページを探した芦原は「いろいろ検索をかけているんですけど、やっぱり普通に辿り着けるサイトじゃないですね」と見つからない事を伝える。その時、パソコンにメールが届く。差出人は寺田圭吾になっていた。沙織は疑心を抱きつつメッセージを開く。メールにはサイトのURLが貼られ、フォルダも添付されていた。
 数日後、南條のネット通販会社の設立10周年&オリジナルブランド発表会が開催され、テレビ、雑誌のカメラや記者たちが集まる。南條は隼也らモデルたちが立つステージに登壇し、あいさつのスピーチを始めるが、そこに柏原が「社長、すみません!大変です!すぐに見て頂きたいものが・・・」と大慌てでやってくる。「な、何よ。柏原、今、大事なスピーチの・・・」「そんな事言ってる場合じゃないんです!こちらへ!」「え?ちょっと・・・」この後、南條は柏原が持っていたものを見て愕然となる・・・。

将来有望な政治家だった寺田圭吾(高橋光臣)は「週刊星流」にスキャンダル記事をスクープされ、それを苦に自殺。妻の今宮沙織(木村多江)は最愛の人、そして生まれてくるはずだった新しい命を奪われる。5年後、そのスキャンダルがねつ造された事を知った沙織は「週刊星流」の契約ライターになり、ねつ造した塚本修二郎(神尾佑)、愛原サユミ(芹那)、南條夕子(横山めぐみ)のスキャンダルを暴き、3人を地獄の底に叩き落す。
沙織は追い込んだ南條から5年前、圭吾の記事をねつ造した黒幕が「週刊星流」編集長の福島勲(佐藤二朗)だという新事実を教えられる。「まだ終われない・・・」沙織は復讐を続けるため、復讐に気付き、口止め料として1000万円を強請ってきた便利屋の城田純一(DAIGO)にお金を渡しに行く。そして、沙織は指定された雑居ビルの屋上から城田が落下して絶命する瞬間を目撃。この時、沙織は屋上から下の様子を窺う何者かの姿を目にする。
編集部のテレビに城田が死亡したというニュースが流れ、沙織とデスクの天満龍二(平山浩行)は画面に注目する。天満は城田が死んだと知って言葉を失う。この後、天満はパソコンに城田からメールが届いている事に気付く。天満がメールに添付されたボイスメッセージをイヤホンで聞いていると、そこに刑事の鶴川謙三と並木猛がやってくる。鶴田は城田の事で聞きたい事があると天満に警察署まで任意同行を求める。 沙織はクリニックを訪ね、黒幕が福島だった事を糸賀朱里(鈴木砂羽)に教える。朱里が妹の綾子(中村映里子)の話題を出すと、沙織は綾子から一緒に暮らそうと言われた事を明かす。沙織にとって、綾子と悠斗は心をかろうじて繋ぎ止めてくれる救いになっていた。
レストランの個室で食事をする福島の元に南條が現れ、美少年愛人倶楽部の記事を掲載した事を激しく非難する。5年前の事を全部暴露すると怒りが収まらない南條だったが、福島は「すっかり信用を失い、ただのイタいオバサンにまで堕ちた君の言う事なんて、誰も信じないと思うよ」と全く動じない。南條は黒幕が福島だった事を沙織に教えたと明かし、沙織が福島に復讐する事に期待する。だが、福島は「何年この世界で生きていると思ってんの?あんな女記者ひとり位、どうにでもできるから」と余裕の笑みを浮かべる。
鶴川は取り調べを行い、城田との通話記録が何度もあった天満に2人の関係を確認。鶴川は死亡推定時刻の昨夜のアリバイも訊ね、天満は自宅にいたと答える。過去に2度、詐欺で捕まっている城田。並木は自殺と考えるが、鶴川はトラブルに巻き込まれて殺害された可能性を探る。署から戻った天満は福島に誘われ、一緒に昼食をとる。天満は城田に沙織の調査を依頼していた事を福島に明かし、沙織が城田を殺害した可能性もあると伝える。
 天満は福島と別れた後、駅のコインロッカー前にやってくる。城田は沙織について調べた事を駅のコインロッカーに入れているというボイスメッセージを残していた。天満は中に入っていた記事の切り抜き、塚本、サユミ、南條の写真、妊婦の沙織と圭吾の写真を見て、全てを察する。沙織は高槻裕也(堀井新太)に協力してもらい、福島と天満のプロフィールを調べる。福島が編集長に就任したのは5年前。圭吾の記事が掲載された半年後の事だった。「圭吾は星流に殺された。だから福島も星流で殺す」復讐に燃える沙織に高槻は戦慄する。
 沙織は天満に人気のない場所に連れ出される。天満は沙織が圭吾の妻だった事、圭吾を告発した人間に復讐している事に気付き、沙織が城田を殺害したと疑う。沙織は話を聞き、天満が城田を使って自分の事を調べていた事を知る。沙織は城田に強請られた事を明かすが、殺害してないと伝える。そして、沙織は圭吾のねつ造記事に関与していたのかを訊ね、天満はねつ造なんてしていないと訴える。5年前、圭吾が裏金を受け取っているという情報を天満に持っていった福島。天満は福島に言われるがまま圭吾に取材して原稿を書いただけだった。天満はねつ造だった事を初めて知ってショックを受ける。
 天満が会議室で圭吾の記事を読み返していると、そこに福島が現れる。福島は圭吾の記事について聞こうとする天満の言葉を遮り、ねつ造だと認める。編集長になりたかった福島とライバルが邪魔だった塚本、社長になりたかった南條、3人はそれぞれ思惑があってウソのスクープをでっち上げたのだ。翌週には圭吾とサユミのベッド写真を掲載し、廃刊寸前だった星流は持ち直したという。天満は自分をねつ造に加担させた福島を非難。だが、福島は「お前も同罪なんだよ。あの記事によって寺田圭吾は自殺した。つまり、お前の記事が寺田圭吾を殺したんだよ。お前が殺したんだよ」と天満に言い放つ。
 高槻はクリニックにいる朱里に会いに行き、沙織の復讐を止めてほしいと懇願する。このままでは沙織が壊れてしまうと心配する高槻だったが、朱里は「あなたは自分の心配をした方がいいんじゃない?」と意味深にほほ笑む。天満は福島がねつ造を認めた事を沙織に伝えて謝罪する。だが、沙織は「何も知らずにあの記事を書いたとしても、圭吾を自殺に追い込んだ人間を私は誰一人許すつもりはない」と断言。反省してうつむく天満に沙織は「でも、もし本当に償う気持ちがあるのなら・・・。私に協力して下さい」と福島を地獄の底に叩き落す手伝いを頼むが・・・。

将来有望な政治家だった寺田圭吾(高橋光臣)は「週刊星流」にスキャンダル記事をスクープされ、それを苦に自殺。妻の今宮沙織(木村多江)は最愛の人、そして生まれてくるはずだった新しい命を奪われる。5年後、そのスキャンダルがねつ造された事を知った沙織は「週刊星流」の契約ライターになり、ねつ造した塚本修二郎(神尾佑)、愛原サユミ(芹那)、南條夕子(横山めぐみ)のスキャンダルを暴き、3人を地獄の底に叩き落す。 沙織は黒幕の「週刊星流」編集長、福島勲(佐藤二朗)に復讐するため、デスクの天満龍二(平山浩行)に協力してもらい、圭吾のスクープは全てねつ造だったという記事を星流に掲載しようと企てる。天満はデスクの権限を使い、福島が大阪へ出張する隙に原稿を差し替えるが・・・。沙織は店頭に並ぶ星流最新号を見て驚愕する。一面に掲載されていたのは圭吾には愛人がもう1人いて、それが妻の妹の綾子(中村映里子)という記事だった。
 原稿が再度差し替えられ、混乱する天満の前に福島が現れる。再度差し替えたのは福島だった。福島は沙織たちが原稿に細工する事を警戒し、大阪に行くフリをして印刷所へ向かったのだ。天満は5年前に記事をねつ造し、自分を騙した事を非難するが、福島は「星流を守るためだ。仕方なかったんだよ」と開き直る。そして、福島は天満の辞表を破り、「自主退職なんてさせねぇよ。お前はクビだ」と言い放つ。刑事の鶴川謙三(宇野祥平)は城田(DAIGO)が死亡した夜の街頭カメラの映像を調べ、城田が落ちた雑居ビルから走り去るフードを被った怪しい男の姿を確認。鶴川は広範囲のカメラの映像を調べ、この男の行き先を特定する事に。
福島は重大なルール違反を犯した天満を解雇した事を編集部員たちに報告し、出社した沙織を会議室へ連れていく。沙織はまた圭吾の記事をねつ造した事に激怒するが、福島は「ねつ造なんてしてないよ!あの記事は全部真実なんだ!」と主張して証拠動画を見せる。その動画で、圭吾は「妻がいなくなった後、妻の妹と私は肉体関係を持ってしまいました」と打ち明けていた。沙織はこの動画を見て、息が荒くなっていく。福島は「こんなゲス夫のために今までコツコツ復讐に勤しんできたんだろ?マヌケすぎるよ!」と沙織をあざ笑う。福島は沙織が圭吾の妻、寺田美幸だと最初からわかっていて星流に入れたのだ。
 警察署に城田の事件の犯人を見たというタレコミが入る。その犯人は映像の男と特徴が一致していた。綾子は星流最新号の事を糸賀朱里(鈴木砂羽)に相談する。朱里は「大丈夫、事情を話せばきっとわかってくれる。あなたたちは血を分けた姉妹なんだから」と復讐に怯える綾子を励ます。綾子には、沙織に話さなければいけない事がまだ残っていた。  綾子は悠斗を連れて圭吾のお墓参りに行き、墓前にいる沙織に気付く。綾子は悠斗を一人で遊ばせ、沙織と話をする。「綾子、嘘だよね、あの記事」「隠してごめん、星流に書いてある事は全部本当なの」沙織は綾子の頬を思い切りひっぱたく。「お姉ちゃんが悪いんだよ。ずっと恨んでいた」綾子は自分が欲しいものを全部持っていた沙織に劣等感を抱いていた事を打ち明ける。「私にはどうしても欲しいものがあった。でも、それもお姉ちゃんに奪われた・・・」「まさか・・・それが・・・」「そう、圭吾さん」沙織は綾子の告白に驚きが隠せない。
15年前、高校受験を控える綾子は家庭教師をつけてもらう事に。その教師が沙織の高校の同級生の圭吾だった。綾子はやさしく、自分の事を真っ直ぐ見てくれる圭吾をすぐに好きになる。そして、綾子は圭吾との猛勉強の甲斐もあって志望校に合格。綾子は合格したら自分の気持ちを圭吾に伝えようとしていたが・・・。綾子は沙織、圭吾と両親の話し合いを偶然聞き、2人が交際していた事、来年の6月に挙式する事を知ってショックを受ける。綾子は結婚式の幸せそうな2人の姿を見て、圭吾への思いを完全に断ち切ろうとしたが・・・。
5年前、星流に圭吾が裏金を受け取ったという記事が掲載され、沙織はマスコミから逃れるため、神奈川の知り合いの家に身を潜める。星流に書いてある事は全部デタラメ。圭吾はすぐに騒ぎは収まると思っていたが、報道はむしろ過熱してマスコミは圭吾を執拗に追い回した。そして、星流は追い打ちをかけるように圭吾の不倫ベッド写真の記事を掲載。綾子が心配になって圭吾に会いに行くと、沙織がいない自宅は荒れ果て、圭吾も普通の状態ではなかった。それから綾子は圭吾のもとに毎日通い、身の回りの世話をする。 綾子は圭吾から必要とされていると感じて心が満たされるが、マスコミの報道は過熱する一方。圭吾の心はどんどん荒んでいく。「誰も信じてくれない。もう終わりだ」「私がいるから。私は圭吾さんを最後まで信じているから」綾子は圭吾にキスし、圭吾は綾子を強く抱きしめる。圭吾は何かに憑りつかれたように綾子の服を脱がし、綾子は圭吾に身を委ねる。
綾子は自暴自棄になった圭吾を助けるためだった事を強調するが、沙織は「アンタは私の夫を寝取ったのよ!自分を正当化して・・・。アンタは悪くないっていうの!?」と激昂する。沙織は「圭吾も許せない。けど、アンタのその態度はもっと許せない!まるで圭吾が自分のものになったみたいな言い方をして・・・。アンタなんかの事、圭吾が愛したハズがない!」「そんな事ない!圭吾さんはあの時、確かに私を愛してくれた!」綾子は圭吾が自分の事を愛していたという決定的な証拠を示し、沙織はその証拠に愕然となる・・・。

将来有望な政治家だった寺田圭吾(高橋光臣)は「週刊星流」にスキャンダル記事をスクープされ、それを苦に自殺。妻の今宮沙織(木村多江)は最愛の人、そして生まれてくるはずだった新しい命を奪われる。5年後、そのスキャンダルがねつ造された事を知った沙織は「週刊星流」の契約ライターになり、ねつ造した塚本修二郎(神尾佑)、愛原サユミ(芹那)、南條夕子(横山めぐみ)のスキャンダルを暴き、3人を地獄の底に叩き落す。
 5年前のねつ造の黒幕である星流編集長、福島勲(佐藤二朗)は、沙織の妹の綾子(中村映里子)が圭吾の愛人だったという記事を星流に掲載。沙織が真相を確認すると、綾子は肉体関係を認め、2人は激しい罵り合いになる。そして、綾子は圭吾が沙織より自分を愛していた証拠として、悠斗が圭吾との間にできた子供と打ち明ける。その頃、城田純一(DAIGO)を殺害した犯人を追う刑事の鶴川謙三(宇野祥平)と並木猛(加治将樹)は街頭カメラの映像を解析し、高槻裕也(堀井新太)に辿り着くが、任意同行を求められた高槻は一瞬の隙を突いて逃走する。
 「私は何のために今まで復讐を続けてきたんでしょうか?」クリニックを訪れた沙織は虚無感に襲われ、苦しい胸の内を糸賀朱里(鈴木砂羽)に吐露する。沙織は圭吾、綾子に裏切られ、生きている意味がわからなくなっていた。朱里は泣いている沙織を抱きしめて宥める。福島は最新号に打ちひしがれた沙織に追い打ちをかける記事を掲載。それは圭吾と妻の妹との間に子供がいるという綾子と悠斗について書かれた記事だった。福島は編集部員たちを集め、来週号も反響が大きい圭吾の続報を載せる事を伝える。  クリニックのソファーで寝ていた沙織が目を覚ますと、朱里は「いずれ目にする事になるだろうから」と星流最新号を差し出す。この時、星流の元デスク、天満龍二(平山浩行)からの着信があるが、沙織はそれを無視して記事を読む。喫茶店にいる天満の前に福島が現れる。天満は圭吾の記事を書いて、沙織をこれ以上苦しめないでほしいと訴えるが、福島は「俺は絶対に相手に同情なんてしない・・・。他人の人生なんて知った事か」と意に介さない。
 福島は星流が名誉ある雑誌スクープ大賞を獲った事を編集部員たちに報告。認められたのは沙織が書いたサユミと南條の記事だった。福島はこれからもどんどん攻めていくと皆を鼓舞する。田之上(大内田悠平)と武藤(島丈明)は福島から命じられ、綾子を直撃取材する。田之上たちは綾子が悠斗を連れていても容赦なく不倫の事を質問する。綾子は「帰って下さい!警察を呼びますよ!」と2人を追い返す。マンションの主婦たちは綾子の噂話をしていた。帰宅後、悠斗は「ねぇママ。『ふりん』って何~?」と訊ねる。幼稚園で友達から「悠斗のママはふりんだ」と笑われたらしく、綾子は適当に誤魔化す。編集部員の芦原咲良(岡野真也)は天満に会いに行く。2人が夫と妹に裏切られた沙織の事を心配していると、そこに鶴川が現れる。
福島と朱里は4、5年ぶりに2人きりで会う。福島は「君には毎度振り回されっぱなしだけど、結果雑誌は飛ぶように売れるからね。感謝しているよ」と朱里に礼を言う。圭吾と綾子の不倫、2人の間に悠斗が産まれたというネタをリークしたのは沙織が信頼する朱里だったのだ。「今宮君までこんなに追い詰めて・・・。一体、寺田にどんだけ恨みがあるの?」朱里は福島の問いを笑ってはぐらかす。もう沙織が歯向かってくる事はないと安心する福島だったが、朱里は「私にはわかるの。彼女はまだ復讐を続ける」と警戒するように促す。  綾子は悠斗を公園に連れて行き、悠斗は友達たちの所へ走っていくが、皆は避けるように逃げていく。友達たちは悠斗とは遊んじゃダメと母親に言われたという。「悠斗は『げすふりん』で生まれたんだって!」「げ~すふ~りん!げ~すふ~りん!」友達たちは悠斗をからかい、綾子が注意すると、走り去っていく。綾子は悠斗から「げすふりんってなに!?」と聞かれ、何と答えれば良いのかわからずに言葉を失う。綾子の頭の中に反響する誹謗中傷の言葉の数々。綾子は意識が朦朧としてその場に倒れる。
 沙織は病院から連絡を受け、倒れた綾子が搬送された病院を訪れる。眠っている綾子を見て、再び怒りがこみ上げてきた沙織は綾子の首に両手を伸ばして力を込める。その時、悠斗から声をかけられ、沙織は我に返って手を離す。「僕が悪いの?僕がげすふりんだからいけないの?」悠斗はゲス不倫の意味もわからないまま沙織に訊ねる。悠斗は綾子が倒れたのは自分の責任と感じていた。沙織は居た堪れなくなってその場から去っていく。
 高槻は廃ビルに身を潜め、雑居ビルの屋上で城田に会った時の事を回想する。高槻は城田が沙織を強請っている時のスマホの音声トラックを再生し、「俺が警察に突き出してやる」と怒りを露わに。城田は盗聴した音声が入ったスマホを奪い取ろうとして高槻と揉み合いになる。感情が昂った高槻は城田を柵に押し付け、城田は柵の向こう側へと落下する。高槻の手には城田を屋上から突き落とした時の感触がまだ残っていた。
天満は沙織のマンションを訪れ、部屋の扉を激しくノックする。「今宮!城田を殺したのは高槻だ!今、警察が必死に行方を追っている!」部屋にいた沙織は城田を殺害した犯人が高槻と知って言葉を失う。天満は反応がないため、扉を叩くのを止めて去っていく。この後、沙織は高槻を喫茶店に呼び出し、城田の事件の真相を訊ねる。高槻は殺害を認めた後、沙織も知らなかった圭吾に関する衝撃の事実を打ち明けて・・・。

将来有望な政治家だった寺田圭吾(高橋光臣)は「週刊星流」にスキャンダル記事をスクープされ、それを苦に自殺。5年後、そのスキャンダルがねつ造だった事を知った妻の今宮沙織(木村多江)は「週刊星流」の契約ライターになり、ねつ造した塚本修二郎(神尾佑)、愛原サユミ(芹那)、南條夕子(横山めぐみ)のスキャンダルを暴いて地獄の底に叩き落す。沙織は5年前の黒幕の星流編集長、福島勲(佐藤二朗)にも復讐しようとするが、逆に福島は沙織の妹の綾子(中村映里子)が圭吾の愛人だったという記事、悠斗(佐藤令旺)が綾子と圭吾との間にできた子供という記事を立て続けに星流に掲載。沙織に追い打ちをかける。
沙織は高槻裕也(堀井新太)が城田純一(DAIGO)を殺害した事を知り、警察から逃げる高槻に会いに行く。5年前、高槻は圭吾と綾子の関係を知り、圭吾を見放した事を告白。高槻は沙織の事は最後まで守り抜くと伝え、好きな事を打ち明ける。生きる意味を再び見失った沙織だったが、糸賀朱里(鈴木砂羽)はねつ造がなければ何も起こらなかったと福島への復讐を促す。そんな中、福島は病院に入院する綾子と悠斗に直撃。沙織は「これ以上、私の周りの人間を巻き込む様だったら、あなたを殺します」と福島を睨みつけて警告する。
 病院に入院する綾子は悠斗と散歩に行こうとするが、病院の入口で張り込む星流の田之上(大内田悠平)、武藤(島丈明)に気付き、避けるように屋上へ行く。綾子は柵のギリギリから下を見下ろし、「ママ、もうどうでもよくなっちゃった」とつぶやく。地面を見据えた綾子は足が震え、呼吸が乱れ始める。「飛び降りるつもりなの?」声をかけてきたのは沙織だった。「それで私が喜ぶとでも思った?」「お姉ちゃんも私がいなくなった方がいいでしょ?」綾子を許せないと怒りが収まらない沙織だったが、最後は「でも、大丈夫よ。あと少しで全て終わる。綾子は今まで通り、悠斗と仲良く2人で暮らせるようになるから」とやさしい言葉をかける。
 星流の編集部員、芦原咲良(岡野真也)は元デスクの天満龍二(平山浩行)に会い、沙織の事を相談する。天満は「今宮の復讐にこれ以上、首を突っ込む必要はない」と芦原を諭し、自分も沙織の件から手を引くと伝える。だが、芦原は「嫌です。編集長がねつ造した証拠を見つけて暴いてやりますから!」と言って去っていく。芦原は編集部員のまこと(石田たくみ)、雄大(竹内まなぶ)との何気ない会話から福島が過去に調べた資料や写真を借りているトランクルームに保管している事を知り、トランクルームに荷物を運んだ事があるという雄大から場所を聞き出す。
 高槻は警察から逃げて廃屋に身を潜めていた。高槻はノートPCで朱里の写真を画像検索にかけ、朱里に関する新事実を突き止める。沙織はクリニックを訪ね、福島の息の根を止めると朱里に決意を伝える。失うものも甘えもない今の沙織は復讐を確実に遂行するつもりだった。「ここに来るのも、もしかしたらこれが最後になるかもしれません」「いいえ、それは許さない。全てが終わったら、もう一度ここに来なさい。あなたに新しい生きがいを与えてあげるから」朱里は全て終わった時、話したい事があると沙織を説得する。
 芦原は福島が借りているトランクルームを突き止め、コンテナの鍵を回してシャッターを上げる。芦原がねつ造の証拠を探そうとした時、背後から福島が現れる。福島は沙織を警戒し、デスクに監視カメラを仕掛けていたのだ。監視カメラには芦原が鍵を持ち出す姿が映っていたという。芦原は沙織の指示ではなく、自分の意思で探った事を明かし、福島は「残念だよ。お前もクビだ」と言い放つ。芦原は「喜んで辞めさせて頂きます!」と捨て台詞を吐いて去っていく。沙織は圭吾の墓前に立ち、「全て終わったら君もおいで・・・。先に行って、待ってるから」という圭吾の言葉を思い出す。沙織は鞄から取り出したナイフを眺め、天満はその様子を遠くからカメラで撮影。その写真を添付したメールの送り先は福島だった。
 福島は星流の編集部員たちと雑誌スクープ大賞の授賞式に出席する。本当は沙織が書いた記事が評価されたものだが、福島は自分の手柄のようにスピーチを行う。授賞式後、上機嫌の福島は皆と祝勝会をやる事に。福島は外で待つように伝え、控室に荷物を取りに行く。そこに沙織が現れる。沙織は福島と2人きりになるチャンスを窺っていたのだ。「よくあそこまで平然とウソを語れるものですね」沙織はきれい事ばかりの福島のスピーチ内容に辟易していた。「さすがの今宮も今回は何もできなかったようだね。大衆の面前で赤っ恥をかかせるのが君のやり方だ」福島は授賞式を何事もなく無事に終えて安堵していた。ここ数日、用心深く行動し、沙織にもずっと見張りを付けていた福島。沙織が復讐の機会を狙うとしたら、この授賞式だと考えていた。福島は圭吾の記事の最終章として、モザイクなしの顔写真付きで沙織のコメントを星流に掲載する事に決めたと言って嘲笑う。
「許さない。私から全てを奪ったあんたの全てを私が奪ってやる」「へぇ、どうやって奪うの?今の君に何ができるって言うんだい?」「あなたを殺します」沙織は福島を睨みつけた後、ポケットからナイフを取り出し、福島はその迫力に圧倒される。福島は慌てふためきながら謝罪の言葉を口にするが、沙織は「今更、そんな言葉はいらない」と聞く耳を持たない。「早まるな!俺を殺したら、お前は刑務所行きだぞ!」「構わない。これでやっと終われるの・・・。大人しく死んで!」沙織はナイフを構え、怯える福島に向かって襲い掛かる・・・。

将来有望な政治家だった寺田圭吾(高橋光臣)は「週刊星流」にスキャンダル記事をスクープされ、それを苦に自殺。5年後、そのスキャンダルがねつ造だった事を知った妻の今宮沙織(木村多江)は「週刊星流」の契約ライターになり、ねつ造した塚本修二郎(神尾佑)、愛原サユミ(芹那)、南條夕子(横山めぐみ)のスキャンダルを暴いて地獄の底に叩き落す。沙織は5年前の黒幕の星流編集長、福島勲(佐藤二朗)にも復讐しようとするが、逆に福島は沙織の妹の綾子(中村映里子)が圭吾の愛人だったという記事、悠斗(佐藤令旺)が綾子と圭吾との間にできた子供という記事を立て続けに星流に掲載。沙織に追い打ちをかける。
沙織は雑誌スクープ大賞の授賞式後、2人きりになるチャンスを狙って福島の前に現れる。沙織は福島をナイフで刺し殺そうとするが、福島にナイフを叩き落されて失敗。福島は心折れた沙織を罵倒しながら取材を開始する。福島は5年前に圭吾の記事をねつ造した時の事を得意げに話し、沙織は泣き崩れて「やめて」と叫ぶ。だが、これは沙織の罠だった。沙織はこの一部始終を隠し撮りしていた。夜、沙織はテレビのニュース番組に寺田圭吾議員の妻、美幸として出演。自らの素性を明かした上で、福島が5年前に圭吾のスキャンダルをねつ造した事を告発。証拠として隠し撮り動画も公開し、福島を星流もろとも地獄の底へと叩き落す。
 高槻裕也(堀井新太)は糸賀朱里(鈴木砂羽)の事を調べ、廃校になった恵蘭女子中学校に辿り着く。校舎には赤い花束とメッセージカードが置かれていた。数日後、星流の編集部員たちはねつ造騒動の対応に追われる。他のライバル誌はこぞって星流のねつ造に関する記事を掲載し、福島はイライラを爆発させる。沙織は天満龍二(平山浩行)に会い、番組出演に協力してくれた事に感謝。天満は沙織に今後は自分の幸せを考えてほしいと願うが、沙織は「もう手遅れですから」と薄く微笑む。
 綾子は朱里を訪ね、沙織の事を助けてほしいと頼む。綾子は復讐を終えた沙織が死ぬつもりだと心配していた。朱里は「姉の夫を平気な顔して寝取っておきながら、今度は心配したフリをして・・・。彼女を誰よりも傷つけているのは、あなたなのよ」と突き放すが、「でも大丈夫よ、彼女は死なせない・・・。まだ、死なせる訳にはいかないの」と約束する。5年前、朱里が拾った綾子の携帯を届けて知り合った2人。だが、朱里はそれが仕組んだ事だったと謝罪する。朱里は「私の都合で最後まで振り回してごめんね・・・。もう1つだけ・・・あなたには大切な役割があるの」と言ってやさしく微笑みかける。  福島は帽子とマスクで顔を隠し、公園から海を眺めていた。そこに現れた天満は「現実逃避ですか?」と声をかけてくる。ここは昔から福島が何かあるとよく来ていた公園だった。福島はこれまでの事を謝り、2人で配信事業を立ち上げようと持ち掛けるが、天満は即座に拒否し、この業界にもう福島の居場所がない事を伝える。ほとぼりが冷めるまで身を潜めようとする福島だったが、天満は追いかけ回してキッチリ追い込む事を通告。取り乱した福島は暴れながら奇声を上げ、天満はそんな福島の姿を動画で撮影する。
 「週刊星流」は30年の歴史に幕を下ろして廃刊が決定する。福島が暴れる動画はニュースで報じられ、沙織は街頭モニターに映る福島を見て、けたたましく笑う。その頃、高槻は恵蘭女子中学校の卒業アルバムを手に入れる。屋上にあったメッセージカードには入山灯里と北里玲奈の名前が書かれていた。高槻はアルバムから玲奈の写真を見つけ出して絶句する。この後、高槻は玲奈の事をネットで検索し、彼女が自殺したという記事を見つける。
沙織は福島に廃ビルの屋上に呼び出される。復讐を成し遂げてホッとしている沙織に対し、福島は「お前の復讐は、永遠に終わらない。お前は踊らされているだけなんだよ」と言い放つ。そして、福島は5年前に圭吾を陥れた記事ねつ造の真実を語り始める。5年前、廃刊の危機に瀕していた星流。当時、デスクの福島の元に差出人不明の一通の封筒が届く。中身は圭吾と南條常康との金銭のやりとりを記した書類だった。その時、非通知で福島の携帯に着信がある。ボイスチェンジャーで声を加工した電話の相手は封筒の差出人だった。 相手は圭吾がキャラベル社長の常康から不正献金を受け取っていた証拠だと説明して電話を切る。これが本当なら政界を揺るがす大スクープのネタだった。福島は常康の娘の南條夕子(横山めぐみ)に会って探りを入れる事に。福島は父親の経営方針に不満を持っていた南條、圭吾に先を越されて嫉妬する塚本(神尾佑)を仲間に取り込み、証言者として協力してもらう。
福島は政治ネタを得意とする天満に声をかけ、翌週の星流の右トップにこのスクープ記事を掲載。狙い通り、星流は売れに売れ、圭吾は大炎上したが・・・。その後、福島の元にネタを提供した相手から電話がかかってくる。相手は「あれ、嘘だから。あの書類、私が作ったの」とねつ造を白状。その上でバラされたくなかったら、来週号に新しい圭吾のスクープを掲載しろと脅してきたという。ネタがないと困惑する福島に相手は「なければ、また作ればいいでしょう?」とねつ造を促したのだ。
 スクープの快感に憑りつかれた福島は夕子と結託。圭吾を騙して眠らせ、ホテルでサユミ(芹那)との写真を撮り、不倫のねつ造記事を作り上げる。この記事を掲載から数日後に圭吾は自殺に追い込まれたのだ。これが5年前のねつ造記事の真実だった。「あなたに電話してきたのは誰なの?」「そいつにも復讐するのか?」「いいから誰!?」沙織は福島からネタの提供者を聞き出して愕然となる・・・。

 将来有望な政治家だった寺田圭吾(高橋光臣)は「週刊星流」にスキャンダル記事をスクープされ、それを苦に自殺。5年後、そのスキャンダルがねつ造だった事を知った妻の今宮沙織(木村多江)は「週刊星流」の契約ライターになり、ねつ造した塚本修二郎(神尾佑)、愛原サユミ(芹那)、南條夕子(横山めぐみ)のスキャンダルを暴いて復讐する。沙織は黒幕の星流編集長、福島勲(佐藤二朗)も罠にはめ、福島が5年前のねつ造を自白する隠し撮り映像をニュース番組で公開。福島を星流もろとも地獄の底に叩き落す。
この後、沙織は福島に廃ビルの屋上に呼び出され、5年前に圭吾を陥れた記事ねつ造の真実を教えられる。ねつ造した情報を提供したのは糸賀朱里(鈴木砂羽)だった。沙織は最も信頼していた朱里が圭吾を陥れた主犯格と知って愕然となる。沙織は朱里に話を聞くためにクリニックを訪れ、絶命した妹の綾子(中村映里子)を発見する。綾子は手に「私の事、思い出した?思い出せなかったら、悠斗(佐藤令旺)君を殺します、25年前、あなたがそうしたように」という朱里からのメッセージカードを持たされていた。
 沙織はノートPCで25年前の恵蘭女子中学校の事を検索し、校舎の屋上から転落死した北里玲奈の記事を見つける。逮捕された高槻裕也(堀井新太)は刑事の鶴川謙三(宇野祥平)と並木猛(加治将樹)から取り調べを受けていた。朱里の正体、目的に気付いた高槻は沙織の身が危険と考え、鶴川たちに朱里を捕まえてほしいと訴えるが、取り合ってもらえない。沙織は廃校になった恵蘭女子中学校を訪れ、25年前の記憶が蘇ってくる。25年前、石山美幸(桜田ひより)は校舎前に生徒の輪ができている事に気付く。輪の中央には屋上から飛び降りた玲奈が横たわり、入山灯里は玲奈の体に突っ伏して泣き叫んでいた・・・。
沙織は校内を歩き、当時の事を徐々に思い出していく。そして、沙織は25年前に見つめ合ってキスする灯里と玲奈を偶然見かけた教室にやってくる。灯里が座っていた場所で沙織を待っていたのは朱里だった。「あの時、この教室にいたのは朱里さんだったの?」「正解」「どうして私を・・・!どうして綾子を!?
説明して下さい!」「私の大切な人を奪ったからよ。玲奈はあなたが殺した」2人が愛し合っている事を友達たちに言いふらしたのは美幸だった。噂はすぐに広まり、灯里と玲奈は好奇の目にさらされるようになったのだ。
しばらくすると学校に来なくなった玲奈。朱里は自分たちが心に深い傷を負った事を明かし、「あの時から幸せだった日々が地獄に変わった!」と怒りを露にする。それから間もなくして玲奈は屋上から飛び降りて自殺したのだ。朱里は「私は絶対に許さない・・・。その時に決めたの」と沙織への復讐を誓った事を明かす。沙織に自分たちが味わったのと同じ苦しみを与えて地獄の底に叩き落すため、沙織に本当に大切な最愛の人が現れるのをずっと待ち続けていた朱里。沙織が結婚したと知り、ついに復讐を決行したという。
 この後、朱里はどうやって圭吾が地獄へ転げ落ちていったかを沙織に教える。5年前、まず朱里は偶然を装って綾子に接触。朱里は綾子が心に姉への強い嫉妬と圭吾への忘れられない想いを抱えている事に気付く。次は、傾きかけた「週刊星流」に目を付け、ねつ造書類を送った朱里。ねつ造したスキャンダルが報じられると、綾子から圭吾を助けてほしいと連絡があったという。朱里は圭吾を患者として迎え入れてカウンセリング。朱里は「全て私が仕組んでいるのに、何も知らずに悩みを吐露する姿を見るたびに、笑いを堪えるのに必死だった・・・。私はゆっくり寺田圭吾の心を塗りつぶしていった」と当時の事を述懐する。
 だが、まだ怒りは収まらず、福島を脅してもう一度ねつ造記事を書かせた朱里。普通の状態ではなくなった圭吾を支えてあげるように綾子にアドバイスしたのも朱里だった。不倫した罪悪感、マスコミからの容赦ない追い込み、連日報じられるニュース・・・。圭吾の心はすでに限界に達していた。「死なせて下さい」「後悔はないのね」「はい」「死は終わりなんかじゃない。新しい再生・・・何も怖くない・・・。2人はきっと再会できるわ。その時には全てのわだかまりが消えている」朱里は死を覚悟した圭吾を引き留めずに背中を押したのだ。朱里は圭吾に遺言映像を残すように助言もしていた。
 圭吾は自殺し、朱里の狙い通り、沙織は地獄の底に堕ちていく。朱里は復讐を終えて心が満たされると思っていたが、知らない内に復讐の闇に蝕まれていた。その後、苦しみ続けた朱里は、ふと沙織の事が気になり、施設に様子を見に行ったという。「私にはお前の姿が幸せそうに見えた・・・。私は今も地獄のような苦しみに耐え続けているのに、お前はもう地獄から抜け出していた。許せなかった・・・」朱里は自分が苛まれている「復讐する苦しみ」を沙織にも与えたいと思い、その瞬間から再び生きる事に喜びを感じられたという。
朱里はすぐに圭吾の遺言映像を施設に送付。真相を知った沙織は朱里の狙い通り、3人に復讐するために戻ってきたのだ。綾子が信頼する朱里の元に沙織を連れてくるのも想定の範囲内だったという。朱里が誘導するままに星流に入り、復讐を続けた沙織。今、沙織は朱里と同じように「復讐する苦しみ」を味わっていた。朱里は「お前に復讐させる事が私の復讐だったんだよ!」と言って勝ち誇る。沙織は「あなたは私が生み出してしまった復讐の亡霊・・・。でも安心して。私が終わらせてあげる」と言って朱里に近づいていく。沙織は復讐の連鎖を断ち切るため、朱里と決着をつけようとしていた・・・。

今宮沙織 – 木村多江
福島勲 – 佐藤二朗
天満龍二 – 平山浩行
芦原咲良 – 岡野真也
田村雄大 – 竹内まなぶ
岡島まこと – 石田たくみ
糸賀朱里 – 鈴木砂羽
高槻裕也 – 堀井新太
石山綾子 – 中村映里子
石山悠斗 – 佐藤令旺
寺田圭吾 – 高橋光臣
城田純一 – DAIGO
北里怜奈 – 渡辺優奈
塚本修二郎 – 神尾佑
南條夕子 – 横山めぐみ
愛原サユミ – 芹那

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※本ページは2022年10月時点の情報になります。
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感想

「骨の髄まで炎上しなさい」
このセリフを言う時のドスの効いた声が怖すぎた。
このセリフを聞くだけでゾワッとする。

このドラマのように黒幕は案外自分の身近な人で、それも味方かのように見えた人っていうのはあるあるだけど、それでもこの作品はすごく引き込まれた。
そしてこの作品を見ながら自分も知らず知らずのうちに人を傷つけていることがいっぱいあるんだろうなぁと考えさせられた。

このドラマは展開がなかなか読めなくて毎回楽しみながら見ることができた。
またこの作品では佐藤二朗がアドリブではなくて珍しく全うな悪役を演じているのもなんだか新鮮で良かった。

まとめ

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※本ページは2022年10月時点の情報になります。
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