こちらでは2015年、2018年、2019年に放送されたTBSドラマ「下町ロケット」1期、2期、特別編の動画配信をフル視聴する方法やあらすじ・キャスト・感想をまとめています。
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「下町ロケット(2015)」特別総集編あらすじ
元宇宙科学開発機構の研究員の佃航平は、下町工場「佃製作所」を経営する社長。一度は諦めたロケット製造を進めるがライバル企業から特許侵害で訴えられピンチに…。一方、大企業「帝国重工」ではロケット開発が難航。佃製作所が特許を持つ部品が欲しい宇宙航空部の財前部長は佃に意外な提案を持ち掛け…。
純国産ロケットの打ち上げを目指し、「英国重工」の財前と共にバルブシステムの開発に動き出した「佃製作所」。はたして最終テストでロケットは無事に打ちあがるのか!?そして3年後、新たな取引の依頼が佃の元に…。
ロケット打ち上げから3年後、佃製作所では、新型人工弁「ガウディ」の開発に挑んでいたが次々と難題が立ちはだかり…。
「下町ロケット(2018)」あらすじ
元宇宙科学開発機構の研究員で、ロケットの打ち上げ失敗の責任をとって辞職し、現在は父親が遺した下町の工場「佃製作所」で経営者として第二の人生を送っている 佃航平(阿部寛)。一度はあきらめかけた佃の夢であったロケット製造を、自社が開発したバルブシステムを使用し、日本を代表する大企業・帝国重工の純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」により実現するなど、順調な佃製作所だったが…。
ある日、帝国重工の社長交代により、スターダスト計画は次回で終わるかもしれない――と帝国重工宇宙航空開発部部長の 財前(吉川晃司) から告げられ、佃はショックを受ける。ロケット製造に関わることは佃の夢であるとともに、今や「ロケット品質」を掲げる佃製作所社員たちの精神的支柱にもなっていたのだ。
そこへ追いうちをかけるように、大口取引先の農機具メーカーから小型エンジンの取引削減を告げられる。性能よりもコスト重視という考えに、技術力が売りの佃製作所は存在意義が揺らぎ始め、佃は強い危機感を抱く。
そんな中、佃製作所の経理部長・殿村(立川談春)の父親が倒れる。殿村の実家は三百年続く農家。父親の看病と畑仕事の手伝いに、週末ごとに帰省する殿村を見舞う佃と 山崎(安田顕)。トラクターを運転する殿村をじっと見て、佃はあることに気づく。それは、佃の中に新たな夢が生まれた、瞬間だった──。
殿村(立川談春)の実家へ行き、『トランスミッション開発』という新たな夢を持った佃(阿部寛)。ギアゴーストのコンペで大森バルブに勝利するなど順調そうな佃製作所であったが、ギアゴーストがライバル企業のケーマシナリーから特許侵害の指摘を受け、コンペの話が白紙になろうとしていた。
特許侵害を指摘したケーマシナリーに話を持ち掛けたのは、佃製作所とも因縁のある弁護士・中川京一(池畑慎之介)だった……。
そこで、佃(阿部寛)は自社の顧問弁護士である神谷修一(恵俊彰)に相談すると、予想外な答えが返ってきた。ギアゴーストに全面協力することにした佃製作所だったが、度重なるトラブルに難航し、社内は不穏な空気に。特許侵害訴訟からギアゴーストは逃れることができるのか?
新たな挑戦に向け、歩きだす佃たちは果たしてどうするのか!
ギアゴーストの協力のもと、新作バルブシステムの開発も順調に進み、最後の難関である燃焼実験のみとなっていた。 そんなある日、帝国重工の水原(木下ほうか)に呼ばれた佃(阿部寛)は、信用調査を受け入れなければならないと告げられる……。その背景には、ギアゴーストとの買収話が関わっているという。
信用調査の当日、殿村(立川談春)が自宅を出ようとすると、父・正弘(山本學)が倒れてしまい、緊急手術に。殿村不在のなか、帝国重工の審査部信用管理室の安本(古坂大魔王)に詰められる佃製作所メンバーは、指示された覚えのない書類の不備で窮地にたたされる―。
果たして佃製作所はこのピンチをどう乗り切るのか!
佃(阿部寛)と殿村(立川談春)の機転により、帝国重工による信用調査をなんとかクリアした佃製作所。ギアゴースト買収へと本格的に動きはじめた矢先、神谷弁護士(恵俊彰)から呼び出され、「ギアゴーストの開発情報が外部に漏れている可能性がある」と告げられる。
佃製作所の社員たちは、特許侵害訴訟の勝訴へ向けてギアゴーストに協力し解決の糸口を探すが苦戦。そんな中、思わぬ形で内通者の存在を知ることになった伊丹(尾上菊之助)と島津(イモトアヤコ)は驚きを隠せず……。
一方、佃製作所の経理部長・殿村は仕事の傍ら、実家の農作業を手伝っていた。そんな中、ある重大な決心をして……。
ついにギアゴーストはケーマシナリーとの特許侵害訴訟・第一回口頭弁論の日を迎えた。伊丹(尾上菊之助)、島津(イモトアヤコ)らギアゴーストの社員、佃(阿部寛)、退職を決めた殿村(立川談春)ら佃製作所の社員が見守る中、運命の判決はいかに……。
一方、的場(神田正輝)の指示でスターダスト計画から離れることになった財前(吉川晃司)の次に進む道は、ロケットに関わる新事業開発の部署であった。
ひょんなことから、佃製作所の社員たちと殿村家の稲刈りを手伝うことになった財前は、改めて重要なことに気づかされる。
島津(イモトアヤコ)から、ギアゴーストはダイダロスと資本提携をしたと聞いた佃(阿部寛)たち。急いで伊丹(尾上菊之助)のもとを訪れるが、的場(神田正輝)への復讐に燃える伊丹は、佃製作所からの恩義を忘れ、「あなたたちとでは生き残ることはできない」と非情な宣告をする。それを聞いた佃は激昂するが、伊丹は取り合わない……。
そんな折、財前(吉川晃司)が佃を訪ねてくる。財前は新規事業として、無人農業ロボットの開発を目指していると告白。それは、高齢化が進み、深刻な労働力不足にあえいでいる日本の農業を救いたいという思いからだった。そこで、新しく帝国重工が開発する農機具のエンジンとトランスミッションを佃製作所に供給してもらいたいという申し出だった。
さらに財前はほかの協力者として、北海道農業大学の教授で、無人農業ロボット研究の第一人者である、野木(森崎博之)の名前を挙げる。
野木は佃の大学時代の同期で、互いを高めあった親友。そんな野木を新規事業に協力するよう、説得してくれと頼まれる佃だったが……。
ある日、財前(吉川晃司)が佃製作所を訪れた。佃(阿部寛)らは笑顔で迎え、試作中のトランスミッションの説明をする。しかし、そこで財前が告げたのは、突然の取引中止だった。聞けば、帝国重工の次期社長候補と目される的場(神田正輝)により、エンジンとトランスミッションの内製化の方針が急きょ決定したという。長年取引のあったヤマタニに仁義を通し、社運を賭けた挑戦だっただけに、佃をはじめ社員たちも抗議するが、板挟みの財前にはどうすることもできない。さらに財前は、こんな状況でさらに厚かましいお願いをしなければならないと切り出した。それは、佃製作所が離脱するならプロジェクトを降りると言う野木(森崎博之)を説得してほしいというものだった。
自分たちは梯子を外され、そのうえ親友・野木の説得と、さすがに虫がよすぎると激昂する佃だったが……。
満を持して、記者会見の場で無人農業ロボットの開発を発表した帝国重工の次期社長候補・的場(神田正輝)。しかし翌日、朝のニュース番組で取り上げられていたのは重田(古舘伊知郎)や伊丹(尾上菊之助)らが手掛けた下町トラクター「ダーウィン」だった。さらに追い打ちをかけるように、週刊誌に的場に関連する記事が。それは、今までいくつもの下請け会社を潰してきたという、的場の暴露記事だった。怒りに震え、後のない的場は無人農業ロボット「アルファ1」の開発を急がせる。
一方、佃(阿部寛)ら佃製作所のメンバーも、敵ながら重田らの鮮やかな手腕に驚きを隠せなかった。そんな時、野木(森崎博之)から大規模な農業イベントである「アグリジャパン」の開催を聞いた佃は、殿村(立川談春)を誘い会場へ足を運ぶ。
農業機械の展示会『アグリジャパン』という公の場で、醜態を晒してしまった帝国重工の無人農業ロボット「アルファ1」。信用回復のため原因究明に奔走する的場(神田正輝)や奥沢(福澤朗)たちは、最初から自分たちの落ち度の可能性は認めず、野木(森崎博之)の自動走行制御システムに問題があったと結論づける。しかも、その原因を究明するにあたり、開発コードをよこせと無理難題をふっかけてきて……。
そんな時、親友である野木から窮地の知らせを聞いた佃(阿部寛)は怒りに震え、財前(吉川晃司)にある提案をする。
財前(吉川晃司)から再び無人農業ロボットのエンジンとトランスミッションの供給を頼まれた佃製作所。悩む佃(阿部寛)だが、社員の中には、失敗の許されないこの挑戦に後ろ向きの者たちもいた。今までのノウハウを生かし、エンジンには絶対の自信があるが、問題はやはり経験不足の感が否めないトランスミッション……。
そこで佃は、大学講師のアルバイトとして働く島津(イモトアヤコ)のもとを訪れ、改めて一緒に仕事をしないかと誘う。 悩む島津だったが、立て続けに伊丹(尾上菊之助)が訪れてきて……。
佃(阿部寛)と財前(吉川晃司)から、日本の農業の未来を救いたいという熱い想いを聞いた正弘(山本學)は、300年続いた自身の田んぼを、「アルファ1」の実験農場として貸し出すことを決意する。その甲斐もあって、より精度の高い走行テストができるようになり、佃たちは製品化を急ぐ。
そして時間はあっという間に過ぎ、首相視察のデモンストレーションイベント当日。佃製作所のメンバーはじめ、前回のリベンジに燃える的場(神田正輝)は首相の到着を待つが、なかなか現れず、到着が大幅に遅れてしまう。それにより、首相は敵方のダーウィンのデモを見たら帰ると言い、反論する的場や財前だったが・・・。
果たして再対決の勝負の行方は・・・!?
新春ドラマ特別編「下町ロケット」あらすじ
全員の力を結集し、ようやく完成した佃製作所と帝国重工の無人トラクター「ランドクロウ」。しかし、発売から数週間経ったあとも売り上げが伸びずにいた。一方、ギアゴースト&ダイダロスが手掛ける「ダーウィン」は好調そのもので、差は開くばかり。形勢逆転を狙う帝国重工の次期社?候補・的場(神田正輝)は、ある手段に出る。それは、ダーウィンチームに力を貸し、なおかつ帝国重工の取引先である下請け企業に圧力をかけるというものだった。それにより、徐々にダーウィンチームから離脱企業が増え、ついにはダーウィンの在庫が底をつく。思わぬ形でライバルの勢いを止めた佃(阿部寛)ら佃製作所のメンバーだったが、自分たちの技術力による正当な評価ではないため、心境は複雑なものだった。逆に、窮地に立たされた重田(古舘伊知郎)と伊丹(尾上菊之助)は思わぬ一手を放ち・・・。
「下町ロケット」キャスト
佃航平:阿部寛
佃利菜:土屋太鳳
殿村直弘:立川談春
山崎光彦:安田顕
江原春樹:和田聰宏
迫田滋:今野浩喜
真野賢作:山崎育三郎
津野薫:中本賢
唐木田篤:谷田歩
浅木捷平:中村倫也
埜村耕助:阿部進之介
立花洋介:竹内涼真
川本浩司:佐野岳
大場:大石吾朗
田端:上杉祥三
和泉沙耶:真矢ミキ
椎名直之:小泉孝太郎
桜田章:石倉三郎
中里淳:高橋光臣
横田信生:バカリズム
滝川信二:篠井英介
久坂寛之:平岳大
貴船恒広:世良公則
一村隼人:今田耕司
水原重治:木下ほうか
三田公康:橋本さとし
柳井哲二:春風亭昇太
根木節生:東国原英夫
中川京一:池畑慎之介
神谷修一:恵俊彰
佃和枝:倍賞美津子
財前道生:吉川晃司
藤間秀樹:杉良太郎
佃航平:阿部寛
佃利菜:土屋太鳳
立花洋介:竹内涼真
山崎光彦:安田顕
軽部真樹男:徳重聡
江原春樹:和田聰宏
迫田滋:今野浩喜
津野薫:中本賢
唐木田篤:谷田歩
蔵田慎二:坪倉由幸
柏田宏樹:馬場徹
加納アキ:朝倉あき
殿村恭子:立石涼子
蒔田:山本圭祐
本田郁馬:山田悠介
佐伯文也:松川尚瑠輝
上島友之:菅谷哲也
坂本菜々緒:菅野莉央
斉藤あゆみ:原アンナ
仁科美咲:ぼくもとさきこ
入間尚人:丸一太
島津裕:イモトアヤコ
和泉沙耶:真矢ミキ
辰野:六角精児
神田川敦:内場勝則
野木博文:森崎博之
奥沢靖之:福澤朗
稲本彰:岡田浩暉
氷室彰彦:高橋努
吉井浩:古川雄大
戸川譲:甲本雅裕
北堀哲哉:モロ師岡
重田登志信:中尾彬
神谷修一:恵俊彰
中川京一:池畑慎之介
重田登志行:古舘伊知郎
水原重治:木下ほうか
殿村咲子:工藤夕貴
殿村正弘:山本學
末長孝明:中村梅雀
佃和枝:倍賞美津子
伊丹大:尾上菊之助
殿村直弘:立川談春
的場俊一:神田正輝
財前道生:吉川晃司
藤間秀樹:杉良太郎
みんなの感想
『下町ロケット』は、どんなに困難な状況でも、絶対に諦めなければ夢は叶うということが描かれていて感動的なストーリーでした。
姑息な手段などで、何度も窮地に追い込まれますが、そこからの大逆転が痛快という感じで最高でした。
そして、ロケットの部品というのが夢が詰まっている感じで良かったです。
全く興味のない人からすれば理解不能なことかもしれませんが、いくつになっても夢があれば、輝き続けられていて、魅力的な人に見える気がします。
そして、なんといっても、主演の阿部寛さんの熱演ぶりが素晴らしかったです。
「結婚できない男」シリーズでも好演していますが、感情表現も豊かで、多彩な演技が出来てという感じで、本当に味のある良い役者さんになったなという感じがします。
また、吉川晃司さんが渋さが全開という感じで、若い頃にはなかった新たな魅力を放っていると思います。
実生活などでは、口数も少ないということですが、見事に覚醒しているような感じがしました。
若手の土屋太鳳さんや竹内涼真さんなども、華をストーリーに華を添えているような感じがしました。
また、真矢みきさんはいつもどおりの格好良い女性という感じで、共演者も個性豊かで楽しめました。
このドラマは、「半沢直樹」の著者として有名な池井戸潤さんの作品で、下町の中小企業である佃製作所の社長佃航平が夢を追い続ける奮闘するストーリーです。池井戸潤さんの作品はどれも予期せぬトラブルや裏で糸を引く黒幕の存在などがあり、毎度ハラハラドキドキさせられます。池井戸作品ではさまざまな経済問題等のテーマを取り上げてくれるので、世の中の動きを知ることができ、勉強になります。このドラマでも特許侵害や人工心臓など新聞でしか読んだことのないようことを取り上げてくれています。このドラマの主演は阿部寛さんで、夢を持った熱い男を演じてくれています。全身からエネルギーが放出されているような熱い演技は見ているほうにも、その情熱が伝わってくるほどで、佃航平役にぴったりのキャストだったと思います。また、吉川晃司さん演じる帝国重工の財前部長もカッコ良かったです。ビシッと着こなしたスーツ姿はさすがです。演技にも渋みがありますし、帝国重工の社長へのプレゼンシーンなどは冷静さの中にも熱い想いが込められていて、とても素晴らしいプレゼンで、つい見入ってしまうものでした。そのほか多くの俳優陣が出ておりますが、みな良い味を出して、それぞれ存在感のある演技でとても良かったです。ぜひ見てほしい作品です。
下町ロケットは阿部寛さんを中心に豪華な俳優陣が脇を固め、夢があり感動できる素敵なドラマです。佃製作所の個性的なメンバーとそのチームワークは見どころの一つです。まず、阿部さん演じる佃製作所所長の佃航平はまっすぐで正直な性格で、上司としてカッコいい男性なので応援できます。娘の莉奈とはぶつかってばかりですが、父の背中を見ていた莉奈の心情に徐々に変化が出てくるのも、感動できるポイントでした。また佃といえば帝国重工の財前道生とのやりとりも印象的です。吉川晃司さんの鍛えられた体にスーツという組み合わせは本当にカッコよく惚れ惚れしました。仕事に対する誠実さは佃と財前に通ずるものを感じました。また安田顕さん演じる山崎光彦も魅力的です。安田さんは本当に振り幅の大きい役者さんですが、今回いかにも職人という無骨な感じが製作所勤務にぴったりで、大好きなキャラクターになりました。夢を追いかける佃の、自らの足で現場に赴き、仲間を鼓舞し、もうダメかというところでも諦めない姿勢にはとても勇気づけられました。また2018年版では森崎博之さんの出演が非常に嬉しかったです。佃の旧友で北海道の農業に携わる役どころは森崎さんぴったりでした。俳優陣の巧みな演技が見られ、非常に見応えのある作品です。
有名な小説のドラマ化ということもあり、毎回楽しみにして全てを見ました。もともと仕事柄、中小企業の現場をまわり、下町の社長さんから話を聞くことも多かったので、中小企業にとって夢のある話である反面、ドラマの見所でもある中小企業の苦悩がかなるリアルに描かれているドラマであると思いました。実際に神谷弁護士などは実在する鮫島弁護士のリアルな現場感を池井戸さんがヒアリングして小説になっていることも聞いていたので、場面ごとにこういうことあるよなぁとか中小企業ならではだなと思うことが多々ありました。あまり販路や儲けを考えずに優れた技術に高いプライドと信念を持ち、社員一丸となる姿は見ている人が応援したくなる企業像を表していたと思います。また、阿部寛さんをはじめ、役者の皆さんの演技力、熱意も伝わり、見ている人を惹きつける小説にはないドラマならではの面白さがありました。日本には技術力が優れていながらなかなか表舞台には出てこない中小企業が数多くあり、その企業が大手を支え、人々の暮らしを支えています。ドラマをみながら一人でも多くの人がそういった中小企業に目を向け、日本の誇りとして応援する風土ができればと期待してみてました。
下町ロケットは簡単に言うと下克上のドラマです。絶対に勝てなそうな巨大組織に立ち向かう中小企業の話でスカッと出来る所が大きな見どころです。大企業は素晴らしい人材や技術があって中小企業では絶対に勝てないんじゃないかと思ってしまいますが、昼夜を問わない努力でいくつもの失敗を繰り返してお客様のためになるものをつくるその姿勢に感動しました。各話はピンチと逆襲の繰り返しで見るものを飽きさせません。特にピンチを迎えて終了した回は次は大丈夫なんだろうなと次の回を楽しみに待ってしまいますし、逆襲の回はもっとやれやれと応援してしまう作風はうまくできていると思います。つくっているものもロケット部品のように高品質なもので、しかも受注先の無理難題にもなんとか応えていく姿勢は自分にも必要だなと思いました。このドラマが見応えがあるのは敵も自分なりの言い分があり、そのために必死に戦っている事が伝わってくるからです。お互いに真剣だからこそ悪役の方も引き立ち、それをやっける方がものすごく輝くのです。またキャストもそれぞれのイメージに合っていて。この人ならこういう感じで演技しても全く違和感ないなと思わせてくれます。1話から入り込めるドラマというのはなかなかないです。
下町ロケットは、佃社長演じる阿部寛さんが熱く一昔前のスポーツ根性ドラマを彷彿させました。製作所若手メンバー立花や加納役の方々は阿部さんに大分引きづられ、戸惑う顔を地で覗かせていた様に感じます。流石に佃のベテラン陣は各々立ち位置を忘れず、幾分抑制を効かせていた。ドラマの魅力は、登場人物の個性の多様さです。些かステレオタイプに性格付けをされているが、服装や髪型、カバン、果ては乗り回すクルマまで似つかわしいモノを用いる。そんな演出が滑稽でニヤリと笑ってしまう。悪役に回る役者さんも選び方が上手い。キャラクターがシリアスになり過ぎてダークストーリーに陥らないように気をつけています。悪役が集う宴席では実に表情豊かに笑うので、嫌味より可愛げを感じてしまいます。本物悪党は表情に乏しいと、考えるから。敵側がもたらす危機状況に、佃面々が絶望し諦めかける時、大逆転劇が起る。わかっちゃいるけど、劇中の彼らと一緒になってホッとし、喜びが爆発する。慌てふためく敵側の右往左往が痛快だ。戦いに敗れて、真っ当な道に戻れる者は清々しい。盗んだり、策を弄して勝ったと思い込むのは間違いだ。誇り持ち巳の仕事を努力するかで勝負は決まるというメッセージを受け取りました。
まとめ
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是非チェックしてみてくださいね!