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「鍵のかかった部屋」とは?
2012年4月16日から6月25日まで配信されていたドラマ「鍵のかかった部屋」。
このドラマは、貴志祐介の推理小説のシリーズが原作となっており、大野智主演でドラマ化されました。
3作目までのシリーズが原作となっており、キャッチコピーは「密室は、破れました。」のミステリードラマとなっています。
大野智が演じるのは大手警備会社に所属している会社員だが、普通の警備会社の社員とは異質の存在で、セキュリティの研究に没頭している「防犯オタク」。
そんな彼がひょんなことから密室事件の真相解明を依頼されることに。
彼は殺人事件の解決には興味を持っていないが「密室」という言葉を聞くと表情が変わり、鋭い洞察力と集中力により事件の解決の糸口を密室を破ることで見出していくという物語になっています。
大野が演じるのは、大手警備会社に所属する榎本径(えのもと・けい)。しかし、この男、普通の警備会社社員とはかなり異質の存在。榎本は、本社ビル内の暗い廊下の奥にある備品倉庫室で日々ひたすらセキュリティ(特に鍵や錠前)の研究に没頭する、いわゆる“防犯オタク”なのだ。
性格は冷静沈着でとっつきにくく、一見近寄りがたい風体で、鍵や錠前をはじめとした防犯アイテムの知識はもちろんのこと、物理や化学、建築などに関するあらゆる基礎的理論にも造詣が深く、「この世に破れない鍵はない」と自信を持つマニアックな男だ。
そんな榎本が、ひょんなことから密室事件の真相解明を依頼される。殺人事件の解決にはまったく興味がないが、「密室」というキーワードを聞くと、表情が変わり…。
あまり感情を出さない淡々とした語り口調が不気味とも取られがちだが、膨大な知識を持つ上に、その鋭い洞察力と集中力で、完全犯罪と思われた事件の解決への糸口を、密室を破ることで見出していく…。こんな榎本役を大野が演じることにより、月9ならではのスタイリッシュでおしゃれなテイストは保ちつつ、今までとは違う新たなヒーロー像が誕生する。
東京総合セキュリティに勤める榎本径(大野智)は、弁護士・青砥純子(戸田恵梨香)に頼まれ、先輩弁護士の芹沢豪(佐藤浩市)と密室事件の現場にやってきた。そこは、葬儀会社の社長・大石の遺体が見つかった山荘だった。警察は、山荘が密室だったこと、大石が末期のがんを患っていたことから自殺と断定。しかし、大石の友人・円山(浜田晃)と司法書士・日下部(堀部圭亮)は疑念を抱き、芹沢に調査を依頼したのだ。榎本らを山荘に案内した日下部は、遺体を発見した日の状況を説明し始めた。
その日、日下部は、大石の甥で葬儀会社の専務・池端(風間杜夫)と山荘に赴いた。窓から部屋を覗くと人影が見えたため、窓を破って室内に入ると、大石が部屋のドアを背にして体育座りのような姿勢で死んでいた。脚の前には重厚なテーブルが置かれ、そのテーブルはどっしりとしたソファで固定、また、ドアには天井から床まで白幕が張られ、遺体はそこに座っていた。
純子が日下部の説明を聞くなか、芹沢は大石は自殺だろう、と榎本に同意を求める。と、榎本はドアとテーブルの間に遺体と同じ姿勢で座っていた。
後日、純子は、芹沢を連れ、東京総合セキュリティに榎本を訪ねた。「備品倉庫室」と書かれた薄暗い倉庫にいた榎本は、ふたりに山荘を完璧に再現した模型を見せた。一度の入室ですべてを記憶したという榎本は、大石が自殺かどうか、検証すると言い…。
榎本径(大野智)は、会田愛一郎(中村獅童)を連れ、青砥純子(戸田恵梨香)と芹沢豪(佐藤浩市)を訪ねてきた。甥の大樹が自室で練炭による一酸化炭素中毒で死亡し自殺とされたが、会田は大樹が妹・美樹(福田麻由子)を残して死ぬとは思えないと言うのだ。
大樹が死亡した日、会田は兄妹の継父で、中学校の科学教師・高澤(高嶋政宏)からの連絡で高澤家にやって来た。大樹の部屋の前では美樹がドアを叩いていたが、反応がない。そこで、高澤が電動ドリルでドアノブの上に穴を開けた。その穴から会田が工具を差し入れ、ついに鍵は開いた。しかし、ドアには隙間を埋めるように内側からビニールテープが貼られ、ドアを開ける際、ベリベリとテープがはがれる音がし、同時に紙テープの切れ端が舞い上がったという。壁には、紙テープで綴られた「サヨナラ」という文字があり、ベッドでは大樹が死亡していた。
3年前に母親を亡くした兄妹は高澤に育てられていたが、多額の遺産を受け継ぐため高澤に殺されたのでは、と会田は疑っていた。
榎本は、純子と芹沢にドアと窓に貼られていたのが、ガムテープではなくビニールテープだったことが気にかかると明かした。仮に高澤が犯人だったとして、施錠された窓やドアの内側からどうやってテープを貼ったのか、3人は可能な方法を考えるがどれも決定打にはならない。しかし、榎本はそこに科学を駆使した仕掛けがあるはずだと思い…。
榎本径(大野智)は、青砥純子(戸田恵梨香)と刑事・鴻野(宇梶剛士)とともに、プロ棋士・竹脇(ゆうぞう)が殺害されたホテルの一室にやってきた。そこはビジネスホテルで、竹脇は背中を包丁で一突きにされドアを頭にして倒れていたという。現場は、窓もドアも施錠されチェーンまでかけられた密室で、室内には携帯用の将棋盤、棋書、将棋新聞、飲みかけのコーヒーカップが残されていた。
榎本は、部屋を開けた時ドアが遺体に触れたかどうかを遺体発見者のスタッフに尋ね、スタッフはチェーンがかかっていたため遺体までは届かなかったと証言した。
そこへ、来栖奈穂子(相武紗季)が入ってきた。鴻野は竹脇の恋人だという奈穂子に遺留品の財布などを見せ、それが竹脇のものだと確認させた。そんなとき、奈穂子は何気ない様子で将棋盤にあった駒をひとつ動かした。遺留品のなかに、携帯電話やパソコンがなかったことを不審に思った鴻野が聞くと、どちらも持っていなかった、と奈穂子は答えた。そんな折、奈穂子が最近話題の棋士だと気づいた純子は盛り上がる。
竹脇からの最後の通話相手だったことから、芹沢豪(佐藤浩市)が事情聴取されたため、今回の事件の真相を調べることになったのだ。
後日、純子と奈穂子が榎本の会社にやってきた。いつもの「備品倉庫室」でホテルの部屋の模型を完成させていた榎本は、事件の最大の謎はドアチェーンがかかっていたことだと話し…。
榎本径(大野智)は、青砥純子(戸田恵梨香)と芹沢豪(佐藤浩市)から、純子のマンションで起こった事件について聞く。
先日、和菓子店の社長・桑島が亡くなり、桑島が借りていた部屋にペットが残された。
しかし、妻の美香(白石美帆)はその世話を拒否、桑島の友人・古溝(松尾諭)が申し出た引き渡しも拒んでいるという。困った古溝は、通りかかった純子に相談を持ちかけたのだ。
純子と芹沢が交渉した結果、美香は古溝が桑島に預けていた2匹については引き渡すと約束した。
後日、純子と芹沢は、美香、古溝とペット部屋にやってきた。そこは、窓が閉め切られ、水槽で埋め尽くされた異様な空間だった。
水槽を見てペットが熱帯魚か何かだと早合点した純子の前に、古溝が差し出したのはタランチュラだった。しかも、桑島は飼っていた毒グモにかまれて死亡したという。警察は、水槽内の土に刺さっていたピンセットから、桑島は猛毒を持つクロドクシボグモにエサをやろうとして指をかまれたと推測した。
それらの話を聞いた榎本は、毒グモを扱うにしては桑島があまりにも不注意なのでは、と話した。芹沢も、毒グモにかまれて慌てて手を引っ込めたはずだから、ピンセットが垂直に土に刺さっていたのはおかしいと疑問を呈す。しかし、部屋が密室だったことから、警察は事件性はないと判断したという。
しばらく考えていた榎本は、事故ではなかった可能性があると言い…。
榎本径(大野智)は、ある新築の家で起こった死亡事件現場にやってきた。その家は、高校教師・杉崎(新井浩文)が結婚を機に建てたものだが、引き渡し直後に起こった震度4の地震で大きく歪んでしまった。杉崎は施工会社に手抜きだとクレームをつけ、社長の竹本(田窪一世)が補修工事を請け負うことになった。その下見の最中に、竹本が亡くなったのだ。
榎本を呼んだのは、青砥純子(戸田恵梨香)でも芹沢豪(佐藤浩市)でもなく、刑事・鴻野(宇梶剛士)だった。榎本の知識や能力を見て協力を依頼したのだ。現場には、現在手がけている買収契約に施工会社が関係していた芹沢と、偶然、榎本と行動をともにしていた純子も集まった。
遺体発見現場のリビングも、大きく歪んでいた。ドア枠も歪みまともにドアが開閉できない状態だった。窓は完全に施錠されていたため、逃走経路に使えた可能性があるのは廊下側のドアだけだが、歪んだドアを閉めるには内側からある一定の場所を何度も強い力で叩く必要があった。しかし、閉めてしまえば開けることは困難で、仮に殺人だったとしても犯人は部屋に閉じ込められることになる。
この部屋は密室だったのか、と尋ねる純子に、榎本は部屋にもうひとつの開口部があるので断定できないと言った。その穴とは、リビングの壁に開けられたエアコンのダクト用の穴だった。その穴を使い、外からドアを閉めることが可能なのか、榎本は考え込み…。
榎本径(大野智)は、青砥純子(戸田恵梨香)に誘われて、水城里奈(能年玲奈)が出演する「密室に囚われた男」という舞台を見に来た。
観劇後、里奈の楽屋を訪ねると劇団員たちが慌ただしい。純子が聞くと、下手の楽屋で薬師寺(山中聡)という役者が頭から血を流して死んでいたという。薬師寺は、演劇の前のパフォーマンスパートに出演していた。死亡した薬師寺のそばには、凶器と思われる木刀と血に染まった「密室に囚われた男」のチラシがあった。
事件から3日が経ち、容疑者のひとりに劇団員で里奈の恋人の井岡(桐山照史)が浮上していた。
純子から事件のことを聞いた芹沢豪(佐藤浩市)は、榎本を呼べと指示する。
劇場では、すでに練習が再開されていた。そこにやってきた榎本、純子、里奈を演出の畑山(堀内敬子)、脚本家兼役者の鬼塚(坂本昌行)が迎えるが、無愛想な畑山はどこかへ行ってしまう。純子は、楽屋には上手と下手があるのに、なぜ薬師寺だけが下手にいたのか、と鬼塚に尋ねる。鬼塚はそこが薬師寺専用になっていたと明かした。
薬師寺の楽屋に行くには、売店があるロビーを通るか、舞台上を横切るしか方法がない。演劇の上演中で、売店にも人がおり、客席にも200人の観客がいるなか、犯人はどうやって密室状態の薬師寺の楽屋に入り殺害したのか。
純子、芹沢に聞かれた榎本は、この密室は破れないかもしれないと言い…。
榎本径(大野智)は、青砥純子(戸田恵梨香)に連れられ、築百年の日本家屋にやってきた。案内したのは、家主・西野真之(吉田鋼太郎)の友人・遠藤晴彦(平田満)だ。ここで西野の中学生の長女・愛美(森迫永依)が死亡したが、顔に殴打の跡があったため、警察は他殺と断定、第一発見者の西野が容疑者として連行された。長年西野を知る遠藤は、犯人は別にいると言い、愛美の兄・猛(郭智博)かもしれない、と明かした。猛は以前、同級生をナイフで刺してケガを負わせ、逃走して現在も行方不明のまま。
現場が密室だったため、遠藤は芹沢豪(佐藤浩市)に調査を依頼したが、芹沢が休暇に入ってしまい、純子が榎本と調査に来た。
榎本は、玄関のドアの特殊な鍵に注目。泥棒とは無縁の田舎には、重装備に思えた。合鍵を持つのは西野と愛美だけだが、西野が愛美の遺体を発見した時、玄関は施錠され、愛美の合鍵は室内にあった。鍵なしで外から施錠することはできない上、犯行時刻に近所のリンゴ園で作業中だった女性も、侵入者は見ていない。
検証を行う榎本に遠藤は、愛美が帰宅時に室内にすでに誰かがいた可能性がある、と言った。電話をしながら帰宅した愛美の通話相手が、愛美が「誰?」と言った後に切れたと証言したからだ。
玄関以外の逃走経路として考えられるのは、なぜか1つだけ開け放たれた窓のみ。しかし榎本はここから逃走したのなら、あるはずの足跡がない、と指摘し…。
榎本径(大野智)は、青砥純子(戸田恵梨香)、芹沢豪(佐藤浩市)とともに、遺体となって発見された人気漫画家・中田文恵(渡辺めぐみ)の自宅にやってくる。玄関でまず榎本らを出迎えたのは、激しく吠える犬だった。案内した文恵の姪・友香(志田未来)は、この犬は文恵以外の人間が通ると必ず吠えるのだ、と説明した。
文恵には、橘麻美(岩佐真悠子)と安西理佳子(MEGUMI)というアシスタントがいて、自宅兼作業場の文恵の家に毎日通って来ていた。文恵が亡くなった日、麻美は朝から午後5時頃まで仕事をして帰宅、その後、午後10時頃にやってきた理佳子が作業場で死亡している文恵を発見、通報したという。
現場は、玄関とすべての窓に鍵がかかった密室だった。アシスタントは合鍵を持っているが、犬に吠えられずに入室することは不可能だった。近隣住民の証言で、午後5時に麻美が帰宅してから午後10時に理佳子がやって来るまでの間、犬は一度も吠えなかったとわかった。
警察は、酔った文恵が資料につまずいて転倒、その拍子に棚から落下した置物が頭を直撃し死亡したと推定。純子らが友香から話を聞いていると、自分はやっていないと、麻美が入ってきた。その後、庭で犬が吠える声がして、今度は理佳子がやってきた。犬が苦手だという理佳子は、超音波で犬を撃退する道具を持っていた。
別室での検証を終えた榎本は、もうひとつだけ確認したいことがあると言い…。
榎本径(大野智)は、とある貿易会社の事務所で厳重な鍵と防犯カメラを設置していた。同社長室では、榎本の紹介で法律相談を依頼された青砥純子(戸田恵梨香)と芹沢豪(佐藤浩市)が、社長・富樫(岩松了)と対面中。貿易会社社長とは思えない富樫のいかつい風貌に、芹沢は不安を感じる。
取締役・野々垣(哀川翔)が榎本に知り合いのように声をかける様子に驚いた芹沢が聞くと、3日前に会社で副社長が眉間を撃たれて死亡する事件が起き、壊れたドアの鍵を直すため派遣されたのだという。
警察は、事件を自殺と他殺の両方から調べていたが、榎本は、自殺ならこめかみを撃ち抜くのが自然だと話す。他殺の場合の容疑者は、八田(鈴木亮平)という人物だった。八田は事件当時、別の部屋にいたが、銃声を聞き副社長室に走ると副社長が死んでいたと証言した。
数日後、野々垣は事務所から帰ろうと犬山(佐藤祐基)に車を玄関に回すよう命じると、その夜の電話番を担当する八田を呼び止めた。その後、車を回して煙草を吸いながら待っていた犬山から、禁煙中の野々垣が「一本くれ」、と吸い始めた。同僚の坂口(高杉亘)は「さっさと乗れ」と催促するが…と、その時、事務所から銃声が響いた。
中には八田がいるはずだが、中から施錠され開かない。そこで、榎本が呼ばれ鍵を開けることに。室内には変わり果てた姿となった八田とそばには銃が…。それを見た榎本は…。
榎本径(大野智)は、青砥純子(戸田恵梨香)、芹沢豪(佐藤浩市)とともに芹沢が顧問弁護を務める介護サービス会社「ベイリーフ」にやってくる。同社の社長室や役員室が入る会社最上階のセキュリティー強化を依頼されたのだ。社内を調査した榎本は、社長の穎原昭造(佐々木勝彦)らに必要なシステムを説明、後日、工事が行われることとなった。
ところが数日後、榎本が工事にやってくると、穎原が社長室で死んでいた。連絡を受け駆け付けた純子と芹沢に、穎原の甥で副社長の穎原雅樹(鈴木一真)は、穎原の死因が頭部打撲による脳出血であること、社長室が密室だったことを明かした。刑事の萬田(丸山智己)は、社長室に唯一入出可能だったという理由で専務の久永(中丸新将)を警察署に連行。しかし、久永が犯行を否認したため、芹沢は榎本に事件の調査を依頼した。
榎本が検証を続ける間、純子と芹沢も事件について考察を重ねた。そんなふたりを、ボロボロのスニーカーを履いた男が付け狙っていた。
やがて、何かに気づいた榎本が、雅樹らにその事実について説明を始めたとき、刑事の鴻野(宇梶剛士)が入ってきた。さらに、窓の外には、掃除用のゴンドラに乗った清掃会社スタッフの佐藤学(玉木宏)が現れる。上昇するゴンドラから一瞬見えた学は、あのボロボロのスニーカーを履いていた。榎本と佐藤の視線が交錯、この後、榎本は窮地を迎えることになり…。
榎本径(大野智)が不在の中、青砥純子(戸田恵梨香)と芹沢豪(佐藤浩市)は事件の検証を行う。そして、榎本は犯人ではない、と純子が断言したとき、榎本が釈放されたと連絡が入る。専務の久永(中丸新将)が犯行を自認したからだ。拘置所で純子と接見した久永は、睡眠中の無意識のうちに社長を殺害したのかもしれない、と弱気になっていた。
その後、榎本は、副社長の穎原雅樹(鈴木一真)らに、社長が狙撃事件を自作自演したのは、社長室に隠した何かを守るため、窓を防弾ガラスに交換させたかったからだろう、と話す。
榎本は、自分のことを通報した犯人が自分と社長との因縁を知ったのは、社長室での純子との会話を盗聴していたからだと推測。そんなことが可能な人物は誰か、考えを巡らせた榎本は、第一発見者の窓拭きのスタッフ・佐藤学(玉木宏)に会いたいと雅樹に申し出た。
やがて、榎本と純子の前に佐藤がやってくる。純子は佐藤に、社長が倒れていた場所を尋ねた。佐藤がキャビネットの方を指すと、榎本は窓の外からだとそこは見えないはずだと指摘。佐藤は「ゴンドラが上がったときに見えた」と証言した。
そんなとき、芹沢からの電話で純子が退室。榎本と2人きりになった佐藤は、社長室にいる違和感を口にした。自分は、ガラス越しに眺めることしかできない存在だ、と話す佐藤。そして、あなたも自分と同じ側の人間だろう、と榎本の様子をうかがい…。
榎本径:大野智
青砥純子:戸田恵梨香
佐藤学:玉木宏
穎原雅樹:鈴木一真
久永篤二:中丸新将
穎原昭造:佐々木勝彦
伊藤寛美:西山繭子
水城里奈:能年玲奈
河村忍:本田翼
萬田刑事:丸山智己
鴻野刑事:宇梶剛士
芹沢豪:佐藤浩市
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感想
このドラマの画面の切り替え方は独特で味があると思う。
そのためこの世界観にすごく引き込まれていく。
鍵の「カチャ」という音など、クライマックスに向かうときの高揚感を誘うBGMもよかった。
佐藤浩市と大野智のセルフのリズム感が抑揚があって好き。
謎解きが、密室=カギ開けという独自の視点でストーリー展開されていくのが新鮮で面白かった。
事件モノとか犯人を特定するような物語では、誰が犯人でどんな方法で殺害したのか、どんな理由で殺害をしたのかというのが明かされていくのが定番だけれど、このドラマはどうやって密室が作られたのかを明らかにしていくところがメインになっている。
ドラマを見ながらドラマの中と一緒に同じスピードでその謎を考えることができて、最後の最後に種明かしを見てなるほど!!とスッキリできて、見ていて爽快感があった。
まとめ
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