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2021年4月3日21時~土曜プレミアムで「北の国から’87初恋」が放送されます!
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「北の国から」とは?
1981年に連続ドラマ、1983年から2002年までスペシャルドラマとして放送されていた「北の国から」。
北海道富良野の大自然を舞台に黒板五郎と2人の子ども純と蛍の成長を21年間に渡って描く名作ドラマ。
主演は田中邦衛。
第1話
妻の令子(いしだあゆみ)が家を出て半年。東京が嫌になった五郎(田中邦衛)は、幼い純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)を連れ、故郷の北海道で暮らし始める。
第2話
どうしても北海道の暮らしに馴染めない純(吉岡秀隆)。東京の母に「帰りたい」と手紙を書き螢(中嶋朋子)に託す。しかし螢は・・・。
第3話
叔母の雪子(竹下景子)を介し、五郎(田中邦衛)に帰りたいと伝えた純(吉岡秀隆)。が、「負けて逃げるんだぞ」という清吉(大滝秀治)の言葉に・・・。
第4話
別れた母の手紙を勝手に処分した五郎(田中邦衛)に愕然とする純(吉岡秀隆)。純は、母の依頼した弁護士にひとりで会いに行く。
第5話
北海道の生活に慣れた螢(中嶋朋子)と慣れない純(吉岡秀隆)。純は父が螢ばかり可愛がってると誤解するが、五郎(田中邦衛)は気づかない。
第6話
雪子(竹下景子)が編んでいるマフラーを、純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)は勝手に草太(岩城滉一)のものと思い込み、純は草太に伝えてしまう・・・。
第7話
中畑の家で五郎(田中邦衛)の帰りを待つ純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)。東京へ帰りたいという思いがくすぶる純は、母に電話をしてしまう。
第8話
小屋に水を引いてくる工事に悪戦苦闘する五郎(田中邦衛)の姿を見て、純(吉岡秀隆)の心に五郎への尊敬の気持ちが芽生える・・・。
第9話
富良野で初めての正月を迎えた純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)が、草太(岩城滉一)や雪子(竹下景子)とスキー旅行に出かけた間に、東京から令子(いしだあゆみ)がやってくる。
第10話
風力発電のバッテリーを取りに、街まで車で出かける純(吉岡秀隆)と雪子(竹下景子)。しかし二人は猛吹雪で遭難してしまう・・・。
第11話
友達の正吉(中沢佳仁)から五郎(田中邦衛)と雪子(竹下景子)の仲を疑われ、怒った純(吉岡秀隆)は、草太(岩城滉一)から喧嘩の仕方を教わり勝負に挑む。
第12話
純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)は罠にかかったキツネのことから大自然の厳しさを学ぶ。また五郎(田中邦衛)の風力発電が完成、明かりが灯る。
第13話
令子(いしだあゆみ)の入院を聞き、上京した純(吉岡秀隆)。東京の仲間達との再会を喜ぶ反面、半年間で自分が遅れをとったと悩む。
第14話
純(吉岡秀隆)を手元に置きたがる令子(いしだあゆみ)。前ほど東京に魅力を感じなくなった純は北海道に戻る。
第15話
凉子先生(原田美枝子)が昔東京で生徒を殴って自殺させたという投書が舞込む。彼女を庇う五郎(田中邦衛)達と杵次(大友柳太朗)は対立する・・・。
第16話
酔っ払って橋から落ち、杵次(大友柳太朗)が死んだ。杵次と開拓の苦労を共にした清吉(大滝秀治)の言葉が、純(吉岡秀隆)の心に焼きついた。
第17話
正式に離婚するため富良野を訪れた令子(いしだあゆみ)を気遣う純(吉岡秀隆)と、無愛想に振舞う螢(中嶋朋子)。しかし令子が車窓から見えたのは・・・。
第18話
筏下りの日、中畑家の筏に乗せてもらう約束をした純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)。純は岸につらら(熊谷美由紀)を見つけるが・・・。
第19話
UFOを見に出かけた凉子先生(原田美枝子)と螢(中嶋朋子)が遭難しかける。口止めをした五郎(田中邦衛)。しかし純(吉岡秀隆)は記者に話してしまう。
第20話
駒草のホステス・こごみ(児島美ゆき)に夢中になる五郎(田中邦衛)。そんなある日、凉子先生(原田美枝子)が遠くの学校に旅立つことに・・・。
第21話
こごみ(児島美ゆき)のことで中畑(地井武男)から忠告を受ける五郎(田中邦衛)。一方ボクシングの試合を控えた草太(岩城滉一)は、つらら(熊谷美由紀)の仕事のことを聞きショックを受ける。
第22話
五郎(田中邦衛)の丸太小屋を訪ねるこごみ(児島美ゆき)に反感を覚える純(吉岡秀隆)。そんなある日、令子(いしだあゆみ)が急死したという知らせが届く・・・。
第23話
雪子(竹下景子)に連れられ上京する純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)。葬儀が終わればすぐ帰るという五郎(田中邦衛)を純は不満がるが、思わぬ姿を見て・・・。
第24話
純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)が帰ると、五郎(田中邦衛)は完成した丸太小屋に住んでいた。ある夜、死んだと思っていた螢のキツネが何ヶ月ぶりに帰ってきた!
11月から五郎(田中邦衛)はクマさん(南雲佑介)と東京に出稼ぎに出かけていたが、麓郷のわが家で正月を迎えるために、歳末に帰ってきた。けなげに小屋で留守を守っていた純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)は大喜び。そんな時、みどり(林美智子)の息子の正吉(中沢佳仁)が家出をした。この雪の中をどうして・・・。友達の身を案じる純と螢だが、ようやく見つかった正吉は純たちの小屋で正月を迎えることになった。正吉は身持ちのよくない母親に反発しているのだった。
正月、麓郷に沢田松吉(笠智衆)という老人がふらりと現れた。昔、五郎の父やみどりの父の杵次(大友柳太朗)らと麓郷を開拓した草分けの一人で、一度は豆の景気で大成功したが、女に狂って妻子を捨て、30年前に駆け落ちして出ていったままだった。聞けば東京で医薬品会社を経営、今は会長職だという。すでに五郎の父や杵次も死んでおり、松吉の身寄りも街のラーメン屋で働く孫娘の妙子(風吹ジュン)だけだったが、とにかく部落を挙げて松吉のために歓迎会を開いた。だがそんな折、五郎に思いもかけない難題が持ち込まれた。みどりが金融会社から借金をした時、連帯保証人になっていた五郎に、700万円を払えというのだ。ばくちで借金したみどりは期限が切れても払えず弁済能力もなく、法的に五郎が責任を負わされる。小屋を建てて暮らしている土地二町一反、そっくり取られてしまうことになる。真っ青になった五郎は金繰りに奔走するが・・・。
純(吉岡秀隆)と正吉(中沢佳仁)は中畑(地井武男)おじさんのところに帰省中の努(六浦誠)がパソコンを自由自在に操るのを見てショックを受ける。東京を離れて4年。都会はだいぶ進んでいるようだ。さらにショックだったのは努から「お前のおやじにはがっかりしたよ」と言われたことだった。今年の冬、丸太小屋を焼失してからというもの父・五郎(田中邦衛)は確かにパワーがなくなっていた。もうひとつ純の心にひっかかることがあった。今年の春、丸太小屋が焼けた。火事の原因は純の不注意からだったが、純は黙っていた。正吉は正直に責任を認めたのに・・・。
中学3年の純(吉岡秀隆)のニックネームはペンチ。電気製品に熱中して常にペンチを携帯、手当たり次第に分解しては物議をかもしている。そんな純が、大里という農家の裏に捨ててある奇妙な風力発電の風車を見に行く。車輪に鍋を組み合わせた風車に興味をそそられるが、それよりも大里家の娘れい(横山めぐみ)と出会ってその美しさに一目惚れしてしまう。れいは富良野の町の中学に通っているので、これまで知らなかったのだ。二人はほのかに好意を寄せ合い、付き合うようになるが、れいが中学を卒業したら東京の高校へ行くと聞いて、純もその気になる。しかし父の五郎(田中邦衛)には言い出せず、ひそかに東京の叔母雪子(竹下景子)に手紙を書く。一方純は、五郎の誕生祝いに自分で風力発電を完成させようと懸命になる。やがて、卒業も近づいてくる・・・。
五郎(田中邦衛)は、朝早く螢(中嶋朋子)を旭川に送り出すと、将来の家作りのためにひとり丸太を削り、夜は螢の帰りを迎え、スナックで酒に酔う。東京から純(吉岡秀隆)が送金してくるのがうれしい。兄妹二人ともけなげにやっていると思うと、飲まずにはいられないのだ。その純だが、実は東京で二度三度と勤めを変え、バイク仲間に加わり、髪まで赤く染めて叔母の雪子(竹下景子)たちを心配させていた。赤い髪で富良野には帰れない。貯めていた帰郷旅費の袋も破り、400ccのバイクを買うために危険な相手とも関わることになり、あげくは傷害事件まで起こしてしまう。一方富良野では、汽車で旭川に通って看護師の勉強をする螢は、毎朝車中で顔を合わせる予備校生の勇次(緒形直人)とほのかな慕情を通わせるようになる。
前編
黒板五郎は富良野で寂しい一人暮らし。螢が旭川の看護学校を卒業して地元の病院に勤める日だけを心待ちにしている。そんな父の想いをよそに帯広で恋人の勇次とデートを重ね、将来の進路に悩む螢。一方、東京のガソリンスタンドで働く純はふとしたことからタマ子と知り合う。都会の単調な生活や、札幌にいるれいちゃんとの遠距離恋愛に飽き足らない純は、次第にタマ子と深い関係に――。そんなある日、タマ子が妊娠したらしいと知って純は・・・。
後編
タマ子の妊娠で鬱々たる日々を過ごす純。しかし彼女が堕胎したと知り、驚いて駆けつけた病院で純はタマ子の伯父に殴られる。急遽、父の五郎が上京した。純と共に土下座をして詫びるが追い返されてしまう。富良野に戻った五郎は、3年越しの丸太小屋づくりを断念し、大切な丸太を手放してタマ子への慰謝料を作る。「東京はもう卒業する」そういって純と別れるタマ子。大晦日、久しぶりに帰省する純と螢を温かく迎える五郎。親子3人はそれぞれの想いを胸に再会するが・・・。
黒板五郎は富良野で一人暮らし。純は市役所の臨時職員としてゴミ収集の仕事をしながら、札幌のれいと遠距離恋愛を続けてはいる。だが会うたびに洗練されるれいとのぎくしゃくした関係にいらだちをおぼえている。そんな時、20歳の小沼シュウと出会い・・・。
前編
純はシュウの両親に挨拶をするため上砂川の実家を訪ねていた。純は、シュウの父(室田日出男)や家族への挨拶よりも、シュウが実家へ帰る決心をしていたことの方がショックだった。同じ頃、五郎の元に雪子(竹下景子)が顔を見せた。喜ぶ五郎に雪子は、正式に離婚し一人息子の大介も手放し、たった一人でこの富良野に戻ってきたという。そして、ショッキングな出来事が立て続けに純を襲う。「急に帰ることになりました」シュウが書き置きだけ残してアパートを出て行ってしまったのだ。蛍も、どうやら五郎と純に内緒で富良野に帰ってきているらしい。和夫(地井武男)に、誰にも内緒でお金を貸して欲しいと言ってきたという。和夫が秘密にできないと言うと、雪子や正吉、草太の元へも訪れた。金を用立てるという草太は、蛍に20万を何の目的で使用するのか、聞いた。「お腹に赤ちゃんがいるの。別れた人の赤ちゃん。一人で産むの。決めたの。産んで育てるの」五郎にも純にも言えずにいる蛍。だが、このことを一人で抱えられる草太ではなかった。そして、それが蛍の将来を左右することになろうとは・・・。
後編
蛍(中嶋朋子)と正吉(中澤佳仁)の結婚が1月に決まり、蛍は富良野に戻った。しかし、五郎は蛍のお腹の子は本当に正吉の子なのかと思い始め、ある日五郎は蛍のいない間に母子手帳を見て真実を知ってしまう。そして、シュウ(宮沢りえ)の元を訪ね、五郎の話を聞き、シュウは久しぶりに純に連絡をとった。
同じ頃、完次は有機農法で思うように収穫が上げられず離農という事態に追い込まれていた。草太が、借金の肩代わりはできないときっぱり言ったその夜完次一家は失踪した。
純は今回の完次の一件で草太に不信感を抱き、草太にスナックに呼び出された純は、その気持ちをぶつける。そして店に居合わせた客からも責められた草太は店を出て行ってしまう。しかし、これが元気な草太を見る最後になろうとは思いもよらなかった・・・。
翌日、シュウへのクリスマスプレゼントを買うため雪子の店にやってきた純は、五郎からの電話を受けた。「草太にいちゃんが・・・」ただならぬ様子に純は五郎の元へ車を走らせた。
前編
富良野では、蛍(中島朋子)が町を出ていった純(吉岡秀隆)と夫の正吉(中澤佳仁)に思いを巡らせ、3歳になった息子の快(西村成忠)と共に暮らしていた。2人は、草太(岩城滉一)から引き継いだ牧場を潰し、多額の借金を残しこの町を出て行った。五郎(田中邦衛)は「時代の運命」と言うが、居場所さえ知れない正吉をただ待つしかない蛍は辛かった。
そんな中、雪子の息子・大介(沢木哲)と、和夫(地井武男)の娘・すみえ(中島ひろ子)が富良野に帰ってきた。それぞれに問題を抱えての帰省のようだが・・・。その頃、純は羅臼という地で廃棄物処理をして暮らしていた。高村 結(内田有紀)という女性とも知り合い、結婚も意識するが、結にはただならぬ事情があると聞かされ尻込みしてしまう。
一方、五郎は蛍に言われ精密検査を受けるが、その検査の多さに我が身を案じ始めるのだった。
後編
10月末、蛍(中島朋子)のいる病院にみずえ(清水まゆみ)が入院してきた。癌は手の施しようのないほどに転移していた。和夫(地井武男)は、それと知って、五郎(田中邦衛)にすみえ(中島ひろ子)の新居を急いで欲しいと頼んだ。そんな中五郎は、新(ガッツ石松)から遺言を書くよう説得され、思い付くままに遺言制作を始める。
一方、純(吉岡秀隆)は、突然戻ってきた結(内田有紀)の夫・弘(岸谷五朗)に一度はやられたものの、もう一度話しにいく決心を固める。
そして、この逃げても何もはじまらないという思いは、結との結婚、借金返済で迷惑をかけていた相手との信頼を回復ために富良野に戻る決意を純にさせることになるのだった。流氷を見に羅臼にやってきていた五郎は喜んだ。だが、そこに吾平が遭難したらしいと知らせが入る。純は弘らと吾平の帰還を浜でひたすら待った。
田中邦衛
吉岡秀隆
中嶋朋子
竹下景子
岩城滉一
原田美枝子
大滝秀治
地井武男
いしだあゆみ
他
「北の国から」配信状況
「北の国から」の配信状況を調べてみました!
配信状況 | 無料期間 | |
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FOD PREMIUM | ◎ | 2週間 |
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ABEMA | × | 2週間 |
TSUTAYA DISCAS | × | 30日間 |
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感想
見る前は興味がないしどうせありきたりのドラマだと決めつけていましたが、いざ見てみるとあまりの面白さに会う人みんなにこの作品を勧めて気がつけば布教しまくっていました。純と蛍がとにかく可愛くて、純の目線から観る大人の事情への反発や戸惑い、少しづつ成長していく様子がかなり丁寧に描かれていて内容も理解しやすかったです。時折間の埋め合わせ程度に北海道自然の動物たちの映像を差し込むのはとてもユニークで、でも心がどこか休まるような演出になっていてかなり気に入りました。そして何よりも昔のドラマだから、1シーン1シーンが長めだったのが印象的でした。また、このドラマの主題歌を担当していたさだまさしの曲がストーリーや雰囲気にとてつもなくマッチしていて素晴らしかったです。ドラマ視聴後もずっとメロディが頭から離れませんでした。田中邦衛は亡くなってしまいましたが、彼の代表作でもある「北の国から」は良作でこれからも生き続けていくので、これから何度も見返して作品を堪能したいなと思っています。これまで一度も見たことがないという人には、性別や世代を問わず試しにでもいいので見てみて欲しいです。いかに田中邦衛が偉大な日本の俳優であったが分かるかと思います。
「北の国から」倉本聰さんの監督で田中邦衛さんが主役で作られたドラマです。1981年からスタートして、83年から年1になり、純やほたるの成長とともに作られていく形になっていきました。はじめは、五郎さんの奥さんの浮気で離婚して故郷の富良野に帰るという形でスタートしていきました。子供の頃に見ていたのですが、親の身勝手さを感じて共感できなかった記憶があります。日常をかたどるような形で物語が進むので、等身大で見ていけるのですが、文明の利器を捨てたような形で生活をしていく姿は当時衝撃的でした。大人になり、家族を持ってからまたDVD を借りて見ました。大人になってから見た五郎さんの生き方はとても羨ましく感じました。自分が必要だと思うものだけを持ち、大切だと思う人たちに全力で寄り添い、なにより自分に恥じない生き方をしている姿はとても眩しく感じました。自然と共に生き、大切な人たちと支えながら生きるということは、生きていく上でとても基本的なことですが、今の世の中ではできないことです。五郎さんの「知らん権利」というフレーズを言っていましたが、今の世の中色々なことを知りすぎてしまい生きづらくなっています。今一度吾郎さんの生き方を見て考えなければならない気がします。
ドラマ「北の国から」は、言わずと知れた超名作で、倉本聰さん原作・脚本のドラマシリーズ1作目です。
作品の舞台は北海道富良野市。ドラマの影響で一躍有名観光スポットとなりました。主人公「黒板五郎(田中邦衛)」が、妻の不倫をきっかけに、子供たちを連れて東京から故郷の富良野に戻ってくることから物語は始まります。大自然の中で、必要以上のものを消費せず、素朴に懸命に暮らす姿と、その息子の「純(吉岡秀隆)」・娘の「蛍(中嶋朋子)」の成長を描きます。最初の放送の1981年から、ラストとなった「2002遺言」までの21年間、ほとんどキャストを変えずに撮影が行われ、特に放送初期は小学生だった純と蛍の成長をそのまま感じることができるのがこのシリーズの醍醐味です。
本当にまだ幼い子どもである2人の姿と、それを見守る父。子どもたちもただ無邪気なだけではなく、彼らなりに新生活に戸惑い、悩みつつも、力強く成長していきます。不便で大変な生活ではあるけれど、なんだか少し羨ましくなってしまうような生活が描かれます。そして、富良野の美しい自然と、さだまさしさんの歌う主題歌に、疲れた現代人の心は癒されるに違いありません。
この時代だからこそ、どこか懐かしく温かい「北の国から」を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
北の国からの見どころは、なんと言っても田中邦衛さんの演じる黒板五郎です。長年に渡って年老いて行く五郎さんを見ていると切なくて胸が締め付けられる思いがします。92年巣立ちの回で、純が東京で女性を妊娠させてしまった時、五郎は相手側からの手紙を受け取り初めての飛行機に戸惑いながら、すっとんできて土下座をして謝ります。この時の菅原文太さんの「誠意って何かね?」という問いに考えに考えた挙句、家を建てようと思って皮剥きまで住んだ丸太を売って、お金を作ります。父親として息子のしたことの責任を取らなくてはならないという五郎さんなりの誠意だったのですが、相手側からお金は返されてしまいます。純がお金を返そうとしますがもうやっちまった金だと五郎は受け取りません。普段は頼りなく温厚な五郎さんの男のプライドが垣間見えたところでした。その後蛍の就職先を決めて挨拶に行こうと促すも、蛍は付き合っている男性を連れてきて資格を取りたいから富良野には戻ってこられないと言い放ちます。父親として娘のために頭を下げて就職先を探してきたのに、すげなくされるところが切なくてたまりません。本当に田中邦衛さんの演技が素晴らしく何回見ても泣いてしまいます。
とうとう純が富良野の黒岩五郎の元を離れて東京の夜間高校に行く、父親と別れのシーンにとてつもなく胸が熱くなりました。
子供だった純が中学生となり、初めて大里の娘れいと出会い淡い恋が始まる予感にドキドキさせられました。
れいは純よりしっかりした考えの持ち主で、とても大人っぽく案じました。
そして、純が五郎の元を離れたい気持ちが芽生え始め、次第に五郎と確執が生まれていくことがもどかしく、そして父と息子の心のすれ違いがあった。
今まで五郎は純に叱ったり色々なことを相談して育ててきたが、純が成長したことで見守ってきたようです。
会話がなくなったことで二人は相談したくてもできない状態となり、五郎のわがままで堅い父親像が、成長期の潤には理解が出来なかったようでした。
クリスマスの夜に、純とれいが会うことになっていた納屋で、れいが残したクリスマスプレゼントの中身を見て、とても懐かしく思え当時が蘇ってきました。
尾崎豊の曲が流れ、とても切なくで悲しい気持ちとなり最高のクライマックスに胸が熱くなりました。
純が卒業して東京に向かうトラックで、純は何も言わず車の窓からただ身を乗り出すだけで思いが募った。
そして、五郎が残した泥がついていたピン札に、父親としての思いが汲み取れ、泣いてしまいました。
北の国からは、1980年代に放送された連続ドラマですが、妻の令子に去られてしまった中年男性の、黒板五郎は二人の子どもの純と(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)を連れて地元の北海道の富良野の大自然の中で生活を始めるストーリーです。純は離れ離れになった母親が恋しくなったり、テレビなどの娯楽もない自給自足のような生活に不満を感じているのがよく伝わってきました。過疎の地域での生活に不満を感じていますが、父親の五郎が都会暮らしよりも、生き生きしているのを見て変化が見られるようになります。小さな家族が慣れない生活に奮闘する様子などが、うまく表現されていると思います。北の国からは原田美枝子、竹下景子、岩城滉一などの人気女優や俳優が出演をしており、難しい役柄を見事に演じていると思います。田中邦衛さんの演技はとても素晴らしいですが、脇役の俳優や女優などが出演をすることで、よりドラマを感動的に仕上げていると思います。富良野のラベンダー園などの北海道の大自然を堪能出来るので、近畿で生活をしている私には毎回楽しみでした。二人の子供がたくましく、精神的にも強くなっていく様子が感動的です。先日は田中邦衛さんが亡くなり、昭和を代表する名俳優なので大変なショックを受けました。心からご冥福を祈ります。
まとめ
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