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「BOSS」とは?
天海祐希や戸田恵梨香、竹野内豊など人気俳優が多く出演する「BOSS」シリーズ。
作品の人気の高さから、第2シーズンまで放送されました。
女上司に欲しい女優No.1の天海祐希が個性派ぞろいの「特別犯罪対策室」の面々と事件を追う刑事ドラマ!
「BOSS」配信状況
「BOSS」の配信状況を調べてみました!
配信状況 | 無料期間 | |
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FOD PREMIUM | ◎ | 2週間 |
Hulu | × | 2週間 |
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「BOSS」シーズン1 各話あらすじ
40歳独身、アメリカ帰りの元キャリア・大澤絵里子(天海祐希)は、警視庁捜査一課に新設された「特別犯罪対策室」の室長に抜擢される。絵里子は将来を嘱望されたキャリアだったが、ある不祥事を起こして降格させられ、研修のためという名目でアメリカへ留学、5年ほどFBIなどで学び、帰国したばかりだった。「特別犯罪対策室」の設置を主導したのは、絵里子の同期で参事官補佐の野立信次郎(竹野内豊)だ。野立は、警視庁に集まった記者に、「特別犯罪対策室」が科学捜査などの専門的捜査で凶悪犯罪に対応していくチームであることを説明した。再び刑事として勤められることに喜びを感じつつ、絵里子は「特別犯罪対策室」に配属されることになった刑事たちと対面する。だが、エリートの集まりだと聞いていたそのメンバーは、朝起きられないために科捜研から放り出され木元真実(戸田恵梨香)、組織に属することに嫌気がさしている片桐琢磨(玉山鉄二)、生活安全課からやってきた警視庁一のうっかり者という異名を持つ男・山村啓輔(温水洋一)、やる気だけは人一倍ある新人刑事・花形一平(溝端淳平)、暴力事件を起こして組織対策課を追い出された岩井善治(ケンドーコバヤシ)と、お世辞にも精鋭とは呼べないような刑事たちだった。
大澤絵里子(天海祐希)は、部下の花形一平(溝端淳平)から犯罪系のサイトに、人を殺したと書き込む人物がいると聞く。この人物は、自らを“神”と称し、殺害したとする3人の名前、住所、遺体写真まで公開しているが、その中に、絵里子たちの管轄で起きた刺殺事件の被害者の女子大生の情報があった。また、別の2件も実在の事件であることから、絵里子は連続殺人を疑う。絵里子は木元真実(戸田恵梨香)、片桐琢磨(玉山鉄二)、山村啓輔(温水洋一)、花形、岩井善治(ケンドーコバヤシ)に、別の2件の洗い直しを指示すると、真実を連れて女子大生の遺体発見現場へ向かう。心臓をひと突きにされた女子大生を見た絵里子は、手慣れた者の犯行だと想像。しかし、真実は凶器の角度から、被害者が自分で刺したとしか思えないと言う。その頃、“神”がやったとする変死事件を調べていた科捜研の奈良橋玲子(吉瀬美智子)は、事件は事故だと断定。別の水死事件を追っていた山村、岩井も、それが事故だったと報告する。そんな折、“神”が逮捕される。これで事件は解決かと思われるが・・・
大澤絵里子(天海祐希)は、女性誌『エピソード』の読者モデルが連続して暴行された事件を担当する。野立信次郎(竹野内豊)は、新たな被害者を出さないため、ほかのモデルに刑事を付けて警戒していると言う。が、そんな矢先、再び事件が起きてしまう。3人目の被害者・樋口ゆかり(酒井若菜)は重傷ではないが、精神的なショックを受けていた。状況を察した絵里子は、警護のため木元真実(戸田恵梨香)を病室に残す。絵里子は、片桐琢磨(玉山鉄二)、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)ら、「特別犯罪対策室」の刑事に、事件の経緯を説明した。いずれも、ナイフで脅され、手錠と猿ぐつわをされて暴行されていた。現場にはその手錠などの遺留品が残されていたが指紋は検出されなかった。そんな中、野立が三上という男の情報を持ってくる。三上はモデルたちの行きつけの店の店員で、素行も悪く覚せい剤での逮捕歴もあるという。ところが後日、三上の死体が発見される。現場に向かった絵里子は、鑑識から、三上が自殺した可能性が高いと聞かされる。事実、発見現場からは遺書らしきメモと死因となった塩化カリウムを打った注射器が残されていた。対策室に戻った絵里子は、事件は落着したと安堵する刑事たちに、三上は他殺だと言い放つ。科捜研の奈良橋玲子(吉瀬美智子)も、三上が手足を縛られた上、薬剤を注射され死亡したとの見解を示す。絵里子は、第1の犯行と、第2、第3犯行における相違点を指摘し、別の暴行犯の存在を推測する。 閉じる
大澤絵里子(天海祐希)ら「特別犯罪対策室」のメンバーは、小学生を対象にした防犯キャンペーンを任され、その一環として、防犯をテーマにした寸劇を上演する。野立信次郎(竹野内豊)ら警察上層部も見に来る中、絵里子、木元真実(戸田恵梨香)、山村啓輔(温水洋一)は扮装して舞台に立ち、片桐琢磨(玉山鉄二)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)は舞台の袖から成り行きを見守っていた。そんな中、もともと渋っていた真実がやる気を失い、舞台を降りようとする。絵里子は、子供たちが見ている前で真実を叱責するが、結局、真実は舞台を降りてしまう。翌日、真実は対策室にメールを送り付けただけで欠勤。怒った絵里子は、真実をクビにすると言う。そんな噂は、真実の元上司で科捜研の奈良橋玲子(吉瀬美智子)の耳にも入る。そんな折、若い男性が頭部と腹部に銃弾を撃ち込まれて死亡する事件が起こる。現場に向かった絵里子は、残った血の一部が記号のように見えることが気にかかる。翌日、再び男性の射殺事件が起こる。今回も、頭部と腹部に銃弾が撃ち込まれていた。そして、血で書かれた「4」という文字があった。対策室に戻った絵里子は、最初の現場で見つけた血の跡も「4」であると発見。明確なメッセージを残したのは恨みによる殺人だからで、「4」とは4人を殺すことを意味している、との見解を明かす。
大澤絵里子(天海祐希)は、救出に向かった先に木元真実(戸田恵梨香)がいなかったこと、犯人が現場に残したと思われる数字が以前の「4」から「5」に変わっていたことにとまどいを隠せない。そんな中、野立信次郎(竹野内豊)が対策室に飛び込んできて、パソコンを見ろ、と言う。画面には、手足を縛られ監禁されている真実の姿がライブ映像として映し出されていた。それを見た絵里子、片桐琢磨(玉山鉄二)、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)は息をのむ。事態が世間の知るところとなり、絵里子は、丹波博久(光石研)から責められていた。そんなとき、絵里子の携帯が鳴る。相手は真実を誘拐した男(山田孝之)で、3時間以内に5億円を用意しろと言う。絵里子は、奈良橋玲子(吉瀬美智子)や対策室のメンバーに指示を与え、監禁場所の特定と男の身元の割り出しを急ぐ。そこへ、再び男から絵里子にアクセスが・・・。
大澤絵里子(天海祐希)は、英明女子学院の教師殺害事件を担当する。死亡したのは体育教師・増岡剛で、頭部に打撃を受けていた。現場に凶器など一切の遺留品がないのを見た絵里子は、犯人は頭がキレ、几帳面で粘着質な性格だと推測。対策室の木元真実(戸田恵梨香)、山村啓輔(温水洋一)、片桐琢磨(玉山鉄二)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)らに捜査の指示を出すと、英明女子学院へ向かう。学校の入り口で女子高生・石原由貴(志田未来)と会った絵里子は、自分を瞬時に刑事だと見抜いた由貴が気にかかる。そんな中、かつて増岡と交際していたという由貴に、絵里子は事件当夜の行動を尋ねる。由貴は塾の自習室にいたと言うが、アリバイは証明されない。関係者の中で、唯一アリバイが証明できない由貴。絵里子は、野立信次郎(竹野内豊)の承諾を得て、由貴を取り調べる。 同じ頃、増岡の同僚の教師・二宮奈津子(西山繭子)の自宅付近から、凶器が発見され・・・。 閉じる
大澤絵里子は、野立信次郎に言われニュース番組に生出演、キャスターの高峰仁美と対談する。番組終了後、絵里子と話す仁美のところへスタッフが1枚の紙を持ってくる。最近、仁美宛に送られてくる脅迫文だった。スタッフは警察に届けようと提言するが、仁美はその必要はないと言うと、平然と絵里子に向き直る。その頃、フリーカメラマンの安田博文の溺死体が発見された。所轄は事故死としたが、安田は誰か大物のスクープを撮影したことが原因で殺されたのでは、とマスコミが騒ぎ始める。絵里子は、対策室の片桐琢磨、山村啓輔、花形一平、岩井善治に捜査に出るよう指示。自分は、木元真実を連れて、安田の遺体発見現場へと向かう。現場の状況は、所轄の検証どおり「事故死」と訴えていたが、絵里子は違和感を覚えていた。絵里子に言われ、安田が撮影した大量のポジフィルムを持ち帰り分析していた真実は、10年前の6月のポジが極端に少ないことに気付く。絵里子がその月の事件を調べさせると都内で起こった重要事件は女子高生が被害に遭ったストーカー殺人だけだとわかる。それは、現場に偶然居合わせた報道関係者がスクープ映像として事件を報じたことが犯人逮捕につながったという事件だった。そして、その報道関係者とは、仁美だという
大澤絵里子は、暴力団幹部の射殺事件を担当する。被害者の頭部に残った銃弾から、犯人は別の暴力団幹部の谷本隆だと推測された。絵里子は、木元真実、片桐琢磨、花形一平を連れ谷本の潜伏先にやってくる。しかし、谷本は逃走。やがて、追跡した絵里子と片桐が発見するが、目の前で何者かにより左胸を撃たれ死亡する。その数日前、対策室に左胸を赤インクで染めた人形が送付されていたことから、絵里子は谷本殺害を予告殺人と分析した。対策室に再び人形が送られてくる。奈良橋玲子が調べると、谷本が撃たれたのと同じ銃弾が入っていた。同じ頃、聞き込みをしていた小野田忠と川野昭夫のところへ片桐が走りこんできた。と、次の瞬間、川野が胸を撃たれる。小野田は、片桐に向かってビルの上に見えるライフルの影を撃てと叫んだ。しかし、片桐は銃を構えるが、撃つことができなかった。後日、絵里子は、片桐になぜ川野が狙撃された場所にいたのか尋ねた。しかし片桐は答えなかった。何かを感じた絵里子は野立信次郎を呼び出し、捜査資料が閲覧できるデータベースのパスワードを聞き出す。早速、片桐の資料を閲覧する絵里子。それによると、3年前、片桐は上司・小野田の指令を受け川野とともに谷本を追っていた。 閉じる
大澤絵里子は、トラック運転手・柏原が惨殺された事件を担当する。 木元真実、花形一平とともに現場に入った絵里子は、犯行に衝動性がある一方、指紋を拭き取るなど、冷静さもあることから複数犯の可能性を示唆。奈良橋玲子は、遺体の傷が右半身に集中していることから、犯人は左利きの可能性が高いと言う。その後、片桐琢磨、山村啓輔、岩井善治らが捜査するうち、柏原には暴力が原因で離婚した妻と、26歳になる息子がいることが判明。さらに、息子もその子供に暴力を振るっていること、反面、それに悩み“虐待サイトSOS”という相談所を訪ねていたこともわかる。サイトを運営するのは、慶政大学心理学部教授の西名亘だった。西名は、事件のことで自分を訪ねてきた絵里子に、父親から暴力を受けていたことが、息子が父親を殺す動機にはならないと話す。そんな折、今度は土木作業員・町田が殺される。その手口から、柏原と同一犯による犯行だと思われた。衝撃的な連続殺人は捜査の遅れとともに報道され、絵里子は丹波博久(光石研)から叱責を受ける。野立信次郎(竹野内豊)が擁護するが、丹波の怒りは収まらない。一方、町田も息子を虐待しており、その息子も同じくサイトを訪ねていたことがわかる。絵里子は、息子からのメールにアクセスできた西名と大学院生2人に焦点を絞り…。
大澤絵里子ら対策室の刑事たちは、謹慎処分を受け、生活安全課を補佐する仕事をしていた。花形一平とともに、あるキャンペーンに参加していた片桐琢磨は、新聞記者に声をかけられる。記者は、今回の対策室の謹慎と警視庁の裏金汚職問題には関係があるのかと尋ねる。同じ頃、ゴミ箱連続爆破事件を担当する木元真実、山村啓輔は、証拠品の分析を終えた奈良橋玲子から、爆発物のタイマーに使われた時計に絵里子の指紋があったと聞かされる。対策室のメンバーたちは、片桐の指示のもと、山村、岩井善治(ケンドーコバヤシ)が捜査に、真実と花形が絵里子を取り調べることにする。一方、野立信次郎は、警視総監・大山源蔵も来場する式典の警備について幹部との打ち合わせを終えた。すると、そこへ片桐がやってきて裏金問題について尋ねる。野立は笑顔を見せ、知らないと一蹴する。その頃、ある大学の講義室で死傷者が出る爆発が起こった。真実は、取調べ中の絵里子にそれを報告。爆弾の成分に関しても告げると、絵里子の表情がかわる。実は、タイマーに使われていた時計は、絵里子が池上浩に贈ったものだった。しかし、絵里子は、事件に関与しているのは浩の弟の健吾だろうと明かす。どう捜査すればいいのか、と問う真実に絵里子は、自分がやる、と言って立ち上がった。 閉じる
大澤絵里子は、刑事たちに野立信次郎、警視総監・大山源蔵を乗せた車の追尾を指示すると、自身も木元真実、山村啓輔、花形一平とともに車を追いかける。その頃、丹波博久は警視庁の幹部たちに、誘拐の首謀者は、反政府組織「黒い月」のメンバーだと伝えた。 一方、絵里子は片桐琢磨から小野田忠が重体に陥っていると聞く。小野田は、警視庁の裏金汚職の証拠をつかんだために命を狙われたのだ。 そんな中、絵里子は司令部からの情報を入手するために、屋田健三の協力を得ることに。絵里子は屋田に、裏金汚職に関わっているのは野立で、その隠蔽のために総監を殺害することが「黒い月」の利害と一致しているのだと明かす。やがて、司令部に「黒い月」の高倉龍平から電話が入る。大山の命と引き換えに、高倉は服役中の3人の幹部を釈放することを要求。それを聞いた絵里子は、岩井善治らに小野田の周辺を再度洗うように指示する。そんな折、山村から「黒い月」が仕掛けたと思われる時限爆弾が見つかったと連絡が入る。現場に向かった処理班は、爆弾を見て言葉を失った。処理方法がわからないというのだ。奈良橋玲子によれば、それは日本ではまだ解除したものがいない燃料気化爆弾だと言う。絵里子は、解除できるのは、爆弾事件を起こして服役中の野垣泰造だけだろうと言い…。 閉じる
「BOSS」シーズン2 各話あらすじ
2年前―。警視庁の裏金汚職問題に巻き込まれ、大澤絵里子(天海祐希)が室長を務めた警視庁捜査一課「特別犯罪対策室」は解散、絵里子は責任を取ってアメリカへ渡ることが決まった。そして、絵里子が旅立とうと空港にいたとき、絵里子の同期にして上司、対策室の生みの親でもある参事官補佐・野立信次郎(竹野内豊)から連絡が入った。反政府組織「黒い月」が、警察組織のトップである国家公安委員長・黒原健蔵(西田敏行)を次の狙撃ターゲットにした、と犯行声明を出したというのだ。しかも、今日行われるイベントで狙われる可能性が高いという。野立は、対策室のメンバーたちを会場に向かわせたから、絵里子にも急行しろ、と指示。絵里子もそれを了承する。
同じ頃、絵里子らが逮捕し、護送中だった「黒い月」のトップ・高倉龍平(反町隆史)が脱走していた。
イベント会場に着いた絵里子は、黒原に自分と一緒に避難してほしいと告げるが、黒原は警察のトップが逃げるわけにはいかない、と悠然とした態度を崩さない。一方、対策室の木元真実(戸田恵梨香)は会場後方のビルで時限爆弾を発見し、処理をはじめる。片桐琢磨(玉山鉄二)、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)らは、手分けをして人々を避難させたり、不審者を捜したりしていた。そんななか、真実は爆弾の処理を完了し絵里子に報告するが、よく見ると、それはコミックを重ねて作られたニセの爆弾だった。と、そのとき、絵里子は、銃のスコープの反射を感知。とっさに、黒原に覆いかぶさるが、黒原は背中に銃弾を受けてしまう。絵里子の報告を受け、片桐は銃が発射された場所に急行。しかし、すでに犯人の姿はなかった。
その後、重傷を負った黒原は辞職を余儀なくされた。
黒原狙撃の責任を取らされ、対策室は再び解散、絵里子はアメリカへ渡った。
それから、2年―。絵里子と対策室のメンバーの活躍のおかげで出世し、参事官となった野立は、さらなる出世を目論み、ある重要事件を引き受けることに。そして、特別犯罪対策室を復活させる・・・。
大澤絵里子(天海祐希)は、野立信次郎(竹野内豊)に、連続殺人犯は沼田良美(釈由美子)だと告げた。良美は、絵里子のストーカーで、絵里子が憎んでいると思う人物を殺したというのだ。そして、今、ターゲットは、野立や「特別対策室」のメンバーに変わりつつあると説明した。
そんななか、絵里子は、片桐琢磨(玉山鉄二)から、良美が木元真実(戸田恵梨香)と一緒だと聞き、真実に危険が及ぶと直感。案の定、絵里子にメールが届き、添付画像に、倉庫に寝かされた真実がいた。
対策室には、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)らがいたが、手掛かりを探せないでいた。そんなとき、田所幸子(長谷川京子)が、良美のコートから残留物を発見。そこから、とある倉庫が浮上、山村と岩井が急行する。そこへ、良美から電話が入った。絵里子は逆探知を指示し、車で移動中の良美の場所を突き止めた。それを確認し、片桐と花形が現場へと向かった。
絵里子は、良美の気を引くため、会話を続けていた。やがて、山村らが倉庫に到着。片桐らも、良美のものと思われる車を発見した。対策室で状況を追う野立は、突入を指示。が、その瞬間、絵里子はそれが罠だとひらめく。事実、それぞれの現場で爆弾が爆発。4人は無事だったが、良美も真実も発見できなかった。
その状況報告を受けた絵里子は、怒りで身を震わせながらも、冷静さを保ちながら、良美に面会を申し出た・・・。
男性4人が殺される連続殺人が起き、大澤絵里子(天海祐希)は、片桐琢磨(玉山鉄二)と、4番目の犠牲者・蒼井(圷真樹)が社長を務めていた出版社を訪ねる。出版社が騒然とするなか、役員でもある編集者の佐神(山本耕史)、山地(戸田菜穂)は平然としていた。佐神は、地味だった出版社を変えたやり手で、蒼井とは対立関係だったという。一方、先代の社長の愛人とも噂される山地も、関係はよくなかったという。
そんななか、片桐はある本の「ヘンリー・ルーカス」という文字に目を留めた。ヘンリー・ルーカスは、“死の腕”という殺人組織に属していたというアメリカの連続殺人犯で、今回、最初の殺人後に出された犯行声明に、”死の腕”とあったからだ。その本の担当編集は、小堀(野間口徹)という人物だった。
「対策室」に戻った絵里子は、片桐、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)、田所幸子(長谷川京子)らと事件を整理するが、犯人像を絞り込むことができない。
そこへ、男が、殺人未遂容疑で逮捕されたとの連絡が入る。野口(ムロツヨシ)というその男は、”死の腕”を名乗り連続殺人を犯したと自供。事件は解決かと思われたが、絵里子は、野立信次郎(竹野内豊)に、野口が犯したのは最初の3件で、4件目は別の人物だと断言。実際、黒原理香(成海璃子)の分析でも、4件目が一致しないと出ていた。
絵里子は、もう一度、蒼井の交友関係を捜査し直そうと指示し・・・。 閉じる
大澤絵里子(天海祐希)が、病気で通院することとなり「対策室」を留守にすることが増えた。野立信次郎(竹野内豊)は、片桐琢磨(玉山鉄二)ら対策室のメンバーに、捜査の出来がよければ絵里子に代わりボスの座につける可能性があると煽り、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)、田所幸子(長谷川京子)までもが、その気になる。
そんな折、真田幸雄という若い男がボーガンで射殺される事件が起こり、対策室のメンバーが捜査に乗り出した。
その頃、絵里子は、病院で顔見知りとなった黒木泰平(古谷一行)と将棋を指していた。洞察力の鋭い黒木は、絵里子が仕事が気になっているようだ、と言い当てる。
対策室に戻った絵里子は、事件の詳細とともに、真田は偽名で、実際は身元不明だと報告を受けた。さらに、石田光彦という男がボーガンで射殺されたが、石田も偽名で身元不明だった。
その後、黒原理香(成海璃子)が行った遺留品の捜査から、あるコンビニが浮上。そこでの目撃証言から、石田の不可解な素顔が浮き彫りになった。
そんななか、山村に実家の母親から、大けがをしたから金を送ってほしいと連絡が入る。慌てた山村は振り込みのため銀行へ行くが、不審に思った岩井が制する。それを振り切ろうとした山村は、壁に貼られたポスターを見て凍りつく。振り込め詐欺の容疑者としてそこに載っていた男が、真田だったのだ。それを聞いた絵里子は・・・。
女性3人が失踪する事件が起こった。水曜日に失踪したという以外3人に共通点はないが、大澤絵里子(天海祐希)は、そのうちの青木洋子と接点がある、主婦でカリスマブロガーの山本香苗(松下由樹)を訪ねる。岩井善治(ケンドーコバヤシ)とともに、香苗宅に通された絵里子は、高校の同級生で仲も良かった洋子が行方不明だと聞いても、動揺を見せない香苗に違和感を抱く。
「対策室」に戻った絵里子は、片桐琢磨(玉山鉄二)、花形一平(溝端淳平)、山村啓輔(温水洋一)らから、洋子以外のふたりの女性の特徴を聞くが、やはり接点は見いだせない。しかし、絵里子は、この犯行には香苗が関わっていると示唆した。
その後、香苗のブログを調べていた絵里子は、「ゆっくりできるのは水曜日くらい」という一文を見つけた。また、「広告代理店のKさん」と記述される人物が、行方不明の片柳沙織なのでは、と推測。さらに、黒原理香(成海璃子)が解析していた洋子のパソコンから、気になるメールが見つかった。
一方、いわゆる”ヤンママ”の高畠美羽の行方を捜査していた花形と田所幸子(長谷川京子)は、香苗と美羽の接点を見つけた。
絵里子は、再び香苗宅を訪ね3人との共通点のことを話すが、香苗は証拠はあるのか、と平然と切り返す。
その日の夜、絵里子が香苗のブログを見ていると、野立信次郎(竹野内豊)がやってきた。絵里子は野立に、一連の事件は香苗の犯行だと確信していると言い・・・。
大澤絵里子(天海祐希)は、岩井善治(ケンドーコバヤシ)に連れられ、クラブにやってきた。そして、そこで2PM(2PM)というグループのパフォーマンスに心を奪われる。
そんな折、ある銀行がライフルを持った男に制圧された。男は、行員や客たちを人質に取ったが、そのなかに田所幸子(長谷川京子)の姿があった。事件の一報を受けた絵里子は、片桐琢磨(玉山鉄二)、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、岩井とともに銀行に急行。すでに現場にいた野立信次郎(竹野内豊)は、絵里子に犯人との交渉役を務めるようにと命じた。
絵里子が銀行に電話をすると、ソニーと名乗る男が出た。絵里子はソニーから、身代金の額と要求する物を聞きだした。そんななか、幸子の居場所を探していた黒原理香(成海璃子)が、幸子が行内にいると突き止めた。
その頃、行内で幸子の携帯電話が鳴り出す。夫の智明からの金の振り込みの催促だと察知した幸子は、ソニーに電話に出てくれと頼んだ。
やがて、絵里子が約束した身代金などの準備時間3時間が過ぎた。しかし、まだ準備に手間取っていると明かした絵里子に、ソニーは1時間の延長を承諾した。絵里子はさらに、人質を落ち着かせるためにも食料を配ったほうがいいと提案。ソニーも受け入れ、山村が食料を届けた。ところが、そこに仕込んであった盗聴器が見破られソニーは激高し、ライフルを発射。銃声を聞いた絵里子は・・・。
警視庁内で「都民交流会」というイベントが開かれ、一般市民が見学にやってきた。忙しい時期に対策室のメンバーも庁内の案内係として借り出されたため、大澤絵里子(天海祐希)は不機嫌になる。しかし、野立信次郎(竹野内豊)や、片桐琢磨(玉山鉄二)ら対策室のメンバーは、まんざらでもない様子だった。
そんな隙を突いて、取調室にひとりの男(田中圭)が立てこもった。男は、持っていた手錠の片方を自分の手に、もう一方を室内に固定し、カギを飲み込んでしまった。花形一平(溝端淳平)から報告を受けた絵里子が駆けつけると、男は自分が誰か思い出してくれ、そのための宿題を出した、対策室のみなさんの時計を巻き戻しに来た、などと謎めいたことを言う。
その頃、対策室にいた山村啓輔(温水洋一)と岩井善治(ケンドーコバヤシ)が、”取調室の男”という差出人からのメールを受信。そこには、バス停を写した写真が添付されていて、その後、そこで爆発が発生した。爆発したのはゴミ箱で、そこから発生したガスを吸った通行人が病院に搬送されるという事態になった。
もはや、男と爆発事件の関連は明らかだが、男が持つ身分証明書は偽造されたもので身元も特定できない。絵里子は、黒原理香(成海璃子)に、男の身元と犯行の目的を探るよう指示する。
そんななか、対策室のパソコンに、”取調室の男”からの「宿題」が届いた。制限時間20分というその「宿題」に、絵里子も野立も手掛かりを見いだせず・・・。 閉じる
大澤絵里子(天海祐希)は、野立信次郎(竹野内豊)に言われ、鑑識課の石川啓太(谷原章介)というイケメンと見合いをすることになった。最初は渋々だった絵里子も、スマートで仕事熱心な石川に恋心を抱きはじめる。
そんな折、28歳の女性が殺害された。遺体は花びらで覆われ、額には血で押された母印のような跡がある猟奇的な事件だった。
絵里子が「対策室」の片桐琢磨(玉山鉄二)、山村啓輔(温水洋一)を連れ現場に入ると、検視官として働く石川の姿があった。挨拶を交わした絵里子と石川は、今回の事件が5年前、「エンジェルキラー」と名乗る人物が犯した猟奇的連続殺人の手口に似ている、と確認し合う。
対策室に戻った絵里子は、片桐、山村、岩井善治(ケンドーコバヤシ)、田所幸子(長谷川京子)らに、今回の事件も、エンジェルキラーの犯行の可能性が高いと示唆。また、遺体を縛ったロープの結び目が5年前より弱くなっていることから、犯人のロープを縛る力が衰えているのではないか、と推測した。
マスコミが事件を大々的に取り上げるなか、花形一平(溝端淳平)は、黒原理香(成海璃子)から、ターゲットの女性像についての情報を得た。
そんななか、30代と思われる女性が、同じ手口で殺害された。現場に向かった絵里子は、再び石川と合流。その後、絵里子の招きで石川が対策室に事件の詳細を説明にやってきた。そんな石川を満面の笑みで見つめる絵里子に、対策室のメンバーは・・・。
大澤絵里子(天海祐希)は、誰かと電話をしていた。こちらの準備はできている、と話す相手は、木元真実(戸田恵梨香)だった。
そんな折、中年の夫婦が刺殺される事件が起こった。妻は一撃だが、夫は急所を外しながら殺されていることから、絵里子は、殺しのプロの犯行だと断定。また、夫婦の6歳の娘・愛海(毛利恋子)が行方不明になっていることもわかった。
片桐琢磨(玉山鉄二)、山村啓輔(温水洋一)とともに夫婦宅を捜索した絵里子は、キッチンに残された食べかけの料理に引っかかりを感じた。
そんななか、自宅近くの公園で愛海が保護された。野立信次郎(竹野内豊)は、しばらくの間、対策室で愛海を保護すると発表。岩井善治(ケンドーコバヤシ)が世話役に任命された。
絵里子は花形一平(溝端淳平)を連れ、愛海が見つかった公園にやってきた。すると、そこでひとりの男(坂口憲二)とぶつかった。男は、落とした買い物袋を拾うと、無言で立ち去った。
一方、黒原理香(成海璃子)の調べで凶器のナイフが希少な外国製だと判明。絵里子は、外国人を含めた入国者と、軍隊や傭兵訓練を受けた者を調べるよう指示した。
同じ頃、田所幸子(長谷川京子)は、どこかへ電話をかけていた。
そんなとき、中年男性が刺殺され、手口から夫婦殺害と同一犯による犯行だと推定された。さらに、最近の入国者リストのなかに、海外の傭兵部隊を除隊した真崎正吾という男がいると発覚。真崎は、絵里子が公園でぶつかったあの男だった。
大澤絵里子(天海祐希)ら、「対策室」のメンバーは、日本で開催される世界環境サミットの警備に参加することになった。
そんな折、絵里子と野立信次郎(竹野内豊)の元同期で政治家秘書の森岡博(大森南朋)が、入念に練った計画があると、絵里子らを訪ねてきた。
同じ頃、木元真実(戸田恵梨香)が、対策室に復帰。山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)らは、真実を質問攻めにする。
そこへ、事件が起こったと絵里子がやって来た。殺害されたのは、有名商社の男性部長で、自宅マンションの屋上でルームランナーに仕掛けられた爆弾により爆死したという。男性は、ジョギングが趣味とはいえ、自分の物でもないルームランナーの上で爆死するという奇妙な事件だった。また、その1週間前にも、別の有名商社勤務の男性が公園で爆死していることもわかった。
絵里子は、この事件が2年前の国家公安委員長・黒原健蔵(西田敏行)が狙撃された事件に関連する可能性があると示唆。当時、黒原を狙撃したのは、高倉龍平(反町隆史)が率いるテロ組織・黒い月だと推測されたが、真実らの調べにより、それが別の組織の犯行である可能性が高いと判明。その真相を探るため、絵里子は警察が抱える裏金問題に関連がない新島署に、真実を左遷させたように見せかけ派遣、捜査させていたのだ。真実は、そこである重要な文書を入手したという。絵里子は、真実にその解析を依頼し・・・。
世界環境サミットを目前に、大澤絵里子(天海祐希)は全く身に覚えのない業務上横領の疑いで逮捕され、取り調べを受けていた。同じころ「対策室」のほかのメンバー、片桐琢磨(玉山鉄二)、山村啓輔(温水洋一)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)もそれぞれ別の容疑で逮捕されていた。野立信次郎(竹野内豊)も参事官室を捜索され、かねてから極秘に捜査を進めていた2年前の国家公安委員長・黒原健蔵(西田敏行)狙撃事件に関する機密文書が入ったディスクを押収されてしまう。
「対策室」メンバーの容疑はいずれも状況証拠だけによるもので、野立はサミットの警備を担当する対策室の面々を妨害したい何者かの仕業だと丹波刑事部長(光石研)に詰めよるが、丹波は野立も共犯とみられているのだと野立の動きをけん制する。
取調室で丹波が絵里子を詰問し始めようとしたとき、丹波の携帯電話が鳴る。トップから早く出せという指示が出たという丹波の言葉で、絵里子たち「対策室」メンバーは一斉に釈放される。
メンバー一同が対策室に集まるなか、花形一平(溝端淳平)の姿だけが見えない。花形の姿が見えないのは前夜、田所幸子(長谷川京子)に撃たれたため。その当本人の幸子から、花形から高熱のために休ませて欲しいという連絡があり、同様の内容のメールが送られているはずだという報告を絵里子は受ける。
野立が押収されてしまったディスクのコピーの一部を木元真実(戸田恵梨香)が解析した結果、「対策室」を妨害している組織は2年前の狙撃事件を引き起こした組織で、絵里子たちの元同期で政治家秘書の森岡(大森南朋)がかかわっていること、ほかにも警視庁の多くの刑事たちがかかわっていることが判明したほか、彼らは”日本版CIA計画”をもくろみ、今回の世界環境サミットに焦点を合わせていることなどがわかり・・・。 閉じる
感想
特別犯罪対策室を主としたストーリーであり、天海祐希さん演じる大澤を中心として事件を解決していく展開にワクワクしたのを覚えています。シーズン1、2共に集められた対策室メンバーの癖の強さに面白みを感じ、捜査の合間で見られるそれぞれの個性的でコミカルな演技は見どころであり笑いどころでした。プロファイリングを駆使して犯人像を絞り込んでいく大澤の観察力や洞察力の高さには毎回驚かされ、瞬時の決断力によって犯人確保となる展開に緊張感と共に大澤への信頼がないとできないチームプレーを感じさせます。大澤がプロファイリングによって導き出した犯人の人物像から犯罪は決して許されるものではありませんが、犯罪に至ってしまった原因の悲しみに感情移入できます。悲しみに寄り添いつつの逮捕は考えさせられるものがあり、何がきっかけで被害者、そして加害者になるか分からない危険性を感じさせられました。そんな中で見られた大澤の自分本位な考え方をせず犯人に向き合う姿に、分かってくれる人は必ずいるという心強さを感じさせました。回を追うごとに犯罪の大きさに見ていて力が入りますが、犯罪の裏にある犯人の心の弱さにきちんと目を向ける大澤の人間性に強い魅力を感じた作品でした。
天海祐希が何よりも敵役すぎて、主人公のキャラクター、仕事など全てがマッチしていました。リアルの世界でも彼女が刑事として働いていて、部下を多く率いているのではないかと信じ込んでしまうくらい素晴らしい演技をしていました。そのため、1話を見始めてからすぐにどハマりして、放送当時は毎週新話が楽しみで仕方ありませんでした。ボスのチームには色々な世代や性格をしたメンバーが揃っていて、意外なキャスティングがされていたからこそ、それぞれの個性が際立ち、ドラマ全体をより面白いものにしていました。中でもケンドーコバヤシを採用しているところが面白かったです。演技は非常に自然で雰囲気にもしっかり馴染んでいて驚きました。また、主題歌として採用されていたSuperflyの曲はドラマの雰囲気やストーリーに非常にマッチしていて作品そのものをより良いものにしていました。ドラマを見終わってからでもずっと頭から離れなかったことをよく今でも覚えています。ストーリーについては、「この人が犯人なのではないか?」と分かったかのように見せかけて実は違う結末だったということが多く、展開が二転三転するので見ていて楽しめました。またこれから何度も見返したい超お気に入り作品です。
ドラマ「BOSS」について、「圧倒的なカリスマ性を持つ絵里子」と「刑事として成長していく部下たち」が特に魅力的だと思いました。
まず、圧倒的なカリスマ性を持つ絵里子についてです。このドラマでは、警視庁捜査第一課特別犯罪対策室に所属する刑事たちの様子が描かれます。特別犯罪対策室の刑事たちをまとめる絵里子は、警察庁で活躍していたものの問題を起こして警察内での立場を落としてしまった人物ですが、刑事としては他を寄せ付けないほどの優秀さで、特別犯罪対策室での捜査を積極的にリードしていきます。特別犯罪対策室の刑事たちの力を活かしながら、自らの実力も最大限に発揮して刑事として再起を図っていく絵里子に、ほれぼれしながら観ていました。
次に、刑事として成長していく部下たちについてです。特別犯罪対策室に所属することになった刑事たちは、組織に対する適応性が無かったり、軽率な行動により同僚たちを振り回してしまったりという、問題を抱えた部分を持つ人々ばかりでした。そんな警察組織から見放されるような刑事たちが、絵里子や他の刑事たちとの捜査を通して、時にぶつかり合いつつも、自分の才能を発揮して刑事として力をつけていくところに感動しながら観ていました。
ドラマ「BOSS」について、「圧倒的なカリスマ性を持つ絵里子」と「刑事として成長していく部下たち」が特に魅力的だと思いました。
まず、圧倒的なカリスマ性を持つ絵里子についてです。このドラマでは、警視庁捜査第一課特別犯罪対策室に所属する刑事たちの様子が描かれます。特別犯罪対策室の刑事たちをまとめる絵里子は、警察庁で活躍していたものの問題を起こして警察内での立場を落としてしまった人物ですが、刑事としては他を寄せ付けないほどの優秀さで、特別犯罪対策室での捜査を積極的にリードしていきます。特別犯罪対策室の刑事たちの力を活かしながら、自らの実力も最大限に発揮して刑事として再起を図っていく絵里子に、ほれぼれしながら観ていました。
次に、刑事として成長していく部下たちについてです。特別犯罪対策室に所属することになった刑事たちは、組織に対する適応性が無かったり、軽率な行動により同僚たちを振り回してしまったりという、問題を抱えた部分を持つ人々ばかりでした。そんな警察組織から見放されるような刑事たちが、絵里子や他の刑事たちとの捜査を通して、時にぶつかり合いつつも、自分の才能を発揮して刑事として力をつけていくところに感動しながら観ていました。
ボス役を演じる天海祐希さんがとてもかっこよくて同じ女性として憧れてしまいます。部下のメンバーも個性的でちょっとめんどくさい人たちではありますが、なんだかんだで一致団結して事件を解決していく展開に爽快感を感じます。特に玉山鉄二さん演じる片桐さんがめちゃくちゃ渋くてかっこよくて惚れ惚れしてしまいます。戸田恵梨香さん演じる木元はちょっと変わり者ですが、現場での活躍とのギャップが素敵です。仕事の中でこどもたちに犯罪勧告の演劇をしているところでのメンバーのぐだぐだぶりには思わず笑ってしまいました。シリアスな事件の中でこういう笑えるシーンも盛り込まれているので誰でも楽しめるドラマだなと思います。特に大澤さんが得意のプロファイリングを利用して取調室で犯人を追い詰めていくところは緊張感があり、ハラハラドキドキさせられます。最終回で野立が犯人グループとつながっているのでは、という展開はとてもびっくりしましたが、それも伏線だったことがわかり安心しました。野立さんの飄々とした雰囲気が見ていて癒されます。シーズン2の追加キャストの皆さんも最初は違和感がありつつも、徐々にメンバーに馴染んで打ち解けていくところが良かったです。
毎回、一癖ある部下たちを、BOSSである天海祐希が、うまくまとめながら、猟奇的な殺人事件や連続殺人事件を解決していく姿が、爽快過ぎて、癖になりました。
ニューヨークで学んだ犯人のプロファイリングで、天海祐希だけが、犯人を逃さない、強気な捜査
が圧巻です。一方、上司役の竹之内豊が、時々するモノマネやひょうきんな返しも、このドラマを面白くさせてます。
このドラマで一番、気に入っているのが、犯人を捕まえるため、天海祐希を始め、チームで芝居をうつところです。印象に残っている回は、ジーンズ1の黒い月の指導者、反町隆史を追い込むところです。そこで、一信頼していた、野立(竹之内豊)がテロリストの仲間だと気付き、誘拐された警視庁総監を救いに立ち向かうシーンは、ハラハラドキドキしました。しかも、野立を自分の銃で殺してしまって、泣きながら消えて行くシーンは、このドラマはいったいどうなるんだろうと釘付けになったところで、実は、全て芝居だったとは、もう見てるこっちも一本とられたあ!と笑えるぐらい生きていた野立や、あんなに泣いていた、大澤がケロッとした様子で、これまでの経緯を話すのを見たときは、さすが、大澤絵理子率いるチームだぁと一気にこのドラマのファンになりました。
私の中で一番と言っても過言ではないくらい好きなドラマです。
今でも時々ダビングしたものを見ています。
問題児ばかり集まった部署で事件を解決していくのですが、
個々の能力が高い為、様々な方法で解決していきます。
どんでん返しの解決では私たち視聴者までが騙され驚くこともあり面白いです。
1話完結なので見やすいです。犯人が今ではさらに大物となった方も多く見返していると感心してしまいます。
シーズン1の最後で解決したはずの事件がシーズン2で新たな事件となり続いていきます。
戸田恵梨香や玉山鉄二、長谷川京子など今では脇役だけではない大物俳優となった方もレギュラーで出ており、若々しいです。演技はやはり抜群なのでこの時から輝いていたのでしょうね。
竹野内豊と天海祐希のやりとりが本当の同期のようで面白く、羨ましくなります。そしてこのような上司がいたらどんなに仕事にやりがいを感じるでしょうか。メッセージ性も感じます。部下のことを信じること、仲間の大切さも感じ、現代社会に大切なことが組み込まれているように思います。
はじめは反感を持っていた上層部もどんどん巻き込み最後には認めていて人柄の良さも感じます。
ぜひたくさんの人に見てもらいたいドラマの一つです。
まとめ
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