この世界の片隅に(映画)無料動画配信や見逃し・レンタルをフル視聴する方法・感想まとめ

日本は唯一の被爆国であり、その広島での日常おすずさんの強かに生きる姿を通して目に焼き付けることができた。
戦争の話なので、物語の中には当然辛い苦しい場面もありながら、とてもやわらかい雰囲気でほんわかとした気持ちになることもできた。
この作品と共にこの歴史を忘れずにいなければならないと思う。

この作品を見ながら、人間には愛があって憎しみがあって悲しみがあって、それは人種が変わっても時代が違っても同じこと。
日本では当時「日本はきっと戦争に勝ってくれる」そんな希望だけを頼りに踏ん張ってきていた人々がどれだけいたのだろう。
この作品を通して戦争の悲惨さはもちろんのこと、それ以上に人間の真の強さを教えてもらった気がする。

この作品は映画が公開された当時なかなか見る勇気がなくて当分見ることができなかった。
でも同じ日本に住んでいる一人の人間として見なければいけないと思い、思い切って視聴してみた。
戦争というものは悲劇の連続で残酷なもの。
そんな暮らしの中ですずという一人の女性が戦争の波に飲まれながらも、懸命に生きている姿が丁寧に描かれていた。
なんだか今の自分が人を愛したり時には嫉妬したり、喧嘩したり笑い合ったり、何気ない日常で感じること、そんなひとときの時間が戦争中の人々の生活の中で少しでもあったのであれば、今の自分にとってはなんてことない時間も、当時の人にとってはすごくかけがえのない時間だったのだろうなと思う。