不滅のあなたへ(アニメ)見逃し無料動画配信を1話から全話フル視聴する方法！感想まとめ

第1話を観た時、ラストが読めてしまったのですが、それでも楽しく観られました。
舞台は異世界のどこか、と言うことですが、北海道に風景と文化がちょっと似ているようで親しみが持てます。
第1話はひたすら雪景色と氷の上での出来事ですが、風景がとても美しく描かれていて、だからこそ、主人公の少年の孤独が深く理解できるような気がしました。
少年は結局、最期まで、自分のオオカミのからだが何者かに乗っ取られたことを知らずにいたのでしょうか。
私は少年がそのことに気づいていて、知らないふりをしていたのなら良いな、と思います。
世の中の大部分の人間が孤独にはなりたくないと思っているだろうし、少年も、自分のオオカミに起こった事実を指摘して、そのオオカミが自分の元を去ってしまうのを恐れていた気がするのです。
第2話で少年はある村でマーチと言う少女と出会い、エンディングで『フシ』と言う名前がついたことが判明しますが、これからフシはマーチと行動をともにするのかな、と考えています。
フシはオオカミから少年の姿になったばかりで、人間としての行動の仕方がまだわかっていないようなので、マーチがいろいろ教えてくれたら良いな、と思います。
生贄になるはずだったマーチが逃げてしまったので、マーチの村が心配です。
継続して観ようと思います。

今までにあったようなアニメのストーリーとは全く異なる観点のアニメであると思います。このアニメの見所は大きく分けて３つあると考えます。まずはじめにそもそも、主人公が「何者でもない」というような概念であることから、どこまでも可能性が広がる、ストーリーの展開が無限な、まるで宇宙を思わせるようなアニメです。主人公の存在自体が固定概念からズレており、一般的なストーリーからは掛け離れるものとなっているためアニメ好きな人からすると想像を膨らませる一方であり、無限に楽しむことの出来るアニメであると思います。次に、作画です。コミックの作風とは異なり、ひとつひとつのシーンにおける、景色や人物がとても丁寧に描かれているように思えます。作画から、その人物の感情や景色の温度が本当によく表現されており、未知の世界を想像するにあたって、より良く想像しやすいように出来ているのだと思っております。コミックで描かれているものからも、ある程度想像する事は出来たのですが、やはりアニメーションには勝てない部分があるのだと思い知らされました。最後に声優です。最もコミックとは異なる部分でありアニメにおける重要な点です。ナレーションがとても良く、キャラクターにここまで適合する声優が居るのだと驚いたものです。本作、ぜひオススメです。

原作ファンなので、フシの動く姿が見たくてアニメ化されるのを楽しみに待っていました。
ただ、とても繊細な漫画なので、この自分の中の世界観は壊されたくなくて、そこは少しドキドキしていました。
でも始まってみるとそんな心配はどこへやら、全く違和感なくすんなりと世界へ入っていくことが出来ました。
それもこれも、観察者を津田健次郎さんがされているからだと思います。声もステキですが演技といいましょうか、心に響くものがあります。
これからも、この津田さんが要所要所でいいお仕事をしてくれるのだなと思うと嬉しいです。
１話目は原作に忠実で、知っているにも関わらずポロポロと泣けてしまいました。
切なすぎます。絵が動くことで表情が生まれ、魂がはいりますね。
映像化されたことで視覚も聴覚も刺激され、それがダイレクトに響きました。切なさの中の温かさ、これはアニメならではかもしれません。
漫画もいいですが、アニメになって伝わるものもあるのだなと再認識しました。
1話だけの短編と捉えても大丈夫なほど完璧な仕上がりでした。
これからの話の展開を思えば、見たいような、いい意味で見たくないような。。
オープニングもエンディングもちゃんと考えられていて、原作への愛もとても感じます。

ただただ切なかったです。不思議な物語でした。得体の知れない何かのお話。始めはナレーションがメインで、何かに対する説明はほぼなく話は進んで行きます。よくわからない世界観だけど、なんだか引き込まれてずっとみてしまいました。主人公として良いのでしょうか、その何かは「生きている」という表現が正しいのかもわかりません。そんな謎めいた存在の視点で物語は進んでいきます。唯一出てくる人間の少年は、とても切ない境遇で見ていてハラハラしました。たった1人で仲間の帰りを待っているという設定は使い古されているかも知れませんが、それでもどうなるのか、と見入ってしまいました。とても明るく描かれていますが、彼の心境はとても寂しく、辛いものだったに違いありません。本当に胸が苦しくなりました。たった1人で生きているので、誰かと会話をしているようでそれは全部自分の独り言。それをわかりながら生活している姿は本当に強く、たくましく見えました。最後、何かはまるで少年の夢を叶えるかのように旅立っていきます。そこの描写はとても晴れやかで心から安堵できました。これから、主人公はどんなことを得ていくのか、続きがとても気になる第一話でした。

最初のシーンで、吹雪の中でオオカミが歩いているシーンはとても演出が出来ていました。
オオカミが新しく誕生したとき、まるで、蛹から蝶々が誕生したかのように見えました。
少年の家に行った時、少年が夕飯を作って食べさせるシーンはまるで母親が子供に食べさせてあげているように見えました。
少年の家で人の絵を書いていたところが絵がうまかったです。
少年がおおかみと一緒に吹雪の中歩くシーンが凄かったです。
少年の諦めない心があると感じました。
人がみんないないのに築いた時、少年は泣くところも凄かったです。
少年が足に怪我をしても痛くても歩くシーンは凄かったです。
家に帰った少年がベットに入っていたけど、自分で起き上がって椅子に座って息を吐きこの世を去ったシーンは涙が止まりせんでした。
少年がみんなのいる世界に行った時、笑顔で元気よく挨拶するシーンも素敵でした。
その姿を見たオオカミが少年の姿になって、家を出るシーンは冒険の始まりを感じました。
後、ナレーション声優の津田健次郎さんが昨年やっていたNHK連続テレビ小説「エール」でナレーションを担当したとき、同じに聞こえ素敵でした。マーチがぬいぐるみで遊んでいる姿を見て素敵。

宇宙から地球に投げ入れられたひとつの球が旅をしていくアニメですが、それが最後にはどこにたどり着くのかが気になるアニメです。不滅の存在で死ぬことはないのですが、何度倒れても元の姿に戻り繰り返すことになる。何年も生きることになる凄さをどんどん感じてきました。石から倒れたオオカミに変身するなど、ルールがあるようですが本人もよく分かっていないなど、謎を一緒に解いていく感じがあります。飼い主の少年と出会うも、ケガが原因で最後はお別れするなど長く生きていると別れることも多くありそうでせつなくなりました。出会った人達が幸せになるようではなく、自分のケガは治せても他の人のケガは治せない。ルールや自分を見つけていく旅でもあるみたいです。飼い主の少年に変身しますが、人にいる村にたどりつくのも大変そうで人間になるより鳥になった方がよかったのではないかと思ってしまいます。姿は人間でも気持ちはオオカミのままで食べる時はオオカミのように食べるなど、変身したものの影響が多きそうです。感情も良い感情ばかりではなく、これから悪い人間の感情を見ていく中でどのように影響していくのかが気になります。祈祷師や生贄など、日本の不思議な事にどう対処するのか見ていきたいです。