AWAKE(映画)無料動画配信やレンタル・見逃しをフル視聴する方法!感想まとめ

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「AWAKE」とは?

2020年公開映画「AWAKE」。
2015年の電脳戦を題材に、コンピュータ将棋ソフト開発者と将棋棋士の姿を描くオリジナルストーリー。
主演は吉沢亮。
監督は山田篤宏。

12.25(金)公開!映画『AWAKE』予告篇

大学生の英一は、かつて奨励会(日本将棋連盟の棋士養成機関)で棋士を目指していた。

同世代の圧倒的な強さと才能を誇る陸に敗れた英一は、プロの道を諦め、普通の学生に戻るべく大学に入学したのだった。

幼少時から将棋以外何もしてこなかった英一は、急に社交的になれるはずもなくぎこちない学生生活を始める。

そんなある日、ふとしたことでコンピュータ将棋に出会う。

独創的かつ強い。

まさに彼が理想とする将棋を繰り出す元となるプログラミングに心を奪われた英一は、早速人工知能研究会の扉をたたき、変わり者の先輩・磯野の手ほどきを受けることになる。

自分の手で生んだソフトを強くしたい―。

将棋以外の新たな目標を初めて見つけ、プログラム開発にのめり込む英一。

数年後、自ら生み出したプログラムを<AWAKE>と名付け、コンピュータ将棋の大会で優勝した英一は、棋士との対局である電王戦の出場を依頼される。

返答に躊躇する英一だったが、相手が若手強豪棋士として活躍するかつてのライバル、陸と知り―。

清田英一:吉沢亮
浅川陸:若葉竜也
磯野達也:落合モトキ
中島透:寛一郎
磯野栞:馬場ふみか
山崎新一:川島潤哉
堀亮太:永岡佑
山内ひろみ:森矢カンナ
清田英作:中村まこと

「AWAKE」配信状況

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感想

「AWAKE」を観て、「新たな生きがいを見出す英一」と「宿命の対決」が特に魅力的だと思いました。
まず、新たな生きがいを見出す英一についてです。この映画では、コンピュータ将棋のプログラム開発に携わる英一の様子が描かれます。英一は、大学に入学するまで将棋のプロ棋士を目指していましたが、限界を感じ夢を諦めて、大学に入学しコンピュータ将棋の良さに取りつかれていき、プログラム開発に興味を持つようになります。大きな挫折を味わい絶望していた英一が、新しい夢を見つけて再び輝きを取り戻していくところに、勇気をもらいながら観ていました。
次に、宿命の対決についてです。英一は、プログラム開発を本格的な仕事として始めていき、どんどん制度の高いプログラムを開発していきます。そこで、プログラマーとしての能力が認められた英一は、プログラムを利用してプロ棋士と対局することになりますが、その相手は英一が棋士を目指していた頃に負け続けていた陸でした。別々の道を歩いていた中で、再び巡り合い対決することになる2人の運命にワクワクしながら観ていました。また、お互いのすべてを懸けて対局に臨んでいく2人に、胸が熱くなりながら観ていました。

まず、吉沢亮さんが主演を務める映画という時点で面白い映画になるだろうと思い、AWAKEという映画を観てみました。映画のテーマとなっているのはAIvs人間というもので、将棋におけるAI対棋士が主な内容でした。現在、AI技術が大きく発展してきており、人間の知能をさまざまな分野で超え始めているのが現状です。そんな中、AI技術の一つの指標として、プロ棋士vs AIの将棋の試合がとても注目を集めています。この注目を集めているものに焦点を当てた今回の映画は、近未来的というより、今まさに現実となってもおかしくないという危機感を感じることができたり、また、現実に近いがゆえ、鑑賞中に想像力が掻き立てられ、映画に没頭することができました。現在のコロナ禍で医療分野や工業分野でより一層AI技術の向上が求められてきており、さらに技術が向上し、ほとんど全ての分野でAIが人を超えてしまい、人のしごとがAIにとって変わられなくなってしまうのではないかとも思います。少なからず私と同じような考えを持っている人はこの映画を十分に楽しむことができると思います。そして、AIについて深く考えたり、学んだりする良いきっかけになるのではないかと思います。

評判が良かったので見る前から期待して見に行きましたが、想像以上に面白く力強い作品でした。
最初にびっくりしたのはセリフがすごく少なかったことです。
ですが、その分音楽で盛り上がる部分を表現していたり、表情や体の動きで対局の状況を表現していたりするシーンがあり、セリフの少なさを補っていました。
その中でも、特にすごかったのは将棋を指す音の強弱と手の動作だけで感情や状況を説明している場面でした。
このような演出のおかげで、私のように将棋について特に詳しくなくルールを知らない人でも、局面の手に汗握るシーンが良く伝わってきました。
見る人の方がある程度知識を持っていないと面白さが伝わらないような映画とは違い、もちろん知識のある人も、ない人もどちらもすごく楽しめるところがすごくステキで良いなと感じました。
プロ棋士になるという夢は破れてしまいましたが、それでも将棋を離れることができず仲間とトライアンドエラーを繰り返しながら、将棋ソフトと言う形で将棋に関わっていく成長ストーリーで、様々なものが欠けていた人間が自分の開発したソフトと一緒に成長していく姿に、ついつい応援してしまいます。
そして、ライバルのプロ棋士は天才と周りに言われながらも苦悩と孤独の中、勝負やへのこだわりなどに揺れ動く姿は共感できました。

毎年100名を越える新人が入ってくる中でも次の年まで生き残っているのは僅かに1桁程度という、日本将棋連盟奨励会の狭き門には驚かされます。小学生に入ったばかりかと思われるようなの少年たちが、真剣な眼差しを盤面に注いでいる様子も微笑ましいです。大いなる目標を抱いてこの場所の門を叩いた主人公・清田英一が、あっさりと打ちのめされて挫折してしまうシーンが切ないですね。将棋ひとすじに生きてきて見るからに世間知らずな英一役を吉沢亮、憧れの存在だった英一をあっという間に抜き去っていく天才・浅川陸役を若葉竜也。ライバルでもあり不思議な縁で結ばれている英一と陸を、若手俳優の中でも注目株のふたりがキャスティングされていて大満足でした。ついにはプロへの道を諦めてしまった英一は大学進学を経てプログラマーへ転向、陸は将棋棋士として更なる高みへと邁進。一度は袂を分かつたはずの英一と陸が、再び将棋をきっかけにして再会を果たす後半の展開にワクワクします。AIと人間が真っ向からぶつかり合う電脳戦の裏では、かつて同じ夢を追い求めたふたりの少年の複雑な思いが絡み合っているのでしょう。人生においては勝ち負けにこだわるよりも、自分の好きなことを極めることの方が大切なのかもしれません。

AI対プロ棋士。あまり知られていませんが、この対戦が世間をにぎわしたことは一度や2度ではありません。ウィキペディアを見ると機械と人間が何度もしのぎを削っているのが分かります。静かながらもずっと熱い戦いの炎が灯り続けていたんですね。この映画は今までニュースとしてはたまに話題になる程度だった話題を、情緒的に、情熱的に描いた作品です。もちろん将棋なのでその対戦は静かに駒の音だけが小気味よく響くものですが、ストーリーとキャラクターや上質な演出が加わることで見るものに手に汗を握らせます。ちなみにウィキペディアをうっかり見ると勝負の結果がネタバレするので観賞後に見ることをお勧めします(アレッ?って思うかもですがね!)。方向性は違えども、同じ盤上でライバル同士がぶつかり合う電王戦は必見です。個人的にはあまり馴染みのないプログラミングにも触れられるのはちょっと新鮮でしたね。最近は『三月のライオン』や『泣き虫しょったんの奇跡』、『聖の青春』など、将棋に青春をかける人たちの映画や漫画が数多く出ているのですが、それとはまた違った意味で将棋を楽しめる新感覚の映画です。これを見るとちょっとコンピューターと一局打ってみようかなと思う人も多いはず!

自分の夢を諦めるという事はなかなかできなくて、挫折を味わっているところに別の角度から好きな事に関わる事ができるとしたら、どんな気持ちなんだろうという不思議な感覚を持ちました。棋士としては挫折したけれどもAIソフトで栄光を得たという事はどんな気持ちなのか、やはり満たされないの感じなのか心の中を覗いてみたいです。対局は色や音を感じない世界のように思っていましたが、AIとの対戦では怪しい色の世界があって駒の音など映像以外の部分でも引き込まれてしまうのです。しかしプログラミングのミスで弱点が露呈してしまう事になって焦る所から、この映画の言いたい事が詰まっています。勝負師は勝つということに、異常な執念を持つぐらいの方がいいのかもしれません。ただそこには相手への礼儀があって、自分と相手をきちんと認めるということが大事なのです。主人公は、人生の中で潔さを学んだのです。後半は賛否両論がありそうな展開になってしまいますが、これも勝負であり事前準備の差が出てしまっただけです。ここで人としてどんな態度を取るのかで、人間としての成長がわかるんだよと教えてくれている気がするのです。でも吉沢亮の演技は、容姿の雰囲気から立ち振る舞いなどイメージにものすごくあっていました。

まとめ

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