恋する寄生虫(映画)公式無料動画配信や見逃し・レンタルをフル視聴する方法(小松菜奈・林遣都)

小松菜奈さんが大好きなので、恐る恐る、けれど迷わず鑑賞。
極度の潔癖症の賢吾と視線恐怖症のひじりが出逢い、治療を通して惹かれ合っていくという物語。
お話も映像も、全体的にダークです。
視線恐怖症というものがあるなんて初めて知りました。
潔癖症も視線恐怖症も、恋も、すべては寄生虫の仕業なのだという発想。
寄生虫のせいにできたら、気持ちが救われる人も多いのかもしれない。
そう思ったら不思議な感動がありました。
想いをぶつけ合う湖のシーンがなんとも爽快で好きです。
ラストシーンからエンドロールまでの流れ、曲も良かった。
観終わったあとの放心状態のあの余韻もひさしぶりでした。
小松菜奈さんの狂気的なお芝居、儚さと眩しさがとても魅力的で、それだけでも観る価値アリです。

世界の終わりを強く願っていた孤独な二人がどんどんお互いに惹かれあっていき、最終的には恋に落ちるという、聞くだけでもドキドキするようなストーリー設定に、視聴前からかなり期待していました。林遣都と小松菜奈の組み合わせもまた非常にマッチしていて、二人の美しく綺麗な顔つきや雰囲気には終始目を惹かれるものがありました。社会からはみ出した存在の二人の関係は、社会からはみ出しているであろう自分にとってはみていてとても心地よく感じられました。「変なの！」と言いながらも、その症状を当たり前のようにしっかりと受け止めてお互いに煩わしさは何もないように接し合う姿は、見ている側であるこっちが幸せな気分にさせられます。最後のシーンにおける音楽とセリフ、そして演出がなんともおしゃれで非常にここも印象的でした。

三秋縋さんの長編小説を原作として映画で、異色のラブストーリーです。主人公は林遣都さん演ずる高坂賢吾。極度の潔癖症で、幼少期には教師に触られただけで嘔吐し、恋人ができても作ってくれた食事を無理やり食べてやはり嘔吐してしまうなど、社会生活に支障が出るレベル。一方、小松菜奈さん演じる女子高生の佐薙ひじりは、視線恐怖症で不登校になっている。そんな二人が知り合い、恋をするのですが…とあらすじはそんな感じです。次第に明らかになっていく劇中での真実はなかなかにエキセントリックで、衝撃的です。タイトルの意味もそこでわかるようになっています。映像的にも、虫の気持ち悪い感じが視覚化されていて、苦手な人には苦しいかもしれません。けれど、最終的には人の思いが感じられるピュアなラブストーリーで、感動的です。

小松菜奈のファンなので、出演作品を見てみたいという好奇心から(恋する寄生虫)を見ました。小松菜奈ちゃんはやっぱりかっこいい。映画を見て、まず最初に感じたことです。クールで涼しげな顔は、役にピッタリとはまり、視聴者に違和感を感じさせません。また、林遣都くんも出ており、そのシーンが特徴的で、潔癖症をこのように再現するのかと、監督の方の感性、表現に驚きました。潔癖症のため、気持ち悪くなり吐いたり、過度に手を洗ったり、外出する際には、完全防備で外に出たりと、菌を寄せ付けない行動。見ていて、途中でしんどくなることもありました。今でこそ、コロナ禍になり、より人と人との接触や、見えない菌への抵抗が増えた時代に見てもらいたい作品だと感じました。

この作品では潔癖症に苦しんでいる青年と視線恐怖症の女子高生の二人の切ない恋愛が描かれた小説が元になっている。
別々の心の病を持っている二人がお互いに支え合い乗り越える再生の物語だが、心の病は人間社会の在り方そのものを投影している、なぜ心の病はこれだけの人害を与えるのだろうか・・・。
でも愛は神が与える素晴らしい劇薬で、神秘的な化学反応だなと思う。
主人公の二人が優しく寄り添っていく姿はすごく自然な感じでよかった。

とにかくこの作品の小松菜奈が神がかった様に美しかった。
見始めた時には原作を読んでいなければわからないかもしれない？と危惧していたけれど物語が進んでいくにつれて、説明要素の多い内容がうまくまとめられていたような気がする。
あえてアニメーションが取り入れられたりして、色使いも綺麗で独特の世界観が良かった。

この作品を見ていると不器用な二人が少しずつ幸せを掴もうとしている姿に胸が苦しくなってきた。
そして小松菜奈の危うげな演技が凄く魅力的だった。