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「86―エイティシックス―」とは?
2021年春アニメ「86―エイティシックス―」。
安里アサトによるライトノベル作品をアニメ化!
ギアーデ帝国が開発した完全自律無人戦闘機械〈レギオン〉の侵攻に対応すべく、その隣国であるサンマグノリア共和国が開発した無人戦闘機械〈ジャガーノート〉。 だが、無人機とは名ばかりであり、そこには“人”として認められていない者たち――エイティシックス――が搭乗し、道具のように扱われていたのである。 エイティシックスで編成された部隊〈スピアヘッド〉の隊長である少年・シンは、ただ死を待つような絶望的な戦場の中で、ある目的のために戦いを続けていた。 そこに新たな指揮管制官〈ハンドラー〉として、共和国軍人のエリート・レーナが着任する。彼女はエイティシックスたちの犠牲の元に成り立つ共和国の体制を嫌悪しており、“人型の豚”として蔑まれていた彼らに人間として接しようとしていた。 死と隣り合わせに最前線に立ち続けるエイティシックスの少年と、将来を嘱望されるエリートの才女。決して交わることがなかったはずのふたりが、激しい戦いの中で未来を見る――。
#1:アンダーテイカー
サンマグノリア共和国。国民たちが送る平穏な暮らしの影では、数多の命がすり潰されていた。隣国・ギアーデ帝国の無人戦闘機械〈レギオン〉の侵攻に対抗するため、共和国が製造した無人機〈ジャガーノート〉。しかし、無人とは偽りだった。その機体には、〈エイティシックス〉と呼ばれる少年少女たちが搭乗させられ、日夜戦いを続けていたのだ。その現状を是とせず、彼らに寄り添おうとする共和国軍少佐のレーナは、精鋭部隊・スピアヘッド戦隊の管制を任される。だが、その戦隊長である〈アンダーテイカー〉には担当の指揮管制官を壊してしまう、という奇妙な噂があった。
#2:スピアヘッド
担当ハンドラーの交代。それは、過酷な戦場を長く生き残ってきた〈エイティシックス〉たちにとって、特に珍しくもない出来事だった。そんな彼らにも、白系種(アルバ)でありながら自分たちと積極的にコミュニケーションをとろうとするレーナの存在は、珍しく映っていた。いつ〈レギオン〉との交戦が起こってもおかしくない環境の中に身を置きながら、食料調達に出かけたり、読書をしたりと思い思いの時間を過ごす隊員たち。そんな中スピアヘッド戦隊全員に、セオからパラレイドを通して敵襲の報が届く。
#3:死にたくない
狩りをし、食事を作り、洗濯をする。日夜過酷な戦闘に身を投じるスピアヘッド戦隊にも、賑やかで穏やかな日常があった。境遇を共にし、数多くの死線を潜りぬけてきた仲間と過ごす日々を大切に思うクレナ。シンにひそかな恋心を抱くクレナは、突如として現れ、隊員との交流を深めようと試みるレーナの存在を、快く思えずにいた。毎晩決まった時間に接続されるレーナとのパラレイド。クレナをはじめ、レーナに対し冷ややかな態度をとる隊員もいる中、カイエはレーナに興味を持ち、自分たちの暮らしについて話し始めるのだった。
#4:本当の名前を
レーナから発せられた、スピアヘッド戦隊の戦死者を悼む言葉。その言葉が引き金となり、セオは今まで心の奥に潜めていた怒りをレーナへとぶつける。ライデンに宥められ、落ち着きを取り戻すセオだったが、彼だけでなく他の隊員もそれぞれレーナに対する嫌悪感や怒りを滲ませていた。常に死と隣り合わせの世界で暮らすスピアヘッド戦隊には、カイエ亡き後も変わらずいつもの日常が流れていく。そのなかでセオはレーナとの一件を通じ、過去に出会ったとある人物に思いを巡らせるのだった。
#5:私も一緒に
革命祭の時期が迫るサンマグノリア共和国。パーティー用のドレスを見に行こうという誘いを断ったレーナに、アネットは「エイティシックスに尽くしても何にもならない」と釘を刺す。戦時下にありながらパーティーへ行くことを躊躇うレーナだが、シンからも「壁の中で何をしていても、こちらに影響はない」と言われてしまい、気が進まないながらも参加を決める。そこへ入った敵襲の報に、急ぎ管制の準備を整えるレーナだったが、シンから「今回はパラレイドを切っていてほしい」と告げられ――。
#6:最後まで
強い日差しが降り注ぐ夏の日。いつものように戦闘に向かっていたスピアヘッド戦隊は、とある場所を通りかかる。そこはかつて彼らがスピアヘッド戦隊へと配属された直後、桜の咲く季節に皆で花見をした場所だった。それぞれ別の部隊からこの地へと集められた少年少女たち。気になる相手の話で盛り上がり、流れ星を見つけてはしゃいでいた、僅か四か月前のレギオンの襲撃がなかった夜。確かにそこに在った仲間と共に、つかの間の宴を楽しんでいたことを、隊員たちは懐かしく思い出すのだった。
#7:忘れないでいてくれますか?
シンとのパラレイドを通して、「黒羊」の声を聞いたレーナ。管制中にさえパラレイドへの躊躇いや恐れがにじみ出るほど、レギオンに命を刈り取られる瞬間の少年少女たちの断末魔は、レーナの心に影響を及ぼしていた。依然として厳しい戦況の中、隊員の戦死も続き、残る隊員たちの負担が日々増えていく様子を憂いていたレーナは、いつまでたっても行われない人員補充への早急な対応を直談判するため、カールシュタールのもとへと向かうのだが……。
#8:行こう
シンから告げられたスピアヘッド戦隊の真実。そんなスピアヘッド戦隊に課される「特別偵察任務」。その存在を知ったレーナは、どうにかして任務を止めるべく、助力を求めにアネットのもとへと向かうが、「自分にできることは何もない」と一蹴されてしまう。なおも食って掛かるレーナに、ついに怒りを露わにしたアネットは、かつて隣人であった「とある一家」と、〈レイドデバイス〉の真実について語り始めるのだった。
#9:さよなら
ついに「特別偵察任務」を開始した生き残りのエイティシックスたちのもとに、シンの名を呼ぶ凄まじい声が届く。思わず身震いをする隊員たちに、レギオンをやり過ごしながら森の中を進むよう告げ、ひとり「羊飼い」との戦闘に挑もうとするシン。肝心な時に頼ってくれないシンに少し虚しさを覚えるライデンだったが、他の敵を引き受けて共に戦うことを選ぶ。「羊飼い」の指示によってシンからも引き離され、次々と迫りくる膨大な数のレギオンを前に息をのむ隊員たち。そこへパラレイドが繋がり――。
#10:ありがとう
「羊飼い」との戦いを経て、その先へと歩み始めた隊員たちは、ついに共和国の管制から外れた。戦いを強制されることのなくなった環境下で、先を急ぐ旅でもないのだと自然の移ろいを楽しみながら、あてのない前進を続ける隊員たちとファイド。しかしレギオンの脅威は常に彼らのそばにあった。旅のさなか、ファイドから近くに街があることを聞き、様子を伺いに立ち寄ることにした隊員たち。そこでシンは、ある声を耳にする――。
#11:行くよ
自らの誇りと、散っていった仲間たちへの誓いを胸に、彼らは最後まで歩みを止めない。武器弾薬を使い果たし、長らく付き添ったファイドが大破し、失われても。そうして彼らは、最期の場所へとたどり着く――。一方共和国に残されたレーナは、ついに彼の地へと降り立つ。パラレイド越しではない、本物のスピアヘッド戦隊基地で、微かに残る隊員たちの気配に触れた彼女は……。
シンエイ・ノウゼン:千葉翔也
ヴラディレーナ・ミリーゼ:長谷川育美
ライデン・シュガ:山下誠一郎
セオト・リッカ:藤原夏海
アンジュ・エマ:早見沙織
クレナ・ククミラ:鈴代紗弓
カイエ・タニヤ:白石晴香
ダイヤ・イルマ:石谷春貴
ハルト・キーツ:山下大輝
クジョー・ニコ:村田太志
ルイ・キノ:植木慎英
チセ・オーセン:小野将夢
トーマ・ソービ:福原かつみ
トウザン・サシャ:坂泰斗
レッカ・リン:石上静香
ミクリ・カイロゥ:貫井柚佳
マイナ・ヤトミカ:風間万裕子
アンリエッタ・ペンローズ:杉山里穂
ジェローム・カールシュタール:三上哲
レフ・アルドレヒト:楠大典
TOKYO MX:4月10日より毎週土曜24:00~
とちぎテレビ:4月10日より毎週土曜24:00~
群馬テレビ:4月10日より毎週土曜24:00~
BS11:4月10日より毎週土曜24:00~
読売テレビ:4月12日より毎週月曜26:29~
中京テレビ:4月10日より毎週土曜25:55~
OP:「3分29秒」ヒトリエ
ED:「Avid」SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki
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感想
今の社会にとって非常に突き刺さるアニメなのではないかと思いました。この作品の設定では白人と有色人種で明確な差別化が図られており、白人は非常に優遇され安全な地域でぬくぬくと暮らすことができますが有色人種は人間扱いされず過酷な戦場で命をすり減らしながら戦わなければいけないという状況なので現代の社会におけるブラックライブズマターなどの運動もある今の社会には非常に感じることが多いアニメだと思います。また物語が進むにつれて各キャラクターの詳細な背景や生い立ちなどが解き明かされていくと思うのでそういった点も非常に今後の展開で注目できるポイントだと思います。世界観についてもまだ明らかになっていない部分も多いので気になるところだと思います。今後の展開次第ではハンドラーも一緒に戦場で戦うことになることも考えられるので注目していきたいと思います。色々と作中では伏線が張ってあると思いますし戦場で使用されている兵器の詳細や性能なども注目していきたいと思います。色々と気になるポイントが多い作品なのでこれからどんどん解き明かされていくことが楽しみなアニメ作品だと思います。
86、名前だけは知っていていつか原作を読んでみようかなと思っていたのですが、まさかアニメ化の方が先に来るとは思っていませんでした。まあまず見てみるかの精神でしたが、開始1秒から始まる戦場でのロボットの戦いに思わず見とれてしまい、ワクワク感を抑えることができずに作品に没頭。内容としては架空の世界での戦争を舞台にしたボーイミーツガールもので、指揮・管制を任務とした少女と戦場で戦いを続ける少年少女達がであるというものでした。初回なので物語の導入や、世界観の説明、固有名詞の説明などを中心に展開をしていたのでまだどういう風に物語が進んでいくのかはわかりませんが、今後を想像させる情報はしっかりと含まれていました。特に指揮・管制を務める軍人たちが酒浸りだったり、悪しざまに戦場で戦う兵士たちを豚と呼んだり、明らかに蔑称として〈エイティシックス〉と呼称していることが気になりました。結構入念に表現されていたので、この世界を理解するうえで特に必要な要素なのでしょう。86区とは何か、〈エイティシックス〉と呼ばれる彼らはどういった存在なのか、2年以内に終わることが約束された戦争とは何なのか、そしてアンダーテイカーが死神と呼ばれるのはどうしてなのか。今後の展開が気になるアニメです。
原作小説が電撃小説大賞受賞作ということでアニメを見ました。
ストーリーは戦争モノで、人型の豚と蔑まれ人として扱われないエイティシックスと彼らを人として接しようとする主人公ヴラディレーナ・ミリーゼが部隊<スピアヘッド>を率いて国を守るために戦うという、かなりシリアスで重い話で個人的に好みでした。
SFな世界観と「乗っているのは人ではないから無人戦闘機械」という表現で人種差別のリアルなテーマにしていて、かなりマニアックなのでミリタリーやSFが好きな人におすすめできる作品だと思います。
作中はエイティシックスたちが平和に楽しく暮らす日常シーンと戦場でのメカによる凄惨な戦闘シーンの切り替わりの落差が激しく、感情を揺さぶってくるのでより世界観に没入できました。
制作はA-1Picturesで人型ロボット作品とはまた違った四足歩行の無人戦闘機械<ジャガーノート>の戦闘シーンは迫力あるCG映像と澤野弘之さんが手掛ける音楽は作品を視聴する上で見どころだと思います。
差別的な扱いをされているエイティシックスたちも指揮官を白豚と激しく嫌っており、そんな彼らに歩み寄ろうとするレーナが今後、戦場を通してどういう関係になっていくのか続きが楽しみです。
「86-エイティシックス-」を観て、「戦いの中で育まれる恋心」と「戦いはどう進んでいくのか」が特に魅力的だと思いました。
まず、戦いの中で育まれる恋心についてです。このアニメでは、戦闘機に乗って戦いに挑む少エイティシックスと呼ばれる少年少女たちの様子が描かれます。戦いに挑む隊員の1人であるクレナは、自分が率いる小さな部隊の隊長として的確に指示を出すなどしていきますが、実は他の部隊の隊長をしているシンに好意を寄せています。戦いによって命懸けの毎日を送っている中でも絶やすことができない、クレナの淡い恋心にときめきつつ、なかなか近づけないことに切ない気持ちにもなって観ていました。
次に、戦いはどう進んでいくのかについてです。少年少女たちは、幾つもの部隊を組んで毎日の戦いの経験を積み重ねながら、強敵たちとの戦いに励んでいます。しかし、努力が実る場合もあるものの、中には予期せぬ事態によって少年少女たちの中で命を落とす人々が出る場合もあります。戦いによって一緒にいた仲間たちの命があっけなく失われていく過程に、胸が苦しくなりながら観ていました。また、戦いをどうすれば終わらせることができるのか、疑問に思いながら観ていました。
現在2話まで放送されているのですが、凄いオーラを今期の春アニメの中でも感じる作品となっています。先ず原作が大人気なようで、今期ビッグタイトルともいえるのが期待できますね。そして作画も凄くよくて、戦場での戦いの様子を描いている場面が凄く迫力を感じるのでした。本作のテーマは戦争となっているようで、帝国と共和国の戦いを描いています。帝国側の兵器はレギオンで、共和国がジャガーノート。共和国はこのジャガーノートを帝国のレギオンと同じ無人機だと民衆に告げているのですが、実はこのジャガーノートには86と言うパイロットが乗っているわけです。彼らはなんと人権扱いされておらず戦って戦果を挙げても誰も評価されることはありません。酷い身分差別に戦争の醜さを感じましたね。しかしなにやら戦争は終結に向かっているようで、ここが正念場と言えますね。本作のメインキャラは見たところハンドラーのレーナと、スピアヘッド部隊の面々とそのリーダーシンエイ。レーナはかなり変わった人物でいい身分ながら86の人権を主張しています。一方シンエイは歴戦の86と言った様子。この二人がキーとなり、今後の歴史をどう変えていくかに注目していきたいと感じています。
友人に強くお勧めしてもらって見てみることにしましたが、かなり面白いアニメ作品になっていて見始めるとすぐに感情移入できてストーリーにグッと入り込むことができました。洋画のSF作品はかなり大好きで何度も見てきましたが、アニメのSFは今回が初めてで新鮮味があり、こんなにも面白いのかといい意味で期待を裏切ってくれたと言う点で大満足しています。乗っているのが人間ではないから「無人機」なのだという表現がグッときて、確かになと納得させられました。人種差別的な要素も含んでいるのですが、しっかりと見てみると白人の有色人種に対する扱いや中国人の周辺民族に対する扱いが現実に起こっているような通りに描かれていて、そこにはSF作品ながらもリアリティーを大きく感じ取ることができました。作画については現代風な感じになっていますが、全体的に上品な雰囲気でトーンが常に一定に保たれていて好印象を受けました。また、主題歌についてもかなり個人的に気に入っていて、アニメ全体への好感度もこれによって高まっているような気がしました。最近見たアニメの中でもトップに入るくらいに気に入っている作品なので、まだ見たことがないと言う人にはぜひ見てみてほしいです。
まとめ
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※本ページは2022年10月時点の情報になります。
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