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「監察医 朝顔」とは?
上野樹里主演、月9初の2クールドラマ「監察医 朝顔」。
法医学者・万木朝顔と刑事・万木平の父娘を描くヒューマンドラマ!
さまざまな事件と遺体を扱いながら、全話を通して、東日本大震災と母の死に朝顔がより深く向き合っていく。
2019年に第1シーズンが放送され、人気を博し、2020年秋から2クールで第2シーズンが現在放送中!
「監察医 朝顔」第1シーズンあらすじ
万木朝顔(上野樹里)は神奈川県にある興雲大学に勤める新米法医学者。朝顔はベテラン刑事の父・平(時任三郎)とふたり暮らし。他愛もない会話と穏やかな笑顔。2011年3月11日から変わらない娘と父の日常。そこに母の里子(石田ひかり)の姿はない。あの日、里子は、東北の海沿いにある実家に帰省していた。
朝顔が出勤すると、検査技師の高橋涼介(中尾明慶)、法歯学者の藤堂絵美(平岩紙)、絵美の夫でベテラン法医学者の藤堂雅史(板尾創路)がすでに来ていた。野毛山署の強行犯係に異動してくる刑事がハリウッド・スターに似ているらしい、と盛り上がっていた。絵美は、朝顔の恋人で、強行犯係の新米刑事・桑原真也(風間俊介)に聞いてほしい、とまで言い出す。
一方、野毛山署強行犯係でも、係長の山倉伸彦(戸次重幸)、刑事の森本琢磨(森本慎太郎)、新米刑事の愛川江梨花(坂ノ上茜)らがどんな刑事が来るのか興味津々で待っていた。すると、現れたのは平だった。そんな折、倉庫で女性が死んでいるとの無線が入る。現場に向かう平と桑原。検視官の伊東純(三宅弘城)は平たちに、詳しいことは解剖をしてみないとわからないと言う。
ほどなく平と桑原が、遺体とともに法医学教室へとやってきた。朝顔は夏目茶子(山口智子)とともに遺体の解剖を行い、判明したのは、女性が倉庫で溺死した可能性があるということだった。
朝顔(上野樹里)が法医学者として働く興雲大学の法医学教室に、アルバイト希望の医学部生・安岡光子(志田未来)がやってくる。時給目当てで応募しただけで法医学には何の興味もなく、周りの空気を読まずに思ったことをすぐ口にする光子に、呆気にとられる高橋(中尾明慶)や絵美(平岩紙)、藤堂(板尾創路)たち。主任教授の茶子(山口智子)は、そんな光子を気に入り、採用を即決する。
同じころ、野毛山署強行犯係の平(時任三郎)と桑原(風間俊介)は、繁華街の路地裏でスーツ姿の男性の死体が発見されたという知らせを受け、現場に急行する。男は、財布やスマートフォンなど、身元の手掛かりになるものは何も所持していなかった。検視官の伊東(三宅弘城)は、熱中症による急性心不全の可能性に言及しながらも、司法解剖をしてもらった方が良いと告げる。平は、遺体と一緒に興雲大学の法医学教室へと向かうよう桑原に指示すると、現場周辺の捜査を始める。
連絡を受けた茶子は、藤堂に解剖の執刀を頼み、朝顔にもサポートをするよう指示する。ほどなく、遺体が運びこまれた。丁寧に調べていく藤堂と朝顔。ところがその最中、記録用に写真を撮っていた光子は、あまりの光景にショックを受け、意識を失って倒れてしまう。そんな光子を室外に出し、解剖を続けた朝顔たちは、この男性が30℃以上もあった暑さの中でなぜか凍死していたことを知るが・・・。
朝顔(上野樹里)は、恋人の桑原(風間俊介)からプロポーズされる。が、すでにふたりの関係に気づいていた平(時任三郎)は「あいさつがない」などと言って交際に反対する。あくる朝、平は朝顔と話すことを拒むかのように、いつもより早く出かけようとする。そんな平を玄関まで追いかける朝顔。その時、ふたりのスマートフォンに、火災が発生して死者が出たという連絡が入る。
4人の遺体が朝顔たちのもとに運ばれてきた。捜査を担当する平と桑原は、現場には当時、5人の男性が出入りしていたことを朝顔たち法医学者に告げ、誰が生き残った1人なのかを突き止めるため、朝顔たちに、4人の身元究明を依頼する。茶子(山口智子)が不在の中、朝顔は、藤堂(板尾創路)や絵美(平岩紙)らとともに、1体ずつ遺体の解剖を行うが・・・。
野毛山署管内のハイツで、若い女性の変死体が発見される。朝顔(上野樹里)たちによる解剖の結果、女性は青酸カリウムによる中毒死と判明した。同じころ、東北を訪れていた平(時任三郎)は、地元の主婦からボロボロになった腕時計を見せられる。それを見つけたのは平だった。その主婦は、見つけてくれた人にお礼を言いたくてずっと探していたのだという。そんな折、平の前に義父の浩之(柄本明)が現れ・・・。
桑原(風間俊介)や森本(森本慎太郎)らは、死亡していた女性・松田千佳(本間彩子)の身辺捜査を進めると同時に、彼女が所有するパソコンの解析を依頼する。山倉(戸次重幸)は、ここ2カ月の間に全国で青酸カリによる自殺が3件も起きていることから、関連を調べるよう指示した。帰京後、捜査に加わった平は過去3件の自殺では、いずれもパソコンやスマートフォンのデータがすべて削除されていたことを知る。だが、千佳のパソコンにはデータが残っており、彼女が『おクスリ学院』というサイトを通じて青酸カリを入手していたことが判明する。千佳がやり取りをしていた同サイトの学院長なる人物は、服用する前にパソコン等のデータを初期化するよう勧めていた。平は、サイトの名前を公表して注意喚起をしようと山倉に提案する。だが、それがきっかけで、事件は予想外の急展開となり、朝顔が意識不明の重体で病院へ運ばれることに・・・!
心霊スポットとして知られる場所で、白骨化した遺体が発見される。死後1年半から2年ほど経過していると思われたが、動物に荒らされたためか、いくつもの部位がなかった。また、骨には着衣の一部と思われるボロボロになった白い布がひっかかっていた。
遺体は、朝顔(上野樹里)たちの興雲大学法医学教室に運ばれる。骨だけでは死因の特定は難しいと、平(時任三郎)たちに告げる藤堂(板尾創路)。身元を特定するためには、法歯学者の絵美(平岩紙)の力が必要だった。
解剖台に乗せられた遺体を観察した朝顔は、現場から持ち込まれた骨がひとり分ではなく、小さな骨が混ざっていることに気づく。そこで朝顔は、絵美が歯を調べている間に、光子(志田未来)や高橋(中尾明慶)、検視官の伊東(三宅弘城)らとともに、骨の汚れを落とし、どの部位がなくなっているのかを調べ始める。
一方、遺体の第一発見者となった若者たちから事情を聞いていた桑原(風間俊介)は、彼らが1年半ほど前に動画サイトに投稿された映像を見て現場を訪れていたことを知る。その動画には、白い服を着た男が映っていた。山倉(戸次重幸)は、行方不明者の照合と現場周辺の捜索を命じる。
そんな中、朝顔は、左腓骨と左脛骨がはく離骨折していることに気づいて・・・。
朝顔(上野樹里)は、夫の真也(風間俊介)、4歳になる娘のつぐみ(加藤柚凪)とともに、朝顔の実家・万木家で幸せな日々を送っている。朝顔の父・平(時任三郎)も、目に入れても痛くないほど孫娘のつぐみをかわいがっていた。
この5年の間に、茶子(山口智子)が主任教授を務める興雲大学法医学教室にもいくつかの変化があった。ベテラン法医学者の藤堂(板尾創路)は、著書がベストセラーになったことで世界中を飛び回るようになった法歯学者の妻・絵美(平岩紙)との夫婦格差を嘆いている。医学部生だった光子(志田未来)は医師になり、朝顔たちの影響で法医学の道へと進んでいた。立場が逆転してしまった検査技師の高橋(中尾明慶)は、そんな光子を「光子先生」と呼ぶように。また、アルバイトとして歯科医院の跡取りでもある医学部生の熊田祥太(田川隼嗣)も加わっていた。
絵美が海外出張から戻った日、野毛山署管内の一軒家で男女の変死事件が起きる。依頼を受け、朝顔が現場へと向かうと、この家の主人・黒岩雅樹(岡部光祐)が居間で首をつって死んでおり、妻の多江(片岡礼子)が寝室で死んでいた。第一発見者は次女の友里(小林星蘭)。長女の美咲(恒松祐里)は、看護学生で寮生活を送っているらしい。
多江の姿に違和感を抱いた朝顔は、彼女の体を触ろうとした。ところがその瞬間、検視官の丸屋大作(杉本哲太)から、「触るな」と制止されてしまい・・・。
朝顔(上野樹里)のもとに、里子(石田ひかり)が被災時に身に着けていたと思われる手袋が見つかったとの連絡が入る。それは、朝顔が中学生の時に使っていた手袋で、内側には朝顔の名前も記されていた。朝顔からその知らせを受けた平(時任三郎)は、桑原(風間俊介)に、朝顔とつぐみ(加藤柚凪)を頼む、と言い残して東北へと向かった。
そんな折、朝顔は、ある事件の控訴審に、鑑定証人として出廷することに。マスコミも「疑惑の女・10億の美魔女」として注目するこの裁判の被告・白川亜里沙(有森也実)は、3年前に会社社長だった夫が病死し、4億円以上の遺産を手にしていた。その1年後、亜里沙は資産家の男と再婚するが、わずか3ヵ月でまたもや夫が病死し、今度は6億円もの遺産を手に入れていた。亜里沙は、ふたり目の夫の死亡について状況証拠から逮捕されたが、一審は無罪だった。そこで検事の石田希子(山本未來)は、東横大学の法医学教室が司法解剖を行ったふたり目の夫について、朝顔に再鑑定を依頼したのだ。
証人控室で待つ朝顔を訪ねてきた丸屋(杉本哲太)は、今回の裁判は警察の威信がかかっているから必ず有罪にしてほしい、と頼む。石田検事の顔に泥を塗るようなことだけはするな、と言うのだ。それに対して朝顔は、亜里沙を有罪にするためではなく、あくまでも再鑑定の事実を明らかにするために証言台に立つが・・・。
朝顔(上野樹里)は、東北から戻って以来、働き詰めの日々を送っている父・平(時任三郎)を心配していた。桑原(風間俊介)によれば、野毛山署強行犯係の他の署員の捜査も手伝っているのだという。
朝顔が興雲大学法医学教室に出勤すると、藤堂(板尾創路)が、高橋(中尾明慶)や熊田(田川隼嗣)に息子の夏休みの宿題を手伝わせていた。それを知った絵美(平岩紙)は、息子に甘い藤堂を叱りつけ「全部自分でやらせるの!」と言い放つ。
するとそこに、解剖の依頼が入る。茶子(山口智子)は、朝顔と光子(志田未来)に執刀を指示した。遺体は23歳の主婦・山本莉奈(小林由依)。自宅で倒れているところを夫の達哉(渡辺翔太)が発見したもので、その時にはすでに死んでいたという。朝顔たちは丹念に遺体を調べ、死因を特定しようとした。だが、脳底部の内頸動脈が細くなっていたものの、外傷や病変は発見できなかった。莉奈は、亡くなる前に貧血とめまいで倒れ、入院していた。病院側は、続けて検査入院をするよう勧めたが、3歳の娘がいることや、入院費が払えないことを理由に通院を希望したらしい。
一方、桑原は、神奈川県警への初出勤の日を迎える。そこで桑原が出会ったのは、かつて平とコンビを組んでいた捜査一課の刑事・神崎譲治(市川右團次)だった。
そんな折、法医学教室にやってきた達哉は、莉奈は医療ミスで死んだ、と言い出し・・・。
興雲大学の法医学教室に解剖の依頼が入った。指示を受け、準備をする朝顔(上野樹里)や光子(志田未来)たち。だが、運び込まれた遺体を見た朝顔は目を疑った。遺体は、朝顔の幼なじみでもある三郎(きづき)の妻、結衣(松長ゆり子)だった。
朝顔は、気を落ち着かせて解剖を始めようとするが、手が震えてしまい、メスを落としてしまう。その姿を見た茶子(山口智子)は、邪魔だから解剖室から出ていくよう朝顔に命じた。
結衣は、自宅の階段前で頭を打って死亡していた。背中から落ちたようで、仰向けの状態だったという。第一発見者は三郎だった。解剖の結果、重篤な損傷は、頭蓋骨と頸椎の骨折。2階から落ちたにも関わらず背中の傷が少なく、上腕にはまったく傷がなかったのは、1歳の次男・陽斗(遠藤千空)を抱いたまま転落したからではないかと考えられた。
検視官の丸屋(杉本哲太)は、誰かに突き落とされた可能性はないか、と茶子に尋ねた。事件性があれば現場を調べる必要があるからだ。すると朝顔は、他殺なんてあり得ない、三郎が結衣を殺すはずがない、と訴え・・・・・・。
同じころ、平(時任三郎)と森本(森本慎太郎)は、三郎から事情を聞いていた。三郎は、前夜、団体客が入って忙しかったため、帰宅後すぐに寝てしまったが、朝6時くらいに大きな物音がして目を覚ましたら階段の下で結衣が倒れており、横で陽斗が泣いていた、と証言するが・・・・・・。 閉じる
朝顔(上野樹里)は、三郎(きづき)の妻・結衣(松長ゆり子)の死因鑑定を手伝わせてほしいと茶子(山口智子)に申し出る。もしまた手が震えたら、茶子や藤堂(板尾創路)、光子(志田未来)に代わってほしい、と訴える朝顔。その思いを受け止めた茶子は、朝顔の願いを聞き入れる。一方、平(時任三郎)も捜査への参加を直訴し、今回の案件に違和感を抱く丸屋(杉本哲太)とともに改めて実況見分に向かう。警察は、結衣が次男・陽斗(遠藤千空)への授乳中に眠ってしまい、顔を圧迫された陽斗が病院に運び込まれた件で虐待を疑われたことを掴んでいた。その際、三郎は結衣を叱責(しっせき)したという。また、1週間前、結衣が自転車で転倒したというケガも、三郎によるDVではないかと疑っていた。
三郎の家を訪れた朝顔と茶子は、階段の高さや角度だけでなく、壁なども丹念に調べていく。結衣のスマートフォンなどを押収した平と丸屋は、不審者が侵入した可能性も考え、家全体の指紋を採取する。法医学教室に戻った朝顔たちは、ダミー人形を使って落下実験を行う。その結果、1階にミルクを取りに行く際に足を滑らせたのではないかという三郎の証言や、三郎が2階から突き落としたとする警察の見立てのどちらも、傷の付き方や倒れていた姿勢と矛盾することが判明する。
一方、桑原(風間俊介)は、県警本部がマークしていた建設会社に関わりがあるらしい刺殺事件を追うことになるが・・・。
深夜、朝顔(上野樹里)の元に茶子(山口智子)から連絡が入る。山梨県で発生した大規模な土砂災害に対し、興雲大学法医学教室に応援要請があったのだ。朝顔は、つぐみ(加藤柚凪)を平(時任三郎)に任せ、法医学教室へと急いだ。
事故直前、現場には、桑原(風間俊介)と神崎(市川右團次)の姿があった。反社会組織とつながり、違法な開発や投棄を行っている建設会社を追っていた桑原たちは、情報提供者の現場監督・赤井(笠原秀幸)に会い、彼の案内で不法投棄の現場を見に行っていた。
朝顔は、茶子、光子(志田未来)、高橋(中尾明慶)、絵美(平岩紙)とともに不測の事態も想定してさまざまな機材や書類を準備。法医学教室の解剖案件は藤堂(板尾創路)と熊田(田川隼嗣)に任せて現地へと向かった。早朝、災害対策本部が置かれた市民センターに到着した朝顔たちを迎えたのは、離婚して山梨県警の検視官に復職していた伊東(三宅弘城)だった。
事故から一夜が明け、被害状況も徐々に明らかになっていた。土砂崩れによって下敷きになったのは、老人ホーム、建設現場のプレハブおよび社員寮、三棟の民家だという。しかし、二次災害の危険があることから、死傷者の数はまだわかっていなかった。待機を指示された茶子は、その間に他大学の法医や地元の医師、警察・行政関係者らと連携し、遺体安置所の設営を進める。ほどなく、そこに遺体が運び込まれてくるが・・・。 閉じる
朝顔(上野樹里)は平(時任三郎)、桑原(風間俊介)、娘のつぐみ(加藤柚凪)とともに、2011年、東日本大震災に被災して以来、行くことができなくなっていた母の里子(石田ひかり)の実家を訪ね、祖父の嶋田浩之(柄本明)に会うことができ、また新たな1歩を踏み出した。
そんな朝顔が、ある日、興雲大学法医学教室に出勤すると光子(志田未来)、高橋(中尾明慶)、熊田(田川隼嗣)、丸屋(杉本哲太)、絵美(平岩紙)、藤堂(板尾創路)らがミーティングの準備をしていた。この日、運ばれてきたのは推定70歳から80歳の高齢者の遺体で、外傷もなく、身元につながる物は一切身につけておらず、指紋を調べても何も出ず、なんと歯が1本もない状態だった。現場には遺留品も何ひとつなく、山倉(戸次重幸)、森本(森本慎太郎)、江梨花(坂ノ上茜)ら野毛山署強行犯係では、解剖により、少しでも遺体について何か分かるよう、一縷(いちる)の望みをかけている。
今日は主任教授の茶子(山口智子)がいないため、朝顔と藤堂が解剖にあたることに。あまりに手がかりの無い遺体を前に、朝顔が思い出すのは、あの事件だった―。
果たして、朝顔たちは遺体の身元を究明できるのか?そして、遺体に秘められた切なすぎる真実とは?さらに、朝顔と桑原が出会うこととなった、とある事件とは?
「監察医 朝顔」第2シーズンあらすじ
万木朝顔(上野樹里)は、神奈川県にある興雲大学法医学教室に勤める法医学者。野毛山署強行犯係の刑事である父親の平(時任三郎)、夫で、平の元部下だった神奈川県警捜査一課の刑事・桑原真也(風間俊介)、そして5歳になる娘のつぐみ(加藤柚凪)と一家四人、笑顔が絶えない幸せな日々を送っている。ある朝、朝顔たちが朝食をとりながら話をしていると、ふいにつぐみが「弟が欲しい」と言い出す。気まずい空気の中、仕事に出かける平と桑原・・・。
朝顔もつぐみを保育園に送り届けると、いつものように興雲大学へと向かった。するとその途中で朝顔は、立体歩道橋で発生した群衆雪崩の事故現場に遭遇する。大きなイベントが予定されていた近くのスタジアムで突然火災報知器が作動し、逃げようとしてパニックになった人々が立体歩道橋に殺到したために起きた事故だった。
朝顔が興雲大学へと急ぐと、法医学教室では安岡光子(志田未来)、高橋涼介(中尾明慶)、藤堂絵美(平岩紙)、藤堂雅史(板尾創路)らもテレビのニュースで群衆雪崩の現場映像を見ていた。20名が病院に搬送され、うち死者4名、意識不明の重体1名の大参事だった。主任教授の夏目茶子(山口智子)は海外出張で不在だったが、法医学教室にはすぐに解剖の依頼が入った。
同じころ、平は、野毛山署強行犯係の森本琢磨(森本慎太郎)や山倉伸彦(戸次重幸)ら同僚や、県警の桑原、検視官の丸屋大作(杉本哲太)らと連携して、事故の原因を調べ始める。だが、奇妙なことにスタジアムでは火災が発生していなかった上、現場では異臭がしたという証言もあり、実際に被害者の中にはけいれんや意識障害など、化学薬品を吸引したと思われる症状を訴える者もあった。また、事故が起きる直前、金髪の男性が騒いでいたという複数の証言も得られていた。
あくる日、群衆雪崩で妻を失ったという金髪の男・佐藤祐樹(松田元太)が、事故現場でマスコミの取材に応じる。そこで祐樹は、これは事故ではなく殺人だ、と訴え・・・。
野毛山署管内のひと気のない空き地で、男子中学生の遺体が発見される。
休日だった朝顔(上野樹里)は、興雲大学法医学教室からの電話で目を覚ます。朝顔が1階へ降りると、すでに平(時任三郎)が支度を終えていた。ただちに現場に向かう平。被害者は、14歳の矢野諒(池田優斗)で、死亡推定時刻は午前5時から6時ころ。午前7時ころ、散歩中だった近隣住民が発見し通報したという。遺体のみぞおち付近には、大きな皮下出血があった。また、諒は野球のユニフォーム姿で、遺体の横にはグローブがあり、ボールが金網の上部に挟まっていた。
一方、桑原(風間俊介)は、朝顔に代わって娘のつぐみ(加藤柚凪)の面倒を見ることになった。しかし、朝顔と遊ぶ約束をしていたつぐみはご機嫌斜めで・・・。
朝顔は、藤堂(板尾創路)らとともに諒の解剖を行う。諒は、みぞおち付近の内出血以外、目立った外傷はなかった。解剖後のミーティングで、藤堂は、諒がみぞおち付近に強い衝撃を受けて心臓震盪を起こし、心停止に至った可能性を検視官の丸屋(杉本哲太)や、強行犯係長の山倉(戸次重幸)らに伝えた。捜査の方向性を決めるために、殴られたかどうかだけでも断定してほしい、と強く主張する丸屋と、この段階では難しいとする朝顔たちとの議論がヒートアップする中、思わぬ知らせが入る。連絡を受けて駆けつけようとしていた諒の父親が、階段から落ちて意識不明状態になってしまったというのだ。諒には母親がいなかったため、身元の確認には祖母の咲江(柳谷ユカ)と、諒の双子の兄・一馬が立ち会うが・・・。
朝顔(上野樹里)たちが暮らす万木家に、野毛山署強行犯係の係長・山倉(戸次重幸)が突然訪ねてくる。山倉は、平(時任三郎)が保育園でつぐみ(加藤柚凪)を引き取って戻るまで、雨の中、傘もささずに万木家の前に佇んでいた。平が事情を聞こうとしても、泣くばかりで何も言わない山倉。遅れて帰宅した朝顔や桑原(風間俊介)も、突然のことに困惑する。朝顔が夕食の支度を整えたころ、ようやく落ち着きを取り戻した山倉は、事情を打ち明けるが・・・。
あくる日、朝顔は、検視官の丸屋(杉本哲太)から電話で呼び出される。朝顔が向かったのは、山梨と神奈川の県境にある田園地帯だった。朝顔が、遺体が見つかったという小さな倉庫に案内されると、そこで丸屋と、神奈川県警から山梨県警に異動になった旧知の検視官・伊東(三宅弘城)がもめていた。第一報は自分たちの方が早かったのだから山梨県警が調べる、と主張する伊東に対し、この件は神奈川県警がずっと追っていた、といって譲らない丸屋。すると、伊東とともに現場に来ていた山梨医大の法医が、解剖の予定が詰まっていると言い出したため、この件は朝顔が調べることになる。
神奈川県警の刑事・西野(樋渡真司)によれば、遺体は農具倉庫で見つかり、第一発見者は所有者が亡くなったために調査に訪れた市の土木課職員だという。遺体は完全にミイラ化しており、付近に身元を確認できるようなものもなかったため、年齢や死亡時期の特定は困難だった。そして、奇妙なことに遺体はタキシードを身に付け蝶ネクタイをしていた。そこで丸屋は、この遺体は重大事件の容疑者かもしれない、と朝顔に打ち明け・・・。 閉じる
朝顔(上野樹里)が法医学教室に出勤すると、茶子(山口智子)から、車に閉じ込められているから休む、という電話が入る。応対した藤堂(板尾創路)は、絶対嘘の言い訳だと言って気に留めなかった。
一方、平(時任三郎)は野毛山署で思わぬ人物と出会っていた。万木家とも深い関わりのある、忍(ともさかりえ)だ。
そんな中、あるマンションの一室で、20代の若い女性の遺体が発見される。女性はウェブデザイナーの坂井亜衣(椚ありさ)。亜衣の姉・美優(高梨臨)から、妹と連絡が取れない、という電話を受けた大家が警察官を伴って部屋に入ると、ベッドに横たわって亡くなっている亜衣が発見されたのだ。
野毛山署強行犯係の刑事たちとともに現場に入った朝顔が遺体を調べると、亜衣は窒息したようで、首にはうっすらとひも状のもので絞められた痕があった。しかし、大家が部屋に入ったときは、ドアや窓はすべて施錠されていたという。密室殺人では、と色めき立つ森本(森本慎太郎)ら強行犯係の刑事たち。事情聴取を受けた美優は、亜衣は交際相手に殺されたのだと思う、と証言するが・・・。
朝顔(上野樹里)は、娘のつぐみ(加藤柚凪)を連れて、祖父・浩之(柄本明)が暮らす仙ノ浦を訪れていた。そんな朝顔のもとへ、ある遺体を解剖すべきかどうか判断してほしいという連絡が入る。朝顔が現場へ向かうと、何故かそこには丸屋(杉本哲太)の姿があり、岩手県警のベテラン刑事・佐山(才勝)ともめていた。
自宅で遺体となって発見されたのは71歳の甲田雅子。8年前に脳梗塞で倒れてから寝たきりだったという。第一発見者はずっとひとりで雅子の介護をしてきた娘の奈々子(池津祥子)だった。佐山は、幼いころから知っている奈々子のことを疑うような丸屋の言葉に反発し、解剖に反対する。だが、遺体は死後二日ほど経過しているにもかかわらず、奈々子が通報してきたのは今朝だという。朝顔は、解剖を行うべきだと丸屋たちに進言する。
同じころ、興雲大学法医学教室では、藤堂(板尾創路)や光子(志田未来)らが、就寝中に強風で飛ばされてきた看板が窓ガラスを突き破り、割れたガラスが刺さって死亡したと思われる宍戸慶介の解剖を行っていた。宍戸は、右太腿に刺さったガラスを自分で引き抜いたことが原因で、失血死したと考えられた。だが平(時任三郎)は、宍戸の胸の傷が気になり、本当に事故かどうかもう一度現場を調べることにする。
北上医大で雅子の解剖を行うことになった朝顔は、光子と絵美(平岩紙)に協力を求め、現地に来てもらう。
一方、桑原(風間俊介)は、カフェで田村聖奈(中村里帆)という女性と会っていて・・・。
朝顔(上野樹里)は、朝になっても帰宅せず、電話にも出ない桑原(風間俊介)のことを心配していた。テレビからは、昨夜発生した、警察官殺害事件のニュースが流れていた。犯人は、警察官を襲って拳銃を奪い、現在も逃走中だという。そこに、仙ノ浦を訪れている平(時任三郎)から電話が入る。桑原のことを聞いた平は、聞き込みや検問で徹夜なのだろう、と言って朝顔を安心させる。
同じころ、野毛山署管内の港には、神奈川県警の捜査員たちが集まっていた。横たわっている遺体は、桑原と連絡を取り合っていた田村聖奈(中村里帆)。彼女は、拳銃で頭を撃たれていた。神奈川県警管理官の瀧川雄一郎(近藤芳正)は、事件現場に居合わせた桑原を呼ぶよう指示する。そこに山倉(戸次重幸)ら野毛山署強行犯係の面々が駆けつけた。しかし山倉らは、事件の詳細すら教えられずに帰されてしまう。
警察官殺害事件の影響で保育園が休みになってしまったため、朝顔は、つぐみ(加藤柚凪)を連れて法医学教室へ出勤する。藤堂(板尾創路)と絵美(平岩紙)も、小学校が休校になったために息子を連れてきていた。
するとそこに、緊急の解剖依頼が入り、朝顔が解剖を行おうとした。ところが・・・。
朝顔(上野樹里)の夫で、神奈川県捜査一課の桑原(風間俊介)は、田村聖奈(中村里帆)を射殺した容疑で監察官の五十嵐(松角洋平)から厳しい追及を受けていた。桑原は、聖奈を撃ったのは交際相手の桐谷大和(坂本慶介)だと主張。自分は、聖奈の背後から彼女に拳銃を向けた桐谷の右足を撃ったと証言した。だが、その桐谷が焼死体となって発見され、解剖の結果、聖奈が射殺されるよりも前に死亡していたことが明らかになる。桐谷の解剖を行ったのは朝顔だった。
朝顔は、検視官の丸屋(杉本哲太)に頼み、桐谷の遺体が見つかった現場を見に行く。だが、それを知った五十嵐は、朝顔の元を訪れると、丸屋をこの事件から外したと告げる。妻が夫のために記録を改ざんしないとも限らない、というのだ。続けて五十嵐は、拳銃を撃ち慣れていない桑原の手元が狂った可能性は本当にないのか、と朝顔に問いかけた。それに対して朝顔は、どんな結果になろうとも自分の解剖に私情を挟むことはない、としながらも、担当を外れることを了承する。
一方、野毛山署の山倉(戸次重幸)らは、事件の発端となった、警察官が拳銃を奪われた現場周辺の防犯カメラ映像を手に入れる。平(時任三郎)が手配したものだった。さらに平は、ある人物に会って欲しいと山倉に頼む。
しかし、法医学教室も、野毛山署の刑事たちも、桑原の無実を証明できるような新たな証拠を見つけることはできず・・・。
朝顔(上野樹里)が所属する興雲大学法医学教室に、新しいアルバイト学生として、医学科3年の牛島翔真(望月歩)が加わった。藤堂(板尾創路)や高橋(中尾明慶)は、また辞められたら困る、という理由から、何かと牛島に気を遣っていた。
一方、長野県警への異動を命じられた桑原(風間俊介)は、非番だった姉の忍(ともさかりえ)に手伝ってもらい、これからひとり暮らしをするマンションで荷解きをしていた。朝顔と結婚し、万木家で暮らすことになったときの思い出に浸る桑原。忍は、そんな桑原に対し、ある忠告をする。
そんな折、法医学教室に解剖の依頼が入る。海岸の岩場に倒れているところを釣り人が発見した、60代後半と思われる男性の遺体だった。崖の上に男性のものと思われる靴がそろえてあったことから、自殺の可能性が高かったが、身元がわかるようなものはなかったという。
解剖を手がけた朝顔は、死因は頭蓋骨陥没による失血死と判断するが、遺体の手と爪に褐色森林土と石灰が付着していたことや、全身を骨折している中で右手の中手骨が折れていることが気になっていた。何かを殴って折れた可能性も考えられたからだった。朝顔は、男性のワイシャツに付着していた血に、相手の血が混じっているかもしれない、と検視官の伊東(三宅弘城)に告げる。
ほどなく、教授会を終えた茶子(山口智子)が法医学教室に戻ってきた。が、朝顔から手渡された遺体の資料に目をやると、一瞬表情を変える茶子。それに気づいた朝顔は、死亡した男性のことを知っているのではないかと茶子に尋ねた。そこで茶子は、30年前に起きたある事件のことを話し始め・・・。
朝顔(上野樹里)は、つぐみ(加藤柚凪)と一緒に保育園の運動会に参加する。楽しそうなつぐみの姿を見つめる朝顔。
同じころ、藤堂(板尾創路)や光子(志田未来)たちは、マンションの前で死亡していた21歳の大学生・小湊真由(愛甲ひかり)の解剖を行っていた。真由は、全身を11ヵ所も刺されており、死因は背部刺創による出血性ショックだった。真由が雑誌の人気読者モデルだったため、SNS上にはこの事件に関するさまざまな情報が流れていた。その中には、真由と親交があったモデル仲間の吉永明日花(水野瑛)や、かつて交際が噂された橘凛太朗(宮内伊織)の犯行を疑う声も上がっていた。
そんな折、高橋(中尾明慶)と牛島(望月歩)が解剖室の掃除をしていると、突然解剖台横の水道が壊れ、水が噴き出す事態が発生。そのせいで、予定されていた解剖は別の大学に依頼することになってしまう。翌日出勤した朝顔は、真由の事件について調べるという光子を手伝おうとした。だが茶子(山口智子)は、修理が終わるまで休んで有休を消化するよう朝顔に指示する。
あくる日、朝顔は、つぐみを連れて仙ノ浦に向かい、平(時任三郎)と再会する。その後、体調を崩して入院中の浩之(柄本明)を見舞う朝顔たち。そんな中、朝顔は、母・里子(石田ひかり)と中学・高校の同級生だったという美幸(大竹しのぶ)と出会う。
一方、桑原(風間俊介)は、発砲した件で刑事部長から臨時の審議会への出席を命じられていて・・・。
今回は『監察医 朝顔 新春SP』をお届けします。
このスペシャルは全編新撮で、朝顔(上野樹里)と桑原(風間俊介)との出会いや、朝顔がつぐみを身ごもってから生まれるまでのことなど、これまで描かれることのなかった朝顔たちの宝物のような物語を描いていきます。
さらに、初めて執刀助手として解剖に臨んだ朝顔のエピソードも明かされます。初めての執刀助手ということで緊張する朝顔たちのもとへ運ばれてきた遺体は、特殊造形の作家をしている男性で、第1発見者は小学2年生の男児。遺体は発見時、体中に砂糖がふりかけられているという異様な状況で、遺体の発見現場にあった砂糖ケースからは、なんと男児のものらしき指紋が検出されます。
この男児が事件とどのように関わっているのか。そして、解剖の結果は?
朝顔(上野樹里)たちのもとへ、緊急で2体の焼死体の解剖依頼が入る。朝顔は、つぐみ(加藤柚凪)が通う保育園に延長保育を頼むと、光子(志田未来)や絵美(平岩紙)たちと手分けして解剖を行った。
光子たちの好意で先に法医学教室を後にした朝顔は、つぐみを迎えに行き、帰宅する。と、そこに美幸(大竹しのぶ)から宅配荷物が届く。その中には、まんじゅうや干物などの仙ノ浦土産のほかに、母・里子(石田ひかり)が合唱部時代に使っていたというピアノ譜も入っていた。美幸によれば、仕入れの手伝いをしてくれている平(時任三郎)が金を受け取らないので、そのお礼代わりということらしい。
あくる日、朝顔が出勤すると、光子や高橋(中尾明慶)、藤堂(板尾創路)がいた。朝まで作業をしていたのだという。そこに、興雲大学の西門で移動販売をしているベーカリーショップ『ホワイトベーカリー』のアルバイト店員・北村愛菜(矢作穂香)がチラシを持ってやってくる。すると、突然落ち着き気がなくなる高橋。実は高橋は、ホワイトベーカリーの常連で、新商品が出ればいつも買っているらしい。
そんな中、朝顔たちのもとに、男性の遺体が運ばれてくる。男は清掃員で、配管のメンテナンス中にビル屋上から転落したとのことだったが、安全ベルトを自ら外したという目撃情報が上がるなど、どこか奇妙だった。
他の案件で立て込んでいたこともあり、解剖は朝顔のサポート下で、光子が行うことになった。ところがその執刀中、光子は誤ってメスで自身の指を傷つけてしまい・・・。 閉じる
興雲大学法医学教室では、検事との打ち合わせがあった朝顔(上野樹里)を始め、光子(志田未来)や絵美(平岩紙)、藤堂(板尾創路)らもそれぞれ仕事に追われていた。そこに、パンの訪問販売をしている『ホワイトベーカリー』の店員・愛菜(矢作穂香)がやってくる。実は高橋(中尾明慶)は、来週、愛菜と食事に行く約束をしていた。
朝顔は、薬物の過剰摂取により中毒死した若い男性の遺体を解剖する。血液からは覚せい剤の成分が検出されたが、不純物が多いことからかなり粗悪な薬物を使用していたものと思われた。別の大学でも似たようなケースの解剖結果があったことから、朝顔は、解剖する遺体は可能な限り薬物検査をしようと高橋に伝える。
その夜、朝顔のもとに、入院中の祖父・浩之(柄本明)から連絡が入る。転院することになった浩之は、以前、朝顔に手渡した、里子(石田ひかり)のものかもしれない歯の検査結果を知りたがっていた。朝顔は、桑原(風間俊介)に電話して事情を伝え、つぐみ(加藤柚凪)を連れて浩之に会いに行くことにする。
あくる日、朝顔とつぐみは、駅まで車で迎えにきた平(時任三郎)とともに浩之が転院した病院へと向かう。だが平は、何故か以前浩之が入院していた病院に向かってしまった上、面会の予約日も間違えていた。病院側に調整してもらい、浩之に会うことができた朝顔は、歯を調べていないことを伝えるが・・・。
一方、桑原は、近くのトンネルで不気味な音がするとの通報を受け、巡回に行く。その場所では、しばらく前からお化けがでるという噂もあり・・・。
朝顔(上野樹里)たち興雲大学法医学教室のメンバーは、派遣要請を受け、長野で起きたトンネル崩落事故の現場に向かった。巡回中に事故に巻き込まれていた桑原(風間俊介)が無事だったことを知ってほっとしたのも束の間、忍(ともさかりえ)と一緒に留守番をしていたはずのつぐみ(加藤柚凪)が行方不明になったとの知らせが入る。
朝顔は、事故対策現場を光子(志田未来)や絵美(平岩紙)に任せて、桑原とともに万木家へと急いだ。万木家に到着した朝顔たちは、手分けしてつぐみの行方を探したが、見つからない。連絡を受けた野毛山署の森本(森本慎太郎)らも、仕事を終えるとつぐみの捜索に加わった。
一方、藤堂(板尾創路)は、バーで働いていたという若い男性・木嶋和樹の解剖を行う。死因は薬物の過剰摂取で、先日、朝顔が解剖した薬物中毒死の男性と全く同じ成分の覚せい剤が検出されていた。その際、木嶋の資料を見た牛島(望月歩)は、彼が働いていたバーに行ったことがあると言い出す。するとそこに、階段から転落したという20歳の女性の解剖依頼が入り・・・。
朝顔(上野樹里)たちは、覚せい剤の過剰摂取で死亡し、変わり果てた姿になった22歳の女性・松野紗英(依田ゆい)を、何とか元の姿に戻せないかと苦慮していた。するとそこに、興雲大学法医学教室を去った元教授の茶子(山口智子)が突然現れる。茶子は、若林昭信(大谷亮平)と一緒だった。
実は若林は、遺体に防腐処理を施して生前に近い状態に戻すエンバーマーだった。茶子はヘッドハンティングされ、若林が興した会社のアシスタントエンバーマ―になったのだという。若林の会社は、エンバーミングだけでなく、大切な存在を失った人たちが抱える深い悲しみに寄り添う「グリーフケア」を目的としていた。
エンバーミングには遺族の同意が必要になるため、朝顔は茶子とともに紗英の両親に会いに行く。母親の翠(黒沢あすか)は朝顔たちの提案に感謝するが、父親の武弘(住田隆)は家出した挙句、薬物中毒で死んだ娘のことが許せないようすで……。
一方、高橋(中尾明慶)は、愛菜(矢作穂香)の髪の毛から、覚せい剤の陽性反応が出たことを朝顔に伝える。高橋とともに野毛山署を訪れ、強行犯係の山倉(戸次重幸)に検査結果の資料を提出する朝顔。山倉は、愛菜がかつて覚せい剤の売人をしていた男と交際していたことから、売買にも関わっていた可能性もあるとして、彼女の身柄を確保するよう忍(ともさかりえ)に指示し……。
朝顔(上野樹里)は、父親の平(時任三郎)と、もう一度きちんと話し合おうと決意する。平は、朝顔と電話で話した際に、明日病院へ行くと約束したが、翌朝になるともうその約束を覚えていなかったのだ。
一方、桑原(風間俊介)は、仕事や子育てに追われている朝顔を少しでも手助けしようと、休日のたびに長野から神奈川に戻っていた。同時に、神奈川県警への復帰を模索するが、話を聞いてもらえない桑原。事情を知った野毛山署強行犯係長の山倉(戸次重幸)は、個人的な相談だと前置きして、桑原を戻すために県警の人脈に当たってほしいと部下たちに頼んだ。
朝顔は、つぐみ(加藤柚凪)を連れて、平が暮らす仙ノ浦を訪れることに。
朝顔(上野樹里)、桑原(風間俊介)、そして娘のつぐみ(加藤柚凪)は、仙ノ浦から戻り、また一緒に暮らすことになった平(時任三郎)と一家四人、水入らずで年末年始を過ごす。朝顔は、三が日明けに訪ねてくる桑原の両親や忍(ともさかりえ)一家を迎える準備も進めていた。
そんな折、朝顔のもとに茶子(山口智子)から連絡が入る。承諾解剖の相談だった。興雲大学法医学教室にやってきた茶子と若林(大谷亮平)は、今回の案件に関して朝顔たちに説明をする。遺体は猿渡正夫という65歳の男性。猿渡は、ヨーロッパのとある国のホテルで亡くなっていた。猿渡は、妻の佳織(美保純)、ひとり娘の優香(菅野莉央)と3人で暮らしていたが、突然姿を消し、家族から捜索願が出されていた。猿渡の遺体には首をつった痕跡があり、現地での解剖の結果、自殺と断定されていた。佳織たちは、若林らにエンバーミングのやり直しを依頼した際に、再解剖を希望したという。
佳織と優香から事情聴くと、再解剖を強く希望しているのは娘の優香だった。実は優香は、野毛山署強行犯係の刑事・森本(森本慎太郎)の学生時代の友人。森本は、父が自殺したことを信じられない優香に、再解剖という選択肢があると助言していた。
朝顔たちは、優香の依頼を受け、改めて猿渡の解剖を行うことにするが……。
朝顔(上野樹里)は、入院中だった祖父・浩之(柄本明)の容体が悪化したとの連絡を受け、岩手の病院へと駆けつける。朝顔は、浩之が目を覚ましたら、歯は母のものだったと嘘を伝えようと考えていた。だが浩之は目を覚まさず、裁判を控えていた朝顔は神奈川へ戻るしかなかった。
一方、神奈川県警に復帰した桑原(風間俊介)は、意外な男と再会する。それは、以前マンホールを盗んで捕まった今野(上島竜兵)だった。とんでもないものを見た、といってポケットからチラシを取り出す今野。それは、10年ほど前に発生し、いまだ未解決だった三田村一家殺人事件の情報提供を呼びかけるチラシだった。
この事件は、30代の三田村夫婦と、7歳の長男が自宅で何者かに殺害されたもので、すべての遺体の右頬が十字を描くように傷つけられていた。目撃情報などから、知人の市川という男が逮捕されたが、証拠不十分で不起訴になっていた。今野は、事件現場となった三田村家の近くで、チラシに描かれていた犯人の似顔絵とよく似た男を見たというのだ。
そんな中、思わぬ事件が起きる。いまも事件当時のまま保存されていた三田村家で、男性の遺体が見つかったのだ。そして、50代前後と思われるその男性も、同じような手口で殺害され、右頬には十字型の傷がつけられていた。遺体は、解剖のため興雲大学法医学教室に運ばれ……。
朝顔(上野樹里)は、娘のつぐみ(加藤柚凪)を手伝って、バレンタインデー用のチョコクッキーを焼く。保育園の男の子に渡したいらしい。それを知った桑原(風間俊介)は、まだ早すぎると怒り、平(時任三郎)を呆れさせる。テレビからは、震災以降、月命日のたびに捜索活動を行ってきた宮城県警と地元消防団の活動を紹介するニュースが流れていた。
そんな折、興雲大学法医学教室に生後8ヵ月の女児の解剖依頼が入る。母親の田崎直子(岡崎紗絵)によれば、食事の支度で目を離したわずかの間に意識がなくなっており、すぐに救急搬送したが間に合わなかったのだという。
朝顔たちによる解剖の結果、死因は気管にプラスチック製のおもちゃが詰まったことによる窒息死と判明する。野毛山署強行犯係の忍(ともさかりえ)や岡島(斉藤陽一郎)は、虐待の可能性はないのかと朝顔に尋ねた。直子はシングルマザーで、生活も楽ではなかったらしいが、いずれにせよ子どもが亡くなった場合は虐待の可能性を考慮しないわけにはいかないという。そして忍たちは、直子のようすがどこかおかしいと感じていた。朝顔や光子(志田未来)たちも、娘の死を悲しんでいるように見えない直子に困惑し……。
朝顔(上野樹里)は、平(時任三郎)、娘のつぐみ(加藤柚凪)とともに、祖父・浩之(柄本明)の葬儀に出席する。
一方、桑原(風間俊介)は、管理官の五十嵐(松角洋平)から、『三田村一家殺人事件』の捜査に関して、平の同期でもある糀谷(肥後克広)と組むよう指示される。
そんな折、朝顔の元に検視官の伊東純(三宅弘城)から、裏路地で女性の遺体が発見されたという連絡が入る。葬儀が落ち着いたところで遺体の発見現場へと向かう朝顔。遺体で発見された女性は、現場の目の前のマンションに住んでおり、マンションの屋上には遺書と女性の靴があったことから、飛び降り自殺ではないかと見られていた。だが朝顔は、マンションの反対側には開けた駐車場があるにも関わらず、なぜわざわざ狭く入り組んだ裏路地の方へ向かって飛び降りたのか不審を抱く。
遺体は興雲大学法医学教室に運ばれ、認定医の資格を取った光子(志田未来)の執刀により解剖が行われる。
同じころ、野毛山署には意外な人物が現れる。
朝顔(上野樹里)たちは、凶悪な事件に遭遇する――。
野毛山署強行犯係の森本(森本慎太郎)が“頬に火傷の跡がある男”に刺され、血まみれの状態で発見された。自宅でその知らせを受け、捜査本部へと向かう桑原(風間俊介)。刑事時代の最後の相棒だった森本が刺されたことに憤る平(時任三郎)も、事件現場に行きたいと朝顔に頼む。
山倉(戸次重幸)たち野毛山署の刑事たちは、森本が刺された現場周辺で犯人に繋がる痕跡を探していた。山倉は、朝顔とともに現場にやってきた平に、2011年に起きた三田村一家殺人事件と、その三田村邸で最近発生した男性殺害事件との関連性にも言及する。
一方、興雲大学法医学教室では、茶子(山口智子)の協力も得て、三田村一家殺人事件に関する当時の解剖資料や、関連した論文などを検証し直す。
桑原は、管理官の五十嵐(松角洋平)とともに、三田村一家殺人事件の容疑者として逮捕されたものの、証拠不十分で不起訴になった市川(平原テツ)から話を聞く。
桑原は、管理官の五十嵐(松角洋平)とともに、三田村一家殺人事件の容疑者として逮捕されたものの、証拠不十分で不起訴になった市川(平原テツ)から話を聞く。
FODオリジナル「森本刑事のオジさん監察日記」
野毛山署で刑事として働く森本琢磨(森本慎太郎)は、いつものように勤務を終えて帰宅した。しかし翌朝目を覚ますと、そこには随分と会っていなかった叔父の秋山丈一(岩崎う大)の姿が。話を聞くと丈一は現在無職の漫画家志望で、内縁の妻に家を追い出されたと言う。行くところがないと泣きつく丈一を、渋々家に住まわせることに決めた森本だったが、このオジちゃん、実は相当な厄介者で・・・。
突如家に転がり込んできたオジちゃん(岩崎う大)のせいで、遅刻をしてしまう森本(森本慎太郎)。山倉(戸次重幸)をはじめ、強行犯係の面々にもあきれられてしまう。その後も、丈一の不審な行動のせいで、踏んだり蹴ったりな目に遭わされる森本。ついに丈一を怒る森本だが、丈一の行動にはワケがあり・・・。
すっかり森本(森本慎太郎)の家に居ついてしまった丈一(岩崎う大)は、森本が作る朝食に文句を言ったりやりたい放題。そんななか森本は、双子の少年が死亡した事故現場へ現場検証に行くことになる。「自分が書いてる漫画の主人公みたいに死ぬなよ~」と冗談を言う丈一を嗜める森本だったが、その時は本当に森本が命の危機に晒されるとは、誰も思いもせず・・・。
殺人事件の容疑者の取り調べを行う森本(森本慎太郎)。しかし、うまくいかず新米刑事の忍(ともさかりえ)においしいところを持っていかれてしまう。落ち込んでいた森本に更に追い打ちをかけるように、オジちゃん(岩崎う大)が森本が大事にとっていたアイスを食べてしまい・・・いつしか森本VSオジちゃんの取り調べバトルへと発展し!?
いつもと変わらず平穏な朝を過ごしていた森本(森本慎太郎)とオジちゃん(岩崎う大)。そこへ突如森本の天敵ゴキブリが出現!一時騒然となるが「ゴキブリ殺しといてね!」と言い残して仕事に出掛ける森本。オジちゃんは一人ゴキブリ退治に奮闘するのだが・・・
拳銃強奪犯の行方を追うことになった強行犯係のメンバーたち。皆が聞き込みなど外で捜査にあたるなか、森本(森本慎太郎)は一人防犯カメラの映像を確認する羽目に。15時間以上モニターを見続け、疲労もピークに達した頃、彼の目の前に現れたのは・・・丈一オジちゃん(岩崎う大)!?大波乱の職場訪問スタート!
オジちゃん(岩崎う大)との二人きりの時間も束の間、強行犯係のメンバーたちが捜査から帰ってきた。「オジちゃん隠れて!」森本(森本慎太郎)に言われ、オジちゃんがもぐり込んだのは、まさかの山倉係長(戸次重幸)のデスクの下!果たして森本はオジちゃんの存在を隠し通せるのか!?絶対絶命の大ピンチ!そして、、、恋?
江梨花(坂ノ上茜)に合コンをしようと持ち掛けられた森本(森本慎太郎)。同期を連れて行くはずが、当日になって急遽ドタキャンされてしまう。困った森本がピンチヒッターとして選んだのはオジちゃん(岩崎う大)!その選択は本当に正しいのか!?2対2、地獄の合コンが幕を開ける・・・。
ひょんなことから、つぐみ(加藤柚凪)のお迎えに行くことになった森本(森本慎太郎)。あの手この手でつぐみの気を引こうとするが、つぐみは終始不貞腐れた表情。実はつぐみは過去の出来事をきっかけに、森本に不信感を抱いていて・・・。果たして森本はつぐみと仲良くなれるのか!?シリーズNo.1ハートフル回!
森本(森本慎太郎)の家にオジちゃん(岩崎う大)が転がり込んでから早数カ月。なんだかんだ仲良く同居生活をおくってきた二人だったが、些細な事がきっかけで言い争いに。それもいつもの事と気にしていなかった森本だったが、ある日突然オジちゃんが姿を消してしまい・・・。
万木朝顔:上野樹里
万木平:時任三郎
桑原真也:風間俊介
安岡光子:志田未来
高橋涼介:中尾明慶
森本琢磨:森本慎太郎
沖田宗徳:藤原季節
岡島浩司:斉藤陽一郎
愛川江梨花:坂ノ上茜
熊田祥太:田川隼嗣
渡辺英子:宮本茉由
桑原つぐみ:加藤柚凪
山倉伸彦:戸次重幸
藤堂絵美:平岩紙
丸屋大作:杉本哲太
藤堂雅史:板尾創路
夏目茶子:山口智子
嶋田浩之:柄本明
他
「監察医 朝顔」配信状況
「監察医 朝顔」の配信状況を調べてみました!
配信状況 | 無料期間 | |
---|---|---|
FOD PREMIUM | ◎ | 2週間 |
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TSUTAYA DISCAS | × | 30日間 |
「監察医 朝顔」は、FOD PREMIUMで配信中です!
第1シーズンも配信されているので、まだ前作を見たことない方も視聴することができます!
※本ページは2022年10月時点の情報になります。
最新の配信状況は各サイトでご確認ください!
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【ドラマ】 ・教場 ・監察医 朝顔 ・青のSP ・知ってるワイフ ・ラストシンデレラ ・姉ちゃんの恋人 ・リッチマン、プアウーマン ・ストロベリーナイト ・のだめカンタービレ ・いつ恋 ・昼顔 他 | 【バラエティ】 ・突然ですが占っていいですか? ・TOKIOカケル ・THE MANZAI ・人志松本のすべらない話 ・千鳥のクセがスゴいネタGP 他 【映画】 ・コンフィデンスマンJP ・ヘルタースケルター 他 | 【ドキュメンタリー】 ・RIDE ON TIME ・ボクらの時代 他 【アニメ】 ・鬼滅の刃 ・呪術廻戦 ・ワンピース ・ゴールデンカムイ ・Re.ゼロから始める異世界生活 他 |
感想
働く女性を主人公にしたドラマは多いですが、「監察医朝顔」は等身大の働く女性を描いていてよりリアリティさを感じます。仕事に頑張る姿だけにスポットを当てるのではなく、仕事以外の場面も丁寧に描いています。働く女性は物凄く忙しいです。子供の保育園1つをとっても残業になれば子供はどうするのか、延長保育が頼めるのか、お迎えは誰がいくのかなど細かい点まで目を配って描いているドラマです。働く女性を主人公にしたドラマの多くは仕事人としての女性を描くことが多く、このドラマのようになにげない日常を細かく丁寧に描いているドラマは少ないと思います。登場する人物のキャラ設定もしっかりしています。主人公の朝顔だけでなく、それぞれの登場人物が抱える悩みや問題もしっかり取り上げています。監察医ということで毎回事件を扱うことになり、なかにはやるせない事件もあります。また、昨今社会問題となっているSNSでの誹謗中傷やデマ拡散について扱った回もあり、より今の時代を映した内容になっています。どんな事件でも朝顔は真摯に向き合い人の命に誠実であろうとします。そんな朝顔の姿は心に響きます。ドラマ全体の雰囲気も柔らかく、優しいものとなっていて、見終わった後は心が穏やかになったような気がします。
あまり身近に感じることが出来ない監察医、という仕事の大変さや大切さを知ることが出来るこのドラマは、年代や性別を問わず、たくさんの幅広い人に見てもらいたいドラマだと思います。生きている私たちだっていつかは死ぬ、あまり考えたくないことかも知れませんが、生きていれば誰しもが必ず死と向き合う瞬間が訪れると思います。そんな時に大切な人がなぜ亡くなったのか、どうして亡くならなければならなかったのか、ずっとわからないままだったら、一生、後悔を胸に生きていく人がもしかしたら増えるかもしれないと思います。朝顔たち法医に携わる人たちがいてくれることで、今までたくさんの人たちが、心の中の後悔から解き放たれたと思います。見るたびに監察医がいてくれて、とことん調べてくれたから、このご遺体のご家族は救われたと毎回心から思います。そんな責任ある仕事監察医を舞台にしたストーリーと、その仕事に全力で向き合う朝顔と朝顔を支える家族のたちを舞台に心温まるストーリーで構成されているこのドラマは、一つの出来事をいろいろな目線で見ることが出来る奥がとても深いドラマです。シリアスな場面も多いのですが、それ以上にほっこりする場面がたくさんあるこのドラマが大好きです。
監察医というタイトル、舞台が法医学となっている為に刑事ものの印象があるがそうではない。
犯人逮捕とかの派手なシーンはない。どちらかと言う小さな事件が主体。(大きな事故は起きるのだけど)
そして被害者とその関係者の思いをその裏側にある背景をもとにその人の生い立ち、生きざまを掘り下げて行く作りです。
主人公の朝顔も重たい過去を背負っている。
東日本大震災で母親を亡くし、その面影(遺品)さえ見つかっていない。
その父親は妻を、祖父は娘を亡くしたその想いは切なく苦しい。
義理の親子の関係性も微妙だが少しずつ同志になって行くのかな。時間は大切なのだと考えさせられる。
桑原君というパートナーを得て家族を持った朝顔は少しずつ何かを克服して行く。
周辺で起こる様々な問題に立ち向かう姿に荘厳ささえ感じる。
また家族の何気ない食卓のシーンにほんわかする。毎回家族で作る美味しそうな料理にも興味も沸きます。
お父さんと桑原君が出来る旦那さんというのが少し気になるところ。もう少しダメなところも描いて欲しい。
悲哀と温かさが同居するホームドラマと言ってもよい。
重く切ない物語の中で、幼いつぐみちゃんにいつもほっとさせられます。彼女に救われている。
ドラマの中でもその演技にも彼女の成長に驚かさせられます。
今一番嵌っているドラマです。
朝顔が桑原君と結婚して、つぐみという子供を授かり、家庭を持ちながら仕事も頑張っている日常がほんわかする気持ちになります。又夫の桑原くんのあまりにも理想的な良い夫ぶり、父親ぶりが、凄く好感が持てる男性でパーフェクトですね。つぐみの育児と、仕事、父親の病気の問題や、祖父の病気の事など、一人でいっぱいいっぱいになっている朝顔の為に自分の仕事を考慮して、三人で暮らす事を考えてくれる夫なんか、そういませんよ。桑原君は、世の中の女性の憧れの旦那様だと思います。朝顔も、一人で、色々な問題を抱えながらも、つぐみと、毎日話をして大事に育てているのが、伝わってきました。忙しくなると、子供を叱ってしまう事が多いと思いますが、朝顔の子供に接する態度が優しくて、こんな母親は、理想的だと感じました。又認知症の兆しが見える父親の介護の問題や、里子の歯だと信じたい祖父の気持ちも考えながら、大変な毎日を過ごしていると思います。又、つぐみの演技が素晴らしいのに感動するのと、あまりにも可愛い所に癒されます。父黙って家を出たつぐみを叱る桑原君にも、きちんと返事をする良い子ですね。この三人の家族が幸せに暮らして欲しいとな、と祈っています。
監察医朝顔は、ただ事件を追い、解決するだけでなく、主人公の朝顔を取り巻く人間関係を深く描いている点に魅力を感じます。生きている人間の考えや苦悩、喜びや笑いなどを描くことで、事件や被害者について考えることができるよう視聴者に促していると考えています。特に2月8日放送の最新話では、独居老人と隣人の関わりという、現代社会が抱える問題についても触れられていました。
たまに、複数のエピソードを詰め込みすぎて、描写の不足を感じる回もあります。しかし、そのような回は稀であり、ほとんどの回において「今回の事件」と「物語全体を左右する話」がきれいに両立し、描かれているため、見やすさを感じます。
今後の気になるポイントとしては、次回放送の回で区切りがつくらしい、朝顔たち一家の問題がどう収まるか、というところでしょう。加速する父の認知症、単身赴任している夫など、現在の朝顔が置かれている環境は、なかなか過酷です。彼女や、彼女の家族が直面しているこれらの問題が、どのように解決するのかが見どころではないかと考えています。同時に持ち上がるであろう事件の解決も含めて、次回の展開を楽しみにしたいと思います。毎回登場するグルメにも、注目したいです。
東日本大震災後、10年が経過し、風化してしまった感がある昨今、このドラマは災害が人間の尊厳を脅かす残酷さを教えてくれます。
嶋田がガン末期で命の終わりを悟って自分が持っている歯が里子のものか調べて欲しいと言う望みも、生きているうちに白黒つけて思い残すことなく命をまっとうしたい気持ちもわかりますが、里子の物ではない可能性が高く現実は残酷です。
嶋田は自分が娘の代わりに死ねば良かった、震災後、里子の痕跡を追い求めた余生の意義を自問自答する姿が痛々しいです。人は肉体が死んだときに最初の死が訪れ、人々の記憶から消えた時が、二度目の死だと言われますが、朝顔から、つぐみに里子や嶋田の記憶が受け継がれ記憶の中で生き続けることを期待します。
しかし朝顔の父、平も家庭を里子に任せっきりで津波から救えなかったトラウマが消えず、里子の痕跡を求めながら、いずれ認知症の進行により里子が記憶から消えていくのも残酷です。
唯一の慰めは里子の同級生の美幸が里子の生まれ変わりのように平に寄り添っていくことでしょう。
そして朝顔が、心霊的とも思える優れた洞察力で遺体から、死者の声なき声を聴くことができるので、いつか里子の痕跡を発見できるのだと期待します。
コロナ感染で分断された人と人の心の絆の大切さを再認識させてくれるドラマです。
私はこのドラマを観て、生と死について考えることができました。生と死だなんて言うと、とても重く聞こえるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。主人公の朝顔は法医学者として勤めており、そこにはさまざまなご遺体が運ばれてきます。どんな人にも死は平等です。死に方は人それぞれで『なぜ死んだのか』『どこで死んだのか』がわからない人もいます。そんな人たちを解剖し、詳しい理由や原因を探して答えを出すのが朝顔の仕事です。私はそれを見て、自分の今までの人生、そしてこれからのことを考えずにはいられませんでした。今は元気に生きているから、自分がいつ、どんなことで死ぬかなんてまったくわからないけれど、いつかは絶対にその時がいます。そして、それは私以外の大切な家族や友人たちにも。その時、私はその事実を受け入れられるだろうか。そして、伝えるべきことはちゃんと伝えて、やるべきことはちゃんとやって、後悔のない人生を送れているだろうかと考えました。見どころは朝顔がさまざまなご遺体と向き合い、自分自身も学び、強くなり、過去を受け入れて、また前を向いて生きていく姿ではないでしょうか。一生懸命で誠実な朝顔には勇気や元気をもらえます。このドラマはそっと優しく包み込んでくれて、また頑張る力をくれる作品です。
凄く色々な事象を考えさせられました。とても、素敵な真面目でそして凄く丁寧なストーリーだと思いました。行方不明になったお母さんを中心にした、お父さんとおじいちゃんの関係がゆっくりと変化していく様は、涙無しには、視聴できませんでした。役柄で印象的だったのは、風間俊介さんの思いやりで溢れた優しい演技でした。とても素晴らしかったです。朝顔を支える姿、家族の一員としての姿、またある時は部下としてお父さんを支える姿、頼れる父親としての姿に、凄く感服させられました。一方、監察医としての面は、特別なものはなく、解剖についてもめちゃめちゃ普通でした。静かに、穏やかに展開するドラマが変化したのは、“つぐみちゃん”が現れてからでした。仕事をしながら、結婚して子供を産んでという多忙な中で、家庭でのシーンが、まるで本当の家族のように、言葉が飛び交うところは、めちゃめちゃホッとさせられました。特に、じいじ、パパ、ママ、つぐみちゃんと揃って食卓を囲むシーンは凄く暖かみがあって大好きでした。そして思うのは、このドラマの長所は、キャスト陣だと思いました。家族全員が揃った時のシーンの台詞は、アドリブ⁉と思うくらいに、自然なものでした。
上野樹里さん演じる主人公の朝顔を中心とした、心温まるホームドラマです。
もちろん監察医なのでそういった事件や捜査の要素があるのですが、このドラマの根底にあるのは家族愛を描いているという点ではないでしょうか。
朝顔の父親は刑事で、旦那さんも同職の刑事というエリート一家です。
エリートといっても自宅も生活も庶民的で、どこか昭和の暖かさや懐かしさを感じさせる作りです。
風間俊介さん演じる朝顔の夫も本当に心優しく、お父さんに頭が上がらない好青年を見事に演じています。
そしてこのドラマにおいてもう一つの軸は、東日本大震災の被災者家族として、その心の傷や葛藤を描いている点です。
凄くリアリティがあって、実際に被害に遭われた方は見ていて辛くなる場面があるかもしれません。
しかし、そんな場面も家族が一つとなって乗り越えようとしているシーンは、とても心に響いて感動します。
ストーリーは2部構成となっており、後半は朝顔に子供が生まれ、より家の中が賑やかに華やかになっていきます。
監察医の仕事の内容もよく分かる細かい作りになっているので、とても勉強になるし今まで知りえなかった新しい発見もありました。
決して派手なシーン等はないけれど、細部まで丁寧で心温まるドラマと言えます。
法医の仕事内容も震災の事もとても辛い内容ではあるけど、家族のシーンがほっこりしていて良かったです。
朝の支度とか、何気ない家族のシーンが良かった。空気が穏やかで落ち着く。監察医の存在はこれで知りました。本当に偉大だと思いました。法医シーンもすごく丁寧に描かれていて、ご遺体に毎回「教えてください」。と挨拶をする朝顔先生良かった。茶子先生のお茶目で可愛いけど、いざ仕事となると現場をまとめてしっかりしているあのギャップが大好きです。つぐみちゃんがとにかく可愛すぎました。現実と向き合い、今を生きようとする姿に何度も泣いてしまいました。時任三郎さんいい。法医学の実態もリアルにわかるので面白いです。重いテーマを扱っているのに重くなりすぎてはいなくて、いろんなことを考えさせられた。ドラマ全体に漂うあったかい空気が大好きでした。上野樹里さんの出す空気感。なんとも言えません。食べる事とは、生きる事。考えさせられました。死について考える職場。死と隣り合わせで仕事をする主人公や周りの人がかっこいいと思いました。東日本大震災での出来事や遺族のその後をテーマにした内容が、心に響きました。万木・桑原家がずっと幸せでありますように。
なんといっても、見所は上野樹里さんの癒し溢れる演技で、穏やかな時間が流れているようでした。
勿論、癒しだけではなく、強さもあったりと色々な要素が盛り込まれていました。
そして、時任三郎さんとの親子の絡みもコント的な感じで面白く、良い親子の関係性という感じもあり、微笑ましい感じがしました。
時任三郎さんと風間俊介さんの、彼女の父親であり、部下であるという関係性の絡みも、面白かったと思います。
そして、朝顔は東日本大震災で母親を亡くしているという設定が切なすぎました。
毎回ストーリーの後半は大体震災絡みの件になりますが、後半のインパクトが凄すぎて、本編が霞んでしまうこともありました。
勿論本編も現代社会の問題を盛り込んでいて見所があります。
とてもいろいろなことを考えさせられるドラマでした。監察医の朝顔が事件を解決に導いていく物語なのですが、事件解決のおもしろさやサスペンス的な要素がおもしろいだけでなく、命や家族などのテーマも盛り込まれていて、毎回深く考えさせられたり、感動したりできるドラマです。主演の上野樹里さんの演技が、ナチュラルで透明感があり、とても魅力的でした。監察医というプロフェッショナルとしてだけでなく、女性として、妻として、そして娘としていろいろな表情を見せてくれました。家族との関係を大切にしているからこそ、いろいろなことに悩む朝顔の様子に、共感したり心を打たれたりすることが多かったです。特に、朝顔の母親との関係や、母親への想いについては、心に迫るものがありました。自分と重ね合わせたり、過去のことを思いだしたりすることもありました。一人の女性として悩みを抱えながらも、プロフェッショナルな監察医として働く朝顔の姿はかっこよかったです。夫役の風間俊介さんも、役にはまっていて素敵でした。単に楽しめるだけでなく、感動したり、考えさせられることもある、心に残るドラマです。良いドラマなので多くの方に見てほしいですが、特に働く女性にはお勧めのドラマです。
まとめ
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※本ページは2022年10月時点の情報になります。
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