ヲタクに恋は難しい(ヲタ恋)【アニメ】無料動画配信や見逃しを1話から全話フル視聴する方法！感想まとめ

ヲタクに恋は難しいは、胸キュン要素もありながら、ネタの要素もあって、とても面白い作品でした。ヒロインの成海は腐女子であることを隠していて、私もあまり漫画を読むことなどは知られたくないなと思っていた時期があるので、その気持ちには共感できました。しかし、ヲタバレしている相手には容赦無くヲタクを披露していくギャップが、とても面白かったです。成海の彼氏の宏嵩は、何を考えているかわからないミステリアス系な男なのかと思えば、本当に何も考えていないただのゲーマーだとわかり、ひょうきんな感じが魅力的でした。でも、成海に対して伝えなければならないことはきちんと伝えていくところが、キュンとする時もあり、かっこよく見えました。また、他にも花ちゃんや樺倉先輩も個性的なキャラクターで、花ちゃんはかっこいいし、樺倉先輩もかっこよかったです。特に、花ちゃんはコスプレすると本当にイケメンで、彼氏にしたくなるくらいでした。そんな花ちゃんを眺める樺倉先輩はどんな気持ちなんだろうと、笑えてきましたが、それでもそんな花ちゃんを大事に思っているのも伝わってきて、いいコンビだなとにやにやしました。ヲタ恋は全キャラクターがかわいくて、面白いくて、時々ほっこりする素敵な作品でした。

ヲタクに恋は難しいは原作「ふじた」のWEB漫画をアニメ作品にしたものです。

アニメは11話と短い内容でしたが、構成がよくまとめられているので原作を知らない人でも入り込みやすく、作画も安定しており、声優も有名人や新人ではなく実力のある方が声を当てていたので最後まで楽しめたアニメでした。

ストーリーは隠れ腐女子「桃瀬成海」と重度のゲームオタク「二藤宏嵩」が交際するところから始まります。
アニメの内容は付き合った2人がオタクのあるあるをしつつも恋愛パートもきちんと描かれており、アニメを見ていると内心あるあると思ったり、クスっと笑う場面が沢山ありました。
特に腐女子同士の会話では男性オタクからは想像できない部分もあり、男性目線からは同人誌の内容やイベントなどは意外性もありました。
途中から出てくる会社の先輩二人の喧嘩は特にツボにハマり、過去話を含めると一番好きな内容でした。

登場人物はそれほど多くなく、主要な6人を軸にそれぞれの話の展開が描かれていました。
主人公は学生ではなく大人の社会人を主観とした作品なのも魅力の一つです。
大人の恋愛なのにオタクとして要素があるので昼ドラのようなドロドロした要素はなく、笑いあり、共感ありでいろんな人に勧められる作品です。

転職先で成海はヲタクを全力で隠していたのに幼馴染の宏嵩に再会してからヲタ友として接近し、恋人関係にまで発展するテンポが早く1話を見た時点で面白い！とわくわくしました。恋人になったのはいいものの少し気まずい感じが、見ていてなんだかモヤモヤする関係でした。お互いに考えていることがあるのになかなか言い出せなかったり、恋人関係だから幼馴染だからこその秘密っていうものは誰もが持っているものなんだなと思いました。会社の先輩の花子と樺倉のアシストもあり、二人の関係は近づきつつ、ヲタク生活も充実していきました。アニメ、ゲームの話をしているときの宏嵩と成海は心の底から笑顔になって話していると感じ、見ていてようやくスッキリした感じがありました。
先輩の花子と樺倉の関係も面白くて、大人の雰囲気で色気があるのに仕事終わりの飲み会で口喧嘩をしてしまうのも好きだからこその意見で仲が良い理由なんだなと微笑ましかったです。それを必死に止めに入る宏嵩や成海もヒヤヒヤしながらも羨ましそうに見てる感じがしました。それでいて成美も自分たちのことを考えるようになって、偶然ではあるかもしれないけど喧嘩を通して後輩に何かを伝えてるのかなとも思いました。

第一印象は「オタク」という繋がりから恋に発展する新しい設定だなと思いました。そのため、アニメでもオタクならではの恋模様が描かれていて、お互いのオタ活に付き合ったり、宏嵩がゲームしているときに桃瀬が漫画を読んだり、オタク同士だからこそ趣味を尊重できるいい関係を築いているカップルだなと思いました。また、アニメ内ではオタクの用語が多く登場していて、リアルにオタクの会話を再現していたところが余計に主人公たちのオタク感が増していて良かったですし、一言でオタクといっても一人一人が推しているジャンルが異なるので色んなオタクの人が共感できる作品だったのではないでしょうか。さらに、宏嵩と桃瀬カップルだけでなく、樺倉と花子もオタクであり、さらに夫婦だと知ったときは驚きましたし、二人の掛け合いが面白すぎて大好きでした。特に印象的だったシーンは花子が樺倉に怒って泣いてしまうシーンです。いつもはつっけんどんな樺倉が不器用ながらにも花子を慰めるシーンがかっこよくてキュンキュンしました。また、声優さんについては特に花子役を演じた沢城みゆきさんがぴったりで、キャリアウーマンな感じを上手く表現されていて素晴らしかったです。

原作を読んでいたので、アニメ化が決定した時はどんな風になるのかとワクワクしていました。
作画も綺麗でしたし、声優さんも合っていたので良かったです。
特に樺倉先輩と花子ちゃんのカップルが好きなのでこの二人がイチャイチャしているところが好きでした。
アニメは声と動きが入るので、最高でした。
主人公カップルはたまに見せる二藤くんの成海ちゃんへの嫉妬を含めた態度が可愛かったのですが、成海ちゃんのよくわかっているようでわかっていない態度が見ている方をヤキモキさせるポイントなんですよね。
二藤くんも外す所ありまけどね。
その点、やっぱり先輩カップルはなんだかんだ言いながら惚気が多いところが恋愛物好きにはたまらない要素でした。
テーマが「おたく」ということでしたが、好きな物を好き、と言える環境でしかも理解ある人同士の恋愛。
ここがいいんですよね。
恋愛を優先してしまい、何かを我慢する、ではなくてしっかりと自分の全てを見せることができる相手だからこそずっと付き合っていける。
この作品に出てくる人達はそういうカップルばかりなので幸せそうでいいな～と見ることができます。
原作が良いことはもちろんですが、アニメの出来も良くて見ていて楽しかったです。
好きを隠す必要ない仲間がいる強さや恋愛の楽しさなどが感じられる作品です。