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「Dr.DMAT」とは?
2014年1月9日から3月20日まで放送されていたドラマ「Dr.DMAT」。
このドラマは、原作・高野洋、作画・菊地昭夫の漫画が原作となっており関ジャニ∞の大倉忠義主演でテレビドラマ化されました。
物語は、巨大地震や津波などといった災害の起こった場所で行われる医療、「瓦礫の下の医療」に尽力を傾ける「災害派遣医療チーム」に奮闘する姿が細かく描かれた作品となっています。
彼らの使命は被災した方々の命をつなぐことで、医療環境が整わない場所で一刻を争う人命救助の最前線で働いている彼らの成長が描かれています。
また日本の災害派遣医療チームではなく東京の災害派遣医療チームが舞台となった作品です。
TBSでは、1月の木曜9時に、災害医療をテーマにした連続ドラマ『Dr.DMAT(ドクターディーマット)』を放送する。
この10年間、衝撃的な映像を以って報道された大災害や大事故。これらの現場に急行し、“瓦礫の下の医療”に従事した医療組織がある──。その名は、「災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team)」、通称「DMAT(ディーマット)」。彼らの使命は災害現場で被災者の“命を繋ぐ”こと。
満足な医療器具や環境が整っていない限られた条件下で、時には救命の優先順位をつけ、時には即興医療を施す(※詳細はこちら)。このドラマでは彼らが極限の状況で命と向き合う様を描いていく。
主人公のDMAT隊員・八雲響を演じるのは、関ジャニ∞の大倉忠義。今回が記念すべき民放連続ドラマ初主演作となり、大倉自身初のドクター役となる。一瞬の迷いが人命救助の可否を分ける究極の現場。その圧倒的な緊迫感の中で、恐怖と歓喜が背中合わせで混在する、まさに命懸けの現場に挑む。
共演者も多彩なキャスト陣が決定した。響と同じ有栖川総合病院で働くスタッフとして、加藤あい・市川実日子・佐藤二朗・麻生祐未(以上はDMAT隊員)・ほっしゃん。・國村隼。響の妹役を瀧本美織。東京消防庁ハイパーレスキュー隊員を、髙木雄也(Hey! Say! JUMP)・石黒賢が演じる。
原作は「Dr.DMAT~瓦礫の下のヒポクラテス~」(作・髙野洋/画・菊地昭夫 集英社刊)で、「グランドジャンプPREMIUM」にて連載されていた話題作だが、11月20日から「グランドジャンプ」に移して連載をリスタートしている。
2011年に東日本大震災という未曾有の大災害を経験した日本では、今なお関東での直下型地震をはじめ、各地で大地震をいつ迎えてもおかしくない状況で人々が生活している。だからこそ、この作品に描かれるDMATのリアルな戦いは、フィクションでありエンターテインメントでありながらも、日本のどこかで明日にも起こりうる災害直前の“今”を切り取った作品となることだろう。
ドラマでは、東京直下型大地震をはじめ、トンネル事故、毒ガス発生事故、土砂崩れ災害などの極限の状況で“命”と向き合う響の成長を軸に、様々な災害下で行われる災害派遣医療チーム=DMATの活躍・挑戦を、「東京DMAT」「東京消防庁」の協力のもと描いていく。
生か、死か…10秒の迷いでひとつの命が消えてしまう──。
災害現場の限られた条件下で“命を繋ぐ”究極の人間ドラマに是非ご注目下さい!
東京の有栖川総合病院の医師・八雲響(大倉忠義)は、妹の春子(瀧本美織)が関係する医療ミスを機に、ER(救急室)を避け内科に勤務していたが、院長の伊勢崎勝一(國村隼)から災害派遣医療チームDMATの隊員になるよう命じられる。
幼馴染の看護師・凛(加藤あい)からはDMATへの参加を応援されるが、DMATのメンバーは表情を全く変えない看護師長・長谷川(麻生祐未)や変わり者の外科医・小曽根(佐藤二朗)など、優秀だが一癖も二癖もある医師や看護師たちの集まりだった。そんな面々に戸惑う響だったが、トンネル内で高速バスを含む多重追突事故が起きたという連絡が入り、DMATとして出動することに。事故現場に到着した響は想像以上の惨状に呆然とする。
事故現場では生存可能性の高い者から処置するのが鉄則。ゆえに響の選択は生死に直結する。10秒迷えばひとつの命が消えていく、その責任の重さに動けなくなった響に、ハイパーレスキュー隊隊長・桜庭(石黒賢)はこの現場で頼れるのは医師のお前しかいないと檄を飛ばす。
追い詰められた響は、病院への緊急搬送を必要とする重症者が2人いるのに救急車が1台しか来ないという現実に直面する…。
トンネル事故の現場から病院に戻った響(大倉忠義)はDMATの隊員を辞めたいと伊勢崎院長(國村隼)に直訴する。しかし伊勢崎は「命を選びたくない」という響を理想論だと切り捨て、逆に問い詰める。その時、雑居ビルで起きた火災へのDMATの出動要請が!響は結論が出ないまま現場に向かう。火災現場に到着した響は、看護師の長谷川(麻生祐未)から「病院で医師の治療を受けられるように被災者の命をつなぐのがDMATの役目だ」と改めて言われる。救護テントには被災者が次々と運び込まれてくる。小曽根(佐藤二朗)の指示もあり、響は覚悟を決め治療を始める。
被災者の治療が続く救護テントに伸江(竹内都子)という女性が連れられてきた。自殺しようと伸江が自分のスナックに放火したのがこの雑居ビル火災の原因だという。泣きわめいているが足取りもしっかりしている伸江には処置や搬送を必要としない緑のトリアージタグが付けられた。
診察・治療を続けるうち、響は凛(加藤あい)の姉の息子・翼(髙橋來)がいることに気づく。そして凛は、姉の代わりに翼を迎えに来て偶然火災に遭遇し、保育園の子供をはじめビル内部に残っていた人々を誘導していた。燃え盛るビルの中に凛が取り残されている・・・。焦った響は自らビルに入ろうとするが、レスキュー隊隊長の桜庭(石黒賢)から叱責される。
その時、伸江の体調が突如急変!響は命をつなぐために・・・。そしてビル内に残された凛にも災厄が・・・。
響(大倉忠義)はビル火災の負傷から復帰した凛(加藤あい)がDMATに登録すると聞き驚く。あの現場で響は凛ではなく別の男性の救出を指示した。もしかすると凛は死んでいたかもしれないのだ。凛は正しい判断だったと意に介さないが、自分の指示で命の取捨選択をしなければならない響の心にはストレスが溜まっていた。
そんな響のもとにカリスマパティシエの柏木(中村俊介)が訪ねてきた。柏木は3年前に当時研修医だった響が初期の舌癌を発見し舌にメスを入れることなく完治させていた。パティシエの命ともいえる味覚を損なう危機から救われた柏木は響を自分の“白衣のスーパーヒーロー”だと慕っている。柏木は青山に中古のビルを買いカフェを開店することになったと報告に来たのだが、当時とは違って表情が暗い響に違和感を覚える。
数日後、有栖川総合病院にDMATの出動要請が来た。青山の古いビルでエレベーター事故が発生したという。ERにも急患が運び込まれていて外科医の小曽根(佐藤二朗)は出動できず、響が出動することに。現場に到着した響はレスキュー隊長の桜庭(石黒賢)から状況を聞き驚く。被災者は柏木だったのだ。夢の城になるはずだったビルでの事故。柏木はエレベーターと床に両足を挟まれていた。一刻も早い救出が必要だが事故のショックでエレベーター自体が歪んでおり、救出まで早くても90分かかるという。挟まれた両足を切断すれば救出は可能。だが内科医の響にはそんな大手術のスキルも経験もなかった…。
自分の殻に閉じこもっているだけでは救える命も救えない。柏木を救えなかった後悔から響(大倉忠義)はERに戻り、緊急治療や外科の処置を貪欲に学ぶようになった。しかし以前もいたとはいえ、内科医の響には難しい処置ばかりで小曽根(佐藤二朗)に叱られる毎日。そんな有栖川総合病院では、新しく加わった医師・伊勢崎紅美(市川実日子)が波乱を巻き起こしていた。紅美は伊勢崎院長(國村隼)の娘で、“神の手”を自任するアメリカ帰りの脳外科医。その腕は確かなのだが外科部長の承認もなく独断で開頭手術をするなど問題が多い。そんな紅美は響に対しても容赦なく、自分なら春子(瀧本美織)を救えたと言い切る。
ある日、DMATに出動要請が。ビルの解体現場で外壁の崩落事故が起きたという。響のチームが出動の準備をしていると、何故か紅美も同行することに。現場に着いた響と紅美は早速トリアージ・治療を開始する。その時、新たに要救助者が発見された。響たちはレスキュー隊長・桜庭(石黒賢)の案内で身動きの取れない被災者のもとへ。桐谷秀次郎(斎藤洋介)という名の被災者は既に意識がなく、瓦礫に挟まれて救出には時間がかかるという。紅美の診察では頭部に血腫がある可能性があり、救出に時間がかかれば助からないかもしれない。紅美は現場での開頭手術を進言するが、妻・珠代(角替和枝)は事故のショックもありその申し出を拒否。響は…。
ERでの勤務を続ける響(大倉忠義)は、ふとしたことから看護師長・長谷川(麻生祐未)がシングルマザーだと知る。凛(加藤あい)や小曽根(佐藤二朗)たちには周知の事実だったようだ。そんな有栖川総合病院にDMATの出動要請が来た。乗用車同士の追突事故で多数の傷病者が発生しているという。
現場に到着した響たちは救出された女性1名と幼児1名の処置を始める。別に発生した事故で救急車の到着が遅れている。そして2人ともトリアージタッグは赤。命にかかわる重症だ。処置を続けるうち、母親・佑子(長谷川真弓)が意識を取り戻した。佑子は朦朧としながらも「息子を助けて」と繰り返す。しかし息子・翔太(須田琉雅)は脈も薄く助かる見込みはほぼない。響は佑子の治療を優先するよう指示を出す。しかし、長谷川は響の指示に背き翔太の治療を続ける。響は救える人から救わなければ誰も助けられないと怒鳴るが、長谷川はそれは救う側の都合で母親は望んでいないと突っぱねる。
到着した救急車で有栖川病院のERに搬送された佑子は一命を取り留めた。しかし意識を取り戻した佑子は全てを知り、翔太を返せと響を責める。一方、長谷川の出動時の言動は問題視され、事情聴取の会議が開かれることに。その席で長谷川はDMATを辞めると告げる。響は長谷川を何とか引きとめようと話しかけるが、そこに出動要請が入り…。
ある日、有栖川総合病院のERに道端で倒れていた土屋(小倉一郎)という男性が運び込まれた。響(大倉忠義)たちが処置をしていると、さらに交通事故で右腕を開放骨折した明日香(徳永えり)という女性も運ばれてきた。土屋は通院記録があり、カルテによれば末期の胃がん。明日香の腕も重症で接合手術は成功したが元通り動く可能性は低い。当座の処置が終わった2人はICUの同部屋に運ばれた。
翌日、意識を取り戻した土屋は様子を見に来た響に今すぐ退院したいと申し出る。担当医から提案された延命治療も拒否したようだ。土屋は家族経営の町工場の資金繰りが悪く今すぐにでも金策に走らなければならないという。土屋の言葉に生きる希望を感じた響は担当医に掛け合うと約束するが、当然退院の許可は下りない。数日後、明日香は自分の右手が思うように動かないと知ってしまった。バイオリニストになる夢が絶たれたなら事故で死んでいればよかったと絶望を隠さない。一方、土屋も妻から工場を閉めようと提案される。生きる希望を失った2人はお互いの境遇を思い意気投合する。
そして土屋は明日香の助けを借り、黙って病院を抜け出し工場に向かう。社長の突然の帰還に工場の職人たちは驚くが、土屋は今までどおり働くよう指示を出す。しかし、明日香がその場を離れようとしたその時、めまいを起こした土屋が機械に倒れこみ機械や器材の下敷きになってしまう。
2人の行方を捜していた響は事故の報を聞き工場に向かう。工場では土屋が機械に膝から下を挟まれ胸にも傷を負っていた。息も絶え絶えの土屋はどうせ死ぬから放っておいて欲しいと響に頼む。明日香も本人が言っているのだから死なせてあげたいと同調する。響は…。
ある日、有栖川総合病院のERスタッフルームでは寿退職する看護師・麻美(岡本玲)の歓送会が行われていた。幸せいっぱいの麻美は夫の転勤先でも看護師を続けると凛(加藤あい)に誓う。
数日後、遊園地で火災が発生したとDMATの出動要請が来た。響(大倉忠義)たちは早速現場に向かう。しかし現場に到着した響たちを待っていたのはハイパーレスキュー隊隊長・桜庭(石黒賢)の信じられない言葉だった。発炎筒で火災を装い園内の混乱に乗じて無差別に人を刺している通り魔がおり、警察が安全区域を定められないため救護拠点も指揮所も建てられていないというのだ。小曽根(佐藤二朗)はDMATの安全規則に従い犯人が確保されるまで車内で待機するよう促すが、響や紅美(市川実日子)は目の前に要救護者がいるのに待っていられないと独断で処置を始める。園内には相当数の客がおり、その大多数が何らかの被害を受けている。重篤な傷を負った者も多い。意を決した小曽根はロジスティックの花田(松尾諭)に情報管理を任せ、司令塔となりながら自らも負傷者の対応を始める。しかし、慌てふためく客たちを落ち着かせながら処置をするにしても数が多すぎる。そして火災に対応した道具を持ってきているため負傷者用の器具がすぐに不足しはじめた。
警察・消防・DMATがそれぞれ園内各地で懸命の作業を続けているが、情報や指揮系統が一本化されていないため効率は上がらない。そんな中、紅美と凛はフードコート内で首を切られて倒れている麻美と婚約者・鈴川(永岡卓也)を見つける。一方、重い傷を負った男性の治療を続けていた響は桜庭に無理やり倉庫に連れて行かれる。そこには川畑(相馬圭祐)という男が倒れていた。傷を診ていた響は警察から川畑が犯人だと聞かされ…。
ある日、繁華街の飲食店でガス爆発事故が発生した。出動要請を受け響(大倉忠義)たちDMAT隊は現場に向かう。要救護者を処置していた響のもとに重症のホームレス・桑野(竹下宏太郎)が運ばれてきた。脳挫傷の疑いがあり響は早急に救急車で搬送するよう指示を出すが、小曽根(佐藤二朗)は自分が処置していた老人を割り込ませて救急車に乗せてしまう。その老人は大手商社の会長・重松(浜田晃)で国益を左右するほど影響力のある人物だった。響は重篤なのは桑野の方だと抵抗するが誰も味方になってくれない。「助けられる人から助ける」というのがDMATの鉄則のはず。原則も富や名声の前には曲がってしまうという現実に直面した響は病院に戻ると重松優先の指示を出した伊勢崎院長(國村隼)に食って掛かる。しかし、伊勢崎は原則には例外もありその現実の中で医者は働いていると突き放す。
翌日、春子(瀧本美織)の病室に祖父・雷蔵(左とん平)が見舞いに来た。響は昨日の事件について話し雷蔵に意見を求めるが、何もわかっていないと笑われてしまう。そしてハイパーレスキュー隊隊長の桜庭(石黒賢)から自分と仲間の安全をまず守ることで多くの命を救えると聞かされ驚く。
数日後、都内で地震が起こった。そして地下水道施設で崩落事故が起きたとDMATの出動要請が。事故現場では次期総理候補と目される政治家・一之瀬(国広富之)と彼の第二秘書・山口(佐野泰臣)が崩れた資材の下敷きになっていた。崩落の直撃を逃れた第一秘書の森田(デビット伊東)は山口を見殺しにしてでも一之瀬を最優先で救出するよう響に詰め寄るが…。
ある日、脳外科医の紅美(市川実日子)は響(大倉忠義)に春子(瀧本美織)の意識を戻せるかもしれないと持ちかける。ファンクショナルMRIという先端技術を使えば血流の変化を通して脳の状況がわかり、状況がわかればより正しい治療方法がわかるというのだ。響は検査を受けさせるが春子は全く反応しない。紅美は継続して検査をしようと持ちかけるが、これまでも様々な処置や療法を試してきた響はこの方法に懐疑的で次回の検査を保留する。
交通事故現場に出動した響は要救護者の搬送順で紅美と対立するが、口論しているうちに2台目の救急車が到着して事なきを得る。病院での本格的な検査・治療の結果、響の言い分が正しかったことがわかった。東京で最も多くDMATの出動要請が来る有栖川病院で誰よりも現場に出た響は、数ヶ月の間に豊富な知識と確かな判断力を持つ医師に成長していた。
そんな響は伊勢崎院長(國村隼)に呼び出された。院長室には長谷川師長(麻生祐未)と小曽根(佐藤二朗)の姿も。伊勢崎は小曽根の負担を減らすためにもDMATの統括責任者を響にすると提案するが、響はこれを拒否する。
数日後、地震で体育館が崩れたと出動要請がきた。現場では2人の高校生が負傷しているという。体育館では黒川(荒井敦史)という生徒が折れた鉄筋に身体を貫かれていた。貫通している場所が心臓に近く、救助に電動カッターが使えない。黒川を生かすため懸命の処置が続くなか、側にいた女子生徒・美貴(青山美郷)の言動に異常を感じた響は…
ある日、西多摩地区を震源とする大地震が起きた。雷蔵(左とん平)の診療所に転院した春子(瀧本美織)に付き添った凛(加藤あい)の携帯電話は回線が混雑していてつながらない。小曽根(佐藤二朗)や紅美(市川実日子)は春子や凛を心配するが、響(大倉忠義)は有栖川総合病院にも怪我人が押し寄せてくるからそちらに集中しようと気丈にふるまう。
大田区の工場街では建物の倒壊が相次ぎ、桜庭(石黒賢)たちハイパーレスキュー隊は救護拠点の設営に奔走する。一方、有栖川病院では伊勢崎院長(國村隼)を中心に対策本部が作られ押し寄せる怪我人たちの対応が始まった。そんな中、工場街で救助活動を続けるレスキュー隊からDMATの出動要請が来た。響は院内の対応で手一杯だと断るが、伊勢崎院長は独断で出動を決める。その頃、奥多摩では自衛隊も救急車もいつ来てくれるかわからない中で凛と雷蔵が怪我人の対応に追われていた。
要請のあった工場にやってきた響は、すぐさま状況を判断し冷徹に指示を出す。他のDMAT隊や医療従事者が駆けつけ必死の処置が続いているが、それぞれがバラバラに活動しており統制が取れず能率も悪い。母親が倒壊に巻き込まれたという地元の医師・大迫(宮川一朗太)は母の救出が最優先。他の医師たちも目の前にいる被災者にかかりき。響は意を決して全DMAT・医療従事者を集め、自分が指揮をとると告げる。そして助かる命の数を最大限に増やすためある程度の命を見捨てると宣言する。
西多摩を震源とする大地震が発生してから24時間が経過した。依然として余震は続いている。そしてテレビからは奥多摩で大規模な土砂崩れが起きたと報じるニュースが!響(大倉忠義)は祖父・雷蔵(左とん平)のもとにいる春子(瀧本美織)と凛(加藤あい)を心配するが、連絡はつかない。そんな有栖川総合病院に都の災害対策本部からDMATの緊急派遣要請が来た。伊勢崎院長(國村隼)は1人でも多くの人材を奥多摩に派遣するよう小曽根(佐藤二朗)に指示を出す一方で身内に冷静な判断は出来ないと響には待機を命じる。しかし小曽根や長谷川師長(麻生祐未)の助言もあり、響は院長命令を押し切り奥多摩に向かう。
現地対策本部に到着した響は避難所で春子を発見し安堵する。しかし、雷蔵からは凛が診療所に忘れ物を取りに帰ったままだと聞かされる。余震が続くなか、響は同僚たちに凛が瓦礫の下にいる可能性を伝えレスキュー隊に同行して現場に向かう。
土砂崩れの現場ではレスキュー隊が救出活動を続けている。必死に掘り起こすレスキュー隊の横で響たちは処置を始める。そして診療所近くの瓦礫の下から凛と彼女に庇われた近所の小学生・朱音(久家心)が発見されたが…。
八雲 響 – 大倉忠義
吉岡 凛 – 加藤あい
伊勢崎 紅美 – 市川実日子
小曽根 達也 – 佐藤二朗
長谷川 久美子 – 麻生祐未
水野 幸子 – 滝沢沙織
近藤 道子 – 未来
沢井 幸助 – 日中泰景
木下 智治 – 小林徹
花田 大吉朗 – 松尾諭
八雲 春子 – 瀧本美織
村上 和司 – ほっしゃん。
早川 智 – 阪田マサノブ
相沢 みき – 飛鳥凛
西川 真里 – 辻元舞
伊勢崎 勝一 – 國村隼
桜庭 周作 – 石黒賢
小松 健二 – 髙木雄也
八雲 雷蔵 – 左とん平
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感想
このドラマで大倉忠義が演じている主人公が現場でどんどんと成長していく姿が見れて、それとともに演技も成長している姿を見れてすごく良かった。
どんどんと成長していく姿に感動させられた。
この作品を見ながらもし実際に首都直下型地震が来たらどうしようとすごく考えさせられる部分もたくさんあった。
そして交通事故で自分よりも子供を助けてほしいという母親の回がすごく印象に残っている。
母親の母親のセリフがずっと心に残っていて、どれだけ大人になっても成長してもみんな誰かの子供なんだなあと実感した。
この作品を見て初めてDMATという存在を知ることができたし、毎回いろんなことが考えさせられる内容になっていた。
命の重みや命の選択があって、人としての想いや医者としての思い、医者としての能力や現場の判断など丁寧に描かれていて素敵な作品になっていると思う。
まとめ
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