BLUE/ブルー(映画)公式無料動画配信や見逃し・レンタルをフル視聴する方法！感想まとめ【松山ケンイチ主演】

この作品を見ていると、「ただ好きだから」というのが一番無敵なのかもしれないと思った。
天性の人柄だって努力だけでは得ることができない才能だなぁと感じた。
さらに松山ケンイチはこの作品のために2年間の役作りをされていたというのも本当にすごいし、物語の中での悔しがり方や葛藤が垣間見える時が心にグッと来た。

ボクサーが負け続けているにも関わらず辞めることなくやり続けていて、最後の最後まで負け続けている。
天才でもなくて才能があるわけでもないのにやり続ける勇気と引退して辞める勇気。
確かに行っている以上は勝つということも大事なのかもしれないけれど、勝つことだけを大事にしているのではない男のかっこよさを感じた。
ボクシングをやっている人の中には強くなりたい、勝ちたい、モテたいなどと理由は様々だと思うけど、「ただ好きだから」やっているというのが本当にかっこよかった。

まずこの作品を見るまでは、ボクシングでチャンピオンは赤コーナー、挑戦者は青コーナーという決まりがあるということを全然知らなかった。
そして一番はラストシーン！
吉田監督のラストシーンはいつもいい！
今回の作品も本当にラストシーンが素晴らしかった。

この作品を見ていると久しぶりに体の内側から熱くなるものを感じることができた。
そして男たちの友情や恋や嫉妬などその生き様には震えた。
挑戦者の「生」がそこにはあって、果たして自分は挑戦しているのだろうか・・・何かのせいにして挑戦しないことを選んでしまっているのではないだろうか・・・なんて考えた。