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「悪の教典」とは?
2012年公開映画『悪の教典』(R15+)は、貴志祐介による小説を原作に三池崇史監督が映画化!
主演・伊藤英明が殺人鬼のサイコ教師を演じ話題となり、生徒役には二階堂ふみ・染谷将太、林遣都などが出演!
ハスミンというニックネームで呼ばれ、生徒たちから圧倒的な人気と支持を集める高校教師・蓮実聖司(伊藤英明)。生徒だけでなく、ほかの教師や保護者も一目を置く模範的な教師だったが、その正体は他人への共感や良心を持っていない反社会性人格障害者であった。学校と自身に降り掛かったトラブルや障害を取り除くために、平然と殺人を犯しては校内での地位を強固なものにしていく蓮実。しかし、ささいなミスから自身の凶行が知られそうになってしまう。それを隠そうと悩んだ彼が導き出した答えは、クラスの生徒全員を殺すことだった。
蓮実聖司:伊藤英明
片桐怜花:二階堂ふみ
早水圭介:染谷将太
前島雅彦:林遣都
夏越雄一郎:浅香航大
安原美彌:水野絵梨奈
蓼沼 将大:KENTA
柴原徹朗:山田孝之
久米剛毅:平岳大
釣井正信:吹越満
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感想
ネタバレ部分もございますのでご注意下さい。
言わずと知れた、貴志祐介による傑作サイコホラーの実写版です。 日本映画でこの手の実写化がされる場合にはストーリー改変や有名芸能人の稚拙な演技などで原作が台無しにされることも多いのですが、この映画に関しては原作に忠実な演出がされており、比較的質が高いと言えるでしょう。 特に伊藤英明さん演じる主役(?)の英語教師はそのサイコパスぶりもさることながら、周囲の愚かな教師や保護者を騙す姿も実に堂に入っており、まさにはまり役だと思います。 (失礼ながらそれまであまり評価していなかったのですが、この映画で好感度がかなり上昇しました。) 一方演出面で見ても、サイコホラーとしての道具立てが丁寧に作られているように感じられます。 例として挙げるなら1つはカラスのシーン、もう1つは伊藤英明さんの懸垂シーンなど。 全般的にわかりやすい構成となっていて、貴志祐介ファンでなくても十分楽しめるエンターテインメント性の高い映画だと思います。 ただ、これは実写映画である以上仕方がないと思いますが、英語教師の異常さを物語る性的サディストとしての描写がほぼカットされ、結果的にサイコパスとして少し弱い存在になってしまった感があります。 もっともこればかりは俳優や演出を責めるわけにはいかないでしょう。
悪の教典はリアル鬼ごっこなどと少し違います。もちろん多くの生徒が死んでしまうところは似てるのですが本質がどこか違うと感じました。悪の教典は無造作に殺すと言うよりも英語教師である蓮実聖司の過去やもう1人の蓮実聖司が居るなど、少し難しい作品となっています。考えればこのように考察はできますが、ただ何となく見ているだけだと無造作に人を撃ち抜いたり、人を殺すことをなんとも思わない描写が描かれているので好き嫌いがはっきり分かれる作品です。また、学校が文化祭のためかなりの生徒が残っているのところを閉鎖しるのでかなり胸糞悪い作品です。登場人物もまともな生徒や先生は少なく、同性愛者の方がいたり、生徒と関係を持っている先生などがいるので常人には理解出来ない場面展開が行われます。この作品の見どころを挙げるとするのであれば蓮実聖司の本性といった部分です。一見は生徒思いで優しい頼りになる英語教師なのですが彼には裏の顔があり、前職にはとんでもない職に就いていたこと、またなぜ彼が英語の教師という道を選んだのかというところが最後に全て点と点が線で繋がっていくところは面白いなとは思いました。総合で評価するなら怖いもの見たさで見てみるのはありかもしれません。
原作を読んでとても面白い!と思ったので見に行きました。大きいスクリーンで見ると迫力があり、音も凄くドキドキヒヤヒヤしてきました。学園ものサスペンスの代表の一つかと思います。今活躍の若手俳優たちがこぞって学生役をやっていてすごく貴重な作品かと思います。林遣都くんはこの映画でもゲイ役でエッチなシーンもあり、大きなスクリーンでみてドキドキしました。伊藤英明さんの筋肉美は本当に素晴らしい。とても鍛えぬいていて見惚れてしまいます。猟奇的な役がこんなに間に合うんだと。後半はほとんど絶叫。見てられない人も多いのでは。わたしはストーリーの主軸が好きでもあったので怖いのもありましたが小説が映像化されてとても興奮しました。また伊藤英明さん以外にも山田孝之さん、滝藤賢一さんなど主役級の役者さんも多く出ています。今こんなにも集まることはないでしょう。終わり方がまだ続くみたいな胡散臭い終わり方がとてつもなく残念であり、結局続編もありませんでしたが生徒たちの役者さんたちが一生懸命演じきっているのでぜひ見てほしい。でもデートなど恋人同士や家族、子供含めての視聴はやめた方がいいです。一人でヘッドホンつけて暗い部屋で見るのが好ましいです。
今までにない伊藤英明さんの作品でゾクゾクとするスリルのある作品ですごく面白かったです。
特に生徒にはすみんとあだ名まで付けられているくらい生徒からも信用がある先生が生徒を殺すなんて思わなかったのでびっくりもしましたが信用しきっている生徒を平気で殺すことができるはすみんの神経がすごいと感心してしまうところもありました。
また私が一番頭に残っているのははすみんの家で掛かっていた曲と鼻歌を歌っているはすみんでした。
しばらくはその歌が頭から離れないくらい印象的な歌で喫茶店などで流れていそうな何気ない曲なのにどこか恐怖心を与えるような曲ですごく印象的でそれが殺されていく生徒のシーンと妙にマッチしていて更にドキドキしました。
見る前は何気ないサスペンスなのかなと思ってみたのでサイコパスな映画で正直びっくりしましたが自然と見入ってしまい続きがみたいなと思ってしまいました。
続きがみたいと思ったのは全員殺したと思っていた生徒が生きていたからです。
はすみんが生き残っていた生徒に対して平気で普通に接し、自分は心配しているんだという仕草を見せたからです。
この人は殺したことも悔いてないし、精神的におかしければ刑務所からも出てきてしまうかもしれないと感じた時に続きがみたいと思ってしまいました。
中学生の時や高校生の時に必ず1人は“みんなから好かれる良い先生”というのがいたと思います。伊藤英明さん演じる蓮実聖司も、生徒から好かれる善良な先生…と思っていたら、裏では自分の都合の悪い人や、邪魔をする人を次々と殺害するというサイコパスな役柄で、すごくリアリティな映画でした。実際にこんな人間いるのか?と思ってしまうような内容ですが、サイコパスというのは子供の時の影響を大きく受け、誰でもサイコパスの要素を持ち合わせているそうです。この蓮実先生は幼少期からさまざまな事件を引き起こしており、天使で優しい面と悪魔で人間とは思えないような思考の面と2つの顔を持ち合わせており、その演技がとても微細に演じられていたと思います。一番の見所はクラス全員を抹殺するシーンです。逃げ狂う生徒と、全員殺すまでは誰一人も逃がさないという蓮実の演技は、とてもリアルで実際に自分が逃げているかのような気持ちになりました。学校から閉じ込め状態になり、聞こえてくるのはチェーンソーの音と殺害されている友達の悲鳴。決して誰も逃げられない状況はとても緊迫していて、頑張って、どうか1人だけでも逃げてほしいと応援したくなるようなシーンがありました。ホラーが好きな方は見応えがとてもあると思います。
得体のしれない恐怖に襲われる感覚を覚えた作品…というのがこの映画の感想です。
一見、どこにでも存在するような先生と生徒の絆などを描いた作品かと思ったのですが、実際はサイコパスな教師が、自分の欲望の為だけに生徒を殺めていくという内容でとても怖かったです。現実にサイコパスが存在するということは、本やテレビなどを通して認識していましたが、ここまでリアルに描かれていると、とても他人事には思えず、ただただ目を伏せるばかりでした。理由なき犯罪というものがいかに卑劣で、いかに残酷かということを学んだ気がします。
殺人や虐待、DVなどの精神疾患の多くは、幼いころの家庭状況だったり、母親の愛情不足が原因で起こると言われていますが、サイコパスの場合、もちろん複雑な幼少期の家庭環境も少なからず関係するかと思いますが、遺伝子レベルで発生するという事も知り、周りの身近な人にも一人や二人存在するのではないかと思いました。
もし、周りにサイコパスがいた場合、果たして自分はその事に気付けるのか。ましてや、気付いたところで距離を置くことは出来るのかという疑問が浮かんできます。
どんな理由があるにしろないにしろ、無差別殺人ほど卑劣なものはないと、この作品を観て思い知らされました。
まとめ
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