東京オリンピック(1964・映画)ネット配信で無料動画をフル視聴する方法・感想まとめ

このドキュメンタリー映画は市川崑監が撮影した東京オリンピック。
他のカメラマンは引きの映像しか撮影しない中でアップの映像を撮影しており、臨場感があって素晴らしかった。
その中でも、映画のフィルムに当時の映像を残したのは歴史的にも価値が相当高いと思う。
今だからこそ見返したいドキュメンタリー映画だ。

今現在開催されている東京オリンピックはビートたけしも苦言するほどの開会式で、元々オリンピックの開催には賛成派だったけれど、失望してしまった。
そんな暗い気分になっていた時にこのドキュメンタリー映画を知って鑑賞した。
この作品を見て、今の東京オリンピックは新型コロナウイルスの対応の他にも運営体制を中心に問題などが噴出しているけれど、オリンピックのメインはスポーツだということを思い出させてくれた。

この作品は映像そのものが映画になっていてドラマがある。
そしてそれに輪をかけるように練られた映像表現とカメラアングルで、当時の東京招致の熱気と撮影される映像自体の価値を制作者たち自身が感じているのをひしひしと感じた。

現在開催中の東京オリンピックを見ている合間に、過去のオリンピックはどうだったのか気になり、振り返るという意味でこの作品を見てみた。
計算された撮影方法で美しく仕上がったドキュメンタリー。
選手はもちろんのこと観客やスタッフ、関係者の熱量を感じることができた。
スタジアムや沿道での暖かい声援には、どれだけの選手が背中を押されたのだろうかと考えると目頭が熱くなる。
今回は異例の開催方法で観客がいない中、選手たちは大きな舞台で戦っている。
直接声を出して選手を応援することはできないけれど、画面越しでもしっかりと声援を送りたい。