SPEC(ドラマ)無料動画配信や見逃しを1話から全話フル視聴する方法・感想まとめ

2010年放送ドラマ「SPEC～警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿～」。
ドラマ｢ケイゾク｣のスタッフが11年の時を経て集結した刑事ドラマ！
主演は、戸田恵梨香・加瀬亮。

ドラマの序盤ではちょっとありえないような事件が実はとんでもない特殊能力を持った人たちの仕業だった、という謎解きが奇想天外で面白いです。ストーリーが進むにつれてスペックホルダーたちのスケールも大きくなり、いろんな人がいろんなスペックを持っていることにびっくりさせられます。当麻がいつもスペックホルダーと対立するときに放つ「実は人間の脳のほとんどは使われていない。どんなスペックが潜んでいるんすかね。」というセリフがなんとも印象的です。ドラマの中ではさすがにありえないスペックばかりだけれど、現実世界でも私たちにはいろんな可能性があるのでは、という気持ちにさせてくれます。当麻自身が抱える、時を止められる能力のあるニノマエとの対決もかなりハラハラドキドキさせられます。徐々に彼のとんでもない過去がわかった時はかなり衝撃でした。当麻と瀬文というタイプの違う二人がスペックホルダーたちとの戦いを経て少しずつ信頼関係を深めていくところもいいです。レモンをかじって未来予想をする冷泉やサトリます、と言って人の心を読み取るサトリなど強烈なキャラクターを持つスペックホルダーを見ているだけでも楽しいです。所々登場する小ネタにも笑わさせれます！

タイトル通り特殊能力を持つ人間をキーとして物語が進んでゆくのですが、このドラマのキーマンであり主人公でもある当麻役を演じる戸田恵梨香の演技力がとても素晴らしい。演技力に限らず、そもそものキャラクター設定が［すごいやつなのになんか髪ぼさぼさだし変な奴］という感じが絶妙で、序盤からガシッと掴まれます。
当麻の相棒役の瀬文(加瀬亮)の真面目すぎるキャラクターも相まって、お互いがお互いのキャラを引き立てるといった感じで二人のやり取りは見ていて面白いですし心が近づいたような瞬間は感動も覚えます。そして見どころの神木君ですね。このドラマを見て彼やキャラクターのファンになった人は多いんじゃないでしょうか。
監督が堤監督なので期待していましたが、期待を超える作品。ある時気付いたらカチッとスイッチが入って、そうなったらもう止められません。ハマります。
様々な種類の特殊能力も見どころのひとつで、それに合わせたキャラクターも一人一人が個性的。
自分もSPEC使えるんじゃないかと本気で思った人もいるはず。リアルとファンタジーの狭間を狙いにきていて、それにまんまとのせられたくなるようなドラマです。
笑えて泣ける、年齢問わずお勧めできるドラマです。

内容としては現実離れしたものになっていて主人公も敵対するメンバーもスペックといわれる特殊能力を用いながら戦っていくスタイルが初めて観たときは驚きがありましたが昔子供の頃に観ていたケイゾクという作品に似ていて尻上がりに楽しめるものになっていったのを覚えています。特殊能力といっても数多く登場していましたが中でも神木さんが演じていたニノマエの時間を止める能力が一番最強だなあと思えてあれさえあればたいていの物事がクリアてきてしまうから所々にずるさを感じてしまう場面が多かったです。ストーリーとは別に警察署内のデスク域のちょっとした小物や課長がなぜか勧めていたカキピーなど随所に遊び心を感じさせてくれる演出がストーリーの真面目な雰囲気とは別に笑える様相が垣間見えて個人的には好きなところでした。ミステリーのような流れがあったので一番の見所都もいえる黒幕の存在についてはけっこう意外な人物であったので一度全話を観てからもう一度見直して伏線やら主人公との関わり方など様々な角度から楽しめる二度観てもいいんじゃないかなと思える展開で複雑に少し謎めいた場面があったりなど一筋縄にいかないようなところが楽しく感じられました。

未詳事件特別対策係に配属となった当麻と瀬文の相性は最悪だった。当麻はＩＱ２０１の天才で自身もスペックを持っている。瀬文はＳＩＴ出身の捜査官で頭で捜査をするのではなく、相手が強敵でも真っ向から立ち向かって行く。印象的なシーンは、時を止める能力があるニノマエが指をパチンと鳴らすと当麻も瀬文も動きが止まるはずが、気合で時を動かすことができた。絶体絶命のピンチに瀬文は当麻を救っている。スペックがないのに、気持ちだけで止める。これは凄いと感じました。当麻の記憶は無くした。地居も凄かった。何度も記憶を無くすスペックを使うが、完全に記憶を失うことはなかった。海野医師も印象深く、難病の患者を治すことができるスペックを持っていて、瀬文を慕っていた優作の意識を回復させた。瀬文と優作の会話も良かったです。優作は意識を取り戻したのもつかの間だった。良い方に使うなら良いが、他人を自由に病気にすることができるので、メリット・デメリットがあると感じました。冷泉の未来を予知する能力も独特で、レモンを吸うなんて誰も考えつかない発想でした。美鈴はずっと瀬文のことを恨んでいたが、真実を知って誤解が解けた。もし？スペックがなければ一生誤解したままで終わっていたと思います。

戸田恵梨香ちゃんが好きで色々な出演作品を見ていますが彼女は可愛いだけでなく演技力が高くてコメディエンヌの才能もあることを感じました。
劇中悪態はつくわ変態だわ変顔はするわ餃子臭いわめちゃくちゃ食べるわ髪ぼさぼさだわヒロインとしてはあまり素敵な要素はありませんが彼女の可愛さやお茶目さがそれらをも吹き飛ばし素敵に見えます。
毎回登場する藤間が事件を解決する足掛かりとなる言葉を書道でしたためて半紙を破り投げて舞わせるシーンは何度見ても戸田恵梨香ちゃんの美しさに見とれてしまいます。
やはり主役の藤間が一番好きですがほかのSPECホルダーや警察官のキャラクターも魅力的で全員のスピンオフを見たいくらいはまりました。
回を追うごとに謎が解けていって劇場版の最後はせつない気持ちになりましたがとにかく連ドラ、スペシャルドラマ、劇場版と一気に見てしまうぐらい面白かったで。
それぞれのSPECホルダーの能力も魅力的でこんな能力有ったらこういうことに使っちゃうなと思わせる反面こういうことで第三者に悪用されたり嫌な思いをすることもある部分を見るとますますキャラクターに感情移入してみてしまうドラマです。
このドラマの一番の見どころは藤間と瀬文の掛け合いだと思います。
この二人のシーン全部メイキング見てみたいくらい面白いです。

超人離れした能力を持つスペックホルダーによって起こされる難事件を捜査していくストーリーであり、これまでにない刑事ドラマでした。毎回様々に登場するスペックホルダーの能力に驚きと共に羨ましささえ感じますが、スペックホルダーである当人たちは能力があるために生きづらさを感じており、またそのために背負ってきた悲しみが能力を犯罪へと突き動かしてしまったのだと感じさせました。正しく使えば人を助けることができたはずの能力が犯罪となり、また自身の力を誇示して支配しようとする姿には恐怖と共に悲しみが見え、その悲しみがスペックホルダーだけが悪者と思わせない展開がより切なさを強くさせました。ストーリーが展開することで戸田恵梨香さん演じる主人公・当麻もまたスペックホルダーであるという事実に驚かされ、その能力のために左手を失ったという伏線に繋がっていく展開に胸が痛みました。しかし、左手を失っても能力は消えることなく、その能力に飲み込まれそうになる展開と自分を見失わないように耐える当麻の姿は常人でありたいという強い思いを感じさせました。結末となっても謎が多く残る作品でしたが、スペックホルダーの存在がある限り続く戦いを思わせ、終わった後もこうなのではないかと展開予想で盛り上がれる作品でした。

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