俺スカ見逃し動画配信・レンタルを全話無料でフル視聴する方法！俺のスカート、どこ行った？【ドラマ】あらすじ・キャスト・感想

古田新太さん演じる原田のぶおが痛快にこれまでの教育方針をぶっ壊して、生徒の心をわしづかみにしていくストーリーに引き込まれていきました。生徒の心をつかんでいく様子が「のぶお」と生徒から呼び捨てにされることです。呼ばれる側も、呼び捨てで呼ぶ方も、信頼しあっている証拠なんですね。のぶおはゲイ。だから教壇に立つときも化粧をしてスカートをはいているという奇抜さがテレビに引き寄せられました。しかし娘がいることに驚きました。ゲイじゃなくてバイセクシャルなんです。その娘も「のぶお」と呼び捨てにしているところが親近感が持てました。
舞台は学校内でおこるハプニングにのぶおが真摯に立ち向かっていきます。常識はずれの行動に初めは周りの教師たちも反発していますが、だんだんとのぶおの行動に秘められた発言にのぶおの味方になっていきます。今の教育方針をこわして新たな風を吹かしている、そういうストーリーです。
のぶおは反発している生徒も見放したりしません。生徒と向き合い、学校内だけでなく私生活にも気を配りながら接することで生徒の心を変えていくのです。たまに行き過ぎた行動をしますが、みごとに担当クラスをまとめます。のぶおを教壇に立つことをお願いした校長先生の見る目があったんです。

最初は変わったおじさん？おばさん？が教師？といった印象でしたが、古田新太さん演じる教師のぶおにどんどん親しみを覚えるようになってきました。やり方も普通の教師とは違い、はちゃめちゃすぎるやろと思うところだらけでしたが、こんな先生がいたら面白くて、毎日学校に行きたくなるんだろうと感じていました。飛び降りしようとしている子には飛べといっては飛ばせてマットを用意し助けたり、部活動ではまさかダンス部でパブに見に行かせたりと驚きの展開でした。そしてカンニング問題のときには、カンニングしてしまった子もそして周りのクラスの子たちもみんなが、一気に成長した感じがしました。そして永瀬廉くん演じる明智くんの父親問題でもまさかの戦う展開にハラハラしてしまいました。一匹狼な明智くんものぶおに助けられたりと、どの回も素敵な内容揃いでした。また、のぶおだけでなく、生徒役も新しいスターがたくさんでてきたドラマの一つではないでしょうか。特にジャニーズの永瀬廉くんをはじめ道枝くんや長尾くんは素敵な印象が残りました。かっこいいだけでなく、文化祭で女装をしたときは、女子より可愛いかったです。このドラマをみているととても明るい気持ちになれました。

多様性をテーマにゲイの教師・のぶおを主人公にした学園ドラマです。概要を読むとどうしても色物の内容なのだろうと思いがちですが、実際のドラマは昔ながらの学園ドラマを今風にアレンジしたものとなっていました。のぶおの同居人など奇妙な人間関係も多く突っ込みどころばかりですが、ストーリーその物は共感できるものが多かったです。基本的な展開は、受け持ちの2年3組の生徒が抱える問題を状況によって厳しさや優しさを使い分けて解決していきます。高校生が抱えるデリケートな問題をどう対応していくかは実際でもかなり難しいことです。近年では少なくなった”叱る”という行為を躊躇無くする教師というのは貴重です。のぶおは生徒のことをきちんと見ており、自分の人生経験も踏まえた上での行動なので納得することになります。また、のぶおと関っていくうちに生徒が成長していく姿を見るのがすごく楽しめました。特にいじめられっこでクラスからはぶられていた若林が次第に周囲から認められ成長していくのはすごく良い演出でした。彼が裏主人公といっても良いぐらい活躍しクラスのまとめ役となるまでになったのは壮快です。とんでもない展開も多かったですが、力強く突き進んでいくのぶおはこれからの時代の参考になる人物像でしょう。

のぶおのパワーに圧倒されながら大爆笑の連続なんだけれども、毎回、最後にはジーンとくるんですよね。
ただ手助けや守るというだけではなく、生徒それぞれの問題を自分で気付かせ、自身の力で解決できるよう導くという姿勢に感動です。
のぶおのやり方にはまず驚かされますが、結果的に納得してしまい、とても信頼できる人間性を感じます。
のぶおが生徒たちの本当の気持ちを信じ、多少暴走しながらもとことん寄り添う様子に引き込まれました。
誰にでも言うべきことをしっかりと言い、自分の信念を曲げないのぶおに、生徒たちのみならず周りの教師たちも感化されていくのがすがすがしいです。
古賀や庄司など、個性的な教師陣の存在も楽しかったですね。
特に生真面目な長井とのぶおのやりとりは面白く、噛み合わないようでいて、次第に認め合っていくのが微笑ましくもありました。
糸に対しては、父として愛情たっぷりなのぶおが可笑しくも温かいですね。
とうとう明智の心も開かせていく場面には、ハラハラし、胸を突かれました。
決して諦めないのぶおが素晴らしく、熱いものがこみ上げます。
最後、のぶおがどうなってしまうのか心配でしたが、希望の持てるラストが爽やか。
まだまだのぶおの活躍を見続けたくなりました。

初めて、「俺のスカート、どこ行った」を見た時は、古田新太のヴィジュアルにとても驚きました。スカートをはいてかつらを被っているおじさんは、テレビやたまに町で見かけることもありますが、とても見た目が派手にコーディネートされていて、新鮮な気持ちになりました。ドラマの内容としては、あんな先生がいたら素敵だなと思うような人柄でした。初めは、破天荒なめちゃくちゃな先生だと思いましたが、きちんと大切なことを教えてくれていました。いじめの問題や、家庭環境に関することなど、あんな風に生徒に真剣に前から向き合ってくれる先生がいれば、救われる生徒も多いだろうと感じました。また、彼の生き方にも魅力を感じました。「死ぬまでにやりたいことリスト」を作成してこなしていくことは、簡単にはできませんし、教師をしてみたいという夢は、すぐにかなえられる夢ではありませんが、しっかりと夢をかなえて、楽しんでいる姿がとても素敵でした。理想的だなと思いました。個人的には、ドラマのキャストもよかったと思います。主な生徒役がジャニーズだったので嬉しかったこともありますが、現役の高校生を採用していた点は、リアリティがあって、すんなりと設定を飲み込めました。

『俺のスカート、どこ行った』を観て、「自分らしさを貫く教師」と「生徒たちの成長」が特に魅力的だと思いました。
まず、自分らしさを貫く教師についてです。このドラマでは、ひょんなことから教師をすることになった女装が趣味の主人公が、担任教師をすることになった生徒たちを変えていく姿が描かれます。主人公は、いつも女装をしていることをはじめ、教師経験がないことから校則で禁止されているようなことを提案してしまうなど、周囲の人々から反感を買うような行動を取ります。主人公が周囲の人々や決まりに流されず、独自の方法で生徒たちと向き合っていく姿がかっこよく、尊敬の気持ちを抱きました。
次に、生徒たちの成長についてです。主人公と出会う前の生徒たちは、クラスメイトと上手く付き合うことばかりを考えていたり、自分の気持ちを抑えようとしていたりと、それぞれ悩みを抱えながら学生生活を送っていました。しかし、主人公と出会うことで自分の弱さと向き合い、時に問題を起こしながらも弱さを克服していきます。生徒たちが、悩みを吹き飛ばした時のすがすがしい表情が本当にキラキラしていて、その変化にこちらまで悩みを克服したかのような嬉しさにひたりながら観ていました。