希望のかなた(映画)公式無料動画配信や見逃し・レンタルをフル視聴する方法！感想まとめ

カーリドは終始無表情だったのに、最後のレストランのチェーンで浮かべた表情が本当に素敵で印象的だった。
人間のグロテスクさに疲れている時に見たい作品で、この映画の監督の作品ももっと色んなものが見たくなった。

自分は難民という立場になったことがないから分からないけど確実に辛いものだと思う。
日本にも難民の先生を出すたけど拒否されてしまい酷い扱いを受けているクルド系の人が多くいるので他人ごとではないと感じた。

フィンランドの人って最初は人見知りであまり感情を表に出さないけど、親しくなれば面倒見がよくて優しい人が多いということを聞いたことがある。
そんな印象を絵に描いたように描かれた作品だった。
しかしどこの国も外国から入ってくる人たちに対して排他的な過激派ナショナリストの存在は社会問題化しているんだと改めて感じさせられた。
そして「難民」というものが何なのかちゃんと理解する必要があるんだと実感した。

この作品では表現は緩くても扱っているテーマはとてもシリアスで重い。
日本に住んでいるとあまり難民問題に関心がわかないけれど、この作品を見ているとヨーロッパでは切実な問題なんだと理解することができた。
そしてこれからは日本人でも難民問題に関係がないというスタンスではなく、本気でこの問題を考えていかなければならないと思う。