きみが心に棲みついた/無料動画配信や見逃しを1話から全話フル視聴する方法・感想まとめ【ドラマ】

2018年に放送されていた「きみが心に棲みついた」。
主演の吉岡里帆さんは、このドラマが連ドラ初主演となりました。
一筋縄ではいかない三角関係ラブストーリー！！
キュンキュンしたり、時にはゾクッとしたり…。
これまでの恋愛ドラマとはまた違った新感覚ラブストーリーをぜひご覧ください！

漫画をチラッと読んだことがあったためドラマを見てみることにしました。漫画は暗い雰囲気が漂っていたように感じましたが、ドラマではムロツヨシが出演しているということもあってか、もう少し原作よりも明るい印象を受けました。桐谷健太は元気モリモリ！なキャラクターを演じることが多いと思っていたのですが、意外にも今作で演じていたキャラクターもあっていてかなりいい味を出していました。他にも様々なキャラクターがいましたが、どの役者も敵役で、高い演技力を発揮してくれたのでかなり楽しませてくれました。この世界に生きる誰もが誰かに頼って人生を生きていて、一人で生きていくということは決して出来ないなのだなと考えさせられました。学校、家族、会社などどのようなコミュニティーにおいても、誰かがいてくれてこそ成り立ち、頼らせてくれる人がいるからこそ心地よく感じるのだなと学ばされました。自分についても、これまで頼らせてくれた人、これから頼らせてくれる人に、日々感謝しようと思えました。自分は決して今日子のように大変な人生を送ってきたと言うわけではありませんが、それでもこのドラマに救われた場面は多くありました。極端に言えば、社会の縮図を描いているようなドラマでした。

とてもおもしろかったので最初から最後までぶっ通しで見てしまいました。主人公の今日子が、最初はオドオド挙動不審な弱気な女の子だったのが、話が進むにつれて仕事にプライドを持って頑張ったり、自分の過去に向き合って成長していく所がとても楽しめました。依存ではなく、初めて人を好きになった時の今日子の表情がかわいくて、同性ながら見惚れました笑向井理が演じる星名が毎回なにをしでかすかドキドキハラハラして見ていました。今日子になにかとちょっかいを出してくる星名はドラマの初めのあたりはなんて悪魔なやつなんだと思っていましたが、話が進むにつれて星名の過去がわかり、少し同情しました。星名こそ一番救いが欲しかったのかもしれません。ただ向井理のスーツ姿はかっこよすぎでしたりスーツ好きはぜひ見るべきです笑　顔の小ささとスタイルの良さが抜群です。そして主人公の彼氏の吉崎がほんとにかっこよかったです！闇に落ちていく今日子を良い方向へ何度も引っ張ってくれて、今日子が何と向き合うべきか真剣に考えてアドバイスしてくれる頼もしい存在です。吉崎の今日子を思う気持ちや行動にキュンとしました。恋をする気持ちや人を大事に思う気持ちを教えてくれるドラマでした。

「きみが心に棲みついた」について、「今日子を見守る麻衣子」と「渦巻く嫉妬」が特に魅力的だと思いました。
まず、今日子を見守る麻衣子についてです。このドラマでは、下着メーカーに勤務する今日子の様子が描かれます。今日子は、コミュニケーションが苦手で同僚たちとの人間関係を上手く築くことができずにいますが、上司である麻衣子はそんな今日子のことを理解し、温かく接していきます。今日子の心の支えとなっていく、親しみやすさとかっこよさを持つ麻衣子に尊敬の気持ちを持って観ていました。
次に、渦巻く嫉妬についてです。仕事に全力を注ぐ日々を送っていた今日子ですが、ある日同僚として学生時代の交際相手で、ひどい仕打ちを受けた相手である星名がやって来ることになります。今日子は、いけないと分かっていても星名との距離を縮めていってしまい、同僚の彩香に嫉妬され職場での居場所をなくしていきます。また、仕事を通して出会った吉崎とも仲良くなっていきますが、吉崎に恋をしているれいかの恨みを買っていきます。今日子の周囲を取り囲んでいく、恐ろしい女性たちの嫉妬に呆気に取られつつ、今日子が無事にいられるようにと願わずにはいられませんでした。

このドラマは今日子が日々不安にかられていたのが印象的です。どこかマイナス思考なところは、見ていて心配になります。複雑な過去があるのも印象的です。忘れられない人がいるのは、誰もが共感できることだと感じます。
そして星名の上からなところはハラハラしました。今日子には自分がいないといけないと思っている感じが、見ていて怖かったです。今日子も忘れなきゃと思いながら、星名を考えてしまうところがリアルです。星名の優しさを思い出してしまうのは切なさがありました。
そんな今日子のことを吉崎は気にかけていたのが、見ていて素敵です。今日子が何か抱えているのではないかと、感じとるところがさすがです。今日子も吉崎に頼りたい気持ちもあるけど、なかなか難しいのはわかるような気がします。
また星名は周りにはいい人なのが不気味です。今日子には洗脳のようなことをしていたけど、普段は爽やかな感じが違和感ありました。今日子のことはすべてわかっている感じもヒヤヒヤしました。
人を好きになるのは簡単かもしれないけど、忘れることはなかなかできないのを痛感します。前へ進むことの難しさが共感できます。思わず頑張れと、今日子を応援したくなる作品です。

向井理さんは、人の良さそうな印象が今まで私の中では強かったので、この作品の表向きは優しいけれど、実は心に闇を抱えている冷酷な星名のような男を演じている姿を観て、とても新鮮な向井さんを観れたなと、新たな彼の魅力に釘付けになりました。実際は、星名のような男性は嫌だなと思うけれど、そのような男性には嫌でも女性が惹かれてしまう魅力を持っていて、その魔力的とも言えるような魅力を上手く演じられていたなと思います。また、優しそうなお顔立ちのイケメンな向井さんだからこそ、裏の顔で見せる冷酷な姿は、とても恐怖感が増していたように感じます。そして、この作品は複雑な女心をよく描かれていて、今日子と全く同じ状況ではなくても、ただの良い人より何故か危険な男を好きになってしまったり、自分でも好きになってはいけないと分かっていながらも好きになってしまうことを経験している女性は多くいると思うので、嫌だなと思いながら共感しつつもホラー系の怖さとは違う現実的な怖さも感じられ、ハラハラドキドキでも、キュンもありで楽しませてくれた作品です。やはり、イケメンはズルいなと思わされながらも、星名のような男性には惑わされないように気をつけようと思いました。

下着メーカーに勤めている主人公のキョドコは人前が苦手でどもってしまったりする女の子です。いつも首にはねじりストールを巻いているのですが、これは昔好きになった星名という男性に巻いてもらったことで心が落ち着いたから大人になった今でも手放せなくなっています。でもその星名は一見優しかったが残忍な面を持っていてキョドコはトラウマになっています。星名も子供の頃に虐められ暗くて親に整形を強要されるような暗い過去があった為このような性格になってしまいました。キョドコは吉崎という好きな男の人が出来てこれからは前向きに生きていこうと思っていたところに星名が現れてまさかの同じ職場になってしまいます。
星名はまたキョドコの心を揺さぶり精神的な苦痛を与えてきたり意地悪をしてきます。星名はとにかく怖くて陰湿ですが、過去を知ってしまってからと、向井理さんが演じられたことによって更に好きになってしまいました。あの星名を向井理さんの端正で優しいお顔なのにゲスいというギャップ、怖い顔をされた時は本気でゾクゾクしました。ドラマ当時は原作が終わってなかったのでキョドコは結局吉崎と結婚することになりましたが、最後雑踏の中にいる星名のニヤっとした笑顔でこのドラマはやはり星名の為にあり星名にもっていかれたなと思いました。

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