ルパン三世THE FIRST(ザファースト)見逃し動画配信やレンタルを無料フル視聴する方法

昔は普通のアニメだったルパン三世が3Dか～と感慨深い気持ちで見ました。フィアットでのカーアクションのシーンは鳥肌が立ちますし、これ本当にアニメなの？と思わずにはいられないほどのスピード感で思わず唸ってしまいました。何より全ての映像が圧巻の綺麗さでした。今までにないルパン映画と言い切ってしまえばそうかもしれませんが、ストーリーは王道です。the firstと銘打っているだけあって舞台は1900年代が舞台、ルパン作品の入門ガイド的な位置づけですね。個人的にはカリオストロの城っぽさもあるなといった印象。さらに言うとレティシアに感情移入するとより作品に没入できます。CG化されて良かった点は前述したカーアクションのシーンや次元と五右衛門の際立つイケメンさ、あとは何と言っても銭形警部と警官たちが織り成すコメディシーンは笑えました。声優さんも良かったんじゃないでしょうか？ゲスト声優さんに関しては賛否両論あると聞いてますが私としては結構ハマっていて違和感も全くありませんでした。今後ルパンシリーズがこのような3Dアニメ形式で発表されていくのかどうかわかりませんが、最初の作品としては十分楽しめるものになっています。

ルパンがヒロインのレティシアに告げる「ドロボウの言うことを信じるんじゃねーよ」が本作を象徴する台詞であるでしょう。カッコよくて、笑えて、ダンディで神出鬼没で強くてと、まるでヒーローみたいなルパンですが、所詮は犯罪者、アウトローなのです。そういう意味では『男はつらいよ』の車寅次郎にも似た存在なのかもしれません。毎度おなじみな展開のてんこ盛りで、毎回新たなヒロインが登場するという作品自体の構造もそっくりですしね。でも、本作の「お約束」の集積の洗練度の高さはかなりのものなのですよ。ルパン三世ファンを公言する山崎貴監督の見識眼はさすが伊達じゃない！、これほど満足度の高いルパン三世は滅多にあるもんじゃないです。ラストシーンの多幸感の素晴らしさったらないです、これを味わいたいがためにリピートしても全く不思議じゃありません。３DCGになって極限まで高められたキャラクターのフェティッシュさや、実物以上のリアルさ、迫力、スピード感を醸し出しているカーチェイスや飛行機アクションもマニア垂涎の非常に良い出来で、本作の大きな見どころであります。過去の作品になりかかっていた感のあるルパン三世シリーズに新たな息吹を吹き込み、見事に甦らせた新時代の傑作です。

冒頭からぐいぐい見させるような面白さがありそれが中だるみせずに最後まで維持されるのはすごいです。おなじみのルパン、次元、五右衛門、不二子、銭形警部が３DCGで登場。デザインはピクサーっぽいです。声優はアニメ版を踏襲していて違和感なく受け入れられます。悪役で何かを企んでいる奴らが出てきて、過去の歴史的人物に絡めたお宝が出てくるといういつものテレビスペシャル版のルパンという感じですね。ルパン一世の人となりについての言及もありそれがストーリーと結びついているのも粋な展開です。前半は今回の鍵となるお宝の紹介と恒例の盗みシーン、ゲストキャラクターの登場を経て悪役の陰謀が語られます。後半はインディージョーンズを彷彿とさせる冒険もありつつルパンのカッコいいアクションシーンが繰り広げられますのでそこが見どころです。悪役の中に才能のない博士が出てきて孫の才能にコンプレックスを抱いているというキャラがいるんですけど、そのキャラの抱える良心と野心の葛藤が見て取れて悪役としての人間味があってよかったですね。怒りの後半からはいよいよ事が壮大になってきて更に面白さが加速していきます。総括としてはいつものテレビSPのルパンをCGにしたような映画なので安心して見られます。

ルパン三世シリーズ初となる、3DCGによるアニメーション映画は、期待を裏切らない面白い内容でした。謎の財宝「エクリプス」を巡り、考古学者を志す女性とルパン三世一味が、ナチスに関わりのある組織と渡り合う展開で、先の内容を予測できる要素はいくつか見られたものの、その予想が的中するかどうかを楽しみにしながら見たくなるような作品でした。
「カリオストロの城」でも使われた方法である、「銭形警部をうまく利用して目標に近づく」というルパン三世の手口や、状況次第では宿敵ルパン三世との共闘も辞さない銭形警部の性格など、ストーリーの本筋以外の見どころも多く存在しています。もちろん、次元や五右衛門の戦闘シーンなど、どのルパン三世作品を見ても注目してしまうキャラクターの動きも必見です。映像技術の進歩によって、より迫力のある映像として今作のルパン三世は描かれていると言えます。
また、ルパン三世で同じみと言えば、ルパンを手玉に取る美女・峰不二子の立ち回りですが、今作の峰不二子は戦闘シーンで魅せてくれる場面が多い印象があります。ルパンを取り巻く女性としては、今作ヒロインのレティシアもおり、彼女とルパンの駆け引きや、関係性の変化も見逃せない要素です。

まずは一瞬で映像の美しさに目を奪われました。物語は殺された科学者がいて、その科学者の娘とルパンたちが知り合い、事件の真相に迫るというもの。はっきり言ってルパンシリーズではよくある話だし、心惹かれるストーリーではありませんでした。他の映画を見に行ったときに予告映像を見て、映像の美しさから「見よう」と思ったものでした。ルパンシリーズを知っている方からしてみたら、またその展開かと思うところでしょうが、あまり知らない方、もしくはこういうルパンがいいのだ、という思いがある方には喜べる作品だと思います。あと、声優さんを俳優さんで充てるのはやめていただきたいな、と改めて思いました。俳優さん方みなさまとてもお上手なのですが、俳優さんたちの顔が見え隠れしていまして、作品に集中しきれないところがあります。アニメには声優さんを、と私は思ってしまいます。映像の美しさとTheルパンという感じはすごく出ていまして、タイトルともマッチしたものになっていると思います。多少批判めいた文章になりましたが、ひとりのルパンファンとしては、見ておいて損のない作品だとは感じています。変なグロさや絵のタッチが気になるということはなく、普遍的なルパンの世界を描いている作品です。