四十九日のレシピ(映画)公式無料動画配信や見逃しをフル視聴する方法・感想まとめ

とても愛が溢れた人だったんだなぁと思った。
常識とか普通とか当たり前に思われたりすることもあるけれど、幸せというのは人それぞれでいいと思う。
血の繋がりがあるから素晴らしいってわけではなくて、血の繋がりがなくたって築ける関係や絆もある。
子供を一番に考えることと、母親や妻や家族であることは別物でもいいと思った。

「子供を産まなかった女の人生は、産んだ人より余白が多いのだろうか」
自分は子供産んだからといって無条件に良い母親になるわけではないと思っているし、自ら子供は産まないという選択をする人だっている。
この物語の母親が多くの人に手を差し伸べて人生を共にしたように、「子供」というひとつの価値観だけではなく一人の女性として、人間として人生を彩るようにありたいし、それが認めるような社会になればいいと改めて感じた。

この作品を見ているとどんなことがあっても頑張らなきゃいけないなと思わせてくれた。
でもあまり頑張りすぎなくてもいいんだよと言ってくれそうな雰囲気もある映画だった。
所々現実味がないなと思うところもあったけれど、この映画からは勇気と元気と優しさをもらうことができた。

この作品では、お腹を痛めた子供がいなくても、特に世の中に名前を残すような功績を残したわけではなくても、周りの人に残し伝えてきた想いだけで十分に生きた証を刻めるということを教えてもらった。
すごく前向きな気持ちにさせてくれた。