おじいさんと草原の小学校(映画)無料動画配信や見逃しをフル視聴する方法・感想まとめ

ケニアが英国の植民地支配から独立した2003年、政府の無償教育制度に教育を受けることができなかった84歳のマルゲが小学校に入学したという実話が映画化されている。
ケニア独立戦争に選手として勇敢に戦って悲しくも残酷な過去を持っている。
そんな彼のまま食べたいと願う情熱や幼い小学生達の温かい友情にすごく感動した。

教育を受ける環境になかった主人公が84歳で小学校へ入学する、
男性教師が何度もやってくる主人公に対して「Rest in peace」という言葉を言い放った時には衝撃を受けてすごく怒りを感じた。
この言葉は死者に対しての言葉であり生者への言葉ではないはず・・・。
なのにそんな言葉を当たり前のように言ってのけてしまう人間が子供たちを教育していたのかと思うと非常に怖くなった。

この作品を見て勉強をするのは学生だけの義務ではないと思った。
むしろ社会に出てからの方が勉強が必要だと思う。
社会人になると忙しいから時間がないからと、このような言い訳をするのはとても簡単だけれど、学び続けていくことが自分の大きな成長につながるのではないかと思う。
この作品は実話に基づいた話で、恒例の主人公の行動力には感心。
やりたいことには一直線で。
受けてしまった過去は変えることができないけれど未来は変えることができる。
子供に未来はあっても女性少ない老人には未来が無いのだろうか？
子供であろうが老人であろうが誰になってやりたいことを阻止される権利などない！

この作品を見て「教育は人々の自由にするためにある」ということだと思った。
教育は一つ間違えてしまうと弾圧の道具にだってなり得る。
現代でも本来学び喜びを知るためにあるはずの格好が、生き生きと子供達が過ごせない場所となっている。
コロナ渦だからこそしっかりとこのような現状を見直さなければいけないのではないかと思う。