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「ファイティングガール」とは?

2001年放送ドラマ「ファイティングガール」。
主演は深田恭子とユンソナ。
国籍も性格も違う二人が対立しながらも次第に支えあい友情を深めていく姿が描かれる。
深田恭子の懐かしき金髪姿もみどころ!

「いくつ?」
「19歳」
「いいね、無限の可能性があって」
その齢をとうに超えた大人はそう無責任に言うかもしれません。
集団に埋もれ、たとえいなくなってもすぐにほかの誰かで代わりのきく存在。自分だけの価値って何?自分の人生ってこんなつまらないもの?
自分の生き方を根底から変えてしまうような衝撃的な出会い、出来事があったなら……。
現実には、何の努力もなしにそんなことは天から降ってはきません。しかし、まったく違う文化の中で育った同世代の人間……例えば韓国から来た留学生と出会ったとしたら?
このドラマの主人公、小夜子(深田恭子)は19歳の夏に、韓国から来た留学生・亜美(ユンソナ)と出会います。お互いに第一印象は最悪でした。しかし、自分の今の生活と状況に行き詰まりを感じていた小夜子は、亜美と二人で、小さなひと夏だけのショップで自分たちで作ったリメイクTシャツや雑貨を売り始めます。国籍も性格も何もかも違う二人は、ことごとくぶつかり合い、喧嘩、決裂、仲直りを繰り返します。また、父との関係にも変化が生まれ、「物を作る」という共通する情熱を持った小夜子は、それまで批判的な目で見ていた父を少しだけ理解するようになります。
喧嘩ばかりしていた二人の間には、強い絆が生まれますが、夏が終わったとき、二人の別れがやってきます。亜美が帰国し、一人になった小夜子は寂しさの中で確実にかつての自分とは違う自分を見つけるに違いありません。

 一体、イマドキの少女は何を考え、何を求めているのか・・・・・・。社会や家族や大人に、苛立ち、怒り、焦燥し、攻撃し、馬鹿にし、自己正当化のみに走るように見える少女たち。いや、その自己の未来にすら、無力感を抱いているのかもしれない。しかし、どこかに何かを求める炎が燃えているのではないか。
「私でしかない私がここにいる」。そう信じ、叫びたい炎が・・・・・・。
このドラマは、「私」の存在を信じ「私」を探す少女の「ファイティング・スピリッツ」あふれる生き方を、韓国の少女との交流を通して浮き彫りにする夏の熱いドラマである。
 厳重に鍵のかけられたフェンスを乗り越え、深夜の高校のプールに飛び込む少女の姿があった。携帯で彼氏に呼び出しの電話をかける。水面にゆらゆらと浮かびながら呟く。
「ツヨクナリタイ、モットモット」・・・・・・。
それが、吉田小夜子(深田恭子)19歳、であった。
 小夜子は、電車内での化粧も着替えも厭わない、まさに“今時”の19歳だ。さらに直情径行ときている。先日もバイト先のショップで客に「似合わない。この服はあなたに着られたがっていない」と言い放ち、万引きだけは腕力で捕まえたものの、あっさりと首になる。
 さらに、プールに現れなかった自分の彼氏の部屋に乗り込んだ。小夜子が怖くてつい“浮気”する彼氏を叩きのめす。「普通の彼女が欲しい。殺されても別れたい」と懇願する姿に、幻滅した小夜子は静かに出て行くのだった。
「何かを探すため」短大も3カ月で退学した。小夜子の心の中には、いつも「ツヨクナリタイ」という言葉が浮かんでいる・・・・・・。
 そんな、小夜子がいつものように電車で化粧し着替えをしていると、何者かが「やめなさい!」と一喝してきた。
「あんたに迷惑かけたかよ」と言い返す小夜子に、その人物はさらに畳み掛けた。「恥でしょう。日本人は恥を知る民族でしょう。日本人らしくない!」。珍しくたじたじとなる小夜子。周囲の大人はにやにやと見物していたが、その人物は、返す刀で「あなたたちはどうして何も言わない!」と叱り飛ばした。
 これが小夜子と韓国人留学生・宗亜美(ユンソナ)の劇的な出会いだった。
 小夜子は、小さいが世界的な金属加工技術力を誇る東京の町工場「吉田絞製作所」の長女。父は一徹で無口な職人社長・吉田祐三(萩原健一)。工場には、祐三が頼りにして、何か過去のありそうな女性・三井祥子(天海祐希)らそして新入りの土屋浩太郎(安居剣一郎)が働いているだけである。母はすでに亡くなり、体の弱い妹の冬美(平山綾)と工場2階の自宅に3人暮らしである。祐三とはいつも言い争いばかり。小夜子は、なついている冬美といつか家を出ようと計画していた。
 “気合いを入れるため”に入れた「へそピアス」を祐三に咎められた小夜子は、とりあえず家出。砂浜で金持ちのボンボン・粟村元(坂口憲二)にナンパされ、なんとなく豪勢な別荘についていく。案の定、襲われるが、持ち前の“ファイティング”精神で危うく難を逃れる。
「・・・・・・あたしはね、いっぱいいっぱい溜まってんだから・・・お前なんかに、絶対負けない!」
小夜子を追いかけるのを諦めた元は、父親の粟村光夫(泉谷しげる)の命令で勉強嫌いなのに司法試験を受けるべく家庭教師とともに別荘で過ごしている。
 うんざりして家に戻った小夜子は、冬美が電車を降りる時に怪我をしたことを聞かされる。助けてくれたのは外国人女性だという。祐三の提案で家に呼んでお礼をすることになり、しかも特上の寿司を奮発すると言う。
 ところが、工場に現れた“妹の恩人”は、なんと憎っくき“電車の仇”・亜美であった・・・。睨みあう小夜子と亜美。火花を散らすのだった・・・。
 さしてこの日本と韓国の二人の少女が、ひょんなことから二人だけのショップを湘南にもつことになる。
 自分たちがつくったTシャツを売るという目的にむかって走り出した二人の間に、それぞれのセンスとアイディアの熱きバトルがはじまるのだった・・・。

 夢がないことで焦燥感を募らせ、「ツヨクナリタイ」と願うことで、それを振り払おうとする“イマドキ”の19歳小夜子(深田恭子)は、いつものように、フェンスを乗り越え卒業中学校のプールに忍び込んでいた。「おい、立ち入り禁止だ」。呼び咎められた小夜子は慌てて逃げ出そうとした。が、無理と踏んだ小夜子は振り返り、「なんで泳いじゃいけないわけ」と開き直る。と、相手のガードマンは同窓生の神田だった。バイトでガードマンをしていたのだ。神田は「青春は短いぞ。お前もやりたいこと見つけろ」と説経する。小夜子は切れて「言われたくないよ。なぐるよ」。が、「こんなこと気にしない私になりたい」と唇を噛み締めるのだった。
 小夜子が東京・蒲田の自宅兼工場「吉田絞製作所」で憂鬱な顔をしながら掃除機をかけている。
 「こんにちは」
 なんと、“犬猿の宿敵”韓国人留学生・亜美(ユンソナ)が、妹冬美(平山綾)に会いに来たのだ。仲良さそうな二人を見て、小夜子はカッとなり掃除機を投げ出す始末。事務所に行くと、亜美や冬美が遊んでいる。亜美は、事務員の祥子(天海祐希)に「あなたは処女ですか」なんて、とんでもない質問をしている。「何言ってるのあんた」と小夜子が怒鳴る。が、韓国語で「処女=独身女性」の意味のため、亜美は一向に意に介さない。
 亜美は、祐三(萩原健一)も交えた夕食も共にした。食卓にはキムチ。祐三に言われ小夜子が買ってきたのだ。が「日本のキムチはまずい」と亜美。小夜子が「わざわざ買ってきたのに」と言うと口に入れる亜美だったが、「やっぱり、まずいね」。緊張の食卓・・・・・・。
「外国人だから許してもらってるんだ」と小夜子。
 亜美も黙らない。
「電車のメイクや着替えは、どうなんですか。私が咎めたら、逃げ出した人がいる」
 怒り狂う小夜子。
「逃げてないよ。誰にも迷惑をかけてないし恥ずかしくなんかないよ!」
「ほんとにもう、お前ってやつは・・・」とがっかりと下を向く祐三・・・・・・。
 翌日、小夜子は祐三に「食費を入れろ。2万円だ」とたたき起こされた。あ然とする小夜子は、今度は仕事をちゃんと選びたいとの待ってという。祐三は「仕事を選り好みする身分か。辛いから仕事なんだ」と畳み掛けるのだった。
 短大を勝手に辞めた手前、仕様がなくガソリンスタンドのバイトを見つけた小夜子だが、制服のマイクロミニが気に入らない。得意のミシン裁縫で裾を伸ばす小夜子を見て、冬美は「高校時代と逆やってる」と笑う。冬美は、自分は、本の側にいられる仕事を選びたいと夢を語るのだった。
 そんな折、大人しい工員の浩太郎(安井剣一郎)は、冬美が目が不自由であることを知る。
 一方、小夜子をレイプしようとした“ボンボン”の元(坂口憲二)は、湘南の別荘で見張り兼家庭教師の洋輔(勝村政信)に、法学をしごかれていた。弁護士にしようという、父親光夫(泉谷しげる)の差し金である。
 さて、亜美は、成田空港で韓国人の婚約者を見送りに来ていた。恋人の何かの予定が変わったらしい。「約束が違う。あと一年っていったじゃない。あと3ヶ月で何ができるっていうの」と亜美は急いでどこかに電話している。
 亜美は、湘南のはずれの荒れた空き家の前に立っていた。元喫茶店と言う風情である。亜美は意を決した表情をした。
「お姉ちゃん、湘南に連れてって」
 冬美が小夜子に頼み込んできた。亜美が湘南に住むので会いに行きたいと言うのだ。渋々承知し、出向くと、辺ぴな名ばかりの湘南である。
「何するの?」
「洋服を売る店をやる」
 驚く二人。
「ま、頑張ってね」
 相手にせず、小夜子は元の別荘へ向かった。襲われ、戦った時落としたピアスを取り戻しに行くのだ。元は動じた様子もなく「ここまで取りに来れば?」と部屋のテーブルにピアスを置く。「狸の餌付けじゃないよ」。怒る小夜子。「ピアシング代弁償しろよ」と畳み掛けると、元は平気な顔で「いくら?3万円?」と金をなげて寄越す。
「あんた、家に食費を入れてるの?不公平だね」
「お前みたいな貧乏人に俺の気持ちが分かるか」
「あんたなんか辛いこと何もないでしょう」
 切れた小夜子は、元の鳩尾に一撃を食らわし飛び出していった。痛みをこらえながら、元は小夜子に自分と同じ臭いを感じるのだった。
 小夜子が冬美を迎えに来ると、「亜美の店」は片付くどころか、混乱に拍車がかかっていた。仕様がなく手伝うはめに。服はあまり好きじゃないという亜美につい小夜子は「なぜ洋服の店をやるの」と尋ねてみた。
「言いたくない」。
またまた怒る小夜子だった。
だが、小夜子は我知らずまた湘南の亜美の店に足を運んでいた。
 そこでは、まだ、亜美が、ださださのTシャツ群と格闘していた。
 「ダサくて売れないよ、こんなの」
 他人に言われると、腹が立つもの。亜美は「ただだから損しないし、やってみなけりゃ分からない」と譲らない。うんざりして小夜子は外へ飛び出した。だが、家に帰って小夜子は、自分は亜美が羨ましかったのかもしれない、亜美は自分よりずっと強いのではないか、と感じるようになるのだった。そして、自分がもっとも得意とする母の形見のミシンを眺めるうちに、ある決心をする。

小夜子(深田恭子)は、大嫌いなはずの韓国人留学生・亜美(ユン ソナ)が作ったTシャツショップでミシンを踏み始めた。「大好きなミシンを使って仕事に出来たら・・・。もう文句なんか言わずに走り出せると思う」。小夜子は砂浜でおにぎりをほお張りながら、夢が形になることを祈っていた。そこへ、現れた亜美は、場違いな長そでに帽子、サングラス姿。「買い物に行くから、店に帰りなさい」と、小夜子に向かって傲慢に命令する。むっとした小夜子は「私もあんたは嫌い。あんたとは友達にはなれない」と釘を刺す。しかし、「でも、ここで働きたい」と白状する。が、亜美は「私は一人で出来る。従業員じゃなきゃ、クビ」と脅しにかかる。その大きな態度に辟易しながらも、小夜子は渋々承知せざるを得なかった。その夜、卒業した中学のプールに忍び込もうとしたら、厳重なガードがかかっており、むしゃくしゃ解消の出来ない小夜子は怒り狂うのだった。
 次の日、二人は、ほかのTシャツショップに偵察に行く。亜美はそこでも「お店やるから研究している。6000円は高い」など遠慮会釈なく韓国語で捲くし立てる。小夜子は「あんたは心臓に毛が生えてる」と呆れるのだった。が、亜美は「あんたこそ気が小さい。日本人は、嫌いだのまずいだのはっきりモノが言えなくてかわいそう。それは『弱い』からだ」と言い放つ。見抜かれてタジタジとなる小夜子。ただ、亜美は「韓国だって悪いところある。女が自由じゃない」と悲しく独白もするのだった。
 小夜子は翌日、小夜子に気のある“ボンボン”の元(坂口憲二)を使って自転車を店に運び込んだ。二人でいる様子を見て亜美は「彼でもないのに、小夜子は悪い女ね」と勝手に言う。
 そんな元は、家庭教師の洋輔(勝村政信)を誘い出し海岸のナンパに繰り出したが、堅物の洋輔のお陰で成果がとんと上がらない。いらついた元は「女っ気なしで今日を終わりたくない」と叫び、亜美と小夜子の店に電話する。そのころ、二人は、店名を考えていた。いいアイデアが浮かばない。元の「Tシャツを買うから」という申し出に、乗って、二人は元の別荘へ出向くことにした。
 別荘でいくつもTシャツを買う元に、亜美が高いと言う6000円を意ともしない。呆れ果てる小夜子。4人はバーベキューをすることにしたが、ウブな洋輔は亜美に一目ぼれし、どこか落ち着かず、一言も話せない。そんな洋輔に亜美はここでも「あなたが一人になりたいなら、私帰ります」と立ち上がる。一方、元は、パンチを避けながら、ひたすら小夜子を口説き続ける。そこへやってきたのが元の父親、光夫(泉谷しげる)だ。光夫は、小夜子、亜美に向かって「酌をしてくれる」とグラスを向ける。もちろん、二人は怒り狂って席を立つのだが、光夫は動じず、元に「縁が切れるようにわざと言ってやったんだ。ここは合宿だ!」と怒鳴りつける。
 小夜子と亜美は、店名決めを続けた。韓国語で「こんにちは」が「アンニョンハセヨ」であることから、ローマ字表記で「アンニョン」にすることに決める。そこでも私が決めた、私が言った、と我を張る二人だった。
 小夜子は蒲田の家に戻り、事務所のコピー機で「アンニョン」の開店チラシを大量にコピーした。妹の冬美(平山綾)に見つかったが、冬美は楽しげに小夜子の様子を眺めている風だ。だが、翌朝、父親の祐三(萩原健一)がコピー機に残ったチラシの原稿を見つけてしまった。母の形見のミシンは持ち出すし、祐三は、小夜子のことが心配でならない。
 亜美は、仕事の相手探しで問屋を当たるが、韓国人ということもあり、けんもほろろにあしらわれ、相手にされない。悔しがる亜美は、「時間がない・・・・・・」と独白し、小夜子の分からない部分で苛立ちを隠さなくなってきた。そんな亜美が、自転車でチラシを撒いている最中に警官に捕まった。パスポートを携帯していなかったので、不法滞在の疑いがかけられたのだ。そんなころ、亜美の態度にむしゃくしゃしていた小夜子は、元に運転させ浜辺のドライブ。キスを迫る元をあしらいながら、家に戻ることにした。
 そこには祐三が待ち受けていた。店を出すことに対して「お前は止めとけ。甘くねえからやめろ」と言う祐三。その言葉に従う気はなかったが、小夜子は「亜美と一緒にやって行く自信がないから、多分やめる」と答える。その時携帯が鳴った。交番に拘束されている亜美からだった。祐三が止めるのも聞かず、小夜子は飛び出して行く。
 小夜子に引き取られた亜美は「小夜子に、これ以上頼りたくなかった」と、すぐに電話しなかった理由を言う。そして、提案した。「小夜子が社長になって。ギャラを韓国に送ってもらう。そうすれば警察にいじめられない。ギャラは半々でいこう」。小夜子に断る理由はない。亜美はさらに続けた。「で、仕入れにソウルへ行こう」。「行く!」。即答する小夜子だった。
 活気にあふれるソウルの東大門。生地は買えたが、交渉ごとはなかなかである。それでも小夜子には手応えがあった。しかし亜美は沈んでいる。亜美は自宅へ、小夜子はホテルに泊まった。うとうとする小夜子を起こしたのは妙に明るい亜美だったが、亜美は泣いていた。亜美に何があったのか・・・・・・。

 韓国に生地の仕入れに出掛けた小夜子(深田恭子)と亜美(ユンソナ)が朝食をとっていると、亜美の様子がおかしい。「私を探している人がいるかも」と、おどおどしている。怪訝に思った小夜子が尋ねると、「婚約者が・・・。でも別れるかもしれないの」と言う。小夜子に、亜美は「結婚へのあこがれで、軽い気持ちで婚約したの」と説明するのだった。父母への遠慮が、意志をはっきりさせない理由のようでもあった。だが、「結婚しても店は投げ出さない」ときっぱりと自分に言い聞かせるように言う亜美だった。
 小夜子と亜美のオリジナル・リメイクTシャツショップ「アンニョン」がオープンした。二人の興奮と緊張とは裏腹に、客足はさっぱりである。「向こうから来ないなら、こっちから行こう」。小夜子と亜美は浜辺に商品を持って出掛けることにした。
 だが、ビーチ中回っても、小夜子がサクラになっても、一向に売れない。店に祐三(萩原健一)の工場で働く祥子(天海祐希)がやって来た。休みを使って足を伸ばしてくれたのだ。大人の雰囲気の祥子には、似合うとは言い難かったが、祥子は1枚買ってくれた。
 祐三は行きつけの飲み屋「なぎさ」に足を運んでいた。祥子が先客で座っていた。祥子は、二人暮らしで老いた母親が入院しており、休みの日にすることがないことを話し始めた。「母に縛られていたのに、いざ、一人になるとすることが探せない」と言う。「だから、今日、小夜子ちゃんの店に行ってきたんです」と、買ってきたTシャツを広げて見せた。祐三は振り向きもせず、「あいつをおだてないでくれ」と言い残すと、祥子の母への見舞い金をなぎさの手に握らせ帰って行くのだった。
 祐三が家に着くと小夜子が冬美(平山綾)の本を読んで聞かせている。Tシャツの感想を祐三が言いよどむと、小夜子はカッと来て「お父さんなんかに分からない」と、すぐに親子喧嘩である。
 元(坂口憲二)は高学歴の家庭教師・洋輔(勝村政信)が、なぜ父親の会社にいるのか、訊ねた。それを聞いた元は、別荘に戻り、洋輔を探した。洋輔は、友人に、元の悪口を言い募っているところだった。「あんたのこと聞いちゃったぜ。痴漢で前の会社をくびになったんだって」。茶化す元に「痴漢は、やってない。お前の相手なんかしたくない。もうたくさんだ。辞めてやる」と怒り狂った洋輔は、荷物をまとめて飛び出した。元は車で追いかけた。「あんた苦労してんだ。ほかの奴よりあんたの方がいい」。元の説得に洋輔も戻ることにした。
 偶然、その路上の説得劇を、小夜子と亜美が目撃していた。歩きながらTシャツを売る算段を画策するがいいアイデアが浮かばない。「ムカツク」「ナドヤー(韓国語で同意)」を連発しながら、小夜子はとりあえず家に戻ることにした。
 家で待っていた冬美がくれた回覧版に「フリーマーケット」の文字が。小夜子は手を打った。
 翌日、亜美に相談すると、亜美も一も二もなく賛成である。そんな折、客がやって来た。小夜子のセンスを褒め、1枚求めていった。客の払った千円札に印をつけ、自分の札と交換し、「記念にとって置く」と、はしゃぐ小夜子。小夜子は仕事の充実感を知り、またミシンに向かうのだった。フリーマーケットの当日。二人は元や洋輔にも手伝ってもらう。そこで小夜子は元から「洋輔くんは亜美のことを気に入っている」ことを聞いたりもする。小夜子と亜美は、「10万円目標」と威勢がいい。
 だが、浜辺と同じで全然客が来ない。客が不思議な顔をしているのも気にかかる。小夜子は会場の見回りに出かけた。そこで見つけたのは、小夜子のTシャツそっくりに作ったTシャツを売っているコーナーだった。しかもその売り手は、「アンニョン」に来て、買って行った由香だった。こちらは大盛況であった。
 それを見た小夜子は・・・!

 フリーマーケットで自分のオリジナルTシャツをコピーされ売られていたのを知った小夜子(深田恭子)はがっくりと落ち込んでいた。亜美(ユンソナ)は、そんな小夜子が不甲斐ない。しかも、亜美は「韓国では何か流行るとすぐまねするから」ともいう。二人とも、それが文化差と納得するしかなかった。
 一方、仲直りをした元(坂口憲二)と洋輔(勝村政信)は、勉強しながらも互いの過去や趣味、将来のことをつれづれに話していた。洋輔は「将来は自分で決めると社長に話せ」と薦める。元は「父親に偉くなれと刷り込まれ、自分が何になりたいか、考える暇がなかった」と悔やみ、その場を立ち去る。
 浜辺に出た小夜子と元は、偶然、波打ち際で出くわした。二人して腰を下ろし、ため息をつく。小夜子は、フリーマーケットでの一件を話しつつ、亜美との考え方の違いが気になっていることなどを話す。
 元はつい、「羨ましい。やりたいことがあるのって幸せなんだよ」と本音を漏らす。が、すぐに「マイナス思考になってる。気合いを入れてくれ」と小夜子に顔を突き出す。殴る気もしない小夜子は行こうとするが、元の「体使わないと太るぞ」の言葉に、振り向きざまのパンチ。小夜子は海に飛び込み、波間に浮かんで、自分の情熱が消えてしまっていることを確認するのだった。
 そんな朝、小夜子の自宅でもある吉田絞製作所の事務所に、緊張感が漂っている。祥子(天海祐希)の母親が危篤なのだという。慌ただしく祥子を促し、小夜子の父親・祐三(萩原健一)は病院へ急いだ。
 「アンニョン」で小夜子は亜美に、祥子のことを話した。「母親と二人暮らしを続けていた三井さんは、何が楽しくて生きているんだろう。亜美が結婚したくないのも親との関係なの?」
 亜美は「小夜子みたいの簡単にいかない。韓国で女性が自由にするのは日本の何倍も大変なんだ」。亜美は、すっとその場を立ち去って浜辺で海を見詰めるのだった。
 祐三も祥子もいない吉田絞製作所では、冬美(平山綾)と浩太郎(安居剣一郎)が二人きりで電話番をしていた。浩太郎のおかしな応対の仕方などで、冬美の緊張もほぐれ、話しが少しずつ弾んできている。
 夜になって、帰宅した祐三が製品の仕上げをしていると、祥子が入り口に立ちすくんでいる。「病院にいなくていいのか」と祐三。「怖いんです、私」。泣き崩れる祥子。亡くなったのだ。祐三は祥子を抱きかかえる。その姿を陰から見てしまった小夜子は、何かいけないものを見た気がするのだった。
 栗村家別荘では、光夫(泉谷しげる)を呼んで、元が「決心」を伝えようとしていた。言いよどむ元に「はっきりしろ」と怒鳴りあげる光夫。縮こまりながら「司法試験とか自信がない・・・・・・。無理だと思う」とようやく口を開くと、光夫はい言った。「俺もそう思ってる。じゃ、いいよ。都議会選に出ろ」。呆れた元は「自分で将来を選びたい、ということで・・・・・・」と続けるが、「じゃ、何やりたいんだよ」という光夫の問い詰めに返答できない自分にがっくり、下を向くしかなかった。
 小夜子は「アンニョン」に置いていたミシンが調子が悪くなっているのに気づいた。亜美を問いただすと「知らない」と言う。亜美が壊したと分かっている小夜子は「責めるつもりなんかないのに、なぜ謝れないの」と怒ってしまう。亜美は「小夜子が大変だから、ミシンを覚えて手伝おうと思った」と白状する。亜美はすぐ話を変えて「小夜子のTシャツはデザインいいから、もう少し安く売ろう」などと提案する。だが、小夜子は「もう駄目かも。売れないし。亜美とは考え方違うし。親の世話になれないから、しばらく『アンニョン』には来られない。ミシンは後で取りに来る」と帰ってしまった。亜美は韓国語で「ここは日本だし、日本語を話して日本語を書いて、こんなに努力しているのに、まだ、外国人だから考え方が違うと言われなきゃいけないの。少しはそっちが合わせなさい!」と小夜子の背中に怒鳴るのだった。
 しょうがなく、小夜子は、スーパーの売り子のバイトを始めたが、性に合わなくてうんざり。だが、そこで、小夜子は見てはいけないものを見てしまった。ふらりと現れた祥子が、商品を自分のバッグに入れ、そのまま立ち去ったのだ。万引きであった。声を掛けられず、絶句する小夜子だった・・・。
 元と洋輔が「アンニョン」の前を通りかかると亜美が一人で立ちすくんでいる。亜美は二人を呼び止め、ミシンを小夜子の家へ持っていってくれと言う。喧嘩の理由を聞かれた亜美が「説明はむつかしい」と言うと、洋輔が「英語なら?」と聞き返す。亜美は「初めて言われた」とにっこりと微笑んだ。「こんなに一生懸命、日本語で話し書いているのに、まだ、違うと言われるのに疲れました」と亜美。しかし、洋輔たちは「違うから意味あるんじゃないの」と喝破する。
 ミシンを積んで吉田製作所を訪ねた元は、祐三たちの技術に、魅せられ感動する。自分もやってみたいという衝動にかられるようになる。その内、小夜子がバイトから戻ってきた。元は「お前、亜美さんの立場になってみろ。考え違ったっていいじゃん」と諭す。小夜子も珍しく「あんた、いいこと言うじゃん」と納得し、ミシンをまた「アンニョン」へ運ぶよう頼むのだった。
 「アンニョン」の亜美は、無言で小夜子を迎えた。小夜子は、すぐに自分の名前のハングル文字表記を亜美に尋ねた。亜美は苦笑してそれを教えるのだった。二人でミシンを運び上げようとした時、小夜子が突然閃いた。
 「客の名前をTシャツに書いて売るのよ!」
 小夜子はこの日が「アンニョン」二度目のオープンだと思うのだった。

 ハングル・ロゴのTシャツを考案した小夜子(深田恭子)と亜美(ユンソナ)は、「アンニョン」で必死に試作品を作っていた。そこへ大伴洋輔(勝村政信)が手作りの弁当を持ってきた。むさぼるように食べる二人を見て、洋輔は仲良さそうな二人を羨ましく感じるのだった。洋輔が亜美に「なぜこんな仕事をするのか」と問うと、亜美は韓国の子供の儀式を話し始めた。亜美によると、韓国では子供の将来を占うために、生後100日すると、赤ちゃんの前に「おにぎり、糸、鉛筆、お金」を並べ、どれを取るか見る儀式がある。糸は長生き、鉛筆は学問・・・・・・亜美は富を得るお金を掴んだと言う。でも亜美は「日本人はもっと小さな小さな幸せを求めているような気がする」と言う。
 そのころ、元(坂口憲二)は、小夜子の父・祐三(萩原健一)が経営する「吉田絞製作所」に忍び込んでいた。憧れの目で工場を見回す元。祐三たちは事務所で昼食中である。元は、つい近くのスイッチを触って機械を動かしてしまった。唸りを上げる工作機械。気付いた祐三が工場へ飛び込むと、元が泣きそうな顔で立ちすくんでいる。「なにやってんだ」。怒鳴りつける祐三。元は意に介さず、突然土下座し「俺をここで働かして下さい。俺決めたんです」。祐三、呆気に取られて「勝手に決めるな」と一喝するが、元は「あの、お金要りませんが」と勝手な理屈をこねる。祐三は「お前ら本当の仕事がどんなものか分かっていない。遊びと仕事がごっちゃだ」と、身勝手な“夢遊び”に辟易する。
 その時、祥子(天海祐希)が「滝川(笹野高史)が動けなくなっている」とインターフォンで呼びかけてきた。祥子は母の死以来、生気がなくなったようである。祐三が事務所に急いで戻ると、ベテラン職人・滝川がぎっくり腰で倒れている。祐三が運ぶのを手伝わせようと元を呼ぶと、「俺が代わりに働く」と言う。「なに言ってるんだ」と怒鳴りあげる祐三。すると、元は「もったいぶって、なんだい。もう、頼まねぇよ、ケチ」と捨てぜりふを残し飛び出していくのだった。
 「アンニョン」に見知らぬ男がやって来た。文句を付け始める男に「あんた誰よ」と怒鳴りあげる小夜子。と、男は矢作(北見敏之)といい、「アンニョン」の家主であった。矢作が言うには、「アンニョン」は、李という亜美の友人に喫茶店として貸したもので、しかも家賃が3ヵ月分滞納されているらしい。月末までに全部払わないと出ていってもらうと言う。焦った亜美は「払うが半額にせよ」と交渉、矢作は渋々了承したものの、亜美たちに払える目途はない。27万を工面しなくてはならなくなった小夜子と亜美だった。
 亜美が元の別荘を訪ねてきた。応対に出たのは洋輔。「パソコンを貸して欲しい」と言う。ネットショップを調べに来たのだ。だが、審査条件に合致しそうもない。
 翌日、働き始めたスーパーで、亜美は、小夜子に弱気な様子を見せる。「あんたの根拠のない自信がしか私たちにはないのよ。弱気になんないで」とヘンな激励をする小夜子。そこへ、祥子が現れた。また、万引きをする。驚く亜美。しかも、今回は祥子はレジで捕まってしまった。
 亜美が、祥子の処遇に関して、主任と押し問答をしている隙に、小夜子は、事務所の隅に座らせられている祥子のもとへ向かった。「しゃきっとしてよ、祥子さん」。「小夜子ちゃんはいいわよ。やり直しがきくし、強いし・・・・・・。警察がきてもどうでもいいわ」と祥子は、まるで抜け殻のようである。小夜子は、怒ってその場を飛び出し、家へ向かった。「お父さん、すぐスーパーにきてよ!」。
 祐三はすぐさまスーパーへ行き、祥子を請け出し、その晩、「なぎさ」へ祥子を連れていった。
「社長、私は自分に罰を与えたかったんです。母が死んだのは、私のせいだと・・・・・・」。「代わりに自分が死ねばよかった・・・・・・残された者は、皆思うんだ・・・・・・」。祐三は静かに慰めるのだった。
 早朝、「アンニョン」に洋輔がやって来た。起きたばかりの亜美に「ネットショップがオープンできる」と言う。「オークションで」。亜美はつい「マジで」と聞き返してしまうのだった。
 小夜子が「アンニョン」へ向かおうと家を出ると、変な男がうろうろしている。ものも言わず飛び蹴りを食らわす。倒れ込んだのは元であった。「ここで働きたいんだよ。お前から頼んでくれ」と元。「知らないよ。嫌いなんだから」と小夜子。そんな騒ぎを聞きつけ、祐三が現れた。イヤイヤ「こいつここでバイトしたいって」と取り持つ小夜子。「こいつを採るかどうか俺が決める。採用だ」。祐三は後ろも見ずに行ってしまった。
 ネットオークションの話で小夜子と亜美は盛り上がった。が、障害が一つある事が分かった。条件であるクレジットカードである。二人とも持っていない。小夜子は、祐三の家族会員にしてもらうしかない、と決心した。が、「元の筋は悪くはない」など話す祐三に、どうしても申込書を出しそびれてしまうのだった。
 そんなある日、元の父・光夫(泉谷しげる)が、吉田絞製作所の前に降り立った。

 吉田絞製作所の前に光夫(泉谷しげる)が降り立った。工場では、元(坂口憲二)と浩太郎(安居剣一郎)が祐三(萩原健一)のかっこよさなどについて無駄話をしている。その場に、ぐいっ、と顔を出す光夫。元、気付いて「なんでここにいんだよ!?」。光夫も「お前こそなんでだよ」。そこへ祐三が戻ってきた。
 「お初にお目にかかります。元がお世話になってますが、辞めさせていただきます」と光夫。
 「初めてやりたいこと見つけたんだから、邪魔すんなよ、おやじ!」。慌てる元。
 「そんな偉そうなこと言うなら、今すぐ、家を出てやれ」
 光夫に怒鳴られ腰の引ける元に、祐三も「お父さんの言う通りだな」と冷たく言い放つ。絶句する元だった。
 そのころ、小夜子(深田恭子)と亜美(ユンソナ)は、駅前でTシャツを叩き売りしていた。一向に売れる気配のない中、ガードマンのバイトをしている神田が通りかかった。気の弱い神田は、小夜子に売り子にさせられ、ガードマンの方が分のいい商売だと愚痴る。それを聞いた、小夜子と亜美は、すぐさまガードマンのバイトにつくのだった。  二人が申し込んでいたクレジットカード会社から、審査不通過の案内が届いた。小夜子はとうとう、食事の時、祐三にカード取得の相談をした。案の定、祐三は「言った通りだろう。すぐ店をやめろ」と叱りつける。「何で協力してくれないの、それでも親か、ケチ!」。叫ぶ小夜子に、祐三は、テーブルをひっくり返そうとするが、小夜子と冬美(平山綾)は必死でテーブルを押さえるのだった。
 そのころ光夫も元を諭していた。「金だけじゃ駄目なんだ。工員が駄目と言っているんじゃない。ただ世の中は平等じゃないんだ。工員はお前のやることじゃない」。光夫の言葉に、何も答えない元だった。
 運気ゼロの小夜子と亜美のもとに、やっと朗報が届いた。亜美の父親が、亜美がカードの家族会員になることを認めたのだ。これでやっとネットショップが開ける。が、小夜子は祐三に対する気持ちが、より複雑になってしまうのだった。ともかく、小夜子の仕事は増える。かまって貰えなくなった冬美は、いつもだまって自分を見ている浩太郎に「デートしたい」と申し出る。
 小夜子は使い古しのジーンズでバッグを作ることを考案し、試作品作りと言って元のジーパンをもらいに行く。亜美もネットに載せる出品情報を編集するために洋輔(勝村政信)を使うことにした。「アンニョン」に希望が見えてきたこともあり、楽しげに仕事は進むが、そこで、小夜子はつい、亜美に婚約者がいることをしゃべってしまう。洋輔は落ち込み、図らずも涙を見せてしまう。それを見た亜美は「弱い男は嫌いだ」と残酷にも言い放つ。小夜子は「おかしくはないんだけど・・・・・・」と絶句する。
 そんなころ、吉田絞製作所に元が現れる。「住み込みってありですか?」こちらも絶句する祐三だった。
 ネットオークションの準備の整った「アンニョン」で、購入メールを待つ小夜子と亜美。だが、まったく反応がない。消沈する小夜子が家へ帰ると、元が庭にテントを張って寝ている。テントに入り込み元の身の上話を聞いていると祐三が怒って小夜子を追い出しにかかる。居場所のない小夜子。
 どうにかラッキーだったのは、オーナーの矢作(北見敏之)が家賃を「あるだけでいい」とまけてくれたことだった。だが、それには裏があった。矢作は突然不動産屋と「アンニョン」に乗り込んできた。家を売るというのだ。亜美たちを無視して、ずかずかと「アンニョン」に入り込む矢作を、小夜子は追いかけざまに殴りとばてしまう。その時「アンニョン」はなくなった。
 そんなころ、冬美は浩太郎と初めてのデートを楽しんでいた。
 片づけにも手をつける気力のない小夜子は、「アンニョン」に誰か入る気配を感じた。それは初めて見る亜美の婚約者だった。

 大家から店の明け渡しを求められ、小夜子(深田恭子)と亜美(ユンソナ)が放心状態で片付けをしている「アンニョン」に誰かがやって来た。それは亜美の婚約者の韓国青年であった。亜美を連れに来たようである。小夜子はその場を離れ、砂浜に大の字になって「初めて見つけた自分の居場所だった気がする」と「アンニョン」のことを思い返すのだった。
 小夜子が「アンニョン」に帰ると、男性はおらず不機嫌になった亜美だけが残っていた。片付けも進まず、二人はそのまま眠りについたが、明け方、轟音で目を覚ました。不動産屋が強制的に店を壊しに来たのだ。すべてが壊されるか運び出された。唯一、小夜子が死守したミシンだけが残った。どうも、壊れてしまったようだ。だが、亜美は「もう一度やろう。次はうまく行く」と楽天的なことを言い出す。小夜子はむかついた。「その根拠のない自信はなによ。どうせあんたは結婚すればいいんでしょ」。「失敗は全部、私の責任なの?あなたは一人で何もしていない!怒って殴るだけ」と言い返す亜美。「日本が嫌なら韓国に帰れば!?」。その言葉に亜美は、その場を出ていってしまった。
 亜美は洋輔(勝村政信)を呼んで、成田空港に送ってもらうことにした。一方の小夜子は元(坂口憲二)にミシンを運んでもらうことに。そんな亜美は、自分のパスポートを手に取ると、交番にパスポートを届けてくれ、自分のことのように警官に怒りをぶつけた小夜子のことを思い出すのだった。
 成田に着いた亜美は、洋輔に「あなたすごくいい人です。もっと昔に会いたかった」と感謝の意を表わす。洋輔は、意味がよく飲み込めないまま、車を発進させるが、急ブレーキを掛け車を飛び出し亜美を追いかける。人込みの中にやっと見つけた亜美は、すでにあの韓国青年と伴にいた。絶望感を感じる洋輔だった。
 が、亜美は、希望に燃えているわけではなった。パスポートを見るたびに思い起こす小夜子の顔。「電話を掛けたい」。亜美は婚約者に言った。だが、婚約者は「時間がない」と取り合わない。亜美は怒りを爆発させた。
 「飛行機より大事な電話があるの。あなたは私を知らないわ。あなたとは結婚できない」
 亜美は、婚約者だけではなく、いろいろなものから決別するように、空港を走りに走るのだった。
 小夜子は壊れたミシンの横で放心していた。冬美(平山綾)が亜美のことを尋ねるのが、うっとおしい。つい、冬美に当たってしまう。と、祐三(萩原健一)に呼び付けられた。
 「今度のことはいい勉強だと思え。」
 「勉強をして4、5年準備してそれでやるんなら反対しない」
 「ともかく、食費を出せ」
 「ええっ」。返す言葉のない小夜子。
小夜子は祥子(天海祐希)と並んで吉田絞製作所の事務で働くことになった。
 ふてくされたまま、デスクにつく小夜子。工場では、元と浩太郎(安居剣一郎)が祐三に仕事を教わっている。元は興味深そうに失敗を繰り返しながらも黙々と作業を続けている。浩太郎は、まるでやる気はない。
 意気消沈の小夜子を見かね、祥子は元気付けようとする。「力抜けちゃった」と言う小夜子に、「あなたが私に言った『しゃんとしろ』という言葉をそのまま返すわ」。祥子を睨み付ける小夜子だった。
 元が別荘に戻ると、洋輔がひたすら掃除に精を出している。気を紛らわすためだ。成田での出来事を聞いた元は、結局「ま、諦めな」と軽くいなしてしまう。その時、玄関のチャイムが鳴った。現れたのは憔悴しきった亜美であった。「ごめんなさい。ほかに行くところがないの」。輝く洋輔。
 小夜子宛てに宅配便が届いた。不思議な面持ちの小夜子。祥子がきびきびと処理する。箱の中から出てきたのは真新しいミシンであった。祥子が小夜子のために買ったのだ。「私、小夜子ちゃんには借りがあるし、私のためでもあるの」と祥子。が、小夜子は「もうやる気ないの。迷惑よ」と突っぱねる。
 そんな折、亜美がメールを開けると、なんと「Tシャツ希望」のメールが入っているではないか。飛び上がる亜美。すぐにバッグに畳まれたサンプルを取り出す。洋輔が、小夜子に電話しようか、と提案するが、亜美は「自分でやる。一人でやらなきゃ、いけない時がある」と決然とした表情で言い切るのだった。
 小夜子側では、そのメールを祥子が見つけた。興味なさそうに座る小夜子に寄って行った祥子は、突然、小夜子の頬を張った。「気合いを入れてあげたのよ!」。しかし、小夜子は携帯を取り出すと、「カラオケ行こうよ」と友達を誘うのだった。
 カラオケ店を求めて歌舞伎町をさまよう小夜子。まとわりつく客引きを振りほどきながら進んでいると前から来るのは、亜美だった・・・。

 小夜子(深田恭子)と亜美(ユンソナ)は、代官山の洒落れた店々を回ってTシャツの売り込みをしていた。期待に高揚した表情で店に入り、肩を落として出てくる、ということを繰り返しながらも、二人はこれまでとは違っていた。そのたび、二人は元気を取り戻し、笑いながら歩くのだった。
 そんな夜、祐三(萩原健一)と祥子(天海祐希)は、久し振りに「なぎさ」のカウンターに座った。だが、二人の座席の距離は前よりも離れていた。客が増え、仕方なさそうに詰める二人。祐三が口を開く。「小夜子を殴ってくれたんだって・・・・・・」「すみません」「いいんだ、ありがとう」。静かに大人の会話が進む。
 その頃、デートを終えた浩太郎(安居剣一郎)と冬美(平山綾)が家に帰って来た。「言葉で言い表せないくらい楽しかった」。喜ぶ冬美は、浩太郎に抱きつき熱いキスを交わすのだった。
 と、突然殴られ、吹き飛ぶ浩太郎。祐三が戻って来て殴り付けたのだ。逆上する祐三は浩太郎に飛び掛かる。
 丁度その時、疲れ切った亜美と小夜子が帰って来た。
 「なにやってんの!?」。叫ぶ小夜子。
 「くびだ!出て行け!明日から来るな!」祐三が浩太郎に言い渡す。
 「もう来ねえよ」。冬美を見ながら走り去る浩太郎。
 「何も悪いことしていないじゃない。お父さんなんか、大嫌い!」冬美も泣き叫ぶ。吉田家は修羅場と化した。
 少し落ち着いた吉田家の茶の間に、祐三と小夜子、亜美の三人が座っていた。奥の部屋から冬美の泣き声が聞こえる。亜美が言う。
 「高校生はキスしてはいけないの? かわいそうです」
 「分かっているのは、亜美さんだけよ」。いつの間にか冬美が入ってきた。
 「私だって恋したい。傷ついたっていいの。何もない毎日よりずっといい。あたしほど我慢している人間はいないのよ」
 冬美は激昂し部屋に戻るのだった。
 皆、寝静まった後、小夜子が物干し台で日記を付けていると元(坂口憲二)が上がってきた。小夜子が冬美と浩太郎のことを教えてやる。
 「俺たちもやってみる」と元。二人はそっと唇を近づけ不器用なキスをするのだった。
 翌日、「熱がある」と言う亜美を置いて、小夜子は一人で売り込みに出掛けた。家で退屈そうにゴロゴロする亜美。仮病だった。
 元が別荘に戻ると、洋輔(勝村政信)が食事の用意をしている。亜美が来ると言う。亜美が、洋輔に誘いの電話をかけたのだった。それに乗ろうと、元も小夜子に誘いの電話かけた。「え、亜美が来るの!?」。驚き怒りが込み上げる小夜子。
 亜美は、美容院に行き綺麗になって別荘の扉を開けた。「小夜子は仕事だけの女だから来ないよ」と言いかけた時、中からにらみつける小夜子を見つけてしまった。
 「アタシ一人で苦労するわけ?今は休む時じゃない!」と小夜子。
 「女の子はお洒落やデートも大事」と亜美。
 「小夜子はオンナじゃないよ。恋をしなさい」と畳み掛ける亜美に、小夜子は大声をあげた。「今、ちゃんとしたいのよ。男なんかいらない」。小夜子は別荘を飛び出すのだった。
 亜美は元と飲み続けた。洋輔はすでに潰れている。
 「洋輔は優しすぎる。あなたは強くて男らしい」と酔った亜美が言う。
 「俺たち、付き合う?」と冗談を飛ばす元。だが、洋輔はその時、目を開けていたのだった。
 浩太郎は祥子のとりなしで職場復帰していた。だが、冬美に「やはり俺には向いていない。辞める」と告げる。冬美は「連れていって」と懇願するのだった。
 一方、小夜子と亜美は、売り込みを再開した。仲直りはしていないが、待ち合わせ場所に亜美が意気揚々と現れた。セレクトショップに商談成立だと言う。小夜子とその店に戻ると、佐倉(板谷由夏)という店長が「5枚4000円」で置くと言う。小夜子は爆発した。商談破棄である。
 「うちの親父は値切らせないんだよ」と亜美に説明する小夜子。「私が契約したので気に入らないんだろう」と亜美。
 喧嘩する二人に、セレクトショップにいた男が近づいてきた。
 「もう一度、商談させてくれ」
 店のオーナーの高木(野村宏伸)だった。高木は、1週間委託販売だが、さっきの5倍でどうか、と提案してきた。今度は亜美が断ろうとしたが、小夜子はその条件で成立させてしまった。
 小夜子が家に戻ると、祐三が冬美を探している。冬美が家出したのだった。
 そのころ、元の別荘から洋輔も姿を消していた。

 小夜子(深田恭子)は、家出した冬美(平山綾)を探し回った。冬美の性格を知る小夜子は、まさかの事態を想像し、胸が張り裂けそうになる。疲れ果て、水を飲もうと公園に来ると、元(坂口憲二)がいる。元も足を棒にして、冬美を探していたのだった。
 「まだまだ探す」と言う小夜子を心配し、元は「一緒に行こう」と申し出るが、小夜子は「頼りになんねえ」と断る。「死ぬ気で守る」と言う元に、小夜子は「やめてよ、そういうの」と呟いてしまう。元は本気で怒った。「結局自分ばっかの奴だな。きっと寂しく孤独死するだろうな」と悪態を吐く元。「ほっとけよ、気を遣って生きるより、孤独死の方がかっこいいだろ」と強がる小夜子。とうとう二人は不毛なつかみ合いを始めてしまった。二人は亜美(ユン・ソナ)に「喧嘩してる場合じゃない」と怒鳴られ、やっと手を放すのだった。その夜、冬美は帰ってこなかった。
 翌朝、祐三(萩原健一)は、仏壇に手を合わせただけで、仕事にこもった。元に言う。「納期は死んでも守れ」そして「垢抜けた仕事をしろ」。
 元はおずおずと「今辞めたら困りますか?」と切り出した。
 祐三は、何か察したらしく「お前みたいな半人前が辞めても痛くも痒くもない」と突き放したように元に言い渡す。と、その時、事務所の祥子(天海祐希)が叫んだ。
 「冬美ちゃんから電話が・・・・・・」
 事務所では小夜子や亜美が電話の周りに立っている。それは無言電話だった。冬美からかどうか分からない。受話器を置くとまたすぐ電話が鳴る。意気込んで祐三が電話を取ると小夜子宛てだった。相手は代官山のセレクトショップ「K’S」。小夜子がTシャツを委託販売した店だ。あわてて受話器を変わる小夜子。が、そこになんと冬美と浩太郎(安居剣一郎)が帰って来た。慌てふためいて玄関へ移動するみんな。小夜子も受話器を投げ捨て飛び出した。
 小夜子、一歩前に出て冬美に平手打ちを食らわした。
 「どれだけ心配したと思ってんの!謝んなさい」
 「お姉ちゃんだって家出したじゃない。私たち結婚するのよ!」
 一同、絶句。祐三はヘナヘナと壊れてしまい、祥子のとりなしで、浩太郎は、夜、もう一度来るということで吉田家はやっと落ち着きを取り戻したのだった。
 しかし、夜になっても浩太郎は来ない。迎えに行こうとする小夜子を、祐三は制するのだった。
 そのころ、亜美と元は、携帯を見せ合っていた。姿をくらました洋輔(勝村政信)から二人に「お幸せに」というメールが入っていたのだ。
 翌日、小夜子と亜美は「K’S」へ出向いた。「完売しました」とオーナーの高木(野村宏伸)がにこやかに言う。普通よりたくさんのマージンを嫌味な店長の佐倉(板谷由香)が渋々二人に渡す。大いに喜ぶ二人だった。
 小夜子が家に帰ると、一夜で大人っぽくなった冬美が髪を梳いている。慰めようとする小夜子を遮り、冬美は「平気よ」と強がる。が、その目からは涙がこぼれていた。
 それに気付いた小夜子が、物干し台に出て、気を休めようとすると、下から元が上がってきた。元はいつになく真顔で、「俺とお前の未来はないんだな」と念を押す。小夜子が答えないのを確認すると、元はやおらテントを片付け始めた。「あたしと仕事は関係ないでしょ」と心外な小夜子が問い詰めると、元は「俺とお前が結婚したりすること、想像したよ」と言う。笑う小夜子をたしなめると、元は去っていった。
 別荘に戻った元は、洋輔もおらず独りぼっち。寂しさを紛らわせるつもりか、昔の女友達に片っ端から電話を架けるのだった。
 一方、元も浩太郎も消えた工場では祐三だけが働いていた。手伝いに来る祥子。「若い人は行くべき所に行ったんです。事務所は冬美ちゃんに頼みました」。祐三は感謝の余り祥子の手を握り締めた。満たされた気持ちになる祥子だった。
 小夜子と亜美は、「K’S」に商品を納入しに出掛けた。佐倉店長は、亜美たちが並べるTシャツのディスプレイが多すぎると、怒り狂う。ところが、現れた高木オーナーは、「もっと並べなさい」。とうとう二人は諍いになり、佐倉は泣きながら店を飛び出してしまった。高木に呼ばれ事務所に入った小夜子は、そのリッチさに気押される。高木は「こんなオフィス、すぐ持てる」と謙遜してみせるが、警戒する小夜子に気付き、「君の服が気に入っただけだよ」と笑う。素直に喜ぶ小夜子。だが、家に帰ると、亜美は「あんな男のどこがいい。小夜子は不幸になる」と言い放つのだった。
 小夜子と亜美は、元の別荘に出掛けた。元は女の子といちゃついている最中である。小夜子はむかつきながらも、プレゼントを置こうとする。そこへ、光夫(泉谷しげる)が洋輔を連れてやって来た。「洋輔の辞表は預かる。また、二人でやれ」と言い残し帰ってしまう。能天気な元優柔不断な洋輔を見てウンザリの小夜子、亜美も帰る。残った男二人がプレゼントを開けると目覚し時計が入っている。それには二人の「有り難う」の声が録音されていた。二人は苦笑いしながら顔を見合わせるのだった。
 光夫が、一升瓶を抱え、祐三のもとへ現れた。「息子が世話になったお礼だ。いい経験をさせてもらった」。そう言い残し光夫は静かに帰っていった。

 小夜子(深田恭子)と亜美(ユン・ソナ)は、代官山の「K’S」で自分たちのTシャツが売れていくのを見て、驚きと喜びに震えた。亜美は「成功したね。ここに、『アンニョン』の店舗を出そう」と意気軒昂。
 家に帰ると、ベテラン工員の滝川(笹野高史)が復帰していた。小夜子は、つい、元(坂口憲二)のことを思い出してしまう。その元は、些細なことで洋輔(勝村政信)と喧嘩の真っ最中。洋輔をノックダウンした元は慌てて亜美を呼び出した。亜美が到着すると、洋輔は「俺は男らしくなんかなれない。終わりにしよう」と最後通告をしてしまう。
 アンニョンのTシャツは売れ続け、「K’S」のオーナー高木(野村宏伸)は、小夜子にナイトクラブなどに着て行くドレスなど、もっとアイテムを広げるよう求めた。
 吉田絞製作所に元がやって来た。祥子(天海祐希)が給料を渡すと言うのだ。そこへ、高木の車で送られ小夜子が帰ってきた。二人になって、元は突然、小夜子の唇を奪うが、小夜子に蹴り倒される。「最低な奴だ。なぜキスしたか、わかんないのかよ」と元。しかし、小夜子は「強くなりたいんだよ」。元は「そのまんまじゃ強くなれないよ」と言い残し、去って行くのだった。
 吉田絞製作所に取引先からオペラのチケットが回ってきた。祐三(萩原健一)と祥子が行くことになった。亜美が提案した。「祥子さんのドレスを作ろう」
 劇場で待ち受ける祐三のもとへ、ドレス姿の美人が寄ってくる。祐三、誰だかわからない。「遅くなりました」。化粧もした祥子であった。祐三は携帯を取り落としてしまう。終演後、二人は「なぎさ」へ行った。祥子の美しさになぎさママ(渚まゆみ)らは絶句している。「私、今日から素直に生きます」。祥子はそう言うと、初めて自ら祐三の隣に座るのだった。
 「K’S」の店内に「アンニョン」のコーナーが出現した。祥子のドレスも飾られている。満足気な小夜子と亜美。そこへ高木が二人を呼んだ。
 「雑誌のインタビューを受けてくれ」
 目を丸くする二人に取材の日が来た。記者はねちっこく質問してくる。「意地悪言うけれど、小夜子さん一人でも出来ますよね、この規模なら」といわれ、次第に怒り出す小夜子。記者が「もういいよ。君たちクラスなら掃いて捨てるほどいる。商品だって下品だね」と言うが早いか、小夜子のこぶしは記者を殴りつけたのだった。亜美はその場を去って行った。亜美を追うのをやめ高木のもとに戻った小夜子に、高木が提案した。
 「一人でやるのは趣味。マネジメントはうちでやる。亜美と別れてやって行かないか」
 小夜子は「そんな気はない」と拒む。だが、高木は言葉を継いだ。「それは、亜美のためでもあるんだ。このままなら彼女のプライドが許さないだろう」。小夜子は混乱した。

小夜子(深田恭子)と亜美(ユン・ソナ)は、「K’S」での売れ行き好調が引き起こしたコンビ分裂の危機を迎えていた。会話なく仕事をする二人。「パーッと遊びに行こう」。急に提案する小夜子。亜美も一瞬考えて賛成した。
 冬美(平山綾)も交じって中学校のプールではしゃぐ。小夜子は「亜美と絶対別れない」と心に誓う。
 そして小夜子は翌日、「K’S」の高木(野村宏伸)に独立の申し出を断りに行く。「徹夜してでも作ります」。
高木は小夜子が帰った後、その場にたまたま出くわして隠れていた亜美を呼び出した。小夜子に提案した申し出を教える高木。「君が一人でやって行く手助けはするよ」。言葉に詰まる亜美だった。
 「せいせいした」と家に帰ってきた小夜子に冬美が耳打ちする。
 「うちの工場危ないみたい」
 すぐに祥子(天海祐希)にきくと「大口の取引先が倒産した」と言う。小夜子は「お父さんを信じましょう」と言う祥子に微笑み返すのが精一杯だった。
 そんな時、小夜子の携帯に亜美からメールが入った。湘南の「アンニョン」の店跡にて、と言う。
 中に入ると亜美が口を開いた。
 「私、今日『K’S』にいたの。私に気を遣わないで。私は一人でやれる」
 「また、やろうよ」。引き止める小夜子に背を向け、亜美は「話は終わった」と去って行くのだった。
 別荘でゴロゴロしている元(坂口憲二)と洋輔(勝村政信)二人。洋輔の携帯が鳴った。「声ならいいでしょ」。亜美からだった。「もう小夜子と一緒じゃない」と言うと電話は切れてしまった。不審に思う洋輔は、元に小夜子の様子を見ることを薦めた。
 元が小夜子の家を訪ねると、小夜子は物干し台でシャドウボクシングの真っ最中だった。
 「元、私ひどい奴なんだ」
 小夜子は、亜美や「K’S」での出来事を話した。
 元は「そういうお前が好きだし、亜美さんもきっとそうだ。亜美さんの言う通りした方が亜美さんも納得するよ」と言い、帰って行った。小夜子は元の背中に「ありがと・・・・・・」と返すのだった。小夜子は決心し亜美の携帯を鳴らした。
 「亜美、私やってみる」「頑張って」「亜美も」「じゃあ」
 短く静かに電話は終わった。
 翌日、高木のオフィスに行くと、高木は大喜びである。早速、支度金100万を小夜子に渡し、スタッフとの打ち合わせに入った。だが、小夜子はスタッフの服をつくることに対する感覚には全くついて行けなかった。
 家に戻って、小夜子は困っているはずの祐三(萩原健一)に100万円を差し出した。
 「返した方がいい」
 「何にも分からないで、なによ」と悲しくなる小夜子に祐三は「勘だ」とそっけない。怒り始めた小夜子を制して「すぐに冬美も呼べ」と祐三も怒鳴る。祐三は二人を乗せてトラックを走らせ始めた。
 着いたのは、祐三が部品を作った最先端のパラボラアンテナの下だった。
 「俺の誇りだ。作るということはな、簡単に儲からないんだ」
 説経を受けても、小夜子は肯けない。
 「そして、この作品より俺には大切なものがある」
 「私たち?」と冬美。
 「ものは潰れる時は潰れる。さ、帰るぞ、乗れ」
 小夜子はじっと考え続けるのだった。
 「K’S」のオフィスではスタッフが、「あの子使えるのかね」「高木さんの彼女じゃないの」など小夜子の悪口を言い始めていた。しかも「量産できない」と、小夜子が提案したハングルのネーム入れを拒否する始末である。次第に切れた小夜子は、「まじにむかつくよ。作ることってそんなことじゃないって、オヤジだったら言うね」と啖呵を切り、オフィスを飛び出した。ショップに出た小夜子は店員に100万円の封筒を渡し「やってらんない、って、高木さんに言って返しといて」と店を後にした。
 怒りを胸に家に戻ると、冬美と浩太郎(安居剣一郎)が抱き合っている。引き離し浩太郎の胸倉をねじ上げる小夜子。
 「社長に伝えて下さい。仕事見つけて自信付けたら、会いに来ます」
 小夜子は浩太郎を睨み付け「自分で言いな」と放してやり、冬美の涙を拭う。その足で祐三に、100万円を返したことを報告し「お母さんのミシンを直して」と求めた。「出しとけ」と短く答える祐三。祥子は「いいこともありますね」と微笑むのだった。
 元の別荘に4人が集まった。亜美は韓国で店を開くと言う。
 「止めないのかよ。洋輔」と元。小夜子も「また、一緒にやろうよ」
 しかし、洋輔は力強く言った。
 「やりなよ、亜美さん。なぜ、皆認めないんだよ。門出をお祝いしようよ」
 お別れのパーティーが始まった。
 飲み明かし、浜辺を歩く4人。ふいに洋輔がわめいた。「おれ、韓国へ行く」
 あ然ととする一同。
 「亜美さんと離れられない。俺にはそれが一番大切だ」。洋輔は飛んでパスポートを取りに帰った。
 元も「俺も行くわ」と言い出す。
 小夜子が不審に思い尋ねる。
 「どこへ」
 「決めてない。お前はここで頑張れ」
 小夜子は感極まって口を開いた。
 「あんたに言うことがあんだよ」
 「早く言えよ」
 「好きなんだよ。帰って来るって約束しろ」
 「うれしいよ。でも、すべてから離れてみたいんだ。何かを見つけたいんだ」。元にキスする小夜子。元も消えた。二人残った小夜子と亜美。
 「一人で出来るよ、きっと」と亜美。
 「その言葉があったから、出来たの」と泣きそうになる小夜子。
 「傷つくことを、怖がらないで。そしたら強くなれる」
 とうとう小夜子だけが浜辺に残った。海に入る小夜子。
 「あたしの、あたしたちの夏が終わった。もっとツヨクナリタイ・・・・・・」
 小夜子は太陽に向かって泳ぎ始めた。

吉田小夜子…深田恭子
宗亜美…ユンソナ
粟村元…坂口憲二
三井祥子…天海祐希
吉田冬実…平山綾
土屋浩太郎…安居剣一郎
大伴洋輔…勝村政信
滝川稔…笹野高史
粟村光夫…泉谷しげる
吉田祐三…萩原健一

「ファイティングガール」配信状況

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※本ページは2021年9月時点の情報になります。
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【映画】
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【ドキュメンタリー】
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【アニメ】
鬼滅の刃
呪術廻戦
・ワンピース
ゴールデンカムイ
Re.ゼロから始める異世界生活

感想

2000年代初期の日本ってこんな風に緩くて基本ギャルペースで最高の時代だったなぁとしみじみとこのドラマを見て思った。
既に何度見たか分からないぐらい見ている。

このドラマ本当に懐かしい!!
ドラマが放送されていた当時はこのドラマを見ながらよく T シャツのリメイクをしていたのを思い出した。

当時深田恭子が作っている服などに、可愛くて憧れていた。
このドラマの中の深田恭子とユンソナの掛け合いがよかった。
「19歳はもうおばさん」だと言い張っている深田恭子が印象的。

ドラマが放送されていた当時は、私のお姉ちゃんとドラマを見ていてよく深田恭子とユンソナの真似をしたりしていた思い出がすごくあるドラマ。
金髪姿の深田恭子が可愛かった!

まとめ

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※本ページは2021年9月時点の情報になります。
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